ソフトバンク(☆3対2★)日本ハム =リーグ戦16回戦(2024.08.04)・みずほPayPayドーム福岡=
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日本ハム
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ソフトバンク
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勝利投手:澤柳 亮太郎(2勝1敗0S)
敗戦投手:田中 正義(3勝3敗16S)

本塁打
【日本ハム】野村 佑希(2号・7回表2ラン)
【ソフトバンク】栗原 陵矢(10号・4回裏ソロ)

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◆ソフトバンクがサヨナラ勝利。ソフトバンクは1点を追う9回裏、無死満塁から正木の犠飛で同点とする。なおも続く好機で柳町が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、2番手・澤柳が今季2勝目。敗れた日本ハムは、4番手・田中正が誤算だった。なお、この試合で日本ハム・宮西がNPB史上初となる通算400ホールドを達成した。

◆日本ハムの先発は伊藤大海。同投手は前回登板の7月28日西武戦で9回無失点で完封勝ち。通算6度目の完封勝利となったが、過去の完封勝利の次戦登板結果を出すと4勝1敗の防御率1・95。23年9月2日オリックス戦では黒星を喫したものの、9回1失点の完投だった。完封した後の登板でも好成績を残す伊藤だが、今日はどうか。

◆T.M.Revolution西川貴教(53)がセレモニアルピッチを務めた。セットポジションからノーバウンド、ストライク投球を披露し、ドーム内は大歓声に包まれた。この日が最終日の「鷹祭 SUMMER BO0ST」の特別ユニホームが「レボリューションイエロー」であることからゲスト出演が実現。「一体感が素晴らしいですね~」と真っ黄色に染まったドームに目を丸くした。同じ滋賀県出身のドラフト1位ルーキー、前田悠伍投手(19)には「我々にとってはプロスポーツで頑張っている滋賀県出身の選手の活躍は本当に勇気になっているので、精いっぱい応援させていただきたいです」とコメント。加えて「ぜひ、登場曲は僕がいいんじゃないかな。気を使う必要はないですけど、そうした方がいろいろいいと思いますよ」とニヤリと笑った。又吉、東浜、板東、武田らと親交があり、特に又吉とは「前に一緒にご飯を食べたりしました」という間柄だ。「今日もずっとブルペンで(練習に)付き合ってくれてすごく助かりました。彼のおかげで無事に投げ終わることができたんじゃないかなと思います」と笑顔だった。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(33)が遊撃手としてのパ・リーグ最多出場記録を樹立した。2番ショートでスタメン。松井稼頭央(元西武)の1531試合を超え、1532試合出場を果たした。5回終了で試合成立すると、記念ボードを掲げた。前日は松井稼頭央に並び「(プロ)1年目を思ったとき、正直ここまでできるとは思っていなかった。ケガもありましたが、もっともっと伸ばしていけるように、感謝の気持ちを忘れずにやっていけたらと思う」と話していた。今宮は明豊(大分)から09年ドラフト1位で入団。今季がプロ15年目となっている。

◆日本ハム野村佑希内野手(24)がプロ初の代打本塁打を放った。1点を追う7回2死一塁。ソフトバンク大関の初球を捉え、中堅へ逆転の2号2ランを運んだ。「イソさん(五十幡)がランナーだったので、外野の間を抜ける当たりを打とうという意識でした。思い切って強いスイングをした結果、一番いい結果になってよかったです」とコメントした。打線は大関に7回1死までノーヒットだったが、4番レイエスが右前打を放って、まずはノーヒットノーランを阻止。代走五十幡が起用され、2死一塁から代打野村が登場。ソフトバンクファンはラッキー7の攻撃に備えてジェット風船を膨らませて準備する中で、野村の会心の打球が無数に立ち並んだ黄色のジェット風船の中へ飛び込んでいった。

◆日本ハム宮西尚生投手(39)が史上初の通算400ホールドを達成した。1点リードの8回に2番手で登板。先頭の代打牧原大に右前打を許し、続く周東は犠打で1死二塁。ピンチを背負ったが、代打中村晃を中飛に打ち取ったところで降板した。3番手で登板した池田が今宮を打ち取り、宮西が許した走者は残塁となり、レジェンド左腕の通算400ホールド目となる今季7ホールド目が確定。すぐさま場内でも大記録達成がアナウンスされ、新庄監督から記念パネルを受け取った宮西は、歓声と拍手の中でパネルを高々と掲げた。

◆/初球を力強く\これ以上ない大仕事代打 #野村佑希 逆転ホームラン?プロ野球(2024/8/4)?? ソフトバンク×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/JGqmsDFY10

