広島(☆1対0★)中日 =リーグ戦14回戦(2024.08.02)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:黒原 拓未(4勝2敗0S)
(セーブ:ハーン(0勝0敗2S))
敗戦投手:小笠原 慎之介(4勝8敗0S)
  DAZN
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◆広島が投手戦を制した。広島は0-0で迎えた6回裏、小園の適時打で試合の均衡を破る。投げては、先発・野村が5回無失点。その後は4投手が無失点リレーを展開し、2番手・黒原が今季4勝目を挙げた。敗れた中日は先発・小笠原が好投を見せるも、打線が好機を生かせなかった。

◆広島が今季6度ゼロ封負けを喫している中日にゼロ封返しで4連勝とした。今季初先発の野村から若手中継ぎ陣がバトンをつなぎ、最後はハーンが締めた。連投の栗林に加え、セットアッパー島内まで休ませることを決めた中、今季15度目のゼロ封勝利。新井監督は「みんな信頼している。誰を出しても自信をもって送り出しています」と厚みが増したブルペンの陣容に胸を張った。広島現役最年長投手の粘投が流れをつくった。プロ13年目で最も遅いシーズン初登板となった野村は、最速139キロの直球と多彩な球種を織り交ぜて5回6安打無失点。投手の高速化が進むプロ野球界を生き抜いてきた技を見せつけた。「何とか1勝でも多く勝っていかないといけないところ。チームが勝てたので良かったです」。自身の今季初白星は持ち越しも、チームは勝って首位をキープ。優勝争いする先発陣に、円熟味のある右腕が加わった。▽広島黒原(6回に2番手で登板し4勝目)「自分がしっかりゼロでつないで、打線を信じて投げようとマウンドに向かったので、そのあたりは強気にいつも以上に腕を振って投げられたと思います」▽広島小園(6回に技ありの決勝打)「食らいつけました。簡単に追い込まれたが、うまく粘れて良かった。そういう感覚を持ちながら(今後に)生かせていけたら」▽広島ハーン(16戦連続無失点で2セーブ目)「投手陣がしっかり抑えて守備陣が頑張った。(広島)らしい野球できた。自分としては与えられたイニングをしっかり抑えることができた」

◆広島が5投手のリレーでゼロ封勝利した。先発野村は5回まで6安打を浴びながら無失点の粘投。6回を無失点に抑えた黒原が4勝目を挙げ、7回以降は塹江、森浦とつなぎ、最後はハーンが来日初セーブで締めた。唯一の得点は6回。野間の二塁打から小園の技あり右前適時打で先制。決勝点となった。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-野村投手が再三のピンチしのいだ新井監督 彼にとって今シーズン初登板だったんですけど、さすがのピッチングでしたね。ランナーを背負いながらも、期待通りのピッチングをしてくれました。-中継ぎ陣もゼロでつないだ新井監督 そこはうちのストロングポイントですので。後からいったピッチャーも、しっかりゼロで抑えてくれたと思います。-打線は6回に1死から先制新井監督 野間もいいヒットだったんですけどね、小園の彼らしいヒットというか、あんな難しい球をね。いいタイムリーヒットだったと思います。-連日、二遊間を中心に好守新井監督 そこもうちのストロングポイントですので。今日も矢野にしても、キク(菊池)にしても、あのプレーは大きかったですね。今日もカープらしい野球ができたと思います。-栗林投手がベンチ外だった中で6回から継投策に出た新井監督 もう信頼している。みんな、誰を出しても自信をもって送り出しています。-島内投手もノースローのようだった新井監督 それもあった。昨日投げているので、今日投げると連投になる。そこはいいピッチャーがたくさんいるので、そこをうまく回しながらと思っていた。相手の打順との兼ね合いもみながら、そこをうまくマネジメントしていきたいなと思います。-若い投手がきっちりゼロでつないだ新井監督 黒原も、4勝目? 投げるたびに自信をつけてくれていると思いますし、塹江にしても、森浦にしても、ハーンも。こっちは本当に信頼して送り出しています。-1点差ゲームが続いている新井監督 こういう僅差のゲームというのは、後から若い選手が結構出ていますけど、緊迫した場面で出ることで成長すると思います。ひとつのミスが命取りになる。でも、そのミスをしちゃいけないというところで、球際を攻めていくというのは選手も成長するし、チームとしても成長するんじゃないですか。

◆広島が連勝を4に伸ばした。六回に小園の適時打で先制。5投手による無失点リレーで逃げ切った。今季初登板の野村が5回6安打無失点と好投した。中日は打線が好機を逃し、6回1失点の小笠原を援護できなかった。

◆広島は、小園海斗内野手(24)が決勝打を放ち4連勝で首位をキープした。小園は0-0で迎えた六回、1死二塁のチャンスで打席に立つと、右前へ適時打を放ち先制。このリードを投手陣が最後まで守り抜いた。今季初先発の野村は5回無失点の好投も勝ち負けは付かなかった。決勝打を放った小園は「全く狙っていない球でたまたま当たったので自分でもビックリしています。ピッチャーの方に頑張ってもらってますし、僕は守備でちょっと迷惑かけているので、これからもっと頑張りたい」と優勝へさらなる活躍を誓った。

◆中日先発の小笠原慎之介投手は6回1失点と好投したが援護に恵まれず、リーグワーストに並ぶ8敗目を喫した。六回1死から野間に二塁打を許し、続く小園に適時打を浴びた。この1失点が勝敗を分け「チームに貢献できなかった」と悔やんだ。二回以外は毎回走者を出しながらも踏ん張った。「直球の感じは良かった。また次頑張ります」と切り替えを強調した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
48394 0.552
(↑0.005)
-
(-)
52258
(+1)
224
(-)
35
(-)
45
(-)
0.231
(-)
2.180
(↑0.02)
2
(1↑)
阪神
50425 0.543
(↑0.005)
0.5
(-)
46305
(+4)
262
(+2)
38
(-)
29
(-)
0.234
(↓0.001)
2.240
(-)
3
(1↓)
巨人
49425 0.538
(↓0.006)
1
(↓1)
47285
(+2)
258
(+4)
51
(-)
43
(-)
0.236
(↓0.001)
2.550
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
45491 0.479
(↓0.005)
6.5
(↓1)
48318
(+2)
328
(+4)
64
(-)
46
(-)
0.252
(↓0.001)
3.060
(↓0.01)
5
(-)
中日
41506 0.451
(↓0.005)
9
(↓1)
46228
(-)
303
(+1)
40
(-)
28
(-)
0.235
(↓0.001)
2.700
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
39514 0.433
(↑0.006)
10.5
(-)
49327
(+4)
340
(+2)
65
(-)
44
(+1)
0.238
(-)
3.400
(↑0.02)