オリックス(☆5対1★)ロッテ =リーグ戦15回戦(2024.08.03)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ロッテ
0010000001600
ORIX
10004000X51100
勝利投手:田嶋 大樹(5勝4敗0S)
敗戦投手:西野 勇士(8勝6敗0S)
  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 ロッテ戦チケット予約
◆オリックスは初回、1死二三塁から西川が犠飛を放ち、幸先良く先制する。その後同点とされるも、5回裏に来田と紅林の連続適時打で4点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、先発・田嶋が8回1失点の快投で今季5勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆オリックス紅林弘太郎内野手(22)の再出発を、河島英五さんが"後押し"した。紅林はロッテ15回戦(京セラドーム大阪)に6番・遊撃でスタメン出場。2回1死で初打席に立った際、河島英五さんの大ヒット曲「酒と泪と男と女」が場内に流れた。情感のこもる歌声に背中を押されたかのように、ロッテ先発・西野の初球をはじき返し、投手強襲の内野安打とした。また5回には2死満塁からの来田の2点適時二塁打に続き、なおも2死二、三塁で2点適時打を放った。1日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で相手のディレード盗塁で二塁カバーに入らなかったとして、中嶋監督が激怒。「翌日からファームか」と報道陣に聞かれた紅林は「ファームです。全部見つめ直していかないといけない」と2軍降格を認めていたが、出場選手登録は抹消されず。2日のロッテ14回戦(京セラドーム大阪)はベンチ外だったが、中嶋監督が「本人に言ったのは『そんなんしとったら』という話。本人がそう(降格と)取っただけ」と説明。2日に改めて本人と話し「しっかり切り替えて来いよという話をした」と明かしていた。3日の練習後、紅林は「やるしかないと思うんで、頑張ります」と試合に集中。監督との対話については「言葉で言ってもしょうがないと思うんで、行動で示しますと。って感じです」と、試合で結果を出すことを誓っていた。

◆ロッテ高部瑛斗外野手(26)が3日、オリックス15回戦(京セラドーム大阪)を欠場した。右膝に痛みを訴え、検査のために帰京した。試合復帰は最短で6日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)からとなる。吉井監督は「水がたまって膝が曲がらなくなっていたので、念のために検査に行きました。もし何か不具合があったら、抹消になるかなと思います」と説明。またこの日、角中勝也外野手(37)が腹痛で出場登録を抹消された。10日間で再昇格できる見込みという。

◆ロッテ西野勇士投手(33)が5回9安打5失点で6敗目を喫した。同点の5回2死から、2連打、死球を挟んでさらに2連打で、4点を勝ち越された。2回1死でオリックス紅林の打球を左足に受けるアクシデントがあったが、何とか5回を投げきった。「(当たったのは)内側です。すねの横ですね。(投球への影響は)関係ないです。耐えないといけないところで耐えられなかった」。打線は田嶋を打ち崩せず、西野の連勝もチームの連勝も4で止まった。

◆オリックス田嶋大樹投手が28歳の誕生日を5勝目で飾った。1点を失った3回以外にも3度得点圏に走者を背負うも、決定打は許さず。今季最長の8回を1失点で投げ切った。試合後、ファンの祝福に「いい誕生日になったと思います。連敗もここで1回止まって、またここからしっかり勢いつく感じだったらいいなと思います」と次戦を見据えた。

◆オリックスが効果的に追加点を重ね、7月17日西武戦(ベルーナドーム)から続いていた連敗を1分けをはさむ10で止めた。初回、西川龍馬外野手(29)の犠飛で1点を先制。3回に追いつかれたが、5回2死無走者から森友哉捕手(28)の安打を起点に満塁とし、来田涼斗外野手(21)の適時二塁打で2点を勝ち越し。紅林弘太郎内野手(22)も2点打で続き、4点を勝ち越した。先発の田嶋大樹投手(28)が今季最長の8イニングを1失点で投げ抜いた。自身の28回目の誕生日を、連敗阻止の5勝目で飾った。10連敗中のオリックス、9連敗中のDeNA、5連敗中の西武、4連敗中の巨人が勝ち、4球団が連敗を止めた。5連敗以上の3球団が同じ日に連敗を止めたのは52年8月30日(松竹、広島、国鉄)と83年6月3日(中日、阪神、ロッテ)の2度、9連敗以上の2球団が同じ日に止めたのも2度あったが、4連敗以上の4球団が同じ日に連敗ストップは初めて。中嶋監督(「行動で示す」と約束した紅林の姿勢に)「まあ、普通じゃないですか。当たり前のようにやって。急に変わったわけでもないですし」来田(同点の5回2死満塁で決勝の2点適時二塁打)「ずっとチームも負けていましたし、僕にできることは必死にやることだと思うので、1球1球大切にやっていきました」

