日本ハム(☆7対6★)オリックス =リーグ戦17回戦(2024.08.01)・エスコンフィールド北海道=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ORIX
00500010061513
日本ハム
121020001X71104
勝利投手:田中 正義(3勝2敗15S)
敗戦投手:山田 修義(1勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】森 友哉(5号・3回表3ラン),セデーニョ(9号・3回表ソロ),来田 涼斗(1号・7回表ソロ)
【日本ハム】清宮 幸太郎(4号・1回裏ソロ),石井 一成(4号・2回裏ソロ),マルティネス(11号・5回裏2ラン),郡司 裕也(9号・9回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 日本ハム戦チケット予約 ORIX戦チケット予約
◆日本ハムがサヨナラ勝利。日本ハムは1点ビハインドで迎えた5回裏、マルティネスの2ランが飛び出し、逆転に成功する。その後同点とされるも、9回に郡司のソロが飛び出し、試合を決めた。投げては、6番手・田中正が今季3勝目。敗れたオリックスは、先発・高島が精彩を欠いた。

◆日本ハム-オリックス17回戦は、平日木曜で祝日でもないが、午後2時開始のデーゲーム開催となっている。これは夏休み時期だからというわけではない。そうであれば7月30、31日のオリックス戦もデーゲームにしても、いいはずだ。これは、日程的な事情がある。日本ハムは、2日からみずほペイペイドームでのソフトバンク3連戦を控えており、移動の負担を考慮され、平日でもデーゲーム開催の日程が組まれている。ちなみに、夏休み中の平日デーゲームということで、駒大苫小牧吹奏楽局とのコラボ応援も行われる。球団関係者によると、チケットの前売り販売数は、夏休み期間の他のナイターゲーム同様、好調だという。ファーストピッチにはアーティストのGACKTが登場。球団通じ「試合とともにボクGACKTの投球も楽しんでください」とコメントしている。GACKT登板は、夏休み平日デーゲーム開催と、直接の関係はない。先発は日本ハムが、今季本拠初勝利を狙うドリュー・バーヘイゲン投手(33)。パリ五輪真っ盛りの中「最初から集中して見ているわけではないですけど、好きなバスケットボールを中心にニュースとかで情報を収集している」と言う。五輪もいいが、一番好きなのは、やはり母国米国で人気のNBA。テキサス州出身とあり「日本のバスケがいいとは聞いているんですけど、そこまで見てはいなくて。NBAのダラスマーベリックスのファンなので、その試合を見たりします」と地元愛を口にした。対するオリックスの先発は北海道出身の高島泰都投手(24)。滝川西高3年時には背番号10を背負い甲子園に出場している。テキサスから来たNBA好きの助っ人右腕と、夏の聖地甲子園を経験した道産子右腕が、平日昼下がりに、五輪超えの熱気を届ける。

◆アーティストGACKTが試合前、ファーストピッチに臨む。実施前、自身のSNSでは、以下のようにつぶやいている。今日は北海道エスコンフィールドで開催される日ハム対オリックスのファーストピッチに参加する。昔から何度も言ってるが、ボクは球技はてんでダメ。まして野球のように繊細な技術が必要なスポーツで、ボクがマウンドに立つこともおこがましいと心から思っている。が、今回は始球式でボールを投げさせてもらうことになった。正直、キャッチャーまで届くかすらだいぶ怪しい。届けば奇跡、ストライクなど入った日には大変なことになる。その時は、(株)オーシャンから奇跡を起こした記念にみんなにプレゼントを用意するらしいが、マジで期待しないでくれ。とにかくどんな結果であれ、最初で最後の始球式。盛り上げられれば幸い。みんな、試合と共にボクのボールが届くかどうかも楽しんでくれ。あ、、もし、デッドボールしたら、その時は本当にごめんなさい。果たして、結末はいかに...。

◆不調の日本ハム万波中正外野手(24)が、今季初めて2試合連続でスタメンを外れた。これまで1試合だけ外れることはあったが、連続で外れたことはなかった。今季は出場89試合、すべてスタメン出場。チームトップの13本塁打を放っているが、7月17日楽天戦(エスコンフィールド)を最後に鳴りを潜め、19日ロッテ戦から最後に出場した同30日オリックス戦まで、30打数4安打1打点11三振、打率1割3分3厘と、調子を落としていた。

