ソフトバンク(☆5対1★)オリックス =リーグ戦13回戦(2024.07.26)・みずほPayPayドーム福岡=
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ORIX
0000001001510
ソフトバンク
40000001X5502
勝利投手:スチュワート・ジュニア(5勝2敗0S)
敗戦投手:宮城 大弥(3勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】山川 穂高(15号・1回裏2ラン),正木 智也(1号・1回裏2ラン)

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◆ソフトバンクは初回、山川と正木の2ランで一挙4点を先制する。3点リードで迎えた8回裏には、栗原の犠飛で追加点を挙げた。投げては、先発のスチュワート・ジュニアが7回途中1失点の好投で今季5勝目。敗れたオリックスは、先発・宮城が試合をつくれず、打線も振るわなかった。

◆DA PUMPのKENZ0(39)が始球式を行った。福岡県出身で中学時代にピッチャー経験があり、豪快なワインドアップで投球。外角低めに大きく外れて悔しがり「こんなに緊張することってまだあるんだなと。グラウンドに降り立った瞬間にメンバーから激励を受けて気持ちを高めたんですけど、グラウンドには魔物が住んでるなと思うぐらい...」と振り返った。後輩の緊張姿にリーダーのISSA(45)は「チャンスがあったら、もう1回やってほしいですね。今度はバチっとね」と笑みを浮かべた。試合終了後はメンバー全員によるパフォーマンスを実施する。ISSAは「(試合が)終わっても、もうひと盛り上がりできるようなパフォーマンスができればなと思います。一緒に楽しんでもらえたらなと思います」と話した。

◆ソフトバンク正木智也外野手(24)が待望の今季1号を放った。初回に山川の1発で2点を先制して迎えた2回2死二塁。宮城のスライダーを中堅左のテラス席に運んだ。「山川さんのホームランのいい流れに乗って、思い切っていくことができた」。22年9月12日の西武戦以来、2年ぶりのアーチ。「打ちたい気持ちあったけど、(ホームランは)狙わないようにしていた。もう一度、自分の打撃を見直した」と会心だった。

◆ソフトバンク先発スチュワート投手が、7回途中1失点の好投で5勝目を手にした。「後半戦の開幕で、チームが勢いに乗れるようにしたいと思っていたので、うれしい」。初回1死一、二塁のピンチを切り抜けると、6回まで得点圏に走者を許さなかった。7回に2安打と四球で満塁とし、津森の救援を仰いだが、散発5安打1失点、107球の投球に納得の表情。「これからもチームが勝てるようにしっかりとゲームをつくりたい」と意欲的だった。

◆オリックス宮城大弥投手(22)が2被弾に泣いた。1回2死からソフトバンクの4番山川に左翼へ先制2ランを浴び、正木にも2ランを被弾。2死からの4連打で4失点した。宮城の今季被本塁打5本はすべてソフトバンク戦。山川には3本目の被弾だ。2回以降は安打を許さず、6回12奪三振と快投しただけに、もったいない初回だった。宮城は「もっと最少失点に食い止められるところはあった」と悔やんだ。後半開幕戦を落として今季初の5連敗。借金は6に膨らんだ。中嶋監督は「現時点でのチームの差がそのまま出た。もう諦めてるんだったら『別にいい』でいけばいいでしょうし、そこは見せなきゃいけないはずなんですけどね。後半初っぱなとしてはそこは感じない。寂しいですよね」と反発力が見られなかったことを残念がった。厚沢投手コーチ(救援で3戦連続失点の山下について)「形として出させてあげたいけど、今のところちょっと...。(今後は)いろいろ考えます」

◆ソフトバンク先発スチュワート投手が、7回途中1失点の好投で5勝目を手にした。以下は小久保監督の一問一答。-スチュワートが7回途中1失点の好投小久保監督 先発ローテーションの軸として期待して送り出しているピッチャーなので、ある程度は計算できる姿になってきている。真っすぐの速さが武器なんですけど、少し球威が落ちた後でも変化球をうまくコントロールできるぐらいの技術が身についてきている。ぜいたくを言えばあとはスタミナでしょうね。-栗原が8回に貴重な犠飛小久保監督 (9回は)松本なので3点でも十分セーブシチュエーション。4点だったら微妙ですけど初戦なので点差はあるほうがいい。栗原がきっちり仕事をしてくれたと思います。-野村勇が2番でスタメンだったが、3三振。状態をどう見ている小久保監督 アプローチを見たら準備不足にうつったので、それはちょっと残念なところです。

