ソフトバンク(★6対13☆)楽天 =リーグ戦16回戦(2024.08.10)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
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ソフトバンク
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勝利投手:古謝 樹(4勝4敗0S)
敗戦投手:有原 航平(10勝5敗0S)

本塁打
【楽天】鈴木 大地(4号・1回表2ラン),小深田 大翔(1号・2回表2ラン),村林 一輝(5号・9回表ソロ),太田 光(2号・9回表ソロ)
【ソフトバンク】山川 穂高(21号・5回裏3ラン)

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◆楽天は初回、鈴木大の2ランで先制する。続く2回表には村林の適時打と小深田の2ラン、3回には阿部の適時打が飛び出すなど、終わってみれば17安打で13得点を挙げた。投げては、先発・古謝が5回6失点で今季4勝目。敗れたソフトバンクは、投手陣が精彩を欠いた。

◆楽天辰己涼介は今季ソフトバンク戦で49打数22安打、打率4割4分9厘。先発した14試合のうち8試合でマルチ安打を記録する大当たりで、特に敵地のみずほペイペイドームでは、6試合で打率5割7分1厘と首位相手に打ちまくっている。今日先発の有原にも通算打率3割1分で、昨季が5打数3安打、今季も6打数3安打。得意の相手から今日も打つか。

◆楽天今江敏晃監督(40)が、一塁と三塁コーチの役割変更を明かした。ソフトバンク戦の試合前取材で「今日から三塁コーチャーと一塁コーチャーを代えます」と自ら切り出し、一塁の塩川達也コーチ(41)が三塁に、三塁の岡田幸文コーチ(40)が一塁を担当すると説明した。理由については「残り試合がもうわずかなので、チームとしてと、バッティングコーチとかピッチングコーチも配置転換というか、場所をちょっと代えて、いろんなアプローチを変えているので。そういった中でいろんな流れを含めてちょっと変えるという意味で今日から代えます」と話した。4月には後藤武敏打撃コーチ(44)と川島慶三打撃コーチ(40)、青山浩二投手コーチ(40)と永井怜投手コーチ(39)の役割をそれぞれ変更している。

◆/相性はやはり生きていました\今季有原に打率5割の #鈴木大地チェンジアップをとらえ第4号2ランホームラン???プロ野球(2024/8/10)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球#RakutenEagles pic.twitter.com/6BlfUYD3kp

◆ソフトバンク有原航平投手(31)が移籍後最短となる3回でマウンドを降りた。1、2回に2ラン被弾など7安打6失点。リーグトップ10勝を挙げている右腕がまさかのKOで、防御率は2・15から2・53に悪化した。1回2死一塁で鈴木大に先制2ランを浴び、0-3となった2回2死二塁では小深田に右翼へ2ランを許した。0-5の3回に阿部に中前適時打を献上。66球で降板し、2番手には沢柳がマウンドに上がった。有原は前回登板の8月3日の日本ハム戦でも2被弾。負けはつかなかったが7回6失点(自責5)という結果だった。2試合連続で2被弾6失点という悔しい結果に終わった。

◆楽天が天敵相手に先制パンチを成功させた。みずほペイペイドームではソフトバンク有原に対し、今季14イニングで無得点。そんな状況下で7月2日オリックス戦以来の4番に入った鈴木大が、均衡を破った。初回2死二塁から「打ったのはチェンジアップだと思います。絶対に勝てるように、最後まで一生懸命頑張ります」と4号2ランを右翼ホームランテラスに運び、先制した。2回には7番小郷が自身18打席ぶり安打となる右翼線二塁打でチャンスメーク。続く村林が1死二塁から「打ったのはフォーク。打ててよかったです」と左前適時打を放った。なおも2死二塁では1番小深田が「打ったのはカットボール。ホームランは打てないと思っていました。打つことができてよかったです」と1号2ランを右翼ホームランテラスに突き刺した。3回1死二塁では阿部も中前適時打を放ち、リードを6点に広げた。チームは前カードの日本ハム戦で今季初の同一カード3連敗を喫しているだけに、幸先のいい序盤の猛攻となった。