◆アーティストGACKTが試合前、気合の入ったファーストピッチを披露した。黒シャツ、パンツに黒ベスト、黒靴と黒ずくめでグラウンドに登場。「球が届くかどうかではなく、9回2アウト二、三塁、ツースリーに追い込まれている状況をイメージして投げたい」と、異例のシチュエーション設定をしてからマウンドに上がった。打席には、ファーストピッチには珍しく、この日、スタメン出場の日本ハム松本剛選手会長(30)が立った。マウンド上でサウスポーのGACKTは、1度セットポジションで構え、軽くサングラスの位置をなおした。松本剛をじっとにらみつけるといったん、正面に向き直り、左手でボールをぎゅ~と前に突き出し挑発!? してから、再びセットポジションで構えなおした。そこからためること、約7秒。スタンドの視線を一身に集めると、豪快なフォームから左腕を振り、ノーバウンド投球を披露した。やや一塁側にそれた力感あるボールに、松本剛は飛びついてバットを振ろうとぴょこんと小さくジャンプした。実施前は、SNSで「デッドボールしたらごめんなさい」と予防線を張っていたが、格付けチェックで、どんなジャンルの選択も"間違えない男"は、投球のコントロールも間違えなかった。

◆/美しく鮮やかな放物線\2階席に放り込んだ#石井一成 第4号ホームラン?プロ野球(2024/8/1)??日本ハム×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/9R3NVyNb9i

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が甲子園開場100周年を迎えた節目の日に祝砲をぶちあげた。1回、オリックス高島の149キロ直球を捉えて右翼席へ先制4号ソロ。早実時代には1年夏の甲子園に出場し、2本塁打を放った聖地のヒーローの1人が甲子園100歳の誕生日を北の大地から祝福した。早実初等部1年だった06夏、早実対駒大苫小牧の決勝再試合をアルプス席で観戦したことが、野球を始めたきっかけだった清宮。「ブラスバンドのいい応援が聞こえていたので、音に乗せて打つことができました」。この日はかつて甲子園で体感した駒大苫小牧の吹奏楽局が一塁側スタンドから演奏する中で、ファンの期待に応えるアーチを描いた。

◆/駒大苫小牧高吹奏楽局×早実\吹奏楽の音色と重なる打球音#清宮幸太郎 第4号ホームラン?プロ野球(2024/8/1)??日本ハム×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/T3KTjZxpLp

◆オリックスがシーソーゲームに敗れ、5年ぶりの9連敗(1分け含む)を喫した。序盤から激しく動いた試合だった。先発の高島が2回までに3失点。だが3回に森、セデーニョの2者連続アーチを含む5連打で5点を奪って逆転した。5回には2番手の吉田がマルティネスに逆転2ランを浴びた。だが7回には来田の3年ぶりアーチとなる1号ソロで、6-6と再び同点に追いついた。9回は1死満塁と日本ハム田中を攻め込んだが、あと1本が出なかった。その裏、1死から6番手の山田が郡司にサヨナラ本塁打を浴び、万事休すとなった。

◆日本ハムが今季6度目のサヨナラ勝ちで、後半戦初のカード勝ち越しを果たし、6月14日以来48日ぶりに貯金を6に伸ばした。6-6の同点で迎えた9回1死、郡司裕也捕手(26)が左中間へ、9号サヨナラ本塁打をたたき込んだ。一丁締めでは「きょうはいつもより応援の音がでっかくて力になりました。ありがとうございました。ここから夏本番ですけど、波に乗っていけるように頑張るので、応援よろしくお願いします!」と呼びかけた。プロ初のサヨナラ本塁打。お立ち台では「今日はファーストピッチにGACKT様も来ていただいて、カリスマ性を見せていただいたので、僕も少し追いつけるように頑張っていきたいと思います」と話し、笑いを誘った。ベテラン宮西尚生投手(39)は1点リードの6回に3番手で登板し、1回1安打無失点と好投。今季5ホールド目を挙げ、前人未到の通算400ホールドへ、残り2とした。

