ロッテ(★4対6☆)ソフトバンク =リーグ戦16回戦(2024.08.06)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
30000300061100
ロッテ
0000100034601
勝利投手:モイネロ(8勝3敗0S)
(セーブ:松本 裕樹(2勝1敗8S))
敗戦投手:小島 和哉(7勝8敗0S)

本塁打
【ロッテ】ポランコ(17号・9回裏3ラン)

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◆ソフトバンクは初回、栗原と近藤の適時打で3点を先制する。3-1となって迎えた6回表には、正木と甲斐の連続適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・モイネロが7回1失点の好投で今季8勝目。敗れたロッテは、先発・小島が振るわなかった。

◆ロッテ小島和哉はソフトバンク戦通算11試合で1勝5敗、防御率5・34。パ・リーグの他のカードは西武10勝、楽天とオリックス9勝、日本ハム7勝だから、このカードは特に勝てていない。中でも苦手なのが近藤と山川。近藤には被打率3割2分6厘で、30打席以上対戦した現役打者ではワースト。山川は2割2分5厘も、個人別で最多の4本塁打を打たれている。

◆歌手のDream Ami(36)が来場し、セレモニアルピッチを行った。大きく振りかぶって投げると、ワンバウンドで捕手役・藤原恭大外野手(24)のミットに届いた。Amiは「思っていた以上に緊張してしまいました! 今はあまり覚えてないくらいで、グラウンドに入場してから体感10秒くらいで終わってしまいました! (笑) 球場のマウンドに立たせていただく機会はなかなか無い事なので、そこから見える景色は特別なものでした。ノーバウンドでストライクを投げたかったですが、すてきな経験をさせていただいてとても楽しかったです」とコメントした。

◆首位ソフトバンクに優勝へのマジックナンバー36が再点灯した。2位ロッテとの直接対決3連戦の初戦で勝利。ゲーム差を11に広げ、貯金は今季最多を更新する32となった。1回、1番牧原大が初球を左前打。2番今宮の通算250二塁打で無死二、三塁とし、3番栗原の右翼線2点適時二塁打が飛び出した。先発のモイネロは4回まで無安打投球も5回に1失点。それでも直後の6回、正木と甲斐が適時打を放ち再び突き放した。ソフトバンクは7月30日にM42を点灯させたが、翌31日に敗戦し消滅。ちょうど1週間ぶりのマジック再点灯となった。

◆ロッテの先発小島和哉投手は苦手ソフトバンクを攻略できなかった。試合前まで通算11試合で1勝5敗、防御率5・34と苦戦していた相手に、この日も初回に3失点と立ち上がりから攻め込まれ、5回1/3を10安打6失点。悔しげな表情で降板した。吉井監督は「初回の今宮のツーベースは、追い込んでいたのに中途半端な攻めだった。あそこは勝負どころだった」と語った。

◆首位ソフトバンクに優勝へのマジックナンバー36が再点灯した。2位ロッテとの直接対決3連戦の初戦で勝利。ゲーム差を11に広げ、貯金は今季最多を更新する32となった。試合後の小久保裕紀監督(52)の一問一答は以下の通り。-最後はクローザーの松本裕の起用がハマった小久保監督 ハマるって。だってクローザーやんか、そんな。-9回は津森がポランコに3ラン献上。2点差に迫られる嫌な展開だった小久保監督 嫌な展開というかね。なんか、津森が(マウンドに)上がった時になんかちょっと緩いなって思ってたからやっぱりそうなった。まぁみんな勝ったやろみたいな。-それは隙か小久保監督 俺はそう見えたね。なんか、フォーク引っかけてニヤニヤ笑いながら。俺はああいうのはなんか、あって思ったらやっぱりそうなった。大いに反省してほしいです。-1番に牧原大を起用小久保監督 そうやね。初回も本当に見事な集中力と攻撃でね。モイネロが先発の中では、非常に有利に進められる展開になりましたけど。モイネロも調子は良くなかったと思う。球は良かったんですけど、あんなにコントロールを乱すのは珍しいですけど。でも1アウト三塁以上になってから空振りが取れて三振取れるのが、やっぱり他のピッチャーとの違いやなって。やっぱり中継ぎであれだけやってたピッチャーの真骨頂みたいな感じですよね。-栗原が初回に先制打。あれが大きかった小久保監督 もちろん、もちろん。もちろんです。ただ、次の1点が向こうに入ったんですけど、その次の回に追加点が取れたので。まぁまぁ9回だけですかね。反省点は。-例の数字(優勝マジック)が再点灯した小久保監督 そんなん、もう禁句言うたやん。

