ソフトバンク(☆5対2★)楽天 =リーグ戦17回戦(2024.08.11)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
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ソフトバンク
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勝利投手:スチュワート・ジュニア(7勝2敗0S)
(セーブ:松本 裕樹(2勝1敗10S))
敗戦投手:瀧中 瞭太(1勝4敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】山川 穂高(22号・4回裏2ラン)

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◆ソフトバンクは4回裏、山川の2ランで先制する。そのまま迎えた6回には、1死満塁から中村晃の内野ゴロに相手失策が絡み2点を加え、リードを広げた。投げては、先発のスチュワート・ジュニアが7回2安打無失点の好投で今季7勝目。敗れた楽天は、最終回に2点を返すも、反撃が遅かった。

◆楽天が2ケタ得点で勝利した直後の試合は、22年4月から15連敗となった。前日10日は17安打13得点で首位ソフトバンクに打ち勝ったが、この日は一転した。打線は先発スチュワートに7回2安打無得点に封じられた。今江敏晃監督(40)は「平均球速155キロのピッチャー、ましてカーブだったり変化球も今日はすごく入っていたので、完全にやられたというかね、打ち崩せなかったというか、力で押し込まれたという感じですね」と振り返った。0-5の9回に意地を見せた。3番手津森を捉え、四死球と6番フランコの左前打で無死満塁。7番小郷が初球の直球を中前に運び、2点適時打で3点差に迫る。なおも1死満塁の好機を迎えたが、1番小深田が中飛、続く浅村が三ゴロに倒れた。今江監督は「やっぱり1イニングでね、5点はなかなか難しいんで。でも最後粘り強く攻撃ができたと思います」と話した。

◆頼れる4番の1発で勝負を決めた。ソフトバンク山川穂高内野手(32)が0-0の4回無死一塁から先制の22号2ランを左翼席に運んだ。3戦連発は22年8月5日~7日のロッテ戦(ベルーナドーム)以来、2年ぶり。打点も69に伸ばし、本塁打&打点の「2冠」でリーグトップを快走。後半戦に入って14戦8発と量産態勢に入った主砲がチームをけん引し、優勝マジックは33となった。カーブの軌道にしっかり体をためて、バットを振り切った。中弾道の打球は左翼席へ飛び込んだ。振り切った瞬間から、山川はアーチを確信していた。0-0で迎えた4回。先頭栗原が右前打で出塁。初球はスライダーを空振り。2球目はストライクゾーンから外れたシュートを見逃した。カウント1-1。「(楽天)滝中投手のカーブは非常に抜けるというか、遅いカーブがあるので。それは頭から外さず、でした。そういう意味ではうまく対応できたかなと思います」。笑顔でベースを回り、一塁ベンチ前でお決まりのどすこいポーズも決めた。3試合連続本塁打。山川自身、22年8月のロッテ戦以来2年ぶり。後半戦に入り、これで14戦8発の量産態勢だ。「3試合連続というのはいいことなんですけど、だいたい4試合目というのは打たせてくれないんですよ。明日も打てることに越したことはないですが、謙虚にまた足元を見つめ直してしっかりやるだけかなと思います」。18年に自身最長4試合連発があるが、山川は苦笑いだった。準備は怠らず。試合前の打撃練習。小さなバランスボールに右足を乗せて、しっかり軸足となる右足のバランスを整えていた。「打撃は右足が大事と思っています。悪くなるとどうしても(投手側に)突っ込んでしまうので」。6回には初球のストレートを捉え、左翼フェンス直撃の二塁打で中押し点につなげた。変化球にも速球にも柔軟に対応してみせた。22発&69打点でリーグ「2冠」。大好きな夏場で、さらにギアを上げていく。10日のカード初戦の大敗から、4番の一撃で星を戻した。小久保監督も「(滝中は)なかなか打てそうで打てない投手なんですけど、カーブの失投1球でしたけど、さすがですね」と、山川の殊勲弾を称賛した。頼れる大砲が、Vロード前進を支えていく。【佐竹英治】▽ソフトバンク王球団会長(山川の先制22号2ランに)「あれは大きかったね。彼が点を取ってくれるとね。(胸に手を当てて)ここが楽になったんじゃない。バッターってのはどちらかって言うとこっち(気持ち)の方が大きいからね」

◆ソフトバンクは山川穂高内野手(32)の3戦連発先制となる先制22号2ランなどで楽天に快勝した。山川は打点も69に伸ばし、本塁打&打点の「2冠」でリーグトップを快走している。小久保裕紀監督の試合後コメントは以下の通り。-最後は松本裕が逃げ切ってくれた小久保監督 はい。一打、ホームランで逆転というところまで追い詰められましたけど、159キロ。自己最速ですかね。素晴らしかったですね。できれば使いたくなかった。9連戦なんで。まあ、本来は5点あれば松本裕を出さなくてもというのが本音ですけどね。-先発スチュワートは6連勝小久保監督 今は本当に先発ローテーションの軸としてね。しっかり回ってくれるピッチャーなんで。非常に頼もしく映っています。-山川が先制の2ラン小久保監督 (滝中は)なかなか打てそうで、打てない投手なんですけど。コーナーを丁寧に使いながらね。カーブの失投1球でしたけど、さすがですね。

◆楽天・滝中瞭太投手(29)が先発し、6回4安打4失点(自責点3)、3奪三振で降板した。0-0の四回無死一塁から山川に左越え22号2ランを被弾した。球団広報を通じて、「ホームランは不用意な一球でした。警戒していたが、失投でした。先に失点し、追う形にしてしまい申し訳ないです」とコメントした。六回は味方守備にも足を引っ張られ、2失点した。

◆ソフトバンクは四回に山川の3試合連続本塁打となる22号2ランで先制し、六回に失策絡みの一ゴロで2点を追加した。スチュワートは7回無失点で自身6連勝となる7勝目を挙げ、松本裕が10セーブ目。楽天は反撃が遅かった。

◆ソフトバンクの松本裕が自己最速となる159キロを出し、10セーブ目を挙げた。5―0の九回に2点を返され、さらに無死一、二塁の場面から登板して無失点。「1点も与えないつもりだった」と頼もしかった。強打者の浅村に対し「ここ最近で一番腕を振った」と球場がざわつく数字をマーク。最後は三ゴロに打ち取って試合を締め「ここぞの1球でマックスを出すのがこだわりだった」と誇った。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
65333 0.663
(↑0.003)
M33
(↑1)
42431
(+5)
274
(+2)
74
(+1)
71
(+1)
0.258
(-)
2.520
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
54426 0.563
(↑0.005)
10
(-)
41383
(+6)
363
(+1)
59
(+1)
47
(-)
0.255
(-)
3.250
(↑0.02)
3
(-)
日本ハム
52427 0.553
(↑0.005)
11
(-)
42384
(+8)
346
(+7)
73
(+2)
67
(-)
0.250
(↑0.001)
2.910
(↓0.01)
4
(-)
楽天
48502 0.490
(↓0.005)
17
(↓1)
43355
(+2)
414
(+5)
52
(-)
66
(-)
0.243
(↓0.001)
3.830
(-)
5
(-)
ORIX
44543 0.449
(↓0.005)
21
(↓1)
42291
(+1)
322
(+6)
45
(-)
40
(-)
0.238
(↓0.001)
2.860
(↓0.02)
6
(-)
西武
29702 0.293
(↓0.003)
36.5
(↓1)
42234
(+7)
365
(+8)
40
(+1)
55
(+1)
0.205
(-)
3.260
(↓0.05)