◆ソフトバンクが今季ワーストとなる被安打17、13失点で大敗を喫した。先発の有原航平投手(31)が移籍後最短となる3回6失点でKO。打線は5回に6得点を奪う意地を見せたが及ばなかった。試合後の小久保裕紀監督(52)の一問一答は以下の通り。-先発の有原は本来の姿ではなかった小久保監督 まぁそんなこともありますよね。まぁまぁ9点はね...なかなか。でも(打線は5回に)2アウトからよくね。今季ワーストになりそうなゲームだったけど、面白いところまではいきましたね。-9点差の5回は5安打6得点を奪った小久保監督 2アウトからですもんね。(有原は)経験のあるピッチャーなんでね。次までに修正してもらってというところです。-有原は2試合連続で6失点。状態をどう見ている小久保監督 状態はどうですかね。まぁまぁその辺は経験あるピッチャーなん。当然、次の登板もありますので。-5回の攻撃では苦手だった楽天古謝を攻略小久保監督 球数いったら落ちますよね。70球ぐらいで今日は全然変わっていた。でもやっぱり荒れ球の中で、打ちにいっていいかなっていう時に難しいですよね。絞り方が。適度に荒れているので。あれがもう少しまとまってきたら対応しやすいんでしょうけど。でもあの6得点のイニングで、そんなに変なイメージはもうないと思いますけどね。-2番手の沢柳が緊急降板したが小久保監督 ちょっと今、画像を撮りに行ってる。ちょっと厳しいかな、という感じ。場所は肘だと思います。

◆ソフトバンクのドラフト5位ルーキー、沢柳亮太郎投手(24)が右肘の違和感により緊急降板した。沢柳は0-6の4回から2番手で登板。2失点し、なお2死二塁で阿部に1球投じた後に患部の痛みを訴えマウンドを降りた。小久保裕紀監督(52)は「いま画像を撮りに行ってる。ちょっと厳しいかな、という感じ。場所は肘だと思います」と説明。8月1日にプロ初勝利を挙げた社会人卒右腕の状態が心配される。

◆ソフトバンク山川穂高(33)が2戦連発の21号3ランを放った。3-9の5回2死一、二塁で古謝のストレートをバックスクリーンまで運んだ。「ビハインドの展開でしたが、何とか流れを変えたいと思いました」。一時3点差に詰め寄る4番の1発。パの本塁打ランキングトップの主砲が大敗の中で意地を見せた。

◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)が5試合連続打点を記録した。5回2死一、三塁で右前適時打。直後に山川の一時3点差に詰め寄る3ランが飛び出した。「つないでもらったチャンスに自分も続いていこうと集中して打席に入りました。山川さんのホームランにつなげていくことができて良かったです」。60打点はリーグ3位。不動の3番が勝負強さを発揮した。

◆ソフトバンクがともに今季ワーストとなる17被安打、13失点で大敗を喫した。先発の有原航平投手(31)が移籍後最短の3回7安打6失点。リーグトップ10勝、さらに本拠地5連勝中だった右腕がまさかのKO降板だ。これで有原は2試合連続6失点の乱調となり「これだけ早くマウンドを降りてしまい、チームにも中継ぎにも本当に申し訳ないです。しっかりと反省します」と今季5敗目に落胆。今季最長9連戦は黒星発進となった。1回は2死から3番辰己を歩かせ、4番鈴木大に決勝2ラン。2回は小深田に1号2ランを浴びた。いずれも変化球を痛打されての被弾。有原の後を受けたリリーフ陣も楽天打線に捕まった。打線は5回に6得点で猛反撃に出たが、4回までの9失点が重すぎた。小久保裕紀監督(52)は「経験のあるピッチャーなんでね。次までに修正してもらって。当然次の登板もありますので」と有原への信頼は変わらず。倉野1軍投手コーチも「信頼は変わらないので、次は絶対にやり返してくれると思っています」とリベンジに期待した。2位ロッテが勝って足踏みとはいえ、チームは優勝マジック34が点灯中。首位独走も変わらない。有原自身も通算防御率2・53が示す通り投手陣を引っ張ってきたが、2試合連続の6失点は気がかりだ。夏場のV戦線を戦い抜くためには有原の復調は不可欠。エースが次回登板での汚名返上に期待したい。【只松憲】今宮(0-9の5回2死満塁で中前2点適時打。10試合ぶり打点)「打ったのは真っすぐ。点差を離されての打席でしたが、とにかくつないでいくという意識だけでした」