◆ソフトバンクが敵地・千葉で2位ロッテに打ち勝ち、優勝マジック「36」を再び点灯させた。初回に3番栗原陵矢内野手(28)の右翼線への2点適時二塁打などで3点を先制。6回にも3点を加え、打線は今季37度目の2ケタ安打を放ってカード初戦を取った。ZOZOマリンの連敗も3で止め、貯金も今季最多となる32。ホークスが炎暑に負けない熱い戦いで4年ぶりVロードを突き進む。ロッテに甘い顔を見せるわけにはいかない。ホークス打線が初回からつながった。プレーボール直後。ロッテ先発左腕の小島を一気に攻めた。4試合ぶりスタメン出場の1番牧原大が初球を左前に運ぶ。2番今宮は2球で追い込まれたが、3球目を左翼線二塁打。たった4球で無死二、三塁の好機をつくった。「連打でつないでもらった先制のチャンスを絶対に生かそうと思いました。いい形で先制点を取るバッティングができてよかったです」。3番栗原は小島のスライダーをうまく右翼線へ運び先制の2点タイムリー二塁打。さらに近藤も左前手適時打を放って一気に3点を先制した。4日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)は9回サヨナラ勝ち。劇的勝利の余韻そのままにホークス打線が機能した。敵地・ZOZOマリンは屈辱の思い出が詰まっている。優勝マジックを「1」とした一昨年は最終戦で敗れ、まさかのV逸。3位に終わった昨年はCSファーストステージで敗れファイナルへの道も絶たれた因縁の地だ。小久保新体制になったとはいえ、過去の屈辱は忘れてはいない。6回は4番山川が起点となった。先頭で詰まりながらも中前打を放つと近藤が四球を選び無死一、二塁。6番正木が中堅越えのタイムリー二塁打だ。「2打席目まで抑えられていたので、このチャンスで絶対に結果を、と気合を入れました。気持ちで押し込んだ1本でした」。詰まりながらもワンバウンドでバックスクリーンに飛び込む気合の一打だった。小久保監督も先手必勝の攻撃陣を称賛した。「初回も本当に見事な集中力と攻撃でね。モイネロが先発の中では非常に有利に進められる展開になりました。(5回に)1点が向こうに入ったけど、次の回に追加点が取れたのでね」。ZOZOマリンの連敗も3でストップ。マジック再点灯とともに、さらに熱い戦いを加速させて行く。【佐竹英治】甲斐(6回の左前タイムリーに)「打ったのはスライダー。いい流れの中での打席で、思い切って行くことができました」近藤(1回1死二塁で左前適時打。3試合ぶりの打点)「自分のバッティングをすることに集中しました。フルカウントからうまくコンタクトすることができました」

◆ソフトバンク先発のリバン・モイネロ投手(28)が苦しみながら8勝目を手にした。4回まで無安打投球だったが、5回に初安打を許すと、無死一、二塁から岡に適時打を浴びた。だが、続く1死二、三塁のピンチをしのぎ、7回4安打1失点にまとめた。来日最多となる1試合6四死球。には「(ロッテは)良いバッターが多い。簡単に真ん中でいかないようにやった結果がフォアボールになった」と振り返った。小久保監督も「あんなにコントロールを乱すのは珍しい」と言及した上で、ピンチを脱した投球に「中継ぎであれだけやってたピッチャーの真骨頂」とうなずいた。

◆今季初の1番起用だったソフトバンク牧原大成内野手が3安打の活躍を見せた。1回先頭で初球を左前打。3番栗原の決勝打につなげた。「自分の持ち味である積極性をしっかり出すことができて良かった」。2カード前の楽天戦では3試合連続で失策。前カードは3試合スタメンから外れ「その悔しさをぶつけようと思って今日の試合に挑みました」とヒーローインタビューで笑みをこぼした。

