オリックス(★1対6☆)楽天 =リーグ戦17回戦(2024.08.14)・京セラドーム大阪=
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楽天
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ORIX
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勝利投手:内 星龍(6勝7敗0S)
敗戦投手:エスピノーザ(7勝6敗0S)
  DAZN
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◆楽天は初回、1死二塁から辰己が適時二塁打を放ち、先制に成功する。その後同点とされるも、5回表に小深田の2点適時三塁打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・内が5回1失点で今季6勝目。敗れたオリックスは、打線が4安打1得点と振るわなかった。

◆高卒5年目の楽天武藤敦貴外野手(23)が14日、約2年ぶりに1軍昇格した。前日13日のイースタン・リーグDeNA戦後に1軍行きを伝えられたという。「昇格はないかなと思ってたんで、正直びっくりしてるのと呼ばれたからにはやってやるっていう気持ちはあります」と意気込んだ。今季は2軍で71試合に出場し、打率2割7分5厘、2本塁打、21打点、10盗塁をマーク。直近5試合は20打数8安打の打率4割と好調だ。春先は不調だったが「いろいろ難しく考えることが減っていって、シンプルなバッティングになって、それが好調の要因かなっていうふうには一番思います」と分析した。1軍出場は先発した22年8月19日ロッテ戦が最後。約2年ぶりの1軍出場に向けて「すべてにおいて隙がないようなプレーをしたいですし、そういうところを見られてると思うんで、それをしっかりできればいいアピールになるのかなっていうふうには思います」と力を込めた。この日から合流した武藤について、今江敏晃監督(40)は「ここ最近状態も良くて、今年、期待してたんですけど、ファームでも結果が出なかったりしたので、ここに来てやってる姿も見て、いけると思いましたし、たまたま茂木が抹消になったタイミングもあるので、初めは途中からになると思いますけど、アピールしてもらいたいですね」と期待した。

◆オリックスが元気なく2連敗を喫し、2カード連続の負け越しが決まった。楽天戦は5連敗となった。先発のエスピノーザは7回途中まで投げ、来日ワーストの6失点で6敗目。1回に辰己に先制二塁打を許し、5回は小深田に2点適時三塁打。6回は阿部にも適時打を浴び、7回は2死満塁を残して降板となった。試合前まで京セラドーム大阪では7試合に登板して5勝0敗、防御率1・01と得意にしていたが、この日は打ち込まれた。打線は今季初3番に入った池田が1回に左前打を放ち、紅林の犠飛ですぐさま1-1の同点に追いついた。ただ2回以降はなかなかチャンスがつくれず。お盆休み期間中でもあり、チーム成績が苦しい中でも3万2335人の観衆が集まった。ただ、スタンドを喜ばせる白星を届けることはできなかった。

◆2連敗で2カード連続負け越しとなったオリックス中嶋聡監督(55)は、低調な打線を嘆いた。得点は1回の紅林の犠飛による1点のみ。スタメンから中川、西川を外して今季初3番に池田を入れたが、トータル4安打にとどまった。「こう全体で悪いってなった時に打開策がなかなか難しい。でも池田とかね、しっかり初球から振れているし。ちょっと大里は疲れているのかな。そのへんを見極めながらいきたい」と語った。▽オリックス・エスピノーザ(来日ワースト6失点で6敗目)「先発としてゲームをつくることができなくてすごく悔しいです」

◆オリックスの自力CS進出が消滅した。元気なく楽天に連敗。京セラドーム大阪でここまで7試合5勝0敗だったエスピノーザが黒星を喫した。打線は紅林の犠飛の1点のみで、本塁打を除けば実に62イニング適時打がない。中嶋監督は「それがすべてじゃないですかね。犠牲フライが悪いわけじゃないけど、タイムリーが必要になってくる。(打線の状態が)こう全体で悪いとなった時に打開策が難しい」と嘆いた。

◆地元大阪で今季初めて勝った。楽天内星龍投手(22)が5回3安打1失点で6勝目を挙げた。オリックス戦は4試合で0勝3敗、そのうち京セラドーム大阪では2試合投げ1敗を喫していたが、打線の援護とリリーフ陣にも助けられ勝利をつかんだ。「自分的には納得いく投球ができてないですし、やり返した感じはまだないので、次、ホームでオリックスさんと戦うときには、もっと自分の力で勝てるようになりたいなと思います」と振り返った。崩れなかった。1点を先制した直後の初回。2四球が絡み紅林に1死満塁から同点犠飛を浴びるなど、31球を要して苦しんだ。それでも、2回以降は「ちょっとイメージを変えて、変化球重視で特にスライダーがうまくはまってくれた」と立ち直った。チームは6月の阪神戦(甲子園)、7月のオリックス戦(ほっともっと神戸)、13日からの同戦と関西で8連勝。3カードぶりの勝ち越しを決めた。

