広島(☆4対1★)中日 =リーグ戦15回戦(2024.08.03)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:森下 暢仁(8勝4敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝4敗30S))
敗戦投手:大野 雄大(1勝3敗0S)
  DAZN
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◆広島が5連勝。広島は1点を追う5回裏、森下の適時打などで3点を挙げ、逆転に成功する。そのまま迎えた7回には、2死三塁から秋山が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・森下が8回1失点8奪三振の快投で今季8勝目。敗れた中日は、打線がつながりを欠いた。

◆中日大野雄大が22年7月9日以来の広島戦登板。広島戦は通算11勝17敗の大野だが、負け越しの原因はマツダスタジアム。同球場は通算18試合に登板し2勝8敗、防御率4・96。広島戦の借金6はマツダスタジアムでつくったもので、白星は13年5月10日の7回戦と14年9月11日の23回戦だけ。現在6連敗中のマツダスタジアムで10年ぶりの白星を挙げられるか。

◆中日大野雄大投手(35)が亡き後輩を思い、今季4度目の先発マウンドに上がった。8月3日は21年に、中日の現役投手だった木下雄介さんが27歳の若さで亡くなった命日。同年の東京五輪で侍ジャパンの一員だった大野はその4日後の7日、「あいつに報告したかった」と横浜球場の夜空に金メダルを掲げた。あれから3年、35日ぶりの先発が命日に重なった。4回まで0を並べたが、1-0の5回に崩れた。先頭の坂倉から4連打を浴び、自らの悪送球も絡んで3点を失った。4回7安打3失点(自責1)で降板。マツダスタジアム10年ぶりの白星を天国に届けたかった。

◆広島の先発森下暢仁投手(26)が投打にわたる活躍で今季2度目の5連勝に導いた。4回まで3度、先頭に安打を許す投球も、味方の好守もあり最少失点にしのいだ。打撃では5回。3連打などで追いつき、なお無死二、三塁でたたきつけた当たりが二遊間を破った。勝ち越しの2点適時打に「あそこでリードしたので、絶対に点を取られたくない気持ちにもなりました」と投球のギアも上がった。6回、7回と無安打に抑えると、8回無死一、二塁も後続を切って101球を投げ抜いた。8回1失点で、リーグ3位タイの8勝目を手にした。新井監督(森下の打撃に)「普通に期待していました。高めに浮いてきてくれれば、相手も(内野が)前進だったし、森下ならなんとかバットに当ててくれると思っていた」

◆広島が先発森下の投打にわたる活躍で逆転勝利し、今季2度目の5連勝とした。先発森下は立ち上がりから先頭に安打を許すイニングが目立つも、3回の1失点にしのいだ。5回には3連打などで同点に追いつくと、なお無死二、三塁で自らたたきつける打撃が二遊間を抜ける2点勝ち越し打となった。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-森下投手は先頭に安打を許す立ち上がりだったが新井監督 でも、要所を締めて、今日も素晴らしいピッチングですね。何も言うことはございません。今日も素晴らしいピッチングでした。-そういった立ち上がりから8回まで投げたことで中継ぎを休ませられた新井監督 それも大きかったね。この暑い中しっかり8回まで投げてくれて、ブルペンの負担も軽くしてくれて、本当にこちらも助かりました。-打撃でも新井監督 ベンチから、普通に期待していました(笑い)。-内野前進のシチュエーションもあり、内野ゴロでもという意識が見えた新井監督 見ていても高めに浮いてきてくれれば、相手も前進(守備)だったし、森下ならなんとかバットに当ててくれると思っていた。本当ナイスバッティングだったと思います。-森下選手の8番起用の狙いをあらためて新井監督 アツ(9番会沢)もしっかり振れているので。仮に前(の打者が)が出たら森下が送ってアツ、というのも考えている。いろいろ考えて、8番に入った方がいいのかなと。バッティングがいいから8番に入っているというだけじゃなく、いろいろな動きをイメージしながら。-栗林投手の30セーブ新井監督 本人も、トップをいきたいと思っていると思う。今日30セーブ目? ライデル・マルティネスに並んだでしょう。素晴らしい数字だと思います。今日も球自体の勢いはあったように見えました。素晴らしい、うちのクローザーですから。そういう意味でもアキ(秋山)の3点目は大きかったね。7回にアキのヒットでリードを3点にしたというのは大きかったです。