◆首位ソフトバンクとのカード初戦を落とした。先発の小島和哉投手(28)は立ち上がりから攻め込まれた。初回の先頭からいきなり3連打を浴びるなど3失点。2回から変化球を中心に立て直したが、6回にも失点し5回1/3を10安打6失点で悔しげな表情で降板した。吉井理人監督(59)は「調子はそんなに悪いとは思わなかったんですけど、初回の今宮のツーベースは配球追い込んでいたのに、ちょっと中途半端な攻めだったので、あそこは勝負どころだった」と分析した。打線はソフトバンクの先発左腕モイネロを前に7回まで4安打におさえられた。吉井監督は「モイネロは60球ぐらいからバットの芯に当たりやすいボールが増えるっていう傾向があったので、今日もそんな感じだったんですけど、チャンスのところで3番4番がちょっとあんまりいいところがみられなかったので、次頑張ってもらいます」と奮起を促した。9回に代打・グレゴリー・ポランコ外野手(32)の3ランで2点差にまで迫ったが、反撃は及ばず。首位ソフトバンクとのゲーム差は11に広がった。

◆ロッテ・佐々木は中6日で先発予定の8日のソフトバンク戦に向けて、ブルペンで27球を投じた。右上肢のコンディション不良から54日ぶりに復帰した前回1日の西武戦は5回1失点で6勝目をマーク。登板後は1軍に帯同せず2軍にいる理学療法士のもとでリカバリーに励んだ。小野1軍投手コーチは「ケア優先で調整してきた。今日のブルペンを見ても問題なく来ている」と語った。

◆ソフトバンクが2連勝で優勝へのマジックナンバーを36で再点灯させた。一回に栗原の2点二塁打と近藤の適時打で先行し、六回は正木の二塁打などで3点を加えた。モイネロは7回1失点で8勝目。ロッテは小島が6失点と崩れた。

◆痛い敗戦となった。ロッテは首位ソフトバンクと11ゲーム差となり、自力優勝の可能性が再び消滅した。エース左腕の小島和哉投手(28)が一回に3失点するなど六回途中10安打6失点と踏ん張れなかった。一回から先頭の牧原大に左前打、今宮に左二塁打、栗原に右二塁打と3連打を浴びるなど3失点。二回以降は立ち直ったかに見えたが、2点差に迫った直後の六回に正木に適時二塁打を浴びるなど役目を果たせなかった。吉井監督は「調子はそんなに悪いとは思わなかったですけど、初回の今宮の二塁打は追い込んでたのに、ちょっと中途半端な攻めだった。あそこは勝負どころだった。あの3点で勝負あったかもしれないですね」と指摘した。打線は5点差の九回にポランコが3ランを放つなど一矢報いた。それでも先発のモイネロを打ち崩せず。指揮官は「モイネロは60球ぐらいからバットの芯に当たりやすいボールが増えるっていう傾向があった。今日もそんな感じだったんですけど、チャンスのところで3番(石川慎)、4番(ソト)がちょっとあんまりいいところを見れなかった。次、頑張ってもらいます」とし、九回の攻撃は「劣勢でもみんな最後まで諦めずにやってくれた」と評価した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
63313 0.670
(↑0.003)
M36
(-)
46412
(+6)
250
(+4)
68
(-)
69
(+1)
0.258
(-)
2.380
(↓0.02)
2
(-)
ロッテ
51416 0.554
(↓0.006)
11
(↓1)
45365
(+4)
353
(+6)
56
(+1)
45
(-)
0.253
(↓0.001)
3.280
(↓0.03)
3
(-)
日本ハム
48427 0.533
(↑0.005)
13
(-)
46364
(+5)
334
(+1)
67
(+1)
66
(-)
0.248
(-)
2.940
(↑0.02)
4
(-)
楽天
47472 0.500
(↓0.005)
16
(↓1)
47336
(+1)
396
(+5)
47
(-)
62
(-)
0.243
(↓0.001)
3.810
(↓0.01)
5
(-)
ORIX
42523 0.447
(↑0.006)
21
(-)
46283
(+6)
311
(+2)
41
(+3)
37
(-)
0.241
(↑0.002)
2.870
(↑0.02)
6
(-)
西武
29662 0.305
(↓0.004)
34.5
(↓1)
46224
(+2)
346
(+6)
38
(-)
52
(-)
0.208
(↑0.001)
3.220
(↓0.03)