西武(☆4対1★)ソフトバンク =リーグ戦19回戦(2024.08.14)・ベルーナドーム=
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ソフトバンク
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西武
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勝利投手:隅田 知一郎(7勝8敗0S)
(セーブ:アブレイユ(1勝5敗18S))
敗戦投手:大津 亮介(6勝7敗0S)
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◆西武は初回、佐藤龍の犠飛で先制に成功する。その後同点とされるも、5回裏に外崎と源田の適時打で3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・隅田が6回1失点8奪三振の好投で今季7勝目。敗れたソフトバンクは、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆ソフトバンク大津亮介は立ち上がりに注意。ここまで15試合を投げて31失点あるが、失点をイニング別で出すと、1回9点、2回7点、3回0点、4回5点、5回6点、6回2点、7回2点、8回0点。序盤に失点が集中しており、1~2回に半数以上の16失点。現在、7月13日の日本ハム戦から4試合連続で2回までに失点を喫しているが、完璧な立ち上がりを見せられるか。

◆西武外崎修汰内野手(31)が打線の軸となった。2試合連続1番で先発。1回の第1打席は二塁打で出塁し、佐藤龍の右犠飛で先制のホームを踏んだ。同点の5回2死二、三塁ではライト方向へ勝ち越しの2点二塁打を放った。4試合ぶりの打点をマークし、チームをしっかりと勢いに乗せた。

◆西武が連敗を8でストップさせた。同点の5回2死二、三塁で1番外崎修汰内野手が適時二塁打を放ち2点を勝ち越し。さらに源田の適時打で点差を3点に広げた。決勝打の外崎は「1番としていい働きができたかな」。渡辺GM兼監督代行は「やっといい形で、最後までつないでいけたところが今日はよかったですね。しっかり攻撃をして点を取る、投手は粘り強く、辛抱するのがすごく大事」と次戦を見据えた。--【

◆西武が連敗を8でストップさせた。1-1と同点の5回2死二、三塁で、2試合連続で1番に座った外崎修汰が、ライトへの適時二塁打を放ち、2点を勝ち越し。続く源田壮亮も左前に適時打を放ち点差を3点に広げた。先発左腕隅田知一郎は4回に1点こそ失ったが、6回までマウンドに立ち、最少失点で試合をつくった。7回平良、8回ボー、9回アブレイユと救援陣が無失点つなぎ、3日楽天戦以来となる白星をつかんだ。6月29日楽天戦以来となる7勝目を挙げた隅田は「うれしいですね。これだけ強いチームなので自信になる。いいバッターが多いので1球1球が勝負だという気持ちでした」と喜んだ。決勝打の外崎はヒーローインタビューで「本当に1勝する難しさをすごく感じている。勢いに乗っていけるように頑張っていきたい」。渡辺GM兼監督代行は「やっといい形で最後までつないでいけたところが今日はよかったですね。しっかり攻撃して点を取る。ピッチャーは今日の隅田みたいに粘り強く、辛抱するというのがすごく大事。明日も頑張ります」と話した。

◆ソフトバンクは西武に敗れ、連勝がストップした。小久保裕紀監督の一問一答は以下の通り。-1-4の9回は無死二、三塁まで攻めた小久保監督 まあ、最後ね。まあまあ、そんなに甘くないですよ。-大津が先発で初回のピンチから前進守備を敷いた小久保監督 (大津は)ここがラストチャンスではなかったんですけど、ここがあまりよくなければ(出場選手登録を抹消)。来週からは6連戦があと1回しかない。控えているピッチャーもいる。(大津に)最少失点で抑えさせてやろうかなというところです。チームの勝ちというよりは、あいつ(大津)が最少失点でいくことが今後のローテに入る条件だと思っていたので。-西武先発の隅田の前に6回1得点小久保監督 分かっていることじゃないですか。隅田相手には90球以上投げさせて、やっとチャンスが出てくる。そんなにチャンスがあるピッチャーじゃないですよ。

