中日(0対0)DeNA =リーグ戦16回戦(2024.08.07)・バンテリンドーム=
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DeNA
0000000000000700
中日
0000000000000700
勝利投手:-
敗戦投手:-
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◆中日の先発・松木平は、粘りの投球で7回を無失点に封じる。対するDeNAの先発・東も、9回5安打無失点の快投を披露した。両先発の降板後は中日の5投手、DeNAの3投手が互いに無失点リレーを展開。息詰まる投手戦は0-0のまま、規定により引き分けに終わった。

◆DeNAが、延長12回の投手戦の末に中日と引き分けた。先発した東克樹投手(28)が9回無失点と好投し、昨年8月4日の阪神戦から続くクオリティースタート(QS=6回以上、3自責点以下)の連続試合記録を28試合に更新したが、打線が沈黙した。三浦大輔監督(50)は「(東は)しっかりと細心の注意を払いながら、攻めるところは大胆に攻めていて、良かったですね。何とか勝ちをつけてあげたかった」と話した。3日の阪神戦で9連敗を止めたが、ここ13試合では、1勝11敗1分け(後半戦は1勝9敗1分け)と苦しい戦いが続く。

◆中日松山晋也投手(24)がNPB歴代2位の21試合連続ホールドポイントをマークした。0-0の8回に2番手で登板。先頭の代打蝦名に中前打を許したが、牧を右飛、佐野を見逃し三振に打ち取った。主砲オースティンを迎えた場面で、落合投手コーチがマウンドに足を運ぶも、真っ向勝負。カウント1-1からフォークで遊ゴロに封じた。20試合連続HPで並んでいた05年阪神藤川を抜き、単独2位に。「(藤川さんのことは)小さな頃から勉強させてもらってた。超えられたのは大きいかなと思う。もっともっと、まだまだうまくなれるように、今後も野球を突き詰めてやっていきたい」。今季初出場の球宴でも、藤川の姿を思い描いて全球真っすぐで勝負した。歴代1位は10年中日浅尾(現2軍投手コーチ)の25試合連続HPで、あと4に迫った。プロ2年目で、不動のセットアッパーに定着した。松木平(7回4安打無失点も勝敗つかず)「リズムの悪いピッチングになりましたが、なんとか粘ることができました」

◆中日加藤匠馬捕手(32)がDeNA16回戦(バンテリンドーム)のベンチから外れた。立浪監督は「腰(の状態)が良くない」と説明。8日の同17回戦出場は当日の状態を見て判断する。

◆DeNA東克樹投手が、9回無失点と好投し、昨年8月4日の阪神戦から続くクオリティースタート(QS=6回以上、3自責点以下)の連続試合記録を28試合に更新した。先発の役割を全うしたが、打線が無得点と沈黙し、延長12回の末に引き分け。「負けてはないんで、前向きに捉えて」と冷静に受け止めたが、三浦監督は「何とか勝ちをつけてあげたかった」と話した。

◆右肩の炎症で6月初旬に戦線離脱したDeNA・中川颯投手(25)が、約2カ月ぶりに1軍に合流した。三浦大輔監督(50)は「リリーフとして呼んでいる。ブルペンの強化です」と説明した。離脱前は先発を担った下手投げ右腕は5日の2軍戦で実戦復帰し、1回1安打1失点だった。今季は10試合に登板し、2勝0敗、防御率5・54。

