ソフトバンク(☆14対4★)楽天 =リーグ戦18回戦(2024.08.12)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
00100120041011
ソフトバンク
32035010X141802
勝利投手:大関 友久(7勝2敗0S)
敗戦投手:津留﨑 大成(1勝1敗0S)

本塁打
【楽天】阿部 寿樹(6号・6回表ソロ)
【ソフトバンク】海野 隆司(2号・5回裏ソロ),山川 穂高(23号・7回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは初回、山川、近藤、正木の3者連続適時打で3点を先制する。その後は、5回裏に打者一巡の猛攻で5点を奪うなど、終わってみれば18安打で14得点を挙げた。投げては、先発・大関が7回途中4失点で今季7勝目。敗れた楽天は、投手陣が崩壊した。

◆ソフトバンク山川穂高は8日ロッテ戦から3試合続けて本塁打。4戦連発は西武時代の18年8月14~17日に記録しており、6年前の自己最長に並べるか。4試合以上の連続本塁打を複数球団でマークすると、03、04、05年にヤクルト、09、11年に巨人で記録したラミレス以来。日本人選手では97、00年に広島、04、05年に阪神で記録した金本以来になるが、4試合連続の1発が飛び出すか。

◆楽天安田悠馬捕手(24)が、今季初めてスタメン出場する。ソフトバンク戦に「9番捕手」で先発。先発初勝利を目指す津留崎とバッテリーを組む。ソフトバンクの先発は左腕の大関だが、昨季の安田は右投手が打率1割8分8厘だったのに対し、左投手は同3割をマークしている。試合前に取材対応した今江監督は安田について「右とか左とかは関係ないので。バッティングよりもまずはキャッチャーを頑張れという話。プラス、バッティングもできればいいですけど」と話した。その上で津留崎とのバッテリーで「これで本当に勝てば、(チームが)勢いに乗ると思うし」と期待を込めた。安田は6日に今季初昇格。ここまで2試合で代打出場し、2打数無安打となっている。

◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)が左ひざ付近に自打球を受けてもん絶するシーンがあった。1回無死一、二塁で迎えた第1打席。4球目カットボールに手を出し、打球が患部に直撃した。栗原は座り込んで、小久保裕紀監督(52)も駆け寄って心配そうな表情を浮かべたが、そのままプレー続行した。栗原は二ゴロに倒れ、1死一、三塁で山川穂高内野手(32)先制の適時内野安打が生まれた。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が4試合連続本塁打を放った。13-4の7回1死、楽天高田の直球を左翼席スタンドに運んだ。山川の4戦連発は西武時代の18年8月14~17日に記録して以来6年ぶりで自己最長タイとなった。4試合以上の連続本塁打を複数球団でマークしたのは、03、04、05年にヤクルト、09、11年に巨人で記録したラミレス以来。日本人選手では97、00年に広島、04、05年に阪神で記録した金本以来となった。

◆/もう誰にも止められない\#山川穂高 自己最多タイの4試合連続となる第23号ソロホームラン!?プロ野球(2024/8/12)??楽天×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/aFZxsofiPG

◆ソフトバンク今宮健太内野手が1試合4安打の固め打ちだ。22年4月28日の西武戦以来、2年ぶり9度目。2回無死三塁では中前適時打、4回にも左前適時打で今カード2度目の複数打点というおまけつきだ。「つなぐことが一番の仕事。しっかりコンタクトをしようと思った結果です」。前日は左膝付近に自打球を受けたが、痛みに負けない姿を見せた。

◆ソフトバンク大関友久投手が、7回途中4失点、130球の力投で自己最多タイ7勝目を挙げた。1回に32球を費やす苦しい立ち上がりだったが、2回はフランコ、小郷を連続三振に仕留めて波に乗った。「初回は慎重に入って球数が増えちゃったんですけど、その後は少しずつテンポを上げて投げられた」。打線も18安打14得点で大関を大量援護した。先発転向1年目の22年は左精巣がんの疑いがあったため、8月2日に左睾丸(こうがん)の高位精巣摘除術を受けた。戦列復帰は9月下旬。23年も体調不良が尾を引き、2軍再調整を強いられた。長丁場のシーズンで、勝負どころの8月は自身初勝利。「夏場で暑いですし、疲れもたまってくると思います。だけど僕はまだまだ調子を上げられると思うので、応援よろしくお願いします」。苦難を乗り越え、フル回転する決意をファンにも伝えた。▽ソフトバンク正木(1回1死一、三塁での左前適時打など2安打2打点)「打ったのはカットボール。すべての球種に対応できるように準備して打席に入りました。しっかりと対応できた打席だったと思います」▽ソフトバンク近藤(1回1死一、二塁での右前適時打など2安打2打点)「先制したいい流れの中で、思い切って自分のスイングができました。追加点を取るバッティングができて良かったです」▽ソフトバンク正木(1回1死一、三塁での左前適時打など2安打2打点)「打ったのはカットボール。すべての球種に対応できるように準備して打席に入りました。しっかりと対応できた打席だったと思います」▽ソフトバンク海野(5回に今季2号ソロ)「スライダーを完璧に捉えることができました。チームが得点を重ねてくれて、思い切っていくことができた結果です。フルスイングです」▽ソフトバンク三浦(7月24日に支配下登録され、プロ初登板で1回無失点)「ついに来たなと思いました。最初は緊張しませんでしたが、ヒットを打たれて緊張しないといけないなと引き締めました」

