広島(☆6対3★)DeNA =リーグ戦14回戦(2024.07.30)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:玉村 昇悟(2勝3敗0S)
敗戦投手:濵口 遥大(2勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】牧 秀悟(16号・9回表3ラン)

  DAZN
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◆広島は2回裏、菊池の適時打で1点を先制する。続く3回には小園、坂倉、矢野の3者連続適時打で4点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・玉村が9回3失点8奪三振の力投。プロ初完投で今季2勝目を挙げた。敗れたDeNAは、先発・濱口が試合をつくれなかった。

◆DeNAが、連敗ストップをかけ、敵地マツダスタジアムでの広島戦を迎える。26年ぶりのリーグ優勝を目指すチームにとって、非常に重要な一戦となる。現在、チームは今季ワーストタイの5連敗中で、首位巨人とは5・5ゲーム差。後半戦最初の3連戦は巨人に同一カード3連敗を喫したが、2・5差で追いかける2位広島との3連戦で巻き返しを図る。前回、5連敗を止めたのは、ケイだった。4月20日のヤクルト戦(神宮)に先発し、5回3失点で来日初勝利をマーク。打線が初回に先制点を奪って、2回に追加点、5回に一挙4点で試合を決めた。今日30日の広島戦の先発マウンドには、浜口遥大投手(29)が上がる。前回登板では広島を相手に9回1失点で完投。今季の広島戦は2試合で防御率0・69と好相性を誇る。敵地マツダスタジアムでは昨年、一昨年と苦しんだが、今季は2勝3敗。チーム成績は45勝45敗1分けの勝率5割で、白星で再スタートを切って、逆転優勝に望みをかける。

◆5連敗中のDeNAにミスが重くのしかかった。3回1死三塁。先発浜口が広島中村貴を一ゴロに仕留める。三塁走者・秋山は打った瞬間スタートを切り、前進守備の一塁手フォードは素早く本塁に送球した。三本間で挟殺プレーとなるも、山本→宮崎→浜口とボールが渡って、浜口が三塁へ追い込み、送球するもこれが浮いてしまった。記録は浜口の悪送球となり、オールセーフで1死二、三塁から再開。直後の小園に手痛い右前適時打を浴びた。さらに坂倉の右翼フェンス直撃の適時二塁打と矢野の2点適時打でこの回一挙4失点。何としても連敗を5で止めたいDeNAだったが、ミスを起点に序盤から大量リードを許す展開となった。

◆試合前に米ディズニー&ピクサー映画「インサイド・ヘッド2」(8月1日公開)日本版で主人公ライリーの声優を務める女優・横溝菜帆(16)が、広島のマスコット・スラィリーとのスペシャル企画に出席した。同映画は世界累計興行収入が、アニメーション映画として歴代1位を記録。現在セ界1位を目指して戦っている広島にとっては、映画のヒットにあやかりたいところ。横溝は「赤い服を着て応援しましょう」と呼びかけた。

◆DeNAに5連敗中のチームにミスが重くのしかかった。3回1死三塁、先発浜口遥大投手(29)は広島中村貴を一塁への内野ゴロとするも、三本間の挟殺プレーで自身の悪送球からオールセーフに。続く1死二、三塁で右前適時打を許すなど一挙4失点を喫した。15日には1失点完投勝利を収めた広島打線に3回8安打5失点でKOされ「早い段階でマウンドを降りることになりチーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」と言葉を絞りだした。

◆DeNAが貧打&ミスで今季最長の6連敗の泥沼にはまった。19日には今季最多タイの5あった貯金を全て吐き出し借金1。6月14日以来、1カ月半ぶりに借金生活に突入した。打線の勢いがない。広島玉村に8回まで2安打で三塁も踏ませてもらえず。9回に牧が22イニングぶりの得点となる16号3ランを放つも、反撃は及ばなかった。前カードの巨人3連戦では合計3得点と打線が沈黙し、今季2度目の同一カード3連敗。三浦監督は「この夏場で、打線がここで元気がなくなってきた。来週、活発になるようにしていきたい」と話していたが、この日も8回まで打線は沈黙。9回の主砲の意地の1発も、時すでに遅かった。打線が苦しむ中で、序盤の手痛い守備のミスが重くのしかかった。3回1死三塁。先発浜口が広島中村貴を一塁への内野ゴロに。三走・秋山は打った瞬間スタートを切り、前進守備の一塁手フォードは素早く本塁に送球した。三本間で挟殺プレー。山本→宮崎→浜口とボールが渡って、浜口が走者を三塁へ追い込み、送球するもこれが浮いてしまった。記録は浜口の悪送球となり、オールセーフで1死二、三塁から再開。直後の小園に手痛い右前適時打を浴びた。さらに坂倉の右越えの適時二塁打と矢野の2点適時打でこの回一挙4失点。前回登板の15日には本拠地で1失点完投勝利を収めていた浜口だったが、この日は3回8安打5失点でKOされ「早い段階でマウンドを降りることになりチーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」と謝罪した。4回以降は佐々木、ウィック、京山と6連戦初戦で中継ぎ3投手を費やした。相手広島は31日が床田、8月1日は大瀬良とエース格が先発予定。DeNAが正念場に立たされている。

