1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 10 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | X | 4 | 10 | 0 | 1 |
勝利投手:大関 友久(6勝2敗0S) (セーブ:松本 裕樹(2勝1敗6S)) 敗戦投手:曽谷 龍平(5勝6敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは1点を追う3回裏、今宮の適時打で同点とする。そのまま迎えた5回に今宮と周東の連続適時打で2点のリードを奪うと、6回には山川のソロで追加点を挙げた。投げては、先発・大関が5回1失点で今季6勝目。敗れたオリックスは、打線が10安打で1得点とつながりを欠いた。
◆オリックス曽谷龍平は左打者に長打を許さない。今季の長打は二塁打7本、本塁打2本あるが、左打者に打たれたのは今季初登板だった4月7日ロッテ戦の佐藤の二塁打1本だけ。プロ入り以来、左打者とは通算192人と対戦してまだ本塁打を1本も許していない。今日のソフトバンク戦でも栗原、近藤ら左打者に長打を打たせない投球を見せ、白星を挙げられるか。
◆オリックスが先手を取った。3回、先頭打者の頓宮裕真捕手(27)が、ソフトバンク大関の直球を左翼席へ先制の5号ソロ。頓宮にとって5月1日ロッテ戦(ほっともっと神戸)以来、久々の1発。頓宮は「練習前に(西川)龍馬さんにバッティングを教えてもらっていて、その良い感覚のまま打つことができました。なんとか先制点になってくれてよかったです」と喜んだ。6連敗中のチームにカツを入れる一撃だった。
◆オリックスは2カード連続で3タテを食らい、22年5月以来の7連敗。借金は8に膨らんだ。3回に頓宮の5号ソロで先制したが直後に追いつかれ、5回に勝ち越されると力なく0を並べた。安達を1番に起用するなど90試合目で89通り目のオーダーを組み、6番以下で10安打を放ったが、1~5番が無安打でつながらず。中嶋監督は「(明るい材料は)探していくしかない」と厳しい表情。最後は「今日はもう、ちょっと...」と自ら会見を打ち切った。
◆ソフトバンクの先発大関友久投手(26)が5回74球1失点で6勝目を手にした。3回に頓宮に先制ソロを許したものの、打線が試合をひっくり返し白星が転がり込んだ。「先制点を取られてしまいましたが、すぐに追いついてくれて、そして逆転してくれた打線には本当に感謝しかありません」。下位打線に6安打を許す内容に「次の登板ではもっと長いイニングを投げられるように、頑張ります」と気を引き締めていた。
◆ソフトバンクが今季22度目の逆転勝ちで、球宴を挟んで今季8度目の4連勝を飾った。優勝マジック点灯こそ持ち越しとなったものの、オリックスに3連勝で7月の勝敗は10勝9敗。首位独走の歩調が完全に復調した。立役者は1番今宮だった。1点を追う3回。2死三塁から中前にしぶとくはじき返し試合を引き戻すと、5回2死一、二塁から曽谷の直球を中前に運び、勝ち越しタイムリー。「まっすぐをしっかり捉えることができた」と納得の一打を笑顔を振り返った。1打席目は見逃し三振。「シンカー系の球を引っ張った方がいいと思っていたが、打てないと思った」と思考チェンジ。引っ張りから中堅方向への打撃スタイルに変更し、2本の適時打につなげた。この3試合は1番遊撃で先発出場。前日(27日)まで7打数1安打に終わっていただけに、リードオフマンとして面目躍如の活躍だった。トドメは主砲山川の1発だった。2点差の6回。先頭で豪快なアーチを左中間スタンド中段に運び去った。2番手鈴木のツーシームを完ぺきに捉える16号ソロ。飛距離130メートル、打球速度176キロのビッグアーチで勝負を決めた。「自分のスイングでいい打撃ができました」。初戦に続く快弾に「どすこいポーズ」を決めて超満員のファンを沸かせた。本拠地弾は8本目。みずほペイペイドームで山川がアーチをかければ無敗の7戦全勝だ。7月に入って失速したチームだったが、球宴後は再び息を吹き返した。2ケタ安打は今季32度目。貯金も今季最多タイの29とした。「今日は今宮ですね。得点圏でしっかりいい働きをしてくれた。山川も久しぶりに会心のホームラン。山川にしか打てないような(打球の)速さと、角度だった」と小久保監督も2人の打のヒーローをたたえた。さらなる首位独走に向け、炎暑にも負けない熱気ムンムンの戦いが戻ってきた。【佐竹英治】
