楽天(★3対5☆)ロッテ =リーグ戦15回戦(2024.07.27)・楽天モバイルパーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:唐川 侑己(1勝0敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝2敗16S))
敗戦投手:ポンセ(3勝6敗0S)
  DAZN
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◆ロッテは初回、2死三塁からソトが適時打を放ち、先制に成功する。そのまま迎えた3回表には、高部の適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・唐川が6回3安打1失点の好投で今季初勝利。敗れた楽天は、最終回に2点差まで迫るも、反撃は及ばなかった。

◆宮城県出身のお笑いタレント、狩野英孝(42)が楽天-ロッテ戦でセレモニアルピッチを行った。「(背番号)817 KANO」と入った水色を基調としたサマーユニホームを着て登場。捕手役を務めた楽天岡島に向かってノーバウンド投球した。狩野は「推しである岡島選手がサプライズでキャッチャーを務めてくださり、驚いて動揺しましたが、笑顔で構えていてくれたので安心して投げさせていただきました」と感謝。「いざ構えた時の、あの静寂が恐ろしくて押しつぶされそうになりましたが、スタンドの皆さんが仲間だと思ったら、スムーズに体が動いてくれました。練習の成果は出せたと思います!」とコメントした。

◆1カ月ぶりに1軍登板した楽天コディ・ポンセ投手(30)が、背信投球で降板した。1回に先頭岡への四球を起点に先制点を献上。3回は簡単に2死を奪ったものの、角中、ソトの連打から連続四球で押し出し。なおも満塁から高部に2点適時打を打たれた。4回にも内野ゴロの間に失点。5回8安打3四球5失点に「申し訳ないです」と厳しい表情で話した。試合前、今江敏晃監督(40)は昇格したポンセについて「楽しみっすね。いろんな思いを持って2軍でやってきてくれたと思う。とにかくその姿っていうものをまず見たい」と話していたが、指揮官の期待を裏切る形となった。チームは前日26日も先発内が3回までに4失点。2試合連続で序盤から主導権を握られた。また、「4番DH」で先発した浅村は、連続試合出場を1251として松井秀喜(巨人)超えとなる歴代単独4位に浮上した。

◆楽天が後半戦2連敗で勝率5割に後退した。ポンセが3回2死満塁でロッテ高部に2点適時打を浴びるなど、5回8安打3四球5失点の乱調。今江監督は「うちのチームの悪いパターンというか、先発が序盤に大量失点するっていう。そうなるとなかなか厳しい」と話した。「4番DH」でフル出場した浅村は、連続試合出場を1251として松井秀喜(巨人)超えとなる歴代単独4位に浮上した。

◆楽天が"負けパターン"で後半戦2連敗を喫した。先発は1カ月ぶりに再昇格したポンセ。しかし、序盤に崩れた。初回に四球を起点に先制点を献上。3回は5球で2死を奪ったものの、連打と連続四球で1点をかえされ、なおも2死満塁でロッテ高部に2点適時打を浴びた。今江敏晃監督(40)は「(ポンセの)いろいろ変化した部分を期待したんですけど、結果的にはあまり変化はなかったかなという感じですね」と酷評した。前日26日も先発内が3回までに4失点。相手に主導権を握られ、反撃できなかった。この日も同じような流れでの敗戦。今江監督は「うちのチームの悪いパターンというか、先発ピッチャーが序盤に大量失点するっていう。そうなるとなかなか厳しいですよね」と振り返った。9回には相手の適時失策で2点差に迫り、なおも2死一、三塁と1発が出ればサヨナラの場面を迎えた。しかし、最後は代打茂木が空振り三振に倒れた。指揮官は「もちろん序盤の複数失点というのは非常に大きくのしかかってくるので、最後詰めましたけど、結局あの点差なので、なかなか詰めきれないところになります」と厳しい表情で話した。

