ロッテ(☆6対2★)ソフトバンク =リーグ戦17回戦(2024.08.07)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
2000000002601
ロッテ
40000002X61201
勝利投手:メルセデス(4勝5敗0S)
敗戦投手:大津 亮介(6勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】栗原 陵矢(11号・1回表2ラン)
【ロッテ】ポランコ(18号・1回裏3ラン)

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◆ロッテは2点を追う1回裏、ポランコの3ランと藤原の適時打で一挙4点を奪い逆転する。その後8回には小川の2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・メルセデスが5回2失点で今季4勝目。敗れたソフトバンクは先発・大津が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。

◆8人組ガールズ・パフォーマンスグループのGirls2(ガールズガールズ)が来場し、試合前にスペシャルライブとセレモニアルピッチを行った。セレモニアルピッチを行った小田柚葉(19)はスペシャルライブ前の最初のあいさつでは、うまく言えずに舌がもつれる場面も。「初の始球式だったのですごく緊張していて、パフォーマンス中も始球式のことばかり気にしてしまって、あいさつの時も焦って大事なところでかんでしまいました(笑い)」と始球式直前の心境を明かした。それでも、始球式ではその緊張を吹き飛ばすように見事に真ん中にノーバウンド投球を披露。「無事にノーバウンドで投げることができて良かったです。マリーンズの選手の皆さん、今日の試合頑張ってください!」と声援を送った。

◆/完全に3番が板についてきた\これで3試合連続打点#栗原陵矢 先制ホームラン?プロ野球(2024/8/7)??ロッテ×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/N2naJaQCQw

◆ソフトバンクに勝利し、このカードを1勝1敗とした。初回に2点を先制された直後、グレゴリー・ポランコ外野手(32)が3ランを放ち、すぐさま逆転に成功。前日は9回に代打で3ランを放っており、試合をまたいで2打席連続弾。「2週間くらい休みをもらってそこでしっかり体もリフレッシュされた」と好調の要因を語った。2点リードの8回にも2死満塁のチャンスで小川龍成内野手(26)が8球粘って9球目に左前適時打を放ち、貴重な追加点を奪った。吉井理人監督(59)は「四球選ぶかなと思ったんですけど、粘ってヒットを打てたっていうのは小川にとってすごくいい」と評価した。先発のC・C・メルセデス投手(30)が打線の援護に応え粘投した。初回に栗原に2ランを浴び先制を許すも追加点を許さなかった。4回には先頭から2者連続四球で無死一、二塁のピンチを背負ったが併殺打と右飛で無失点で切り抜けた。4勝目を挙げ、お立ち台では「初回に残念ながら2失点してしまったが、そのあとすぐに味方が4点を取ってくれてすぐに逆転してくれたおかげで5回まで試合を崩さずに投げることができた。僕の投げた後のピッチャー陣もすごく頑張ってくれたのでこれはチーム全員で勝ち取った1勝」と喜んだ。7回に3番手で登板した菊地吏玖投手(24)は先頭の近藤に左前打を浴びるもその後は落ち着いて無失点で切り抜け、プロ初ホールド。指揮官は「ドラフト1位でこれからの選手。ゆくゆくはああいう場面で投げなきゃいけないので。(2番手の)横山がいいピッチングしていたので、若いのでいったれって感じで。期待に応えていいピッチングをしてくれました」と若手の躍動にうなずいた。

◆ロッテのポランコが夏男ぶりを発揮した。2点を先制された直後の初回に18号3ランを放ち、すぐさま逆転に成功。「ボールも見えて、自分のしっかりした形ができていて、それがホームランにつながった」と納得の表情で振り返った。本塁打王を獲得した昨季は7、8月に計12本と量産した夏男。でも、暑すぎはNG。試合前の打撃練習は室内で行ったが、練習後には滝のような汗が止まらない。「プラクティス(練習)、アブナイ」とさすがに日中の酷暑にはバテ気味。それでも「ナイター、ダイジョブ」と来日3年目の助っ人はお手の物。気温が少し下がった試合開始時間にはしっかり状態を整えた。本塁打数トップのソフトバンク山川に1本差に迫ったが「毎日勝つこと、チャンピオンになるんだっていうことを考えていて、それが結果的にホームランキングのタイトルが取れていれば」と勝利のためにバットを振る。気温とともに調子も上昇する夏男が、真夏のマリンをさらに暑くする。

