楽天(★1対6☆)ロッテ =リーグ戦14回戦(2024.07.26)・楽天モバイルパーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:西野 勇士(8勝5敗0S)
敗戦投手:内 星龍(4勝7敗0S)
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◆ロッテは3回表、中村奨の押し出し四球と高部の適時二塁打で4点を先制する。3点リードで迎えた8回には、岡の適時打で2点を挙げ、試合を決定づけた。投げては、先発・西野が5回1失点で今季8勝目。敗れた楽天は先発・内が試合をつくれず、打線も好機を生かせなかった。

◆楽天浅村栄斗は本拠地の楽天モバイルパークで今季5本塁打で、通算は88本。同球場での通算本塁打上位をみると、(1)山崎武司(中日)89本(2)浅村88本(3)ウィーラー(巨人)50本(4)フェルナンデス(オリックス)48本(5)中村剛也(西武)45本。最多の山崎武にあと1本に迫る。7月に入って打率3割6分4厘、3本塁打と調子を上げてきた浅村が、球場最多に挑戦する。

◆横浜高野球部出身のタレント上地雄輔(45)が、楽天-ロッテ戦で始球式を行った。高校時代は捕手。1学年下の松坂大輔氏(43)ともバッテリーを組んだことがある。背番号2のユニホームを着て登場。横浜高の後輩・藤平からプレゼントされたというキャッチャーミットをつけ、力強いノーバウンド投球を披露した。上地は「楽しかったです! ストライクではなかったですが、いい球が投げられたと思います。まっさらなマウンドに立つのは申し訳ない気持ちもありますが、気持ちがいいですね。横浜高校の後輩である藤平選手がサプライズでキャッチャーミットをプレゼントしてくれて、使わせていただきました」と話した。

◆楽天浅村栄斗内野手(33)が「4番DH」で先発。西武時代の15年8月8日から続く連続試合出場を1250に伸ばし、松井秀喜(巨人)と並び歴代4位タイに浮上した。3点を追う4回2死ではカウント1-2から右前打を放ち、4試合連続安打とした。試合に出るたびにパ・リーグ記録を更新し続けている。「レギュラーとして出る以上はずっとグラウンドに立ちたいと思ってやってきた。やれるところまでやれればいいかなと思います」と意気込んでおり、これからも変わらずにグラウンドに立ち続ける覚悟だ。

◆楽天は後半戦黒星スタートで連勝が3で止まった。先発内星龍(22)が5回5安打6四死球4失点。3回2死満塁からロッテ高部に走者一掃の適時二塁打を浴びるなど乱れた。打線も6安打1得点と沈黙。今江監督は「内がよく4点で収まったなというくらい内容が良くなかったので、しっかり反省してもらいたい。全体的に言っても久しぶりに内容のない試合だった」と厳しい表情で話した。

◆ゴジラと肩を並べた。楽天浅村栄斗内野手(33)が「4番DH」でフル出場。西武時代の15年8月8日から続く連続試合出場を1250に伸ばし、松井秀喜(巨人)と並び歴代4位タイとした。「日本でもアメリカでもすごい成績を残してる方なので、そういう人に並べるというのは光栄なことだと思います」と話した。開幕から2カ月間は打撃不振に苦しんだ。一時はスタメンを外れた時期もあったが、6月から復調。7月は打率3割5分6厘、3本塁打、10打点、OPS・999と好調だ。「ようやくいい感じで(安打が)出始めてきた。前半戦は本当に苦しんできたんで、なんとか後半戦はって思いはありますね」。3点を追う4回には、ロッテ西野の146キロ直球を捉えて右前打。4試合連続安打とした。試合に出るたびにパ・リーグ記録を更新している。それでも「レギュラーとして出る以上はずっとグラウンドに立ちたいと思ってやってきた」と特別な意識はない。その上で「今日がゴールじゃないし、やれるところまでやれればいいかなと思います」と気を引き締める。浅村の連続試合出場記録について、今江監督は「すごい記録ですし、出続けるすごさというのは体もそうですけど、ある程度、結果も出していかないといけないですし、野球史に名を残すような選手ですからね」とたたえた。「こちらとしてはそういう選手がいるのは大きいことですし、しっかりグラウンド上で暴れてもらいたいと思います」と今後の活躍にも期待した。

◆球宴の勢いのまま、ロッテ岡大海外野手がバットで貢献した。3点リードで迎えた8回2死二、三塁の第5打席。それまで無安打も「調子は悪くはないかなと思っていたので、最終打席もそんなに特別意識することなく、自分の打撃をしようかなっていう思いで打席に立ちました」と左翼への適時打を放ち、突き放した。「チームとしてもそうですし、自分自身としても大きな1本だった。リーグ再開してからの1発目勝つことができたので、それがすごくよかった」。初出場した球宴では2日連続で本塁打の活躍。他チームの選手と交流できる機会で、日本ハム郡司やソフトバンク近藤と野球談議に花を咲かせた。「確実に経験値としてはプラスになると思いますし、ああいうところでプレーできたっていうのはすごく幸せな気持ちになりました」と改めて"お祭り"を振り返った。ただ、2本塁打の活躍も賞はもらえず「まあまあ、欲を言えばっていうのはありますけど」と本音を吐露。「でも皆さん打ってたんでしょうがないですし、それはしっかりシーズンで活躍できれば」。後半戦快進撃のMVPをとる。【星夏穂】