◆/"この左腕をファイターズに捧げる"\前人未到の大記録鉄腕 #宮西尚生 通算400H達成?プロ野球(2024/8/4)?? ソフトバンク×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/XDzlh4kZXN

◆ソフトバンクが今季7度目のサヨナラ勝利を飾った。1点ビハインドで9回へ。栗原、山川の連打で無死二、三塁の好機をつくり、近藤は申告敬遠。満塁で正木が同点の右犠飛を放ち、なお1死二、三塁で柳町が中前に自身初のサヨナラ打を放った。これで5カード連続の勝ち越しが決定。小久保監督は「最後みんなでつないだチャンス。最後は今日ノーヒットの慶応2人でしたけど、しっかり決めてくれましたね」と笑顔だった。なお2位ロッテが勝利したため、優勝マジック再点灯は持ち越しとなった。

◆日本ハム伊藤大海投手(26)が7回3安打1失点と好投も、9回に田中正がサヨナラ打を許して9勝目を逃した。4回に栗原に先制ソロを浴びたが、失点はその1点のみ。「ホームランはもったいなかったですが、初回から高い集中力を保って投げることができました」。宮西の400ホールドには「すごすぎてピンときてないですけど(笑い)。あと50ぐらい、いけると思う」と話した。

◆日本ハム宮西尚生投手(39)が史上初の通算400ホールドを達成した。1点リードの8回に2番手で登板。先頭の代打牧原大に右前打を許し、続く周東は犠打で1死二塁。ピンチを背負ったが、代打中村晃を中飛に打ち取ったところで降板した。3番手池田が今宮を打ち取り、宮西が許した走者は残塁となり、レジェンド左腕の通算400ホールド目となる今季7ホールド目が確定した。一問一答は以下の通り。-おめでとうございます宮西 ありがとうございます。-率直に宮西 率直に? 「ああ、やっと達成できた」という感じです。-8回からの登板は、どのタイミングで言われたか宮西 いや、今日は8回から、(ホールド)シチュエーションになったら行くって言われていたので。-1点リードの8回のマウンド。最高にしびれる場面だった宮西 そうですね。最高にしびれる場面で。(対戦相手も牧原大、周東、中村晃で)今までずっと対戦してきた数が多いバッター陣なんで。なんか不思議な感じですよね。若い時代が来ているのに(笑い)。対戦するのが、いつもの顔ぶれというのは、それはそれですごく思い出には残りました。-ソフトバンクベンチからも拍手が起きていた宮西 そうですね。本当にありがたいことで。スタンドもね、ほとんどホークスファンですけど、拍手も頂いて。コンちゃん(近藤)とか有原とか元ファイターズのメンツもいて...むしろホールドに貢献してくれたメンツがいる前でできたというのは、なんか良かったなと思います。-400という数字と戦ってきたと思うが、解放された感じは宮西 だいぶん、解放された(笑い)。だいぶん呪縛から解放された感じはありますけど。まあ先が全部、自分は記録になっていくのがずっと続いていますから。どっちかと言えば、今まで(元中日)岩瀬さんの登板数だったり、それこそ(元巨人)山口さんのホールドであったり、目標があってここまで来ていたので。いざ、自分で節目を目指すというのは、やっぱしんどいんやなってのは感じましたね。-登板後にチームメートからはどんな声かけがあったか宮西 そうですね。もう本当に残り3つ、4つぐらいのところから、野手もブルペンもみんなが残りあと何個、何個ってカウントダウンしていたんで(笑い)。だから、そういう意味では達成できて良かったなと思います。-あらためて感謝を伝えたい方はいますか宮西 あー、もうそんなん言ったら1時間ぐらいかかるで(笑い)。いろんな人が出てくるし。まあでも、よく言いますけど、自分の体は強くないんで。やっぱりトレーナーさんが毎日ケアをしてくれて、夜遅くまでとか。それがあったからこそ、ほんまここまで投げられているっていうのはあるんで。いろんな本当に感謝しないといけない人は多いんですけど、まずはトレーナーさんに感謝したいなと思います。-400ホールド達成して、次の目標は宮西 次の目標? うーん、そうね。401といきたいところですけど...だけどやっぱり、ほんとに、なんていうかな、今このチームでほんまに日本一を目指したい、っていう思いは強いんで。そこかな。自分のことは、もうなんかあんまり記録は興味なくなったかな。登板もそうだし、ホールドも節目はとりあえず達成できたし。あとはなんか、みんなで喜び合いたいっていうのが一番かな。