◆サヨナラ負けで9連敗を喫した中嶋聡監督(55)は、2回の遊撃紅林の守備に激怒した。「最初の方で考えられないような凡ミスをしてるんだったら、まだまだスキがあるということですし、ずっと出てきた選手がああいうことをしてるんだったら勝ち運ってやつが来ないですよね。それがすべてじゃないですか」と収まらない様子だった。2死一塁から相手が仕掛けたディレード盗塁で、紅林が二塁ベースカバーに入らず。送球が中堅まで到達した捕手の失策となり、結果的にその後に3点目を追加された。中嶋監督は3回の打席では紅林に代打西川を送る"懲罰交代"を断行した。

◆オリックスはサヨナラ負けで9連敗を喫し、紅林弘太郎内野手(22)が2軍降格を命じられた。中嶋監督は試合後、2回に相手のディレード盗塁で二塁ベースカバーに入らなかったプレーを「凡ミス。ありえない」と激怒。ファーム行きを告げられた紅林は「ちゃんとやっていかないといけないところ。準備不足。僕の責任です。(ファームで)全部見つめ直していかないといけない」と反省した。

◆日本ハムが今季6度目のサヨナラ勝ちで、後半戦初のカード勝ち越し。6月14日以来、48日ぶりに貯金を6に伸ばした。6-6の同点で迎えた9回1死、郡司裕也捕手(26)が左中間へ自身初のサヨナラ本塁打をたたき込んだ。これが今季最多となるチーム1試合4本塁打目。1回に清宮が先制4号ソロ、2回に石井が4号ソロ、5回にマルティネスが11号2ランが飛び出し、締めくくりが郡司のサヨナラアーチだった。これでチームは3連勝で2日からは敵地で首位ソフトバンクとの3連戦に臨む。新庄剛志監督(52)の試合後の一問一答は以下の通り。新庄監督 オーマイガッシ(笑い)。アンビリーバボー! 今(郡司の)ヒーローインタビュー聞いてて、最初はつなごうっていう気持ちでいってたら球数が増えるうちにホームランが見えたらしい(笑い)。そこなんですよ。ああいう場面は狙っていい。見える。パってね、出てくる時があるんですよ。まあ大したもんですね。それで打つんだから。-清宮も、また打った新庄監督 いいよねぇ。タイミングの取り方もいいし、ポイントもいいし、崩れないし。しっかりボールに当てて運ぶ感覚っていうのは今、ものすごくあるんじゃないですか。-もう信じていい?新庄監督 いや、全然(笑い)。まだまだ。信用しないし、一生...へへへへ(笑い)。-清宮は第2打席のフェンス直撃の二塁打も良かった新庄監督 いやもう十分。十分なバッティングですよ。-郡司は最近2番で起用新庄監督 バントがうまいって判断できたんで。いざという時に郡司君はバントもできるし、エンドランもできるし、こうやってサヨナラホームラン、長打もあるしね。あとはオフにね、足を速くしてもらえれば(笑い)。50メートル5秒7ぐらいになってくれたら完璧(笑い)。-この結末は予想できていた?新庄監督 全く(できなかった)。郡司君がツーベースかヒットで出たら(代走で)五十幡君を用意して、走らせてのっていうイメージをずっと考えてたら、乾いた音がしたんで。ウソでしょ...え、いっちゃうの、みたいな。9回というのも忘れていて。「終わった!ありがとう」って(笑い)。-延長も覚悟した新庄監督 もちろん。常に先のことを考えてるから。考えることがマジで多くて...ほんとオフ、頭のサイズが今は56なんですけど、58・5ぐらいになってると思う(笑い)。脳みそが膨らんで(笑い)。-オールスターからボールが飛びますね新庄監督 変わったの?-そういう話は聞いてない新庄監督 音が違うしね。それは...なんとも言えないよね(笑い)。-奈良間のディレードスチールはサイン新庄監督 全部サイン。松本君もディレードスチール。1ボール2ストライクっていうカウントは、やっぱりキャッチャーって球審に(捕球動作を)見せたいから、バシッって際どいコースは1回止まるんですよ。そこでのディレードスチールって今...あえて言っておきますよ。-あえて新庄監督 はい。(勝負どころで相手捕手が際どいコースの捕球で)バシって、なんないように(笑い)。-先発バーヘイゲンについて新庄監督 ちょっとね、打たれ出すと止まらないケースが多いっちゃ多いんで。そういう時はスパッと代える方向で。こういう風に追いついて逆転もあるんで。それは自分で克服しないとね、どうしようもない。-5点取られて逆転されても最後は勝利。チームに粘りが出てきた新庄監督 もうだいぶ慣れてきたかな。なんか追いついてくれる雰囲気、ものすごくあるんで。なんかもう慣れてます。もう選手も思ってますよ。まずは追いつこうっていう気持ち。こういう接戦をモノにしてるんで。こういう試合を経験してる選手たちが一番、意識の持ち方とか、逆転できる方法のコツが分かってくるんで。それも出てるプレーヤーしかわからない。そういう経験はね、してきたんで。なんとなく感覚は分かります。-勢いつけて福岡に行ける新庄監督 消えたって?-ソフトバンクの優勝マジックは消えたままです新庄監督 消えたままでしょ(笑い)。あと40何試合あんのに、それいる? (優勝マジック関連の質問は)全く要らないと思うんだけど、俺(笑い)。-小久保監督も似たようなことを言っていた新庄監督 いらないよ、もう。-マジックのことは禁句?新庄監督 僕はマジック(手品)得意ですけど、その情報はいらないです(笑い)