◆楽天小深田大翔内野手(28)が、関西でのビジターゲーム8連勝に導く決勝打を放った。1-1の5回1死から小郷が四球で出塁。続く石原がスリーバントを失敗したが、中島が中前打で1死一、三塁とチャンスを広げる。最後は小深田がオリックス・エスピノーザのシュートを左中間にはじき返し、勝ち越しの2点適時三塁打を決めた。殊勲のヒーローは「ランナーをかえすことだけって感じで、なんとか1本打ちたいなと思って打席に入りました」と冷静に振り返った。3回にも中前打を放ち、4打数2安打2打点で勝利に貢献した。10日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)から1番に定着し、5試合連続安打をマークする。その間の打率は3割5分と好調だ。「あまり打順は意識してないんですけど、自分のできることをと思って毎試合やってます」。チームは3カードぶりの勝ち越しで借金を1まで減らした。勝率5割、貯金生活に向けて1番小深田が打線に火を付ける。

◆楽天・小深田大翔内野手(28)が勝ち越しタイムリーを放った。1-1の五回2死一、三塁。相手先発・エスピノーザの3球目を捉え、左中間に2点三塁打。球団広報を通じて「打ったのはシュート。チャンスで打つことができてよかったです。次(の打席)も頑張ります」とコメントした。

◆オリックスは2戦連続の貧打で連敗を喫し、自力CS進出の可能性が消滅した。1点を先制された直後の一回裏に四球と安打などで1死満塁の好機を作るも、紅林の犠飛での1点のみ。二回以降は無得点が続き、わずか4安打にとどまった。 先発のエスピノーザは五回に小深田に2点打を浴びると、六回にも適時打を許してリードを広げられた。七回途中8安打6失点で6敗目を喫し、「先発としてゲームを作ることができなくてすごく悔しい」とコメントした。チームは2カード連続負け越し。直近5試合で1・4得点と打線の不振が深刻だ。

◆楽天が快勝。1―1の五回に小深田の2点三塁打で勝ち越すと、六回に阿部の適時打で1点、七回も鈴木大の適時打などで2点を加えた。5回1失点の内が6勝目。オリックスは自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消えた。

◆貧打で惨敗し、自力CS進出の可能性が消滅した。オリックス・中嶋監督はつながりを欠いた打線にあきれ気味の表情で言葉を絞り出した。「(打線)全体で(状態が)悪いってなったときに打開策がなかなか難しい」1点を先制された直後の一回裏に1死満塁の好機を作るも、得点は紅林の犠飛による1点どまり。二回以降は散発2安打と沈黙した。直近5試合は平均1・4得点。6日の西武戦(京セラ)の七回を最後に62イニング連続で適時打なしという惨状に、指揮官は「犠飛が悪いわけじゃないけど、タイムリーが必要になってくる」と語った。昨季までの3連覇を支えた杉本、宗、中川らの調子が上がらず、昨年の首位打者、頓宮は2軍調整中。池田、大里ら好調の若手を起用せざるを得ない状況だ。「調子が上がってきていると思って出している選手もいるけど、結果が全てになってしまっている」。4位楽天に連敗で2カード連続の負け越しが決定。打線の奮起がなければ、CS進出の望みは遠のくばかりだ。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
67343 0.663
(↓0.007)
M29
(↑1)
39452
(+1)
283
(+4)
78
(-)
72
(+1)
0.261
(-)
2.540
(↓0.02)
2
(1↑)
日本ハム
54437 0.557
(↑0.005)
11
(↑1)
39393
(+4)
354
(+1)
76
(+1)
69
(+1)
0.249
(↓0.001)
2.890
(↑0.03)
3
(1↓)
ロッテ
55446 0.556
(↓0.005)
11
(-)
38390
(+1)
371
(+4)
59
(-)
47
(-)
0.254
(↓0.001)
3.210
(↑0.02)
4
(-)
楽天
50512 0.495
(↑0.005)
17
(↑1)
40368
(+6)
429
(+1)
53
(-)
68
(-)
0.244
(-)
3.850
(↑0.03)
5
(-)
ORIX
45563 0.446
(↓0.004)
22
(-)
39296
(+1)
331
(+6)
47
(-)
41
(-)
0.236
(↓0.001)
2.870
(↓0.03)
6
(-)
西武
30722 0.294
(↑0.007)
37.5
(↑1)
39240
(+4)
377
(+1)
41
(-)
56
(-)
0.203
(-)
3.280
(↑0.02)