◆DeNAが今季最長の6連敗で正念場に立たされた。8回まで広島玉村に2安打に封じられた。9回に牧が3ランを放ったが、8回まで33イニング連続で適時打なし。3回には挟殺プレーを浜口の悪送球でアウトにできず、一挙4失点と守備のミスも響いた。3位阪神とは3ゲーム差に開き、1カ月半ぶりの借金生活に突入。三浦監督は「もうギリギリのところ。もっと気持ちで相手を上回らないといけない」と語気を強めた。▽DeNA牧(9回2死一、二塁、広島玉村から16号3ランで22イニングぶりの得点も笑顔なし)「正念場じゃないですけど、なんとかしないといけない。全員分かってると思うので、明日覚悟持ってやりたい」

◆DeNA牧秀悟内野手(26)が意地の1発を放つも、笑顔はなかった。8回まで2安打に抑えられていた広島玉村から、9回2死一、二塁、左翼席に豪快に16号3ランを決めた。チームにとって22イニングぶりの得点となるアーチをかけるも、3点及ばずに今季最長の6連敗となった。主将で4番の牧は「0で終わるよりは、点が入って完封負けは防げたんですけど、あっけなくやられてしまったところがあった。チームにとって大事な時期なんじゃないかなと思います」と表情は険しかった。打線のつながりがない。26日巨人戦(横浜)の2回に梶原が放った先制適時打から、33イニング適時打なし。今季最長6連敗で3位阪神とも3ゲーム差に離された。牧は「ここまでの連敗はなかった。チームの正念場じゃないですけど負け続ければ差が開いてしまいますし、なんとかしないといけないところ。全員分かってると思うので、明日、覚悟持ってやっていこうと思います」と言葉に力を込めた。

◆広島は序盤に大量得点を奪い主導権を握り、先発玉村の好投で勝利した。2回1死三塁から菊池の左前打で先制。3回は小園、坂倉、矢野の3者連続適時打で4点を加えた。5回にも矢野の適時打でさらにリードを広げた。玉村は9回、牧に3ランを浴びてプロ初完封勝利こそ逃したが、プロ初完投で2勝目を挙げた。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-矢野選手が猛打賞新井監督 今日はお兄ちゃんも都市対抗で優勝を決めて、大活躍だったそうで。お兄ちゃん、弟と今日は親御さんもすごく喜んでくれているのではと思います。素晴らしいヒットでした。-玉村が9回まで投げ抜いた新井監督 立ち上がりも良かったですし、今日は力みもなく、バランス良く投げられたと思います。相手も強力打線ですけど、差し込まれた当たりも多かった。完投できたのは、自信になったと思います。-8回投げ終えて、監督が玉村投手のもとへ行くことはなかった新井監督 そこはピッチングコーチにも「このまま行かせますよ」と伝えていました。(8回)投げ終えた時点で。-松山選手のスタメン起用は打席を与えたかったのか新井監督 打席を与えたいとは思っていない。勝つために、スタメンで行きました。浜口投手なので、右より左のほうが対応しやすいだろうと。打席をどうこうじゃなく、勝つために一塁で行ってもらった。-結果が出なかったが、彼の状態と今後の起用について新井監督 明日からはいいところの代打で行ってもらうと思っています。そんなに簡単にヒットなんか出ないわけだし、代打という難しいポジションなので。1打席ひと振りで決めないといけないポジション。昨年ができ過ぎなぐらい良かったので、彼に対する周りのハードルが上がっているかもしれない。でも、あまり打っていないと言ってもやっぱりチャンスで松山が出ると、相手は嫌なんだから。テレビゲームじゃないので、カンカン打てるものじゃない。こちらはちゃんといろんな角度からいろんな目で見ている。また明日からいいところでいってもらう。-2軍で末包選手が実戦復帰した新井監督 ああ、そう。どうだった? (2打席立った)そうやね。トレーナーからも、本人からも報告は聞いているし、順調に回復している。また、今日出た後の、明日の反応とかを聞いてみての感じになるかな。