◆楽天ドラフト1位の古謝樹投手(22)は、勝って悔しがった。対ソフトバンク3戦3勝で4勝目(4敗)を挙げたが、5回96球、6安打6失点。「大量得点を取ってもらったんで、その流れでいきたかったんですけど、流れを1度止めてしまったのは情けないというか、そういう気持ちはあります」。9連戦初戦、さらには味方打線が4回までに9点を援護してくれただけに、悔しさが募った。突如崩れた。4回まで1安打無失点と好投も、5回につかまった。簡単に2死を奪ったが、8番甲斐、続く周東に中前打でつながれて、1番牧原大には四球を与えて2死満塁のピンチを背負った。2番今宮、3番栗原に連続適時打を打たれ、なおも2死一、二塁から4番山川に3ランを浴び、まさかの6失点を喫した。本塁打を打たれた直後、近藤は空振り三振に抑えて5回を投げきったが、この回限りで降板となった。古謝は「球数が80球から90球になるにつれて、前回登板から球持ちが悪くなるのは分かっていたんで、その中でどう抑えるかを課題にやっていたんですけど、まだまだ詰めの甘さが出てるんで、そこは改善だったり、成長できるところかなと思います」と振り返った。

◆楽天が首位ソフトバンクを猛打でのみ込んだ。17安打13得点、今季最多4本塁打で連敗を3でストップ。みずほペイペイドームではソフトバンク有原に対し、今季14イニング無得点と沈黙も、序盤からたたみかけて3回で天敵をKOをした。初回、25試合ぶりに4番出場の鈴木大地内野手(34)が、打線に火を付けた。2死二塁からチェンジアップを捉え、右翼席へ先制の4号2ランを運んだ。7-0の4回には適時二塁打を放ち、8回は犠打で手堅く追加点を演出。「たまたま4番でホームラン打って、それっぽいことしちゃってますけど、あんまり関係なく、また明日から頑張ります」。2安打3打点の活躍にも気を引き締めた。それぞれが自らの役割をこなした。復調傾向の1番小深田が2回に1号2ラン。昨年5月9日オリックス戦以来の2番起用だった浅村は2安打、5番阿部は3安打3打点と躍動した。下位打線では7番小郷に18打席ぶりの安打が生まれ、9回には8番村林、9番太田に2者連続弾が飛び出した。「随所に今日はいいつながりでね、打線は打ってくれたと思います」と今江監督。9連戦初戦で好スタートを切った。【山田愛斗】

◆楽天のドラフト1位・古謝樹(こじゃ・たつき)投手(22)=桐蔭横浜大=が先発し、5回6安打6失点、7奪三振で降板した。四回まで無失点に抑えたが、9―0と大量リードの五回2死無走者から崩れた。山川に中越え21号3ランを浴びるなど5安打を集中されて6失点。球団広報を通じて「もうひと踏ん張りしなくてはいけないところでできませんでした。夏場のスタミナ面を課題にしていただけに、あそこで打たれてしまうのは実力不足だし情けないです」とコメント。今季4勝目の権利があるとはいえ、反省の言葉が続いた。

◆楽天が17安打13得点で連敗を3で止めた。一回に鈴木大の2ランで先制し、二回には小深田の1号2ランなどで加点。9―6の八回には阿部の適時打などで突き放した。古謝は5回6失点で4勝目。ソフトバンクは有原が誤算だった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
64333 0.660
(↓0.007)
M34
(-)
43426
(+6)
272
(+13)
73
(+1)
70
(-)
0.258
(↓0.001)
2.530
(↓0.11)
2
(-)
ロッテ
53426 0.558
(↑0.005)
10
(↑1)
42377
(+3)
362
(+1)
58
(+1)
47
(-)
0.255
(-)
3.270
(↑0.02)
3
(-)
日本ハム
51427 0.548
(↑0.005)
11
(↑1)
43376
(+5)
339
(+1)
71
(+2)
67
(-)
0.249
(↓0.001)
2.900
(↑0.02)
4
(-)
楽天
48492 0.495
(↑0.005)
16
(↑1)
44353
(+13)
409
(+6)
52
(+4)
66
(+2)
0.244
(↑0.002
3.830
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
44533 0.454
(↓0.004)
20
(-)
43290
(+1)
316
(+3)
45
(+1)
40
(-)
0.239
(↓0.001)
2.840
(-)
6
(-)
西武
29692 0.296
(↓0.003)
35.5
(-)
43227
(+1)
357
(+5)
39
(+1)
54
(-)
0.205
(↓0.001)
3.210
(↑0.01)