1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 1 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2X | 3 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:藤嶋 健人(3勝2敗0S) 敗戦投手:木澤 尚文(3勝2敗5S) 本塁打 |
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◆中日が劇的なサヨナラ勝利。中日は0-2で迎えた8回裏、板山が押し出し四球を選び1点差に迫る。続く9回には、カリステの適時三塁打で同点とすると、なおも1死三塁の好機で村松が犠飛を放ち、試合を決めた。投げては、3番手・藤嶋が今季3勝目。敗れたヤクルトは、救援陣が踏ん張りきれなかった。
◆ヤクルトのキャプテン山田哲人内野手(32)が、先制の8号ソロをマークした。0-0の2回1死走者なし。カウント3-1からの5球目だった。中日先発・梅津のど真ん中に入った150キロ直球を左翼スタンドへ運んだ。「バッティングカウントだったので思い切って打ちにいきました。甘い球を一発で仕留めることが出来ました」。2戦連続無得点だったチームに、20イニングぶりとなる待望の得点をもたらした。
◆ヤクルトが、痛恨のサヨナラ負けを喫した。1点リードで迎えた9回から4番手でマウンドに上がった木沢が、カリステに右翼線への適時三塁打を許し、同点に追いつかれると、5番手で登板した山本が村松に勝ち越しの中犠飛を許した。自力優勝の可能性が消滅。高津監督は「あと50試合あるので、前向いてやるしかないですね。今いる選手は本当によく頑張ってくれているので、なんとか尻たたきながら、背中を押しながら頑張っていくしかないかなと思ってます」と話した。
◆中日が逆転サヨナラで3連勝を飾った。1点を追う9回1死一塁からオルランド・カリステ内野手(32)の右翼線三塁打で同点とし、村松開人内野手(23)の中犠飛で勝負を決めた。左肩脱臼から戦列復帰3戦目でヒーローとなった村松は「得点圏とかあまり考えず、自分のできることをしっかりやろうと集中して打席に入りました。ちょっと浅いかなと思ったが、カリステが頑張って走ってくれてよかったです」。ここ2試合、体調不調で欠場していたカリステは「なんとかつないで勝利に貢献したいと思っていた」と笑みを浮かべた。後半戦開幕カードの阪神に甲子園で3連敗を喫した後、本拠地に戻って3連勝。借金を8に減らした立浪和義監督(54)は「最後にひっくり返せて今日は良かったが、決して点を取れているわけではない。チャンス(の打席)で思い切りを出していけるようにやって欲しい」と引き締めた。
◆ヤクルト・太田賢吾内野手(27)が、今季初めて1軍に合流した。太田は埼玉・川越工高から2015年にプロ入りして10年目の左打者で、内野手登録ながら今季は本格的に外野で勝負している。イースタン・リーグでは、54試合の出場で、打率・246、2本塁打、26打点をマークしていた。
◆ヤクルト・山田哲人内野手(32)が「7番・二塁」で先発出場し、今季8号となる先制ソロをマークした。二回1死で迎えた第1打席。カウント3ー1から、中日先発の梅津が投じた151㌔の直球を引っ張り、ヤクルトファンが待つ左翼席へと放り込んだ。山田は球団を通じ「バッティングカウントだったので、思い切って打ちにいきました。甘い球を一発で仕留めることができました」とコメントした。今カードはここまで2試合連続で零封負けを喫しており、主将の一発はチームに20イニングぶりの得点をもたらした。
◆1軍昇格即のスタメン起用に応えるように、快音を鳴らした。この日に今季初めて出場選手登録されたヤクルト・太田賢吾内野手(27)が「2番・右翼」で先発出場し、一回の第1打席に左前打をマーク。追い込まれてから、中日先発の梅津が外角低めに投じた152キロの直球に食らいつき、さっそくHランプをともした。前日7月31日の中日戦(バンテリンドーム)で後半戦の打率が・636と好調な赤羽が、一回に死球を受けて途中交代。左手の甲を骨折し、この日に出場選手登録を抹消された。代わって太田が昇格。試合前時点でチームは2試合連続の零封負けと苦しい状況だったが「チャンスだと思うので、やれることをやるだけです」と闘志を燃やしていた。プロ10年目の太田は内野手登録ながら、今季は本格的に外野で勝負している。イースタン・リーグの成績は、54試合の出場で打率・246、2本塁打、26打点。ファームでは、打撃に加え、河田2軍外野守備走塁コーチとともに、外野での打球判断を徹底的に練習してきたという。「(1軍昇格は)すごいうれしいこと。ここでしっかりアピールして、最後まで1軍にいられるように頑張りたい」と太田。結果にこだわり、インパクトを残す。(武田千怜)
◆ヤクルト先発・吉村貢司郎=バンテリンドームナゴヤ(撮影・中島信生)
◆中日が逆転サヨナラ勝ちで3連勝。1―2の九回にカリステの適時三塁打で同点とし、村松の犠飛で勝負を決めた。3番手の藤嶋が3勝目。ヤクルトは3連敗。四回までに2点を先取して逃げ切りを図ったが、リードを守れなかった。
◆ヤクルトは逆転サヨナラ負けを喫して3連敗。93試合目で自力優勝の可能性が消えた。2点リードを守り切れずにひっくり返され、高津監督は「前を向いてやるしかない」と力なく話した。先発の吉村が2―0の八回途中で右手の人さし指がつって降板。後を受けた大西が押し出し四球を出した。九回は木沢が同点三塁打を浴び、代わった山本が犠飛を許した。監督は「抑えがいないのでこういうケースはある」と肩を落とした。