◆広島矢野が都市対抗Vの兄に負けじと3安打3打点で勝利に貢献した。2回にDeNA浜口からリーグ2位タイとなる4本目の三塁打で先制点をお膳立てすると、追加点を奪った3回はなお1死二、三塁から再び浜口から中前適時打で2点を加えた。「手を出さないといけない球と手を出さない球の狙いを決めていきました」。前回完封を許した左腕から4点を奪い、3回でマウンドから引きずり下ろした。5点リードの5回は1死一、三塁から右前適時打で今季6度目の猛打賞を記録した。試合後、兄幸耶が所属する三菱重工Eastの初優勝を知った。兄の影響で野球を始め、父の指導から手首のトレーニングやランニングなどともに鍛えられた。「ずっと追いかけている感じ。活躍したら頑張らないといけないと刺激になります」。2打席連弾含む4安打3打点の兄に負けじと弟も躍動。チームは首位巨人に2ゲーム差とした。広島玉村(プロ初完投勝利で2勝目)「できれば(完封を)やりたかったですけど、初完投だったので、次は完封を目指してステップアップできたら」

◆広島・床田寛樹投手(29)が試合前練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した。相手エースの東との投げ合いとなる31日の15回戦に向け、「去年は後半に勝てない時期もあったので今年は期待に応えられるように、勝てるようにしたい」と意気込んだ。前回登板7月19日の阪神戦(甲子園)は7回7安打無失点で勝利投手となった。前半戦16試合に先発し9勝5敗、防御率1・71と抜群の安定感を誇る。

◆今季ワーストの5連敗を喫し、広島に乗り込んだDeNAは浜口遥大投手(29)が先発も3回5失点、わずか43球でノックアウトされた。二回は先頭の矢野に右中間を破る三塁打を許し、1死から菊池に先制打を浴びた。三回は1死三塁で中村貴を一ゴロに打ち取るも、三本間の挟殺プレーに入った浜口自ら三塁へ悪送球し二、三塁とピンチが拡大。小園、坂倉、矢野に3連続適時打を打たれ一挙4失点を喫した。15日の前回登板は、本拠地で広島打線を相手に1失点完投勝利を挙げた浜口だったが、この日は3イニング全て先頭打者に安打を許すなど敵地で波に乗れなかった。

◆広島の玉村がプロ初完投で2勝目を挙げた。九回2死から牧に本塁打され完封を逃したが、5安打3失点で投げ切った。打線は二回に菊池の適時打で先制し、三回に小園の適時打などで4点を加えた。DeNAは6連敗。

◆ハマスタでの快投から一転、敵地で広島打線にのまれた。DeNAの先発、浜口が3回8安打5失点と炎上。15日の前回登板では本拠地で広島相手に9回1失点で完投勝利を挙げたが、2週間後の再戦でリベンジを許す結果に「序盤から多くの安打を許し、早い段階でマウンドを降りることになりチーム、中継ぎ陣に申し訳ない」と肩を落とした。二回先頭の矢野に右中間を破る三塁打を許し、1死後に菊池に先制打を浴びた。三回は1死三塁で中村貴を一ゴロに打ち取るも、三本間の挟殺プレーに入った浜口が最後は自ら三塁へ悪送球を犯し、二、三塁とピンチが拡大。そこから小園、坂倉、矢野に3連続適時打を打たれ、痛恨の一挙4失点を喫した。一回から3イニング全て先頭打者に安打を許すなど、終始相手に主導権を握られ、6連戦の1戦目で手痛い43球での降板となった。試合前に三浦監督は「先発として当然、1イニングでも長くというのはありますけど、ゼロに抑える、失点を少なくするというところで、浜口ができることをやってくれれば」と語っていたが、期待に応えることはできなかった。打線は九回に牧の16号3ランが飛び出したがときすでに遅し。DeNAは球宴を挟んで6連敗となった。

◆DeNAは今季ワーストの6連敗。ついに6月14日以来の借金生活に突入した。三浦大輔監督(50)は「チームとしてのリズムがちょっと悪すぎるのでね、そのあたりじゃないですか。1つのアウトをもっと必死に取りにいかないといけないし、打席でも技術もそうですけど、気持ちというところで相手をもっともっと上回らないと、こういう結果になる」と表情を曇らせた。先発の浜口は三回、1死三塁で中村貴を一ゴロに打ち取るも、三本間の挟殺プレーで最後は自ら三塁へ悪送球し1死も取れず二、三塁とピンチが拡大。そこから3連続適時打を浴びるなど、3回5失点で降板。指揮官は「やっぱりああいうミス、1つのアウトを、取れるアウトを確実に取らないと。しっかり取っておけばどうなったかは分からないですけど、その積み重ねだと思います」と指摘した。低調な打線も八回まで2安打無得点に終わり「ちょっと元気がなさすぎますよね」とした。九回に途中出場の2年目、松尾が初球を左前にはじき返し、そこから3得点。三浦監督は「汐恩がね、打席でああいう形で、ああいう気持ち、スイングがチームにとって必要な部分かなと思います」と語った。優勝へ向けた正念場を迎え、指揮官は「もうギリギリだと思います。気持ちでね、やっていかないといけないと思います」と語気を強めた。