◆その言葉に覚悟がにじんだ。DeNAは後半戦10試合を終えて1勝9敗。上位チームに水をあけられる中、東克樹投手(28)が先発登板した。試合前までで29戦連続でクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)を記録。エースは「1点もやることのできない試合が続いていく」と緊張感を漂わせ「求められるものはQSじゃない」と高みを見据えていた。前半戦最後の登板となった7月17日の広島戦で黒星を喫し、開幕からの連勝が8、横浜スタジアムでの連勝が11で止まった。自己記録ではなくチームのために腕を振ってきたが「やっと肩の荷が下りた」と本音を打ち明ける。開幕から先発ローテーションを守り、オールスター出場を挟んで後半戦を迎えた。十分な休息は取れず「大丈夫かなっていうくらい疲れていた」と吐露する。それでも、上位浮上を期して懸命に腕を振った。バンテリンドームでの中日戦。前回6月29日は昨年4月以来となる敵地での登板で「他の球場と違って高くて硬い」というマウンドへの対応に苦戦。7回1失点で白星を挙げたが、試合後は下半身に強い張りを覚えた。調子や状況に左右されず、試合をつくるのが東の強みだ。この日も立ち上がりから危なげない投球を披露し、スコアボードにゼロを並べた。(鈴木智紘)

◆DeNA・東克樹投手(28)が9回114球を投げ抜き、5安打無失点と力投したものの、打線の援護に恵まれず9勝目とはならなかった。一回を三者凡退で滑り出し、スコアボードにゼロを並べた。六回は1死から2連打を許して一、三塁のピンチを背負ったが、細川をカットボールで一邪飛、石川昂をチェンジアップで投ゴロに。ともに1球で料理し、力強くグラブをたたいた。

◆両チームとも決め手を欠き引き分けた。中日は松木平が7回を無得点に抑え、以後は5投手がつないだ。六回の逸機が痛かった。DeNAも東が9回を5安打無失点と好投したが、打線は五~八回の好機を生かせなかった。

◆DeNA打線は再三走者を得点圏に進めながら、中軸が無安打に終わるなど決定打を欠き、得点を奪えなかった。バント失敗や盗塁死で中日先発の松木平を攻めあぐね、延長戦に入ってからもバントを決められないなど拙攻だった。三浦監督は「ストライクゾーンをうまく使われた」と振り返り「勝たないといけない」と渋い表情だった。

◆エースを突き動かしたのは、責任感だった。DeNA・東克樹投手(28)が9回114球を投げ、5安打無失点と好投を演じた。打線の援護に恵まれず9勝目とはならなかったものの「九回は気合で投げた。負けていないので前向きに捉えたい」と汗を拭った。4時間4分に及んだ延長十二回の末、0-0で引き分けた一戦。三者凡退に斬った一回から零封の幕が上がった。六回は1死から2連打を許して一、三塁のピンチを背負ったが、細川をカットボールで一邪飛、石川昂をチェンジアップで投ゴロに。ともに1球で料理し、力強くグラブをたたいた。4位のチームは3日に連敗を9で止めたが、その後は白星を挙げられずにいる。昨季から28試合連続となるクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)を記録した東は「チーム状況的に1点もやれない。ゼロで抑えるという役割を果たせた」と頼もしく語った。三浦監督は「何とか勝ちをつけてあげたかった」とねぎらった。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
51395 0.567
(-)
-
(-)
48276
(+3)
232
(+3)
38
(-)
46
(+1)
0.234
(↑0.001)
2.160
(-)
2
(-)
巨人
51436 0.543
(-)
2
(-)
43300
(+3)
271
(+3)
54
(-)
46
(+2)
0.238
(↑0.001)
2.570
(-)
3
(-)
阪神
51455 0.531
(↓0.006)
3
(↓0.5)
42317
(-)
281
(+4)
42
(-)
32
(-)
0.236
(-)
2.300
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
46512 0.474
(-)
8.5
(-)
44330
(-)
342
(-)
66
(-)
48
(+1)
0.251
(↓0.001)
3.030
(↑0.05)
5
(-)
中日
42527 0.447
(-)
11
(-)
42239
(-)
315
(-)
41
(-)
28
(-)
0.236
(-)
2.680
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
41534 0.436
(↑0.006)
12
(↑0.5)
45341
(+4)
356
(-)
68
(+1)
45
(-)
0.239
(-)
3.440
(↑0.02)