西武(★1対6☆)ソフトバンク =リーグ戦18回戦(2024.08.13)・ベルーナドーム=
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ソフトバンク
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西武
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勝利投手:モイネロ(9勝3敗0S)
敗戦投手:渡邉 勇太朗(1勝4敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】近藤 健介(16号・4回表ソロ),近藤 健介(17号・7回表2ラン)

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◆ソフトバンクが3連勝。ソフトバンクは1点を追う4回表、近藤のソロで同点とする。そのまま迎えた6回には、甲斐と川村の適時打で3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・モイネロが9回2安打1失点の完投で今季9勝目。敗れた西武は、打線が沈黙した。

◆西武は4日楽天戦から7連敗中。今季は5月14~24日、6月2~11日、7月5~14日に8連敗を記録しており、今日も敗れれば4カ月連続4度目の8連敗となってしまう。8連敗以上をシーズン4度記録すると50年広島、55年大洋(5度)、70年ヤクルトに次いで4球団目。パ・リーグでは初の屈辱記録となるが、連敗から抜け出せるか。

◆ソフトバンク石塚綜一郎捕手(23)が1軍に合流した。出場選手登録されればプロ初昇格となる。黒沢尻工(岩手)から19年育成ドラフト1位で入団。昨季はファームの非公式戦でチーム最多22本塁打を放ち、今季も2軍で打率2割9分9厘、5本塁打、26打点をマークしていた。7月24日に支配下昇格を勝ち取った右の大砲候補。捕手登録ながら内外野も守れる。

◆パ・リーグ首位のソフトバンクは優勝マジック31で敵地西武戦に挑む。通常ならば勝利し、なおかつマジック対象チームが敗れれば優勝マジックは2つ減るが、この日は最大1しか減らない。理由は2位の日本ハムと3位のロッテが直接対決をしているから。試合前時点でのマジック対象チームは日本ハム。しかし、この日ロッテが勝てば2位浮上で、マジック対象チームはロッテに変わる。つまりソフトバンクは勝利しても、ロッテと日本ハムのいかなる結果でも最終的に対象チームが勝利する形になる。なお、ロッテと日本ハムが引き分けた場合は対象チームは日本ハムのままで、他力では優勝マジックは減らない。以下は今日の優勝マジックのゆくえ。ソフトバンク勝利の場合→日本ハム勝利でM30、ロッテ勝利でM30、引き分けでM30ソフトバンク引き分けの場合→日本ハム勝利でM31、ロッテ勝利でM30、引き分けでM30ソフトバンク敗戦の場合→日本ハム勝利でM31、ロッテ勝利でM31、引き分けでM31

◆ソフトバンク近藤健介外野手(31)が今季3度目の1試合2本塁打を放った。まずは0-1の4回先頭。西武渡辺のカーブを「完璧にとらえることができました」と右翼席に運んだ。16号ソロで同点に追いつき、4-1の7回2死一塁では再び右翼席に17号2ランをかっ飛ばした。近藤は6月2日の広島戦(みずほペイペイドーム)でプロ初の1試合2発。8月2日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)では古巣相手に初の2打席連続本塁打を放っている。敵地での1試合2発は初めてで、8月は2度目という大当たりだ。

◆いやなムードを消すことができない。西武がソフトバンクに敗れ今季4度目の8連敗を喫した。1回に山村の中犠飛で先制点こそ奪ったが、4回に近藤のソロ本塁打で追いつかれた。6回には甲斐の適時打で勝ち越され、川村の適時三塁打でさらに2点を失った。7回にはまたも近藤に2ランを放たれ、5点差をつけられた。先発右腕の渡辺は6回9安打4失点。打線は左腕モイネロの前に2安打と、2回以降無得点に終わった。今季5月14~24日、6月2~11日、7月5~14日と3度8連敗を記録。7連敗中だったチームはこの日も敗れ、4カ月連続4度目の8連敗。8連敗以上をシーズンに4度記録するのは、50年広島、55年大洋(5度)、70年ヤクルトに次いで4球団目。パ・リーグでは初となった。12日には日本ハムに敗れ今季優勝の可能性が完全消滅。103試合を終えて、29勝72敗2分けで借金「43」。苦しい状況から抜け出せない。

◆西武がソフトバンクに敗れ今季4度目の8連敗を喫した。西武が5月14~24日、6月2~11日、7月5~14日に次いで今季4度目の8連敗。8連敗以上をシーズン4度は50年広島(13連敗、12連敗、9連敗2度)55年大洋(14連敗、11連敗、9連敗、8連敗2度)70年ヤクルト(16連敗、11連敗2度、9連敗)に次ぎ4度目で、パ・リーグでは初めて。