◆広島が1回に打者9人の猛攻で中日先発根尾から5点を奪い、逃げ切った。中軸の3者連続適時打などで1番から5番まで連続得点をマーク。2回には秋山に4号ソロも飛び出した。大量リードに先発九里は6回までに3点を失いも、約1カ月ぶり白星となる4勝目。7回からは島内、ハーン、栗林とつないだ。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-1回の攻撃新井監督 立ち上がりにいい攻撃ができたと思います。(先制打の中村)貴浩もよく打ったよね。-データが少ない中で一巡目から対応した新井監督 いい準備ができていたと思う。根尾君ということでファームで対戦もしていると思う。球の軌道だったりは立っていると思うので、複合的に考えて若手主体(のスタメンで)に行きました。いい結果が出た選手も、そうではなかった選手も、彼らは結果が良かろうが悪かろうがすべて勉強。また、次につなげてもらいたいです。-秋山選手のホームランも大きかった新井監督 高めのボール球だったけどね。パワーありますね。アキ(秋山)も本当に元気ですね。出ずっぱりなんだけど、暑い夏なんだけど、さらに元気で頼もしいです。-九里投手は新井監督 久しぶりに勝ちがついたのかな。1カ月くらい勝ちが付いていなかったでしょう。まあ、粘ってよく投げたと思います。久しぶりの勝ちがついて、気持ち的にもちょっと楽になったと思う。また次の登板に期待しています。-後半戦、屋外球場での試合が続いていた。新井監督 本当マツダで6連戦、厳しい暑さだったけど、選手の頑張りに感謝したいと思います。-明後日から首位争いの球団と対戦が続く新井監督 残り試合あるので、特に高ぶるというのはないです。ドシッと。ただ、楽しみではあります。

◆広島は先発の森下暢仁投手(26)が8回1失点の好投で8勝目(4敗)を挙げた。チームは5連勝で今季最多の貯金「10」。首位をガッチリキープした。森下は三回、1死一、三塁のピンチを招くと福永に中前適時打を浴び先制を許した。しかし1点を追う五回、無死一、二塁から矢野のバント内野安打と相手の失策が絡み同点に追いつくと、二、三塁のチャンスで森下が中前に2点打を放ち、自らのバットで勝ち越しに成功。その後は好投を続け、リードを守り抜いた。〝二刀流〟活躍を見せた森下は「チームが勝つことができてよかった。守備に助けてもらい最少失点で投げることができた」と守備陣に感謝。自身のバッティングについては 「今回も床田(寛樹)さんが打っていいよ言っていたので1本出てよかったです。(床田さんは)悲しんでいると思います」と冗談を飛ばした。

◆広島の栗林が2年ぶりの30セーブに到達した。中日のマルティネスとリーグトップで並び「苦しいピッチングが続いているけど勝ち切れているのは捕手の方々のリードのおかげ」と会沢、坂倉、石原への感謝を口にした。九回は先頭から連打を浴びたが、走者の判断ミスと内野手の連係に助けられた。「無死一、三塁と1死一塁とでは全然違う」とほっとしていた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
49394 0.557
(↑0.005)
-
(-)
51262
(+4)
225
(+1)
35
(-)
45
(-)
0.232
(↑0.001
2.160
(↑0.02)
2
(1↑)
巨人
50425 0.543
(↑0.005)
1
(-)
46293
(+8)
262
(+4)
54
(+3)
43
(-)
0.238
(↑0.002)
2.560
(↓0.01)
3
(1↓)
阪神
50435 0.538
(↓0.005)
1.5
(↓1)
45309
(+4)
272
(+10)
40
(+2)
30
(+1)
0.235
(↑0.001)
2.290
(↓0.05)
4
(-)
DeNA
46491 0.484
(↑0.005)
6.5
(-)
47328
(+10)
332
(+4)
66
(+2)
47
(+1)
0.253
(↑0.001)
3.070
(↓0.01)
5
(-)
中日
41516 0.446
(↓0.005)
10
(↓1)
45229
(+1)
307
(+4)
40
(-)
28
(-)
0.236
(↑0.001
2.690
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
39524 0.429
(↓0.004)
11.5
(↓1)
48331
(+4)
348
(+8)
66
(+1)
44
(-)
0.238
(-)
3.460
(↓0.06)