◆ソフトバンク有原航平投手が27日のオリックス戦で両リーグ10勝一番乗りを目指す。ここまで両リーグトップタイ9勝で、勝てば2年連続5度目の2桁勝利に到達する。「1つ1つの積み重ねだと思います。まずはチームを勝ちに導けるように頑張りたい」と引き締めた。今季のオリックス戦は3試合で2勝1敗、防御率2・08。相性のよさも生かしチームの後半戦2連勝発進に力を尽くす。

◆「どすこ~い」で後半戦開幕! ソフトバンク山川穂高内野手(32)が、球宴明けの初打席でド派手なアーチを描き、快勝発進を導いた。0-0の1回2死一塁。沖縄同郷のオリックス先発宮城から、今季3発目のアーチを弾丸ライナーで左翼ホームランテラスへ運んだ。本拠地で放った70日ぶりの本塁打が会心の決勝弾。小久保ホークスに、最短28日にも優勝マジックナンバー「43」が点灯する。「スーパーピッチャーでしょ」。沖縄同郷の宮城をそう表現していた山川が、スーパーアーチを描いた。0-0の1回2死一塁の場面で、内角に食い込む直球に腕をたたみながら強振。超低弾道のライナーを左翼ホームランテラスにたたき込んだ。打球角度は19度。球団関係者によると、NPB本塁打の平均角度は20度後半で「あの角度のホームランはあまり見たことがない」と目を丸くした。鷹の4番が後半戦初打席で衝撃アーチだ。先制&決勝の15号2ラン。16日ぶりの1発は、みずほペイペイドームでは5月17日の西武戦以来、70日ぶりの快感だった。「うまく打てたっていうところですね。入るとは思わなかった。(弾丸ライナーは)結果的にそうなっただけ。ホームランになれば何でもいいです」。気分よくダイヤモンドを一周すると、「鷹祭 SUMMER BOOST」による特別ユニホームで真っ黄色に染まったスタンドとともに「どすこ~い!」と叫んだ。宮城からは今季3本目の好相性。3月29日の京セラドーム大阪での開幕戦でも決勝ソロを放っている。「本当に本当にたまたまですよ」。本人は謙遜しながら、報道陣に珍要求。「みなさん打席に立って欲しいぐらいです。やばいんで。ほんと。とんでもない球がきますから」。ドジャース山本由伸、メッツ千賀滉大、令和の怪物・ロッテ佐々木朗希らに匹敵する「そのクラス」と表現。実力を知るからこそ、決勝アーチは格別なものになった。その後の正木の2年ぶり2ランも呼び、初回で4得点。小久保監督は「宮城が相手だったので、あれで今日の試合は有利に運べた。2ラン2本。なかなか宮城からそういうイニングはない」とうなずいた。2位に10ゲーム差をつけて首位を快走。早ければ28日にも優勝マジック「43」が点灯する。小久保ホークスのカウントダウンが近づいている。【只松憲】ソフトバンクの最短M点灯は28日 条件は27、28日にソフトバンク○○のケースは、ロッテが○●か○△か△△、日本ハムが●●か●△。ソフトバンクが○△か△△のケースは、ロッテが○●、日本ハムが●●。いずれのケースもM43が出る。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】プロ野球ソフトバンクのサマーイベントにDA PUMPが登場。試合前のKENZO始球式にはじまり、試合後にはライブパフォーマンスを披露、スタジアムを盛り上げました!

◆オリックスは鷹キラーの宮城大弥洋酒(22)が先発する。ソフトバンク戦は通算で18試合の登板で8勝3敗。今季は4試合で2勝1敗、防御率1・98と好相性を誇る。この日1軍に登録されたレアンドロ・セデーニョ内野手(25)が「6番・DH」でスタメンに名を連ねた。チーム打率・239の打線の起爆剤となれるか、注目だ。

◆オリックス・宮城大弥投手(22)は立ち上がりに苦しみ、6回99球を投げ、4安打4失点で降板となった。一回に2死から4番・山川に先制2ランを食らうと、その後も正木に2ランを許して一挙4失点。プロ2度目の1イニング2被弾でスタートダッシュにつまずいたが、二回以降は無安打無四球で、エラーによる走者1人だけという圧巻の投球で貫禄を示した。しかし、打線は七回2死満塁での暴投での1得点のみにとどまり、左腕は援護に恵まれなかった。