◆西武がパ・リーグ初となるシーズン4度目の8連敗を喫した。1回に山村の犠飛で先制したが、4回に追いつかれ、6回に勝ち越され5点差をつけられた。5月から4カ月連続で8連敗を記録し、借金は「43」とまた膨らんだ。渡辺久信GM兼監督代行は「なんとか勝てるように毎日挑んではいるんだけど」と言葉を絞り出し「切り替えていくしかない」と懸命に前を向いた。

◆西武・山村崇嘉内野手(21)が一回に先制犠飛をマーク。7連敗中のチームの嫌な流れを断ち切る貴重な先制点をたたきだした。「打ったのはスライダー。先に点を取っていい流れをチームに持ってくることができた」。一回1死一、三塁。ソフトバンク・モイネロのスライダーを強振し、センター方向に飛距離十分の犠飛を放った。神奈川・東海大相模高から入団4年目の今季は42試合の出場で打率・235、2本塁打、17打点をマーク。7月15日からは全試合で4番を任されると、得点圏打率・343をマークするなど勝負強さも発揮し、渡辺監督代行から「つなぎの意識などやるべきことができるようになってきた」と評価を得ている。前日12日の日本ハム戦(エスコン)に敗れ、チームは5カ月連続の7連敗。ホームに戻って迎えたソフトバンクとの3連戦初戦で流れを引き寄せたかったが...。先発の渡辺が1-0の四回に近藤に同点ソロを許すと、六回には5本の長短打で3点を勝ち越された。6回9安打4失点KO...。西武は苦しい戦いが続く。

◆ソフトバンク・近藤健介外野手が自身初の2打席連続本塁打をマークした2日に続く2本塁打を放った。0―1の四回は先頭で低めのカーブをすくい上げて右翼席へ放り込み「自分のスイングで完璧に捉えることができた」と振り返った。4―1の七回2死一塁でも「完璧」と速球を右越えへの17号2ラン。六回にはフルカウントからしぶとく中前にはじき返し、追加点につなげた。ノーアーチだった7月に比べると調子を取り戻しつつあるが「いい打席はあってもそれが続いていない感覚」と納得はしていない。後半戦に入り、本塁打を量産する4番山川とともに波に乗っていけば、より強力な打線となる。

◆先発した西武・渡辺勇太朗投手(23)は6回9安打4失点で降板。2勝目はならず「一発のある強力打線を相手にコントロールに気をつけながら丁寧に投げたが、踏ん張れなかったことは本当に悔しい」と唇をかんだ。味方から1点の先制点をもらったが、四回先頭の近藤に同点ソロを浴びると六回は2死から3連打を浴びて失点を重ね、その回をもって107球でマウンドを降りた。

◆ソフトバンクが3連勝。0―1の四回に近藤のソロで追い付き、六回に甲斐の適時打と川村の2点三塁打で勝ち越し。七回は近藤の2ランで突き放した。モイネロは2安打1失点で完投し9勝目を挙げた。西武は投打に振るわず8連敗。

◆ソフトバンクのモイネロは来日後初の完投勝利を挙げ「したことがなかったので、すごくうれしい」と笑みを浮かべた。自身4連勝の9勝目はわずか2安打に抑え、犠飛による1失点と圧巻だった。一回に先制は許したが、二~六回は「相手がスイングしてくるゾーンに投げられた」といずれも三者凡退。9連戦の4戦目で完投を果たし、パ・リーグ1位の防御率は1・50とした。小久保監督は「中継ぎをつぎ込みたくない試合でしっかりやってくれた」とたたえた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
67333 0.670
(↑0.003)
M30
(↑1)
40451
(+6)
279
(+1)
78
(+2)
71
(-)
0.261
(↑0.001
2.520
(↑0.02)
2
(1↑)
ロッテ
55436 0.561
(↑0.004)
11
(-)
39389
(+6)
367
(-)
59
(-)
47
(-)
0.255
(↑0.001)
3.230
(↑0.03)
3
(1↓)
日本ハム
53437 0.552
(↓0.006)
12
(↓1)
40389
(-)
353
(+6)
75
(-)
68
(-)
0.250
(↓0.001)
2.920
(↓0.03)
4
(-)
楽天
49512 0.490
(↑0.005)
18
(-)
41362
(+3)
428
(-)
53
(-)
68
(+1)
0.244
(-)
3.880
(↑0.04)
5
(-)
ORIX
45553 0.450
(↓0.005)
22
(↓1)
40295
(-)
325
(+3)
47
(-)
41
(-)
0.237
(↓0.001)
2.840
(-)
6
(-)
西武
29722 0.287
(↓0.003)
38.5
(↓1)
40236
(+1)
376
(+6)
41
(-)
56
(+1)
0.203
(↓0.001)
3.300
(↓0.02)