◆日本ハム野村佑希内野手(24)のプロ初代打本塁打は、空砲となった。1点を追う7回2死一塁、ソフトバンク大関の初球を捉え、中堅への2号2ランとした。「イソさん(五十幡)がランナーだったので、外野の間を抜ける当たりを打とうという意識でした。思い切って強いスイングをした結果、一番いい結果になって良かったです」と一時逆転の1発を喜んだが、最後はサヨナラ負けとなった。

◆日本ハム宮西尚生投手(39)が前人未到の通算400ホールドを達成した。1点リードの8回、ソフトバンク打線から2つのアウトを奪って到達。「やっと達成できた」。笑顔で新庄監督から記念パネルを受け取って掲げると、敵地でも大きな拍手を受けた。これまでの節目は2年に1度ほどのペース。今回は20年8月13日に到達した350の節目から1452日を要し「だいぶ呪縛から解放された」と笑った。サヨナラ負けに終わった試合後、ベンチ裏で選手、首脳陣らが宮西を祝福した。その場で、新庄監督も「すごすぎてピンと来てない」と話したように孤高の大記録を打ち立て、次なる目標は-。「このチームで、ほんまに日本一を目指したい。自分の記録は興味なくなったかな。みんなで喜び合いたい」。この数年は苦しみ、今季も開幕2軍だったが、不死鳥のようによみがえった北の鉄腕。まだまだ、誰も追いつけないところまで投げ続ける。通算400ホールド=宮西(日本ハム) 4日のソフトバンク16回戦(みずほペイペイドーム)で今季7ホールド目を挙げて達成。プロ野球史上初めて。初ホールドは08年4月4日オリックス1回戦(京セラドーム大阪)。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(33)が遊撃手としてのパ・リーグ最多出場記録を樹立した。2番ショートでフル出場し、松井稼頭央(元西武)を超える1532試合出場に到達。5回裏終了後には記念ボードを掲げて一礼した。「メジャーに行っている方もいますし、セ・リーグを見た時には2000を超えている方(巨人坂本)もいる。また1試合1試合積み重ねて、1年でも長くショートとして出られるように頑張りたい」と気持ちを新たにした。

◆ソフトバンクが今季7度目のサヨナラ勝利を飾り、5カード連続の勝ち越しを決めた。1点を追う9回。無死満塁の絶好機から正木の同点犠飛、柳町のプロ初サヨナラ打が飛び出した。2位ロッテが勝利し優勝マジック再点灯はお預けとなったが、6日からの直接対決3連戦に弾みをつけた。ヒーロー柳町は「欲を言えば正木で決めて欲しかったんですけど...」と謙虚に照れ笑い。同じ慶応-慶大の2学年下の後輩にあたる正木は、初球からフルスイングを見せた。2球目を右翼に運び、柳町の劇勝につなげた。「(正木の)気持ちは伝わった。結果でつないでくれたので、それも励みになった。やってやろうという気持ちにさせてくれた」。ともに無安打だった慶応コンビが、最終打席で大仕事だ。陰のヒーローもいる。9回の守備で、途中出場の甲斐が1イニングで2度も盗塁を阻止した。五十幡、松本剛の日本ハムの誇る俊足コンビに"甲斐キャノン"を発動。小久保監督も「逆転の要因は甲斐拓也です。こっちに流れが来たんだろうなっていうようなゲーム。(捕球した)今宮のタッチも含めて」と称賛した。主力が支え、若手が決める。本拠地のボルテージは最高潮だった。【只松憲】栗原(4回に先制の10号ソロ。2年連続2ケタ本塁打に到達)「打ったのはカーブ。自分のスイングができたと思います。何とか先制点をという中で、大事な先制の1本となって良かったです」

◆ソフトバンク大関友久投手(26)が8回2安打2失点の力投でサヨナラ勝利につなげた。7回1死までは無安打投球。レイエスに初安打されると、野村に一時逆転の2ランを浴びながらも先発の役割は十分に果たした。「野村選手に打たれたボールが今日の試合で唯一の失投でした。本当に悔しかったですが、チームが逆転で勝てたことがうれしいです」。白星こそつかめなかったが、決着後は歓喜の輪で笑みを浮かべた。