◆ソフトバンクが18安打14得点の猛攻で楽天を破った。主砲・山川穂高内野手(32)が自己最長タイの4試合連続本塁打となる23号ソロを放った。小久保裕紀監督の試合後のコメントは以下の通り。-山川が4戦連発小久保監督 練習の時から良くなってきている。いい状態に入れば長いと言っていたので、シーズンが終わるまでこの調子でいってほしいですね。-小久保監督も現役時代に4戦連発を記録している小久保監督 俺やってんの? 記憶なかった。どんどん伸ばしてください。-栗原が第1打席で左膝付近に自打球を受けた小久保監督 キャッチャー2人制の中で、今日は最悪は佐藤直樹に(捕手で)行けって言ってましたけど。腫れなければいいなと思います。今から飛行機なので気圧の関係もある。(出場可否は)明日決めます。-8回は前日に1死も奪えずに降板した津森が1回無失点小久保監督 昨日(11日)の(悪夢を)払拭してもらおうと思って。今日は全然違って安心しました。彼はここまでの戦いで非常に貴重な役割を担ってきていたので。早くそのポジションに戻すためにも早めに登板させたかった。

◆連日のどすこい祭りだ。ソフトバンク山川穂高内野手(32)が、自己最長に並ぶ4試合連続本塁打を放った。西武時代の18年8月14~17日に記録して以来6年ぶり。13-4の7回1死、楽天高田の直球を左翼ホームランテラスに運んだ。1回には決勝の適時内野安打を放つなど2年ぶり2度目の1試合4安打。4番が18安打14得点の猛打を呼び、チームは7カード連続の勝ち越し。優勝マジックは31となった。13-4のスコアにイケイケムードだった本拠地が、どよめいた。山川の打球は大きな弧を描き、左翼ホームランテラスに着弾。「ちょっと詰まり気味でしたが、うまく押し込めた。『テラスかな、どうかなぁー』と思いながら走ってましたけど」。山川は笑みを浮かべることなくダイヤモンドを回り、4試合連続のどすこいパフォーマンス。後半戦に入り15戦9発目となる23号ソロは、記録的な1発だった。山川の4戦連発は西武時代の18年8月14~17日に記録して以来6年ぶりで、自己最長タイ。ホークス移籍後は初だ。4試合以上の連続本塁打を複数球団でマークしたのは、03~05年にヤクルト、09、11年に巨人で記録したラミレス以来。日本人選手に限れば97、00年に広島、04、05年に阪神で記録した金本以来という快挙だ。3戦連発の段階では「だいたい4試合目というのは打たせてくれないんですよ」と苦笑いしていたが、貫禄の一撃。「まぁ、でも、本当にたまたまですよ」。FA加入した4番の謙虚な姿勢は、変わらない。記録よりも殊勲打に納得顔だった。0-0の1回1死一、三塁。遊撃強襲の先制&決勝の適時内野安打を放った。18安打14得点の猛打はここが始まり。「今日で一番良かったのは1打席目のヒットなので。それは間違いないです。先に点を取ることができたのが全てなので。明日も1打席目からしっかり」。その後も快音は止まらず、22年8月28日以来2年ぶり2度目の1試合4安打。8月は月間打率3割3分3厘、5本塁打、12打点の好調ぶりだ。7カード連続の勝ち越しで貯金は今季最多の33まで積みあがった。優勝マジックは31。Vへひた走る小久保ホークスは夏場も快調。4番山川の量産態勢は、なにより大きい。【只松憲】