◆ソフトバンク大津亮介投手(25)が今季最短となる4回8安打4失点で6敗目を喫した。1回に2点援護をもらったが、直後に4失点。無死二、三塁でポランコに弾丸3ランを浴び、なお1死三塁で藤原に中前適時打を許した。「全体的にボールが甘かった。ストライクゾーンを広く使うことができずに真ん中に集まってしまった」。6月29日以来、約1カ月白星から遠ざかっているが、今週末からは9連戦が控えている。小久保監督は「来週は外さないです。今を乗り越えないとね」と苦しむ2年目右腕に奮起を促した。

◆ソフトバンクが痛い逆転負けを喫した。試合後の小久保裕紀監督(52)の一問一答は以下の通り。-先発大津が初回4失点するなど、4回で降板小久保監督 そうやね。これで3回連続かあ。初回3失点(7月20日)、2イニング目に3失点(同31日)、今日が4点。なかなか7月以降は勝ち星がない。勝ち星が全てじゃないけど、勝ちがないということはそういうことでしょう。-大津は疲れもあるか小久保監督 初めての先発で、この暑い夏場も初チャレンジ。まあ、ある程度は想定していたが、ロッテ打線には通用しなかったですね。-甲斐とのバッテリーだった小久保監督 7月以降は勝ててないので。勝ち星が全てではないとはいえ、勝ち星は欲しいでしょうから。それで拓也(甲斐)と組ませたんですけどね。-来週9連戦もあるが、大津には小久保監督 来週は(先発を)外さないですかね。今を乗り越えないとね。来年以降、夏場に向けてどういうことをやっていったらいいか気付けると思う。故障じゃない限りは過保護にしたくないと思います。

◆ソフトバンク1軍再昇格した佐藤直樹外野手(25)がいきなりバットで結果を出した。8回、先頭の代打で出場。左腕鈴木の直球を強振し、左翼フェンス直撃の二塁打を放った。「打球が低かったので、あそこまで飛ぶとは思わなかったですけど、結果が出てよかったです」と今季2本目の二塁打に納得の様子。小久保監督も「打撃は自分の形が見つかっているんでね。ファームで打率3割4、5分くらい打っているから」とうなずいた。

◆ソフトバンクが痛い逆転負けを喫した。優勝マジックを再点灯させた前夜(6日)の勢いそのままに、初回に先手を取った。1死から2番今宮が四球を選び、3番栗原がまた打った。「肩口から入ってくるスライダーにうまく反応することができました。しっかりと自分のバッティングができたと思います。大事な先制点となるホームラン。いいスタートが切れてよかった」。2試合ぶりの11号2ランを右翼席へ。栗原が3試合連続で先制点を挙げ、この日も先手必勝の一撃になるはずだった...。いきなり暗転した。直後に先発大津がつかまった。ポランコに逆転の18号3ランを許すなど、4失点。ビハインドの展開となり、打線も2回以降はつながりを欠いた。8回まで6度も先頭打者を出塁させながら、3併殺打などで無得点。終盤8回に2点を追加され、勝負は決まった。「2点のビハインドで、そこで進塁打や右打ち(のサイン)を出したりしないんでね。まあ、負けるときはこんなもんですよ。タイムリーが出ていたら、だんだん追いついて行くのでね」。今季チーム14度目の逆転負けにも、小久保監督はサバサバとした表情だった。連勝は止まったものの、優勝マジック36は点灯したまま。首位独走のホークスにとっては、小休止といったところか。「ロッテ打線が強すぎたということ」。8日の3戦目、ロッテは佐々木が先発マウンドに上がる。今季は2度対決して1勝1敗の五分。豪腕を撃退すれば、8月戦線に弾みをつけ、Vロードをいっそう快走するはずだ。【佐竹英治】

