中日(☆6対0★)ヤクルト =リーグ戦15回戦(2024.07.30)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
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中日
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勝利投手:髙橋 宏斗(8勝1敗0S)
敗戦投手:ヤフーレ(5勝8敗0S)
  DAZN
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◆中日は初回、細川の内野ゴロの間に1点を先制する。そのまま迎えた4回裏に岡林の適時打で1点を加えると、5回には細川の適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・高橋宏が7回3安打無失点の力投で今季8勝目。敗れたヤクルトは、投打ともに振るわなかった。

◆中日高橋宏斗は6月28日DeNA戦の6回から26イニング連続無失点中。連続イニング無失点の最長記録は58年金田(国鉄)の64回1/3だが、中日の上位は(1)20年大野雄45回(2)56年大矢根40回1/3(3)43年森井35回。今日のヤクルト戦を9回無失点で終えれば球団3位タイに進出する。また、高橋宏は7月12日阪神戦で11奪三振、19日巨人戦で12奪三振と、2試合連続2桁奪三振中。中日で3試合続けて2桁奪三振をマークしたのは20年大野雄しかおらず、失点0を続けながら球団記録の3試合連続2桁奪三振にも挑戦したい。

◆ヤクルトの先発ヤフーレ投手(26)が、試合をつくれなかった。3回以外、毎回得点圏に走者を置く展開。5回途中6安打4失点で降板した。「しっかりと球を投げ切って芯を外すようなピッチングをして、なるべく少ない球数でアウトを取れたら」と意気込んでいたが、反対に捉えられる場面が多く、バンテリンドーム初勝利とはならなかった。

◆中日オルランド・カリステ内野手(32)はヤクルト15回戦(バンテリンドーム)を体調不良のため欠場した。今後は状態を見て決める。

◆ヤクルトが、最下位に逆戻りとなった。中日先発の高橋宏斗投手(21)の前に、7回3安打無得点に抑えられた。2回から5イニング連続で3者凡退。7回は満塁の好機を演出したが、代打青木は一ゴロに終わった。前回の5月5日の対戦でも、8回2/3を3安打3失点(自責0)。防御率0・00を更新させる形となった。高津監督は「なかなかスイングさせてくれない、バットの芯に捉えさせてくれない、タイミングをとらせてくれないのが良いピッチャーだと思っているので。さすがだなと言うのはちょっと悔しいですけど、そんな簡単なピッチャーではないなと思いました」と認めるしかなかった。もちろん対策を講じていたが、相手に上回られた。「ミーティングもしましたし。でもどこのチームもそうですから。それでずっと抑えてきているわけなんで、繰り返しになりますけど簡単なピッチャーじゃないなというところですね」と話すにとどめた。▽ヤクルト・ヤフーレ(5回途中6安打4失点で8敗目)「自分のボールを操ることが出来ず、制球に苦しむ形になってしまった。先発の役目を果たせず申し訳ないです」

◆中日高橋宏が7回3安打無失点で自己最多8勝目を挙げた。連続無失点は33回に伸び、防御率は0・48となった。規定投球回まであと1回届かなかったがチームの連敗を5で止め、最下位脱出に貢献し「球数が多かったが7回まで無失点で投げ切れたのでよかったと思います」。連続イニング無失点の球団記録(45回=20年大野雄)を射程にとらえた。また、防御率の歴代最高は1リーグ時代の1943年、藤本英雄(巨人)の0・73。若き右腕の異次元への挑戦が始まった。高橋宏が7回無失点で、7月は4試合で32回を投げて無失点。月間30イニング以上を投げて失点0は、41年7月の野口二(大洋=50回)63年9月の中井(阪神=30回)70年10月の村山(阪神=34回)に次いで54年ぶり4人目。中日では初めてで、月間防御率0・00も球団初の快挙だ。また、6月28日DeNA戦からの連続イニング無失点はこれで33回。中日で33回以上連続無失点は、20年の大野雄(45回)以来。