◆DeNAは30日、広島に3―6で敗れた。九回に牧秀悟が16号3ランを放ち一矢を報いたが、これで球宴を挟んで6連敗となった=マツダスタジアム(撮影・渡辺大樹)

◆気温30度超の真夏のマツダスタジアムで輝きを放った。広島・玉村が5年目でのプロ初完投で今季2勝目。6─0の九回2死一、二塁で牧に3ランを浴び完封は逃したが、プロ入り最多133球の熱投でチームの連敗を2で止めた。「できればお客さんに(完封を)期待してもらっていたのでやりたかった。2軍戦を含め完投は初めて。次は完封を目指したい」140キロ台前半の直球で内外角を突き、100キロ台のカーブで緩急をつけた。課題の一回を無失点で滑り出すと、四回2死まで1人の走者も許さず。序盤に5点の援護を受けるとテンポ良く投げ込み、スコアボードにゼロを並べた。9回5安打3失点で今季最多の8奪三振。6連戦の初戦を一人で投げ抜いた23歳の左腕を、新井監督は「強力打線に対して差し込めていた。6連戦の頭で大きな仕事をしてくれた」と絶賛した。6月15日の楽天戦以来の勝利球は現地に応援にやってきた母校の福井・丹生高の春木竜一野球部監督に贈るが、息子の1歳の誕生日を祝った。昨年1月に結婚し、同年7月に男児が誕生。「抱っこはこわいですけど、やっぱりかわいい」とのろけるパパはオムツ交換に風呂入れ...と子育てに奮闘。野球に、家庭にフル回転で入団2年目の21年にマークした自己最多の4勝以上を狙う。チームは貯金を6に戻した。首位・巨人とのゲーム差は2に接近。床田、大瀬良、森下、九里の〝先発4本柱〟に玉村が加わる盤石ローテで首位を奪う。(柏村翔)

◆相次ぐミスが響いた。DeNAは今季ワーストの6連敗で6月14日以来の借金生活に突入した。三浦大輔監督(50)は「チームとしてのリズムが悪すぎる。ひとつのアウトをもっと必死に取りにいかないと」と表情を険しくした。先発の浜口は三回、1死三塁で中村貴を一ゴロに打ち取るも、三本間の挟殺プレーで最後は自ら三塁へ悪送球し、1死も取れず二、三塁とピンチが拡大。そこから3連続適時打を浴び、一挙4失点で降板した。五回1死で小園のファウルグラウンドへの飛球を遊撃手京田が落球後、佐々木が四球と連打で追加点を許した。球宴明け低調の打線も八回まで散発2安打に終わり「元気がなさすぎる」と指揮官。勝負の夏場で、DeNAが負の連鎖を断ち切れない。(浜浦日向)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
49395 0.557
(↓0.006)
-
(-)
50275
(+1)
236
(+5)
50
(-)
43
(+1)
0.238
(↓0.001)
2.400
(↓0.04)
2
(-)
広島
45394 0.536
(↑0.006)
2
(↑1)
55253
(+6)
222
(+3)
35
(-)
45
(-)
0.231
(↑0.001
2.230
(↑0.02)
3
(-)
阪神
47425 0.528
(↑0.005)
2.5
(↑1)
49283
(+5)
252
(+1)
37
(+2)
28
(-)
0.231
(↑0.002)
2.220
(↑0.03)
4
(-)
DeNA
45461 0.495
(↓0.005)
5.5
(-)
51314
(+3)
320
(+6)
64
(+1)
45
(-)
0.252
(↓0.001)
3.070
(↓0.02)
5
(1↑)
中日
39496 0.443
(↑0.006)
10
(↑1)
49224
(+6)
300
(-)
40
(-)
28
(-)
0.236
(↑0.001)
2.750
(↑0.03)
6
(1↓)
ヤクルト
38494 0.437
(↓0.005)
10.5
(-)
52321
(-)
334
(+6)
64
(-)
42
(-)
0.239
(-)
3.440
(↓0.01)