◆/夏本番\一振りで決めた#郡司裕也 サヨナラホームラン?プロ野球(2024/8/1)??日本ハム×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/czgF1l7NTh

◆「さよなら郡司」が決めた。日本ハム郡司裕也捕手(26)が、6-6の同点で迎えた9回1死、左中間へ、自身初となる9号サヨナラ本塁打をたたき込んだ。これが球団通算100本目のメモリアルサヨナラ弾となった。今季4度目の3連勝で、6月14日以来48日ぶりの貯金6。チームとして今季最多の4発とド派手に8月初戦を飾り、後半戦初のカード勝ち越しも果たした。「ひらめき郡司」がやってのけた。9回1死、フルカウントから、さらにファウルで3球粘った。「最初は出塁しようと思ったんですけど、球数重なっていくうちに、ホームランが見えたので。狙いました」。山田の9球目、146キロストレートを迷わずに振り抜くと「ぐんぐん郡司」の打球はどんどん伸び、左中間スタンドに吸い込まれた。「ふたやく郡司」をやりきった。新庄監督は、郡司が出塁し、俊足五十幡を代走に起用して得点するイメージだった。指揮官は「考えていたら、乾いた音がしたんで『うそ!? え、行っちゃうの?』みたいな。で、9回っていうのも忘れてて。終わったって。ありがとうって」。演出からフィニッシュまで、貫徹した。着火剤となったのは、懐かしい響きだ。この日は駒大苫小牧の吹奏楽局とのコラボ応援だった。自身は仙台育英3年時の夏の甲子園で準優勝。聖地を想起させるスタンドからの爆音に「すごい大きい音で応援されるのは気分が良かったです」。甲子園開場100年の節目の日に「のりのり郡司」が球団100本目のサヨナラ弾を、かっ飛ばした。歴史的1発は「かりすま郡司」への序章だ。試合前のファーストピッチにはアーティストGACKTが登場。投げる前に打者をにらみつけ、ボールの握りを見せつける"劇場型サウスポー"の演出に魅せられた。「カリスマ性というものを見せていただいたんで、僕も少し追いつけるように」。打力とコメント力を磨き、夏場の平日デーゲームに3万人を引き寄せた至極のオーラを、身につける。新庄監督は「バントがうまいと判断できたので。エンドランもできるしサヨナラホームラン、長打もある。あとはオフに足を速くしてもらえれば(笑い)。50メートル5秒7ぐらい、やってくれたら完璧な2番」。打って守って送れて走れる「ばんのう郡司」となり、ファンに夢を届ける。【永野高輔】球団通算100本目のサヨナラ弾 郡司のサヨナラ本塁打は日本ハムの通算100本目。球団1号は東急時代の47年5月15日グレートリング戦の苅田。郡司は球団66人目で、最多は毒島と張本の各6本。なお、100本以上は10球団目で、最多は巨人の158本。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が甲子園100周年の節目に祝砲を放った。1回の第1打席。早実で高校通算111本塁打を放ったスラッガーの本能がくすぐられた。「ブラスバンドのいい応援が聞こえていた。高校時代を思い出した」。コラボ応援をしていた駒大苫小牧の吹奏楽局の演奏に気持ちも乗って先制4号ソロ。今季初の本拠地でのアーチに「やっと出た」。今季チーム最多の1試合4本塁打の口火を切った。野球人生の起点となったのが聖地だ。早実初等部1年だった06年。球団OBの斎藤佑樹氏がエースの早実と、楽天田中将大がエースの駒大苫小牧による伝説の決勝再試合をアルプス席で観戦したのが、野球を始めるきっかけ。特別な場所の100周年を彩る1発だが、「そんなことより、その時に早実がちゃんと(夏の甲子園に)出ているのが良かった」と言って笑った。その母校が早実が甲子園出場を決めた日の試合も含め、9試合連続安打中の期間は打率5割8分6厘、3本塁打、8打点。いつも清宮に厳しい新庄監督も「信用しないし、一生...へへへへ」と言いながらも「いいよねぇ。タイミングの取り方もいいし、ポイントもいいし、崩れないし」と珍しくほめた。チームは今季6度目のサヨナラ勝利で1分けを挟んで3連勝。2日からは首位ソフトバンクと3連戦だ。清宮は「準備することは変わらない。しっかりやることをやって臨めたら」。勢い十分で福岡へ乗り込む。【木下大輔】

