オリックス(☆3対2★)西武 =リーグ戦17回戦(2024.08.07)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
00000210X3612
勝利投手:山田 修義(3勝1敗0S)
(セーブ:マチャド(2勝2敗17S))
敗戦投手:松本 航(1勝6敗0S)

本塁打
【オリックス】森 友哉(6号・6回裏2ラン),宗 佑磨(1号・7回裏ソロ)

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◆オリックスが逆転勝利。オリックスは2点を追う6回裏、森の2ランで同点とする。続く7回には宗のソロが飛び出し、リードを奪った。投げては、救援の5投手が無失点リレーを展開し、4番手・山田が今季3勝目を挙げた。敗れた西武は、投手陣が一発に泣いた。

◆西武が、2夜連続で1発攻勢に沈んだ。計2本の本塁打を打たれ、オリックスに逆転負けを喫した。まるで前夜の再現かのような試合展開だ。6日のカード頭を託された渡辺勇太朗投手(23)は、2-2の同点の6回1死一塁から中川に左翼上段への勝ち越し弾を献上。7回には大里のソロ本塁打で突き放された。要所で打たれた計3本塁打が試合を決めた。一夜明けたカード2戦目もそうだった。4回に4番山村の先制2点適時二塁打で優位に進めながら、先発の隅田知一郎投手(24)が6回1死一塁で森に同点弾を浴びた。隅田が2点を奪われマウンドを降りると、2-2の7回には2番手の松本航投手(27)が宗に今季1号となる勝ち越しソロ本塁打を打たれた。拮抗(きっこう)したゲームを2本の本塁打で競り負ける形となり、渡辺久信GM兼監督代行(59)は「ホームランという形で仕留められてしまっている。昨日の大里くんにしても、今日の宗くんにしても、(本塁打は)今シーズン初めてだよね。長打がそこまで出ていないバッターに対して決められてしまうのは、バッテリーとして考えなくちゃいけないと思う。あまりにも致命的な失点になってくる」と反省を促した。

◆オリックスが8月初の連勝で、実に7カードぶりの勝ち越しを決めた。宗佑磨内野手が2-2の7回1死から決勝ソロ。今季298打席目での1号アーチが千金弾となった。「お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません」。お立ち台では、あの有名なフレーズで京セラドーム大阪を沸かせた。フルカウントから西武松本の直球を振り抜いた。「今年はとらえてもあまり飛ばない感覚。入るかな」と不安がよぎったが、右中間席へ無事に届き、喜びを爆発させた。これが7月10日以来の打点にもなった。8月の月間打率は試合前まで1割5分4厘だった。不振脱却へ、最近の練習では体のキレを出すためのティー打撃などに取り組んでいる。「今までやってなかった練習。今年は体の動きがずっと良くなくて、ずるずる来てしまった。何かを変えようと(首脳陣に)提案してもらった。やらない選択肢はない」と流れを呼び込むのに必死だった。昨年話題となった「キングオブコンビ」の「むてっぺき」で相方だった中川が6日に1号。その勢いに続いた。中嶋監督も「最近、当たりの強さが出ていたのでいつかと思ってた」とうなずいた。チームは7月中旬からの10連敗もあり5位に低迷。CS圏の3位とは8ゲーム差あるが、懸命に食らいつく。【大池和幸】

◆逆転勝ちで7カードぶりの勝ち越しを決めたオリックス中嶋聡監督(55)は、リリーフ陣の踏ん張りをたたえた。先発の佐藤が4回2失点で降板。5回からは井口、吉田、山田、本田、マチャドと救援5投手いずれも無失点でつないだ。特に回またぎで相手中軸4人を完璧に抑え、2日連続で白星となった山田に対しては「2日連続? すげえ。いやもう、本当にいい仕事をしていますよ。いつでも準備してくれていますし、本当に大変な場面でよく行ってますしね」と絶賛した。指揮官は先発の佐藤にも言及。守備の乱れが失点に絡んだこともあり「予期せぬミスに対してちょっと動揺というか、もったいなかったかなと思いますけど。それでも一生懸命投げていました」と奮闘をたたえた。森(6回に5試合ぶりの6号同点2ラン)「しっかりと振り抜くことができました」山田(1回1/3を無失点で2日連続の勝ち投手に)「昨日はエスピ(エスピノーザ)の勝ちを消しちゃったんで、今日は素直にうれしい」

◆オリックス・森友哉捕手(28)が同点弾で試合を振り出しに戻した。「しっかりと振り抜くことができましたし、同点に追いつくことができてよかったです!」2点を追う六回1死で紅林が二塁内野安打で出塁。ここで打席に立つと、フルカウントからの6球目、西武先発・隅田の真ん中に入った直球を振り抜き、右翼席に運んだ。1日の日本ハム戦(エスコン)以来、5試合ぶりの6号2ランで流れを変えた。

◆オリックス・宗佑磨内野手(28)が試合終盤に勝ち越し弾を放った。「追い込まれていたのでコンパクトに打ちにいったのですが、なんとかスタンドまで届いてくれてよかったです!」」2―2の七回だ。1死で2番手・松本の甘く入った直球を一閃。白球が右翼席に届いたのを確認すると、右手拳を天に突き上げて喜びを爆発させた。今季298打席目で飛び出した1号ソロでリードを奪った。

◆オリックスは一発攻勢で競り勝ち、1カ月ぶりの連勝を飾った。0―2の六回に森が先発・隅田の直球を振り抜き、右翼席へ同点2ラン。さらに七回には宗が2番手・松本から勝ち越しソロを放った。宗は今季298打席目で今季1号が飛び出した。チームは3本塁打を記録して快勝した6日に続いて複数本塁打での勝利。2戦5発と打線が好調だ。チームは7月2―10日に5連勝して以来の連勝で7カードぶりの勝ち越しを決めた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
63323 0.663
(↓0.007)
M36
(-)
45414
(+2)
256
(+6)
69
(+1)
69
(-)
0.258
(-)
2.420
(↓0.04)
2
(-)
ロッテ
52416 0.559
(↑0.005)
10
(↑1)
44371
(+6)
355
(+2)
57
(+1)
45
(-)
0.255
(↑0.002)
3.270
(↑0.01)
3
(-)
日本ハム
49427 0.538
(↑0.005)
12
(↑1)
45366
(+2)
334
(-)
68
(+1)
67
(+1)
0.249
(↑0.001)
2.910
(↑0.03)
4
(-)
楽天
47482 0.495
(↓0.005)
16
(-)
46336
(-)
398
(+2)
47
(-)
62
(-)
0.242
(↓0.001)
3.790
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
43523 0.453
(↑0.006)
20
(↑1)
45286
(+3)
313
(+2)
43
(+2)
38
(+1)
0.241
(-)
2.860
(↑0.01)
6
(-)
西武
29672 0.302
(↓0.003)
34.5
(-)
45226
(+2)
349
(+3)
38
(-)
52
(-)
0.207
(↓0.001)
3.220
(-)