◆背番号00のバットから快音が鳴りやまない。ヤクルトの育成出身4年目、赤羽由紘内野手(24)が「2番・右翼」で先発出場し、一回の第1打席に中前打をマーク。カウント1-2から、中日の先発、高橋宏が投じた外角への変化球に手を伸ばし、鮮やかにはじき返した。代打で出場して、中堅への適時二塁打を放った27日の広島戦(神宮)から、6打席連続で「Hランプ」をともした。この日の三回に迎えた第2打席は、12球粘ったが、見逃し三振に倒れて連続安打を止まったが、試合前時点で後半戦がスタートした26日以降は、7打数5安打(打率・714)と好調。1本塁打を含む4打数4安打を記録した28日の広島戦後に「今日はとてもうれしかったですが、次の試合で打たないと意味がない。しっかりいい準備ができるように頑張りたい」と話した右打者が名古屋でも存在感を示した。パンチ力のある打撃を持ち味。内野手登録ながら外野も守れるユーティリティープレーヤーだ。長野・松本市出身で、日本ウェルネス信州筑北高の1期生。松商学園高などの指揮を執り、甲子園大会で14勝を挙げた中原英孝元監督に教わるため、開校したばかりの同校に入学した赤羽。夏になると聖地を目指して必死に練習した日々を思い出すといい、「あのときがあったから今の自分がいる」。24歳が真夏に〝ブレーク〟する。

◆中日が連敗を5で止めた。高橋宏は球威、切れがともに十分。7回を無失点、9奪三振の好投で自己最多の8勝目を挙げた。打線は四回までに岡林の適時打などで2点先行。その後も加点して突き放した。ヤクルトは打線が沈黙した。

◆ヤクルトは今季11度目の零封負けで、再び最下位に転落した。防御率0・48を誇る中日先発、高橋宏に打線は、七回までに3安打と沈黙。先発のヤフーレは五回途中4失点で8敗目(5勝)を喫した。これでチームの火曜日の勝率は・200(3勝12敗)。カード頭の火曜日に限れば、1勝12敗と重要とされる初戦で勝ち切れていない状況が続いている。高津臣吾監督(55)の主な一問一答は以下の通り。ーー先発のヤフーレは初回に3四死球が絡んで失点した「立ち上がりからちょっと制球を乱した。積極的にストライクをとっていくタイプではあるけど、珍しく慎重になりすぎた部分もあったのかなと思います。広い球場ですし、どんどん攻めていってもよかったのかなと思います」ーー5イニング中4イニングで先頭打者の出塁を許した。それが失点につながった「それはあるでしょうね。(一回は)2球で(死球により)先頭を出してしまったわけなので。しかも、次の当たりも不運な当たり(投手への内野安打)になってしまったので、そこでちょっとリズムが狂った感じがしますね」ーー高橋宏を攻略できなかった。一回は1死一、二塁の好機をつくったが、4番・村上、5番・オスナが三振に倒れ、得点につながらなかった「ああいうところで点を与えないのが良いピッチャーだと思う。なかなかスイングさせてくれない、バットの芯で捉えさせてくれない、タイミングをとらせてくれないのが、良いピッチャーだと思っている。さすがだなと言うのはちょっと悔しいですけど、そんな簡単なピッチャーではないなと思いました」ーー対策は「もちろんありました。ミーティングもしましたし。でも、どこのチームもそうですから。それでずっと抑えてきているわけなので、繰り返しになりますけど、簡単なピッチャーではないなというところですね」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
49395 0.557
(↓0.006)
-
(-)
50275
(+1)
236
(+5)
50
(-)
43
(+1)
0.238
(↓0.001)
2.400
(↓0.04)
2
(-)
広島
45394 0.536
(↑0.006)
2
(↑1)
55253
(+6)
222
(+3)
35
(-)
45
(-)
0.231
(↑0.001)
2.230
(↑0.02)
3
(-)
阪神
47425 0.528
(↑0.005)
2.5
(↑1)
49283
(+5)
252
(+1)
37
(+2)
28
(-)
0.231
(↑0.002)
2.220
(↑0.03)
4
(-)
DeNA
45461 0.495
(↓0.005)
5.5
(-)
51314
(+3)
320
(+6)
64
(+1)
45
(-)
0.252
(↓0.001)
3.070
(↓0.02)
5
(1↑)
中日
39496 0.443
(↑0.006)
10
(↑1)
49224
(+6)
300
(-)
40
(-)
28
(-)
0.236
(↑0.001
2.750
(↑0.03)
6
(1↓)
ヤクルト
38494 0.437
(↓0.005)
10.5
(-)
52321
(-)
334
(+6)
64
(-)
42
(-)
0.239
(-)
3.440
(↓0.01)