◆オリックスは後半戦黒星発進で、2年ぶりの5連敗を喫した。エース・宮城が立ち上がりに苦しんだ。一回に4番・山川、正木にそれぞれ2ランを浴びて一挙4失点。1イニング2被弾はプロ2度目だった。二回以降は無安打無四球と立て直したが、6回4失点で降板し6敗目を喫した。左腕は降板後に「初回のところがすべて。立ち上がりから先制点を許してしまったことを反省しないといけない」とコメントした。打線は七回に安打と四球で2死満塁の好機を作るも、得点は暴投での1点にとどまった。チームは5試合連続で先制点を献上しており、相手に主導権を握られている。首位・ソフトバンクとは16・5ゲーム差に広がった。

◆ソフトバンクは一回に山川の15号2ランで先制すると、正木も1号2ランを放って4点を挙げた。スチュワートは球に力があり、七回途中5安打1失点で5勝目。オリックスは今季最長の5連敗。宮城は6回4失点で6敗目を喫した。

◆ソフトバンクの正木は新人だった2022年9月以来、2季ぶりの本塁打となる2ランに「気持ちいいものだな」と、感慨を込めた。2―0の一回2死二塁から、相手エース宮城のスライダーを中越えへ運んだ。昨季はけがや打撃不振に苦しみ、15試合の出場でわずか1安打に終わった。巻き返しを期す今季は28試合出場で既に自己最多の11打点をマーク。「絶対に去年と同じようにはならないぞと思ってやってきた。これからも頑張りたい」と、さらなる活躍を誓った。

◆たまや~! そしてどすこ~い! 祭りにはやっぱり花火が欠かせない。後半戦の初戦でソフトバンク・山川が決勝の15号2ラン。黄色く染まったスタンドを熱狂に包んだ。「うまく反応できた。たまたまです。宮城投手といういい投手から打てたのはすごくよかった」一回だ。2死一塁で左腕・宮城の直球に反応し、弾丸ライナーで左翼テラス席にたたき込んだ。これで相手エースから早くも今季3本塁打。「宮城はとにかく真っすぐが強いので、やるかやられるか(の勝負)。素晴らしい投手」と、同じ沖縄出身の後輩に敬意を示した。苦しんでいた。6、7月の月間打率は1割台と低迷。不振の男に救いの手を差し伸べたのが小久保監督だった。球宴前日の22日に北海道で2人で食事に出かけ、バットが走るような体の使い方や練習法を伝授された。「有意義な時間だった。練習でやってきたことを試合でできるかが(打撃の)基本なので」。効果はてきめん。球宴第1戦(エスコン)で3ランを放てば、この日も試合を決める豪快弾。小久保メソッドで蘇った4番が、10試合ぶりの一発で勝利に導いた。今カードでオリックスに3連勝し、対象チームの日本ハムが27、28日に西武に連敗、そしてロッテと楽天が1勝1敗で終えれば最短で28日にも優勝のマジックナンバーが点灯する。4年ぶりとなるVの足音が近づく中でも小久保監督は「まだ7月なので」と冷静に足元を見つめ、山川も「残り55試合あるので。また大一番で、いいところで打てれば」と結んだ。「鷹祭 SUMMER BOOST」として開催され、試合後には花火が打ち上げられた。祭りは終わらない。鷹の大砲が打ち上げ花火を量産し、リーグVへ突き進む。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
56293 0.659
(↑0.004)
-
(-)
55364
(+5)
227
(+1)
58
(+2)
66
(+2)
0.255
(↓0.001)
2.380
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
45386 0.542
(↑0.005)
10
(-)
54325
(+6)
320
(+1)
46
(-)
39
(+1)
0.252
(-)
3.280
(↑0.03)
3
(-)
日本ハム
43396 0.524
(-)
11.5
(↓0.5)
55316
(+1)
303
(+1)
57
(-)
62
(-)
0.244
(↓0.001)
2.920
(↑0.03)
4
(-)
楽天
43422 0.506
(↓0.006)
13
(↓1)
56307
(+1)
346
(+6)
43
(-)
61
(+1)
0.247
(↓0.001)
3.650
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
40462 0.465
(↓0.006)
16.5
(↓1)
55258
(+1)
276
(+5)
32
(-)
36
(-)
0.239
(-)
2.800
(↓0.03)
6
(-)
西武
27592 0.314
(-)
29.5
(↓0.5)
55196
(+1)
300
(+1)
35
(-)
48
(-)
0.206
(-)
3.050
(↑0.04)