◆中日の梅津は7回2失点と大崩れしなかった。ソロ本塁打を浴びるなどで四回までに2点を先行されたが、追加点は許さなかった。本人は3四球や2暴投もあり「テンポの悪かった投球」と内容を反省した。一回はピンチで強打者のオスナを遊ゴロに仕留めるなど踏ん張った。立浪監督は「2失点は仕方ない。それ以上に点を与えなかったのが大きかった」とねぎらった。
◆ヤクルトは敵地で逆転サヨナラ負けを喫し、今季4度目の同一カード3連戦3連敗。93試合目で自力優勝の可能性が消滅した。先発の吉村が2―0の八回途中で降板。後を受けた大西が押し出し四球を出した。九回は木沢が同点三塁打を浴び、代わった山本が犠飛を許した。高津臣吾監督(55)の主な一問一答は以下の通り。――最後は救援陣に頑張ってもらいたかった「うーん、そうね。抑えがいないので、こういうケースはありますよね。(救援陣は)ここまでよくやったっていったら、終わってしまうような感じがするけど、いろいろこう、場面、状況、対戦成績を見ながらよくやってきた。これから、また明日もゲームが続くけど、引き続きみんなで、頑張りながらやっていかないといけないなと思います」――先発の吉村は降板時に右手を気にしていた「指がつったらしくて。今は時間の経過ともに(よくなっている)」――八回まで投げてほしかった「非常にリズム、テンポが出てきたので、いい意味で変えづらかったです。ランナーが出たら変えようと思っていて、(カウントが)3-1になったので、そろそろかなって思ったところで、ああいう形になってしまった。まぁあのバッターは投げ切ってほしかった...。でも、あそこまでよく投げたので、なかなかいいづらいですけどね」――自力Vの可能性が消滅した「うーん、まぁそうですね。あと50試合あるので、前を向いてやるしかないですね。今いる選手はよく頑張ってくれているので、なんとか尻たたきながら、背中押しながら、頑張っていくしかないかなって思っています」
◆ヤクルト・山田哲人内野手(32)が二回に今季8号の先制ソロをマーク。カウント3ー1から、151キロの直球を引っ張り、左翼席へ運んだ。チームが2試合連続で零封負けして迎えた中日3連戦の3戦目。特大の一発で、20イニングぶりの得点をもたらし、「自分自身、しっかり結果を残したいと思っていた」と振り返った。四回には中堅への犠飛を放って2打点を挙げた。チームは逆転サヨナラ負けを喫し、同一カード3連戦を3連敗。自力優勝の可能性が消滅したが、主将は残り50試合の戦いへ「しっかり自分が結果を出すということが一番だと思う」とプレーでチームを鼓舞することを誓った。
◆ヤクルトは敵地で逆転サヨナラ負けを喫し、今季4度目の同一カード3連戦3連敗。93試合目で自力優勝の可能性が消滅した。2-1の九回、木沢が同点三塁打を浴び、山本が犠飛を許して2点を奪われた。高津臣吾監督(55)は「抑えがいないので、こういうケースはありますよね」と淡々と振り返った。不運なアクシデントに見舞われた。七回まで3安打無失点と好投を続けてきた先発の吉村が八回1死、村松への4球目を投じた直後に右手の人さし指がつって緊急降板。その後に4投手をつぎ込んだが、粘り切れなかった。7回を終え105球を投げていた右腕を八回のマウンドに送り出した指揮官は「非常にリズム、テンポが出てきたので、いい意味で代えづらかった」と説明した。残り50試合。「選手はよく頑張ってくれている。前を向いてやるしかない」と表情を引き締めた。(武田千怜)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
広島 |
47 | 39 | 4 | 0.547 (↑0.006) | - (↓1) |
53 | 257 (+2) | 224 (+1) | 35 (-) | 45 (-) |
0.231 (-) | 2.200 (↑0.01) |
2 (1↓) |
巨人 |
49 | 41 | 5 | 0.544 (↓0.007) | 0 (-) |
48 | 283 (+2) | 254 (+9) | 51 (+1) | 43 (-) |
0.237 (↓0.001) | 2.540 (↓0.07) |
3 (-) |
阪神 |
49 | 42 | 5 | 0.538 (↑0.005) | 0.5 (↓1) |
47 | 301 (+9) | 260 (+2) | 38 (+1) | 29 (+1) |
0.235 (↑0.002) | 2.240 (-) |
4 (-) |
DeNA |
45 | 48 | 1 | 0.484 (↓0.005) | 5.5 (-) |
49 | 316 (+1) | 324 (+2) | 64 (-) | 46 (+1) |
0.253 (-) | 3.050 (↑0.01) |
5 (-) |
中日 |
41 | 49 | 6 | 0.456 (↑0.007) | 8 (↑1) |
47 | 228 (+3) | 302 (+2) | 40 (-) | 28 (-) |
0.236 (-) | 2.710 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
38 | 51 | 4 | 0.427 (↓0.005) | 10.5 (-) |
50 | 323 (+2) | 338 (+3) | 65 (+1) | 43 (+1) |
0.238 (-) | 3.420 (-) |
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