◆はい上がれ。ソフトバンク大津亮介投手(25)の2軍再調整が決まった。西武戦(ベルーナドーム)に先発し、5回5安打4失点で自身4連敗の7敗目。先発転向1年目の右腕が7月以降、防御率4・89と精彩を欠いた。急失速の右腕に対して、倉野1軍投手コーチは終盤戦での復活を期して再調整を命じた。チームの連勝は3で止まったが、ロッテが敗れて優勝マジックは29と前進した。大津に試練が訪れた。6月29日の6勝目を最後に約1カ月半、白星なし。自身4連敗で、7月以降は6試合で防御率4・89に落ち込んだ。倉野投手コーチは「(出場選手登録を)抹消します。2軍にいきます」と明言。プロ2年目、先発転向1年目の右腕の2軍降格が決まった。1回は先頭の1番外崎に右中間二塁打。1死三塁で佐藤龍に先制犠飛を献上した。打線は4回に正木の適時打で同点に追い付いたが、5回2死二、三塁では再び外崎にカットボールを右中間に運ばれた。「勝負球が甘く入ってしまった」。なお2死二塁で源田にも左前適時打。5回5安打4失点で7敗目。6勝を挙げていたが、ここにきて黒星が先行してしまった。この不調の要因は疲労蓄積。倉野コーチは「それ(疲労)しかないと思います。初めての先発で、この夏場。まだシーズンを通してフルでハイパフォーマンスを維持できるスタミナがなかった」と分析した。今季は開幕3戦で3勝を挙げ、防御率0・90を記録していた右腕。先発ローテーションの一角として貢献してきただけに復調が待たれる。同コーチは「もう1回作り直し。終盤、もう少し先に山がくると思う。そこで勝利に貢献してほしいという期待をしています」と大津をねぎらった。連勝は3でストップ。ロッテが敗れ優勝マジックは1減で29となった。大津は「結果が結果なので、これをどうとらえるか」と必死に前を向いた。【只松憲】

◆ソフトバンク甲斐拓也が4年ぶりに代打で出場した。1-4の9回無死一塁で打席に立ち、左翼線二塁打。同点、逆転への希望をつないだ。「自分の打席だったのでしっかりと。(代打は)めちゃくちゃ難しい」。代打安打に限ると5年ぶり。8月は35打数15安打、打率4割2分9厘と好調で「良かったです」と笑顔だった。

◆7月末に育成から支配下登録された5年目のソフトバンク石塚綜一郎は、ほろ苦いプロデビューとなった。「7番一塁」で初出場初先発。3打数無安打、3三振に終わり「ヒットへの欲が出すぎてしまった。自分の気持ちに負けてしまいました」と振り返った。9回の第4打席は相手の走塁妨害で"出塁"。昨季、ファームの非公式戦で22本塁打を放った右の大砲候補は「次こそは」と切り替えた。

◆チームの8連敗を止めるべく先発した西武・隅田知一郎投手(24)は走者を出しながらも粘りの投球で先発の役割を全うした。「(ソフトバンクは)いいバッターが多いので、しっかり自分のボール投げないと勝負にならない。長打を打たせないようにして、ランナーを出さないようにしたい」そう警戒して上がった7勝目をかけてのマウンド。一回に味方打線から1点の援護をもらうと二回、三回は得点圏に走者を背負いながらも失点を防いだが四回に捕まった。1死から山川に左二塁打を浴びると、2死三塁から正木に左中間を破る同点二塁打を許した。3年目の今季はここまで18試合に先発し6勝8敗、防御率3・02。6月12日の広島戦(ベルーナ)で9回99球で4安打でマダックス(100球未満で完封)を達成すると、そこから3連勝と勢いに乗ったが6月29日の楽天戦を最後に白星に見放されている。同点の五回には2死一、三塁のピンチを迎えたが、栗原をスプリットで空振り三振に仕留め、マウンドで大きくほえた。真夏の暑さに負けない気迫で隅田が全力で腕を振り続ける。するとその裏、外崎の2点二塁打、源田の適時打で3点を勝ち越した。隅田は6回7安打1失点。約1カ月半ぶりの7勝目の権利を持って救援陣にあとを託した。

◆西武が連敗を8で止めた。1―1の五回に外崎の2点二塁打と源田の適時打で3点を勝ち越した。隅田は6回1失点で7勝目。ソフトバンクは大津が5回4失点と踏ん張れず自身4連敗の7敗目で、チームの連勝が3でストップした。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
67343 0.663
(↓0.007)
M29
(↑1)
39452
(+1)
283
(+4)
78
(-)
72
(+1)
0.261
(-)
2.540
(↓0.02)
2
(1↑)
日本ハム
54437 0.557
(↑0.005)
11
(↑1)
39393
(+4)
354
(+1)
76
(+1)
69
(+1)
0.249
(↓0.001)
2.890
(↑0.03)
3
(1↓)
ロッテ
55446 0.556
(↓0.005)
11
(-)
38390
(+1)
371
(+4)
59
(-)
47
(-)
0.254
(↓0.001)
3.210
(↑0.02)
4
(-)
楽天
50512 0.495
(↑0.005)
17
(↑1)
40368
(+6)
429
(+1)
53
(-)
68
(-)
0.244
(-)
3.850
(↑0.03)
5
(-)
ORIX
45563 0.446
(↓0.004)
22
(-)
39296
(+1)
331
(+6)
47
(-)
41
(-)
0.236
(↓0.001)
2.870
(↓0.03)
6
(-)
西武
30722 0.294
(↑0.007)
37.5
(↑1)
39240
(+4)
377
(+1)
41
(-)
56
(-)
0.203
(-)
3.280
(↑0.02)