楽天(☆8対7★)ロッテ =リーグ戦16回戦(2024.07.28)・楽天モバイルパーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:則本 昂大(3勝1敗21S)
敗戦投手:益田 直也(1勝3敗16S)

本塁打
【楽天】辰己 涼介(4号・6回裏3ラン)

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◆楽天は6点を追う6回裏、辰己の3ランが飛び出すなど打者一巡の猛攻で7点を奪い、逆転に成功する。その後同点とされて迎えた9回には、辰己が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、6番手・則本が今季3勝目。敗れたロッテは、先発・種市が5回までパーフェクト投球を見せるも、6回に崩れた。

◆楽天が1イニング7得点の怒濤(どとう)の反撃で、昨年6月以来の同一カード3連敗を阻止した。2カ月ぶりに1軍復帰した先発荘司が、4回3安打6四球2失点で降板。2番手弓削も打ち込まれ、5回までに6点のビハインドを背負った。さらにロッテ種市に5回まで完全投球を許す展開。それでも、6回の集中打で相手右腕をKOすると、一気に形勢逆転した。沈黙していた打線がつながった。まずは1番小郷が6回無死満塁から右犠飛を決めて1点をかえす。2番中島が適時打で続いた。なおも1死一、二塁から3番辰己がスライダーを捉え、左翼席へ1点差に迫る4号3ランをたたき込んだ。「昨日はカレーを500グラム食べました。そのおかげですかね」と振り返った。まだまだ終わらない。4番浅村、続く鈴木大が四球を選び、6番フランコが左前打とつないで1死満塁のチャンスを作ると、村林が同点犠飛。生還した三塁走者の浅村は通算1000得点も達成した。なおも2死一、三塁から黒川が「兵頭さん(打撃投手)ありがとうございます」と、この回2安打目となる中前適時打を放って勝ち越した。7回に同点に追いつかれたが、9回1死二、三塁から辰己が中前にサヨナラ打を放ち、激戦に終止符を打った。【山田愛斗】

◆楽天鈴木翔天投手(27)が球団タイ記録の24試合連続無失点をマークした。8回から5番手で登板。先頭石川慎、続くソトを空振り三振に抑え、最後は佐藤を中飛に封じた。「(無失点記録が)今日なのか次なのか、いまいち把握していなかった。言われてから気づいて、その面では良かった」。絶対的リリーバーとしてチームに勝利をもたらす存在であり続ける。

◆ロッテは逆転負けを喫し、自力優勝の可能性が消滅した。先発の種市篤暉投手(25)が5回まで1人も走者を許さない完全投球も、6点の援護をもらった6回に乱調し6失点。種市は「あの回がすべてだと思います」と話した。吉井監督は「長い攻撃が2つ続いたときに結構ベンチ横で投げていた。そこをちょっと注意してあげていたらあんなに急激に弱ることはなかったと思う」と説明。「フォアボールからクイックになって、しかもへばってきてああいうことは起こると予想はできていたんですけど、ブルペンの準備が本当に遅れてしまって。今日は本当に野手もせっかく頑張ったのにピッチャーにも迷惑かけたし、本当にベンチの責任、私の責任なんで。選手には申し訳ないことをしたなと。こういうゲーム、絶対にあっちゃいけない」と自戒した。打線は6月1日阪神戦以来の先発出場となった和田康士朗外野手(25)が5打点の活躍。吉井監督は「打撃練習でいい打球を打っていたので、和田いってみようと。頑張ってくれました」とスタメン起用の理由を話した。自力優勝の可能性が消滅したが「毎日勝つことを考えてやるだけ」と切り替えてマリンに戻る。

◆楽天が今季最多1イニング7得点の猛反撃で逆転勝ちを決めた。激戦に終止符を打ったのは辰己涼介外野手(27)だ。7-7の9回1死二、三塁からロッテ益田のスライダーを中前にはじき返すサヨナラ打。「打った瞬間、8回ぐらいやと思ってて、普通にコーチにタッチしようと思ったら、みんな来て、びっくりしました」。イニングを勘違いしていたというが、3安打4打点の大活躍だった。打線はロッテ種市に5回まで完全投球を許すも、6回に目を覚ました。最大6点のビハインドから小郷の犠飛、中島の適時打で2点返し、なおも1死一、二塁で辰己が左中間へ4号3ランを放ち1点差。「今日、妻が『(本塁打を)絶対打つ』って言ってたんで。その通りになってすごいなと」。村林、黒川も続いて一挙7得点を奪った。カレーパワーで好調を維持? する。打率はチームトップの2割9分6厘。毎日のように「カレーハウスCOCO壱番屋」で食事しているといい「(トッピングは)ほうれん草とチーズと豚しゃぶ。最近、僕の中で流行ってます」。本塁打談話では「昨日はカレーを500グラム食べました。そのおかげですかね」とコメントし、おどけてみせた。勝負強い打撃と華麗な守備で、辰己らしくチームに貢献する。【山田愛斗】

◆左足に痛みがあり、ベンチ外となったロッテ山口航輝外野手(23)について、吉井理人監督(59)は「明日検査に行くといっていたので、捻挫しているかどうかもまだわからないです」と説明した。前日27日の試合では「6番左翼」で先発出場。第1打席に中前安打で出塁し、その直後に二盗していた。

◆楽天がサヨナラ勝ち。0―6の六回に辰己の3ランなど6長短打で7点を挙げ逆転。七回に追い付かれたが、7―7の九回1死二、三塁から辰己が中前適時打を放って試合を決めた。則本が3勝目。ロッテは自力優勝の可能性が消えた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
58293 0.667
(↑0.004)
-
(-)
53371
(+4)
228
(+1)
59
(+1)
66
(-)
0.256
(↑0.001)
2.340
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
46396 0.541
(↓0.007)
11
(↓1)
52337
(+7)
331
(+8)
46
(-)
44
(+1)
0.253
(↑0.001
3.310
(↓0.06)
3
(-)
日本ハム
44406 0.524
(↑0.006)
12.5
(-)
53326
(+9)
306
(-)
57
(-)
62
(-)
0.246
(↑0.001)
2.890
(↑0.03)
4
(-)
楽天
44432 0.506
(↑0.006)
14
(-)
54318
(+8)
358
(+7)
44
(+1)
61
(-)
0.247
(↑0.001
3.710
(↓0.04)
5
(-)
ORIX
40482 0.455
(↓0.005)
18.5
(↓1)
53259
(+1)
283
(+4)
33
(+1)
36
(-)
0.237
(-)
2.820
(↓0.01)
6
(-)
西武
28602 0.318
(↓0.004)
30.5
(↓1)
53199
(-)
310
(+9)
35
(-)
49
(-)
0.204
(↓0.001)
3.100
(↓0.07)