◆17年目のベテラン右腕が、先発として2214日ぶりの復活勝利を遂げた!ロッテ唐川侑己投手(35)が約3カ月ぶり、今季2度目の先発マウンドで18年7月5日のオリックス戦以来の先発白星を挙げた。ピンチの場面でも冷静だった。4点リードの6回2死三塁。打席に立つのは楽天の4番浅村。「もう最後だと思ったんで。集中して全力で、打たれてもともとだと思って」と開き直って腕を振った。145キロのカットボールは捕手佐藤が内角に構えるミットに刺さった。見逃し三振でピンチをしのぐと表情を変えることなくマウンドをおりたが、ベンチ前で佐藤と会話を交わした際には少しほおが緩んだ。吉井監督の「テクニックを使って長いイニングを投げてほしい」との要望で昨季後半戦から本格的に先発に再転向した。中継ぎの時はカットボール主体だったが、スライダー、チェンジアップ、フォークなど以前先発時で投げていた球種もプラスして本格的に投球練習に取り入れ、引き出しを増やしてきた。この日も変化球を中心にコースをつき4奪三振はすべて見逃し。「都志也がうまくリードしてくれて、引き出してくれた」と女房役の佐藤に感謝した。久々の先発勝利は敵地でのヒーローインタビューとなったが、家族も駆けつけてくれた。「わざわざ来てくれたのでよかったです」と笑顔。「去年から先発してずっとファームで投げてたんですけど、その間も監督、コーチ、スタッフの人にアドバイスをもらいながら、支えてもらいながらやっていたので、そういう人たちに少しでも恩返しができればいいなって思いはあった。ほんと少しですけど、これからもっとできたら」。日焼けした顔でさわやかに誓った。【星夏穂】ロッテ唐川が22年9月8日日本ハム戦(リリーフ)以来の勝利。先発勝利に限ると18年7月5日オリックス戦以来6年ぶり(2214日ぶり)となった。ロッテの6年ぶり先発勝利は吉田篤史の8年ぶり(92年→00年)に次ぎ球団2番目のブランク。これで唐川が勝利をマークしたのは通算16シーズン目。ロッテで勝利を16シーズン以上記録したのは村田兆治(20シーズン)に次いで2人目。

◆宮城県出身のお笑い芸人、狩野英孝(42)が、セレモニアルピッチを務めた。場内アナウンスで「おそらく今日、サンドウィッチマンのスケジュールが合わなかったのかなと、代打で僕が来たのかな」と自虐的にあいさつ。マウンド上から放たれた白球は、ノーバウンドで捕手役・岡島のミットに収まった。

◆楽天の浅村が「4番・指名打者」で先発して1251試合連続出場とし、松井(巨人)を抜いて歴代単独4位に浮上した。パ・リーグ記録を更新中で、プロ野球記録は衣笠(広島)の2215試合。

◆ロッテが逃げ切った。一回にソトが先制打を放ち、三回に高部の2点適時打などで3点、四回にも1点を加えた。唐川が6回1失点で2季ぶりの白星を挙げ、先発では6年ぶりの勝利となった。楽天はポンセが5回5失点で6敗目。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
57293 0.663
(↑0.004)
-
(-)
54367
(+3)
227
(-)
58
(-)
66
(-)
0.255
(-)
2.350
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
46386 0.548
(↑0.006)
10
(-)
53330
(+5)
323
(+3)
46
(-)
43
(+4)
0.252
(-)
3.250
(↑0.03)
3
(-)
日本ハム
43406 0.518
(↓0.006)
12.5
(↓1)
54317
(+1)
306
(+3)
57
(-)
62
(-)
0.245
(↑0.001)
2.920
(-)
4
(-)
楽天
43432 0.500
(↓0.006)
14
(↓1)
55310
(+3)
351
(+5)
43
(-)
61
(-)
0.246
(↓0.001)
3.670
(↓0.02)
5
(-)
ORIX
40472 0.460
(↓0.005)
17.5
(↓1)
54258
(-)
279
(+3)
32
(-)
36
(-)
0.237
(↓0.002)
2.810
(↓0.01)
6
(-)
西武
28592 0.322
(↑0.008)
29.5
(-)
54199
(+3)
301
(+1)
35
(-)
49
(+1)
0.205
(↓0.001)
3.030
(↑0.02)