◆ロッテは後半戦白星スタートで、連敗を5でストップさせた。3回に楽天先発・内の制球が乱れ、満塁から中村奨吾内野手(32)が四球を選び押し出しで先制。なおも2死満塁で高部瑛斗外野手(26)が左翼線への走者一掃の適時二塁打で3点を追加した。「ツーアウトだったので、最低でもバットに当ててっていう、どうにかチャンスをものにしたいなっていう気持ちで入って、真っすぐが甘いところにきてくれたので良かった」と振り返った。8回にも2死二塁の場面で、初出場の球宴で2本塁打と好調だった岡大海外野手(33)が左翼への適時打を放ち点差を広げた。吉井理人監督(59)は「4点だけじゃなく追加点取れたのも良かった。これからもこういう戦いができたら一番いいなと思うんですけど、そうはいかないと思う」と気を引き締めた。先発の西野勇士投手(33)も5回4安打1失点と好投。「入りもよかったし、とにかく後半戦始まる1発目ってことで、楽天もいいところまで調子上がってきてたし、相手も上に上がろうと大事に思っている中での相手にとっても大事な初戦だと思うんですけど、その気持ちも上回ってゲーム作れたのはよかった」と安堵(あんど)の表情。昨年と並ぶ8勝に「考えてないことはないですけど、なんとか積み重ねてここまできた。個人的には2桁勝ったことないところもあって、まだ2つあるんですけど、1つずつ1勝ずつ集中してたどりつけたら」と全力で腕を振る。

◆大記録達成-。楽天・浅村が「4番・DH」で先発出場し、四回の第2打席で4試合連続安打となる右前打を放った。五回終了時には、1250試合連続出場となり、歴代4位の松井秀喜(巨人)に肩を並べた。試合前には「日本でも、アメリカでもすごい成績を残している方に並べるというのは、光栄なことだなと思います」と明かしていた。西武時代の2015年に始まり、昨年9月には松井稼頭央(西武)が持っていたパ・リーグ記録の1143試合を更新した。昨年まで務めたチーム全体のキャプテンから、今季は野手キャプテンに専任している。同学年で投手キャプテンの則本は、浅村について「練習前のロングティーから熱心に取り組んでいる。野球に対する姿勢はブレない」。エースの早川は「体のどこかが痛くても弱みを見せない。チームメートだからこそ浅村さんのすごさが分かる」と最敬礼した。主砲は「今日がゴールではない」とキッパリ。一時は打撃不振に陥ったが、試合前時点で7月の月間成績は打率・364、3本塁打、10打点。「ようやくいい感じになってきた。後半戦は何とかしたい」と前を見据えた。

◆ロッテが快勝し、連敗を5で止めた。三回に中村奨への押し出し四球と高部の3点二塁打で4点を先取し、八回に岡の2点適時打で加点した。西野が5回1失点で自身4連勝となる8勝目。楽天は内が6四死球と制球に苦しんで7敗目。

◆ロッテの岡が2点適時打で貴重な追加点を奪った。4―1の八回2死二、三塁で宋家豪の沈むボールを左前にはじき返した。後半戦初安打を適時打でマークし「自分自身としても大きな一本」と喜んだ。初出場したオールスターでは2試合連続本塁打を記録。勢いを後半戦に持ち込み「再開して一発目を勝てたのが良かった」と笑った。

◆楽天の内は5回4失点で7敗目。投球フォームが安定せず、押し出し一つを含めて6四死球と乱れ「修正が最後まで全くできなかった。話にならないような投球だった」と猛省した。3連勝して後半戦初戦に臨んだチームの勢いをそぎ、「きょうのような投球では先発投手としてやっていけない。繰り返さないようにしたい」と危機感をにじませた。

◆楽天・浅村栄斗内野手(33)がロッテ戦に「4番・DH」で先発出場。1250試合連続出場を果たし、歴代4位の松井秀喜(巨人)に肩を並べた。「日本、アメリカでもすごい成績を残している方に並べて光栄です」西武時代の2015年に始まり、昨年9月には松井稼頭央(西武)が持っていたパ・リーグ記録の1143試合を更新。昨季まで務めたチーム全体キャプテンから、今季は野手キャプテンに専念している。同学年で投手キャプテンの則本は「練習前のロングティーから熱心に取り組み野球に対する姿勢はブレない」。7勝の早川は「体のどこかが痛くても弱みを見せない。チームメートだからこそすごさが分かる」と最敬礼した。試合では四回に4試合連続安打となる右前打を放った。主砲は「今日がゴールではない。ずっとグラウンドに立ち続けたい」と静かに語った。今江監督は「すごい記録だし、野球史に名を残すような選手」と改めて称賛した。(広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
56293 0.659
(↑0.004)
-
(-)
55364
(+5)
227
(+1)
58
(+2)
66
(+2)
0.255
(↓0.001)
2.380
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
45386 0.542
(↑0.005)
10
(-)
54325
(+6)
320
(+1)
46
(-)
39
(+1)
0.252
(-)
3.280
(↑0.03)
3
(-)
日本ハム
43396 0.524
(-)
11.5
(↓0.5)
55316
(+1)
303
(+1)
57
(-)
62
(-)
0.244
(↓0.001)
2.920
(↑0.03)
4
(-)
楽天
43422 0.506
(↓0.006)
13
(↓1)
56307
(+1)
346
(+6)
43
(-)
61
(+1)
0.247
(↓0.001)
3.650
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
40462 0.465
(↓0.006)
16.5
(↓1)
55258
(+1)
276
(+5)
32
(-)
36
(-)
0.239
(-)
2.800
(↓0.03)
6
(-)
西武
27592 0.314
(-)
29.5
(↓0.5)
55196
(+1)
300
(+1)
35
(-)
48
(-)
0.206
(-)
3.050
(↑0.04)