◆楽天は18被安打14失点と投壊し、試合を早々決められた。先発転向2戦目の津留崎大成投手(26)が、立ち上がりからソフトバンク打線につかまり3回8安打5失点。2番手西垣も1回2/3を9安打8失点(自責6)と炎上した。3番手高田は山川にソロを浴びたが、3回1/3を1安打1失点と粘った。津留崎は「野手とブルペンのみなさんに本当に申し訳ないです。実力不足です」と反省を口にした。

◆今季初スタメンの楽天安田悠馬捕手(24)が、2安打で気を吐いた。「9番捕手」で出場。3回に今季初ヒットとなる中前打、7回に右前打を放った。チームは今季7度目の2ケタ失点で大敗し「点をあげすぎてしまった。本当に勝ちたかったんですけど、悔しいです」。8回からは昨年6月以来の一塁守備についた。6日の1軍昇格後は代打で2打数無安打だったが、持ち前の打撃でアピールした。▽楽天今江監督(今季初スタメンの安田について)「キャッチャーとしてはもちろんまだまだ勉強しないといけないと思うので、今日の経験を次にしっかり生かしてもらいたい」

◆今季初スタメンの楽天安田悠馬捕手(24)が、意地の2安打で起用に応えた。「9番捕手」で出場。3回にソフトバンク大関のフォークを中前に運び今季初安打を放つと、7回には再び左腕のフォークを右前へはじき返した。6日に1軍初昇格。試合前時点では今季2打数無安打だったが、第1打席から快音を響かせて「悪くはない感じです」と一定の手応えを示した。一方、リード面では悔しい結果となった。先発津留崎、2番手西垣がソフトバンク打線に打ち込まれて大敗。「点をあげすぎてしまったんで、本当に勝ちたかったんですけど、悔しいです」。捕手としてチームを勝利に導くことができず「勝負をもっと時間かけたりして、もっとピッチャーに分かりやすいようにやってあげたら良かったのかなと思います」と反省を口にした。8回からは昨年6月1日DeNA戦以来の一塁守備についた。「行けと言われたら、いつでも行きたいというか、行ける準備はちゃんとしないとダメかなと思います」。今後も一塁での出場も見据えて練習から取り組んでいくつもりだ。今季初スタメンの安田について、今江敏晃監督(40)は「もちろん、キャッチャーがいろいろ引っ張って引き出してやってね、なんとか抑えられれば良かったですけど」。そう述べた上で「キャッチャーとしてはまだまだ勉強しないといけないと思う。今日の経験を次にしっかり生かして、打つ方ではね、いい形で2本ヒットを打ってくれたんで、とにかく次どうするかっていうのは大事になると思う」と期待を込めた。

◆ソフトバンクが18安打14得点で大勝した。七回に4試合連続本塁打となる23号ソロを放った山川が一、五回には適時打で4安打4打点の活躍。大関は七回途中4失点で7勝目を挙げた。楽天は投手陣が大きく崩れた。

◆ソフトバンクの大関は自己最多となる130球の力投だった。七回途中4失点で2022年のキャリアハイに並ぶ7勝目。7カード連続の勝ち越しに貢献し「すごく疲れたとかはない。僕はまだまだ調子を上げられる」と威勢良く言った。慎重に攻めた一回は32球を費やしたが、二回は2者連続三振と修正。続投した七回は適時打を許して降板し「投げ切れず悔しかった。実力不足」と反省も忘れなかった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
66333 0.667
(↑0.004)
M31
(↑2)
41445
(+14)
278
(+4)
76
(+2)
71
(-)
0.260
(↑0.002
2.540
(↓0.02)
2
(1↑)
日本ハム
53427 0.558
(↑0.005)
11
(-)
41389
(+5)
347
(+1)
75
(+2)
68
(+1)
0.251
(↑0.001)
2.890
(↑0.02)
3
(1↓)
ロッテ
54436 0.557
(↓0.006)
11
(↓1)
40383
(-)
367
(+4)
59
(-)
47
(-)
0.254
(↓0.001)
3.260
(↓0.01)
4
(-)
楽天
48512 0.485
(↓0.005)
18
(↓1)
42359
(+4)
428
(+14)
53
(+1)
67
(+1)
0.244
(↑0.001
3.920
(↓0.09)
5
(-)
ORIX
45543 0.455
(↑0.006)
21
(-)
41295
(+4)
322
(-)
47
(+2)
41
(+1)
0.238
(-)
2.840
(↑0.02)
6
(-)
西武
29712 0.290
(↓0.003)
37.5
(↓1)
41235
(+1)
370
(+5)
41
(+1)
55
(-)
0.204
(↓0.001)
3.280
(↓0.02)