広島(☆6対4★)中日 =リーグ戦16回戦(2024.08.04)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:九里 亜蓮(5勝6敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝4敗31S))
敗戦投手:根尾 昂(0勝1敗0S)

本塁打
【広島】秋山 翔吾(4号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆広島が破竹の6連勝。広島は初回に中村貴、小園、坂倉の3者連続適時打などで幸先良く5点を先制する。続く2回裏には、秋山のソロが飛び出しリードを広げた。投げては、先発・九里が6回3失点の好投で今季5勝目。敗れた中日は、打線が8回に2点差まで迫るも及ばなかった。

◆中日根尾昂投手(24)が、今季初先発で炎上した。昨年9月30日巨人戦以来の先発登板。1回、先頭秋山を歩かせると、2番野間以下に4連打を浴びた。自らの暴投や悪送球もあり、失点を重ね、いきなり大量5点を奪われた。打撃では2回に適時二塁打を放ち打力を示したが、その裏には秋山に4号ソロを浴びた。今季は5月に1軍に昇格し、2試合に救援登板したものの、5月16日の阪神戦では原口に3ランを浴びるなど結果を出せず、立浪監督に「まだまだスピードも制球力も上げていかないと」と2軍での再調整を命じられた。その後は2軍戦で先発6試合で2勝0敗、防御率1・53と状態を上げ、1軍に戻ってきた。2軍での成果を示すべくマウンドに上がったが、5連勝中の首位広島の勢いを止めることができなかった。4回の攻撃で代打が送られ、今季初先発は3回54球、8安打6失点(自責5)で終了。プロ初勝利はならなかった。

◆広島が中日根尾から2回までに6得点を奪って、3回でKO、連勝を今季最長の6に伸ばした。今季初先発の右腕の立ち上がりを集中攻撃で沈めた。1回、四球で歩いた秋山が野間の左前打で一気に三塁を陥れると、中村貴が投手のグラブをはじく適時内野安打で応えて先制。小園、坂倉が連続適時打で続いた。さらに1死後、矢野が左中間を破る適時二塁打で1番から5番まで5者連続得点。鮮やかな先制攻撃に、新井監督は「いい準備ができていたと思う」と拍手を送った。1番から7番まで、左を並べた。1軍のデータは多くないが、ウエスタン・リーグでは右打者の被打率2割4分に対し、左打者の被打率3割3厘だった。「"よし行って来い!"という感じでスタメンを組みました」と新井監督が起用した若手の思い切りが早期KOにつながった。若手に触発されたベテランの秋山は1回の好走塁に続き、2回には4号ソロ。「若い選手がたくさん出ていたので、より若く見られるようにプレーしたいと思っていました」と笑った。昨季は主力の離脱が相次いだが、今季は外国人選手の離脱はあっても主力は元気だ。若手も着実に力をつけている。今季最長連勝と勢いに乗って、6日から優勝争いする巨人、阪神に加え、DeNA3連戦まで9連戦に臨む。【前原淳】▽広島中村貴(1回の先制打がプロ初の決勝打に)「結果を残せなかったらいつ落ちてもおかしくないですし、いつ試合に出られなくなるかも分からない。結果を残したいという気持ちだけです」▽広島九里(6回3失点で6月26日ヤクルト戦以来の5勝目)「防げる失点もあったと思うので、また反省して、いい投球ができるようにしっかり準備したい」

◆中日の根尾は今季初先発で制球が甘くなり、二回までに6失点した。一回は先頭に四球を与えると、その後はフォークボールなどを捉えられて4連続長短打を浴びた。自らの失策も絡み5失点。二回のソロ本塁打を含め計8安打を許し、三回で降板した。「自分のミスで失点してしまった」と悔やんだ。かつて高校球界を沸かせたスター。投手転向3年目の今季は変化球の精度を高め、直近の2軍戦では6回を無失点と好投していた。「まずは1勝しないと始まらない」とプロ初勝利を目指して臨んだマウンドだったが、ほろ苦い内容になった。

◆広島は序盤のリードを守りきり今季最長の6連勝。貯金も今季最多の「11」に伸ばし首位をキープした。広島は一回、中日先発の根尾から一挙5点を奪う猛攻を見せると、二回には秋山が4号ソロを放った。先発の九里亜蓮投手(32)は6回3失点で5勝目(6敗)を挙げた。6月26日のヤクルト戦(マツダ)以来となる白星を挙げた九里は「どうにか抑えられるようにマウンドに上がりました。初回から野手の皆さんがたくさん点をと取ってくれたので、気持ち的に楽に投げてましたけど、点を取られてしまったので申し訳ない。次からもっといいピッチングができるように頑張ります」と反省。また4号ソロを打った秋山には「いつも試合前に秋山さんにホームラン打ってくださいとお願いしていたので、今日はすごいホームランを打ってくれて嬉しかったです」と感謝した。その本塁打について秋山は「すごいいい手応えだったので、ちょっと調子に乗って少しゆっくり走りました」と振り返っていた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
50394 0.562
(↑0.005)
-
(-)
50268
(+6)
229
(+4)
36
(+1)
45
(-)
0.233
(↑0.001
2.180
(↓0.02)
2
(-)
巨人
51425 0.548
(↑0.005)
1
(-)
45297
(+4)
263
(+1)
54
(-)
44
(+1)
0.238
(-)
2.540
(↑0.02)
3
(-)
阪神
51435 0.543
(↑0.005)
1.5
(-)
44313
(+4)
272
(-)
41
(+1)
31
(+1)
0.235
(-)
2.260
(↑0.03)
4
(-)
DeNA
46501 0.479
(↓0.005)
7.5
(↓1)
46328
(-)
336
(+4)
66
(-)
47
(-)
0.251
(↓0.002)
3.080
(↓0.01)
5
(-)
中日
41526 0.441
(↓0.005)
11
(↓1)
44233
(+4)
313
(+6)
40
(-)
28
(-)
0.236
(-)
2.720
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
39534 0.424
(↓0.005)
12.5
(↓1)
47332
(+1)
352
(+4)
66
(-)
45
(+1)
0.237
(↓0.001)
3.450
(↑0.01)