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が8日のソフトバンク戦に中6日で先発する。種市とキャッチボールをするなどして調整し「前回同様、自分のピッチングを心がけてチームの勝利に貢献できるように頑張ります」と意気込んだ。前回1日の西武戦で右上肢のコンディション不良から54日ぶりに復帰。最速160キロを計測し、5回72球を投げ3安打1失点で6勝目を手にしていた。久しぶりの試合で安定感のある投球を披露し「離脱してしまって、プロとして良くなかったと思う。離脱前より良いピッチングをすることだけを考えてやっていました。残りの試合全部勝つつもりで1試合1試合を投げたい」と意気込んだ。登板翌日から1軍本隊は大阪遠征となったが、残留して2軍のあるロッテ浦和球場にて理学療法士のもとでリカバリーに励んだ。6日にはブルペンで27球を投じて調整し、見守った小野1軍投手コーチは「ケア優先で調整してきた。前回は久々の登板でちょっとゲーム勘や自分の投げ感があわなかったところがあったんですけど、次回は最初からいけるんじゃないかな」と期待していた。

◆ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が「3番・DH」で出場し、一回に右越えの18号3ランを放った。「追い込まれていたので三振だけはないように、しっかりコンタクトすることだけ考えて打ったで。最高や!! パワー!」一回は先頭の岡が中前打で出塁し、藤岡も右二塁打でチャンスを演出。無死二、三塁からソフトバンク・大津の外角チェンアジアップに体勢を崩されながらも捉えると、持ち前のパワーでスタンドに放り込んだ。驚いた表情もみせながら、ダイヤモンドを一周した。前日6日のソフトバンク戦では九回に代打で出場し、3ランをマーク。7月31日の西武戦では1試合3ホーマー放つなど調子をあげてきている助っ人が力をみせつけた。

◆ロッテが逆転勝ち。0―2の一回にポランコの18号3ランと藤原の適時打で4点を奪った。八回は小川の2点打で突き放した。メルセデスは5回2失点で4勝目。ソフトバンクは大津が立ち上がりに4失点と誤算だった。

◆大卒2年目のロッテ・菊地吏玖投手(24)が、2点リードの七回に登板し、1回1安打無失点に抑えてプロ初のホールドを記録した。七回は先頭の近藤に左前打されたが、力強い直球とフォークボールなどで正木を二邪飛、柳町を空振り三振、甲斐を右飛に仕留めた。緊迫した場面で送り出した吉井監督は「(昨年の)ドラフト1位でこれからの選手。ゆくゆくは、ああいう場面で投げなきゃいけない。お試しではないけど、(六回に)横山がいいピッチングをしていたので、若いのでいったれって感じで。期待に応えていいピッチングをしてくれました」と目を細めた。菊地は2023年に専大からドラフト1位で入団。150キロ超の直球に多彩な球種を織り交ぜて強気の投球が持ち味だ。昨季は先発で1試合の登板のみに終わり、今季から救援として勝負。1、2軍を行ったり来たりしているが、3日に再昇格を果たすと2試合連続で好救援となった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
63323 0.663
(↓0.007)
M36
(-)
45414
(+2)
256
(+6)
69
(+1)
69
(-)
0.258
(-)
2.420
(↓0.04)
2
(-)
ロッテ
52416 0.559
(↑0.005)
10
(↑1)
44371
(+6)
355
(+2)
57
(+1)
45
(-)
0.255
(↑0.002
3.270
(↑0.01)
3
(-)
日本ハム
49427 0.538
(↑0.005)
12
(↑1)
45366
(+2)
334
(-)
68
(+1)
67
(+1)
0.249
(↑0.001)
2.910
(↑0.03)
4
(-)
楽天
47482 0.495
(↓0.005)
16
(-)
46336
(-)
398
(+2)
47
(-)
62
(-)
0.242
(↓0.001)
3.790
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
43523 0.453
(↑0.006)
20
(↑1)
45286
(+3)
313
(+2)
43
(+2)
38
(+1)
0.241
(-)
2.860
(↑0.01)
6
(-)
西武
29672 0.302
(↓0.003)
34.5
(-)
45226
(+2)
349
(+3)
38
(-)
52
(-)
0.207
(↓0.001)
3.220
(-)