◆日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(28)が2試合連続で"通訳パワー"を結果に結び付けた。1点を追う5回2死一塁、オリックス2番手吉田から右翼へ一時逆転となる11号2ラン。「スライダーが内側に入ってきたので押し出すイメージで打ちました。結果的にホームランになってよかったです。通訳パワー!」と、決勝打を放った7月31日同様、励ましてくれた高橋通訳に感謝した。

◆日本ハム石井一成内野手(30)が2回先頭でオリックス先発高島から、右越え4号ソロを放った。「打ったのはカットボールです。実家のおばあちゃんに届け!」。栃木から祖母が観戦に訪れていた7月12、13日ソフトバンク戦は、1本塁打含む3安打2打点と"祖母孝行"。13日は、お立ち台にも上がった。この日はスタンドにはいなかったが、栃木で見守る祖母に、またも元気な姿を届けた。

◆オリックスがサヨナラ負けで5年ぶり9連敗(1分け含む)を喫した。パ・リーグが現行6球団となった58年以降、9連敗を喫した過去9シーズンはすべて4位以下のBクラス。今季も3位日本ハムと8ゲーム差に開き、CS進出も厳しくなってきた。50敗目で借金は今季最多10に膨らんだ。中嶋監督は、2回の遊撃紅林弘太郎内野手(22)の守備に激怒した。相手のディレード盗塁で二塁カバーに入らず、結果的に3点目を許す引き金に。「考えられないような凡ミス。普通のプレー。ずっと出ていた選手がああいうことをしてるんだったら勝ち運が来ない」と3回の打席で"懲罰"の代打を送り、2軍降格を命じた。紅林は「僕の責任。準備不足です。ちゃんとやっていかないといけないところ。全部見つめ直していかないといけない」と悔しそうな顔で語った。

◆日本ハムがサヨナラ勝ちで3連勝。6―6の九回に郡司が左中間へソロを放った。一回に清宮、二回に石井がソロ、五回にはマルティネスが2ランを放ち、計4本塁打の一発攻勢だった。6番手の田中正が3勝目。オリックスは9連敗。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
60303 0.667
(↑0.004)
-
(-)
50390
(+7)
232
(-)
63
(+1)
67
(-)
0.257
(↑0.001)
2.310
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
49396 0.557
(↑0.005)
10
(-)
49354
(+4)
340
(+1)
54
(+2)
45
(-)
0.254
(↓0.001)
3.280
(↑0.02)
3
(-)
日本ハム
46407 0.535
(↑0.006)
12
(-)
50345
(+7)
317
(+6)
62
(+4)
65
(+3)
0.248
(↑0.001
2.890
(↓0.03)
4
(-)
楽天
45452 0.500
(↓0.006)
15
(↓1)
51322
(-)
377
(+7)
45
(-)
62
(-)
0.243
(↓0.001)
3.790
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
40503 0.444
(↓0.005)
20
(↓1)
50270
(+6)
302
(+7)
38
(+3)
37
(+1)
0.238
(↑0.001
2.910
(↓0.05)
6
(-)
西武
28632 0.308
(↓0.003)
32.5
(↓1)
50208
(+1)
327
(+4)
36
(-)
51
(+2)
0.205
(↓0.001)
3.170
(↓0.01)