◆ソフトバンクが今季22度目の逆転勝ちで、球宴を挟んで今季8度目の4連勝を飾った。優勝マジック点灯こそ持ち越しとなったものの、オリックスに3連勝で7月の勝敗は10勝9敗。首位独走の歩調が完全に復調した。以下は小久保監督の主な一問一答。-9回は満塁のピンチだった小久保監督 まあ、松本裕でやられたらしょうがないんで、別に何ともなかったです。-同点に追いついた3回の攻撃は小久保監督 今日は今宮ですよね。得点圏でしっかりいい働きをしてくれたんで。ズルズルとビハインドでいくより早めに追いつけたというのは勝因だったと思う。今日は今宮のバッティングだと思います。-先発大関は5回で降板小久保監督 同点ならもう1イニング行こうかなと思ったが、明日が試合がないのと、昨日、有原が完封してくれたおかげで(ブルペン陣を)つぎ込むことができたんで。勝ち越した時点で藤井で行こうと決めました。-今宮がタイムリー2本小久保監督 そうですね。流れがいきかけたところね。(5回無死二塁のチャンスをつぶし)あのまま終わっていれば流れが向こうにいったかなというところでしたからね。あのイニング勝ち越すことは大きかったですよね。-海野がよくリードした小久保監督 うん、でもチャンスですからね。こんなに試合出たことないですからね。今は週に1回か2回は必ず使っているんでね。やってほしいですよ。
◆オリックス・頓宮裕真捕手(27)が先制弾を放った。「練習前に(西川)龍馬さんにバッティングを教えてもらっていて、その良い感覚のまま打つことができました。なんとか先制点になってくれてよかったです!」三回に先頭で打席に立ち、ソフトバンク先発の左腕・大関の7球目の直球を振り抜き、左翼席に突き刺した。5月1日以来、2カ月ぶりの今季5本目で、チーム14イニングぶりの得点を記録。さらにチームとしては12試合ぶりに先制点を奪った。
◆オリックスはまたしても貧打に泣き、2カード連続の同一カード3連敗で2022年5月以来となる泥沼の7連敗となった。打線は三回に頓宮のソロで12試合ぶりに先制。その後も2死三塁と好機が続いたが、中川が凡退。四、七回にも得点圏まで走者を進めたが、いずれも一本が出ず。九回には2死満塁の絶好機を迎えるも、杉本が一飛に倒れて万事休す。 先発の曽谷は五回に集中打を浴び、5回3失点で6敗目。この3連戦でわずか2得点と打線の得点力不足が深刻で、首位・ソフトバンクとは今季最大を更新する18・5ゲーム差となった。
◆ソフトバンクが4連勝。大関が5回を投げ、頓宮のソロ本塁打の1失点にまとめて6勝目。六回から4人でつないだ。今宮が三回に同点、五回に勝ち越しの適時打を放った。六回には山川の16号ソロで加点した。オリックスは7連敗。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
58 | 29 | 3 | 0.667 (↑0.004) | - (-) |
53 | 371 (+4) | 228 (+1) | 59 (+1) | 66 (-) |
0.256 (↑0.001) | 2.340 (↑0.01) |
2 (-) |
ロッテ |
46 | 39 | 6 | 0.541 (↓0.007) | 11 (↓1) |
52 | 337 (+7) | 331 (+8) | 46 (-) | 44 (+1) |
0.253 (↑0.001) | 3.310 (↓0.06) |
3 (-) |
日本ハム |
44 | 40 | 6 | 0.524 (↑0.006) | 12.5 (-) |
53 | 326 (+9) | 306 (-) | 57 (-) | 62 (-) |
0.246 (↑0.001) | 2.890 (↑0.03) |
4 (-) |
楽天 |
44 | 43 | 2 | 0.506 (↑0.006) | 14 (-) |
54 | 318 (+8) | 358 (+7) | 44 (+1) | 61 (-) |
0.247 (↑0.001) | 3.710 (↓0.04) |
5 (-) |
ORIX |
40 | 48 | 2 | 0.455 (↓0.005) | 18.5 (↓1) |
53 | 259 (+1) | 283 (+4) | 33 (+1) | 36 (-) |
0.237 (-) | 2.820 (↓0.01) |
6 (-) |
西武 |
28 | 60 | 2 | 0.318 (↓0.004) | 30.5 (↓1) |
53 | 199 (-) | 310 (+9) | 35 (-) | 49 (-) |
0.204 (↓0.001) | 3.100 (↓0.07) |
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