◆日本ハム宮西尚生投手(39)の恩人の1人がオリックス厚沢投手コーチだ。入団当初の投手コーチで、1年目の春季キャンプでサイドスローへの転向を勧めてくれたことが、北の鉄腕伝説の始まり。同コーチは愛情を込めて言う。「"変態"。そうじゃなきゃ、あの尋常じゃない数字は達成できない」。その"変態"ぶりが発揮されたのが14年のCS。「あいつは骨折していても投げたから。度肝を抜かれた」。投球時の軸足側の左すねを疲労骨折しながら、CS3試合に投げて無失点だった。どんな状況でも力を発揮できる理由がある。「宮西は調整登板をしたことが1回もない。春先の紅白戦でも。日本シリーズのマウンドでやらないことは、絶対にどこのマウンドでもやらないというポリシーを持っていた」と振り返る。そして、同コーチは「あいつは生涯で100リットルぐらい肘から水を抜いてんじゃない? そこまでしても投げるのはプロ中のプロだよ」とたたえた。この日の試合後。宮西の左肘には、ばんそうこうが貼られていた。「(次カードの)仙台に向けて注射を打ってきました。たまたま今日はチームドクターが来ていたんで。やっぱ、水がたまるんでね」と明かした北の鉄腕の"変態"ぶりは、まだまだ続きそうだ。【日本ハム担当=木下大輔】

◆ソフトバンクがサヨナラ勝ちした。1―2の九回無死満塁で正木智也外野手の犠飛で追い付き、柳町達外野手の適時打で勝負を決めた。大関が8回2失点と粘り、2番手の沢柳が2勝目を挙げた。日本ハムは抑えの田中正が踏ん張れなかった。

◆日本ハムは九回、抑えの田中正が崩れ、サヨナラ負けを喫した。先頭からの連打と申告敬遠で無死満塁となり、正木の犠飛と柳町の適時打でひっくり返された。ふがいない結果に「申し訳ないとしか言えない」と肩を落とした。0―1の七回、野村の2ランで一時は逆転したが踏ん張れず、首位ソフトバンクとの3連戦で手痛い負け越し。6日からの楽天3連戦を見据え、新庄監督は「力を合わせて一つ(勝利を)取りにいく」とコメントした。

◆日本ハムの宮西尚生投手(39)が4日、みずほペイペイドームで行われたソフトバンク16回戦で今季7ホールド目を挙げ、プロ野球史上初の通算400ホールドを達成した。2―1の八回にマウンドに上がると1安打されたが2死を奪って降板し、続く池田隆英投手が抑えた。「やっと達成できた。いろんな人に感謝したい」と喜んだ。2008年の入団から14年連続で50試合以上に登板し、18年7月に山口鉄也(巨人)を上回るプロ野球新記録の通算274ホールドをマーク。20年8月に350ホールドに到達していた。ホールドは05年からセ、パ両リーグで導入。中継ぎ投手が同点もしくはセーブが付く条件を満たす状況で登板して1死以上を奪い、リードを保つか同点のまま降板した場合に記録される。

◆ソフトバンクの今宮が遊撃手として通算1532試合出場を果たし、西武と楽天でプレーした松井稼頭央を抜いてパ・リーグ最多記録を更新した。記念ボードを掲げ、温かい拍手を送るファンに一礼し「1年でも長くショートで出られるように頑張っていきたい」と力を込めた。遊撃手として2013年から5年連続でゴールデングラブ賞を獲得。この日は九回の守備で捕手・甲斐の送球で二塁に入り、絶妙なタッチで2度も盗塁を防ぎ「改めて守備はすごく大事だなと思った」と胸を張った。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
62313 0.667
(↑0.004)
-
(-)
47406
(+3)
246
(+2)
68
(+1)
68
(-)
0.258
(-)
2.360
(-)
2
(-)
ロッテ
51406 0.560
(↑0.004)
10
(-)
46361
(+3)
347
(-)
55
(+1)
45
(-)
0.254
(-)
3.250
(↑0.04)
3
(-)
日本ハム
47427 0.528
(↓0.006)
13
(↓1)
47359
(+2)
333
(+3)
66
(+1)
66
(-)
0.248
(↓0.001)
2.960
(-)
4
(-)
楽天
47462 0.505
(↑0.005)
15
(-)
48335
(+10)
391
(+5)
47
(+1)
62
(-)
0.244
(↑0.002)
3.800
(↑0.01)
5
(-)
ORIX
41523 0.441
(↓0.005)
21
(↓1)
47277
(-)
309
(+3)
38
(-)
37
(-)
0.239
(↓0.001)
2.890
(-)
6
(-)
西武
29652 0.309
(↓0.003)
33.5
(↓1)
47222
(+5)
340
(+10)
38
(+1)
52
(-)
0.207
(-)
3.190
(↓0.05)