◆オリックス・来田涼斗外野手(21)がここ一番で結果を残した。1―1の五回2死から森、西川が連打で好機を作り、セデーニョは死球で満塁に。ここで来田がロッテ先発・西野のフォークを左翼線にはじき返して2点打とし、勝ち越しに成功した。続く紅林も左前に落としてリードを4点に広げた。

◆オリックスは投打がかみ合い、後半戦初勝利。7月17日の西武戦(ベルーナ)から続いていた連敗(引き分けを挟む)を10で止めた。一回に4番・西川の犠飛で先制したが、三回に追いつかれた。それでも五回に2死から意地を見せた。森、西川が連打でつなぎ、セデーニョが死球で満塁。ここで高卒4年目の来田が左翼線へ勝ち越しの2点打。前日2日にベンチ外となっていた紅林も2点打で続いてリードを広げた。先発の田嶋は8回1失点で5勝目を挙げた。

◆オリックスが連敗を10でストップ。1―1の五回に2死から来田の2点二塁打と紅林の2点打で4点を勝ち越した。田嶋は球に力があり、要所を締めて8回1失点で5勝目を挙げた。西野が粘れなかったロッテは連勝が4で止まった。

◆ロッテは西野が粘りきれず、5回9安打5失点で6敗目。1―1の五回に2死から死球を挟んで4連打を浴びて4失点。自身5試合ぶりの黒星に「耐えないといけないところで耐えられなかった」と唇をかんだ。攻撃では田嶋から1点しか奪えず、連勝が4でストップ。吉井監督は「真っすぐを捉えられなかった。また対策を考えて次はやっつける」と話した。

◆ナインとオリ党による勝ちどきが京セラドームにこだました。悪夢のような連敗を止めたオリックス・中嶋監督はベンチで表情を緩めながら拳を握った。「本当に誰もが勝ちたいと思ってなかなか結果につながらなかったけど、こうやって結果になってよかった」黒星ばかりが並ぶ日々にチーム一丸で終止符を打った。1―1で迎えた五回に2死から森、西川のクリーンアップ2人が連打で好機を演出。セデーニョの死球で満塁とし、来田が左翼線へ勝ち越しの2点打を放った。紅林も2点打で続き、先発の田嶋は8回1失点でリードを死守した。汚名返上に燃える男がいた。1日の日本ハム戦(エスコン)の遊撃守備で盗塁の際のベースカバーに入れず懲罰交代となった紅林は、2日の試合ではベンチ外となった。同日の午前中は反省を込めて舞洲で「鍛錬していた」という。改めて指揮官と話し合い「行動で示します」と決意表明した上で、このゲームに臨んでいた。そして、6月27日のソフトバンク戦(京セラ)以来の3安打猛打賞で有言実行だ。中嶋監督は「普通じゃないですか。急に変わったわけでもない」とホメることなかったが、ここで〝反発力〟を魅せた22歳とともに、チームもここから仕切り直さなくてはならない。7月17日の西武戦(ベルーナ)から続いていた連敗を10で止め、18日ぶりの勝利をつかんだ。将は「ほっとはしないですよ。そらいつかは勝つでしょうから。これで明日も負けたりしたら意味がなくなる」と気を引き締め直す。借金は10。一つずつ白星を積み上げ、反撃の8月にしていく。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
61313 0.663
(↓0.007)
-
(-)
48403
(+7)
244
(+8)
67
(+1)
68
(-)
0.258
(↑0.001)
2.360
(↓0.04)
2
(-)
ロッテ
50406 0.556
(↓0.006)
10
(-)
47358
(+1)
347
(+5)
54
(-)
45
(-)
0.254
(↓0.001)
3.290
(↓0.03)
3
(-)
日本ハム
47417 0.534
(↑0.005)
12
(↑1)
48357
(+8)
330
(+7)
65
(+2)
66
(+1)
0.249
(↑0.001)
2.960
(↓0.03)
4
(-)
楽天
46462 0.500
(↓0.005)
15
(-)
49325
(-)
386
(+7)
46
(-)
62
(-)
0.242
(↓0.001)
3.810
(↓0.04)
5
(-)
ORIX
41513 0.446
(↑0.006)
20
(↑1)
48277
(+5)
306
(+1)
38
(-)
37
(-)
0.240
(↑0.001
2.890
(↑0.02)
6
(-)
西武
29642 0.312
(↑0.008)
32.5
(↑1)
48217
(+7)
330
(-)
37
(-)
52
(-)
0.207
(↑0.002)
3.140
(↑0.03)