阪神(☆12対3★)広島 =リーグ戦16回戦(2024.07.21)・阪神甲子園球場=
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広島
01001000131100
阪神
00600600X121311
勝利投手:西 勇輝(4勝3敗0S)
敗戦投手:九里 亜蓮(4勝6敗0S)

本塁打
【阪神】大山 悠輔(7号・6回裏2ラン)

  DAZN
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◆阪神は1点を追う3回裏、中野の適時打が飛び出すなど打者一巡の猛攻で6点を奪い、逆転に成功する。その後は6回にも大山の2ランなどで6点を挙げ、先発野手全員適時打を記録した。投げては、先発・西勇が6回2失点の好投で今季4勝目。敗れた広島は、先発・九里が乱調だった。

◆前半戦最後の一戦は基本オーダーで臨む。開幕から固定を目指したが、主力が相次いで不調に陥り、岡田彰布監督(66)の試行錯誤が続いた。この2戦はともに0-1負け。主力をそろえた打線が意地を見せられるか。先発は西勇輝(33)。4試合も白星から見放されているが、規定未達ながら防御率1・66と安定感が光る。チームの5連敗阻止をかけたマウンドに上がる。

◆広島が初回の阪神攻撃を無得点に抑え、連続無失点イニングを34に伸ばした。15日DeNA戦の5回から連続無失点を続けており、1979年8月26日巨人戦(後楽園)の7回から同30日阪神戦(岡山県営)の5回にかけて記録した球団2位の最長記録に並んだ。球団最長は2012年4月4日巨人戦(マツダスタジアム)の6回から同8日DeNA戦(横浜)の8回までの39イニング。このまま6回まで無失点を続ければ並ぶ。

◆シンガー・ソングライター岡崎体育(35)が阪神のシート紹介に挑戦した。昨年のCSで始球式に登板して以来の来場。「1回の表、まず守ります阪神タイガースのメンバーを紹介します!」と、よく通る声で9人の名前を読み上げた。「ふくらはぎの筋肉痛があったので、ちょっと心配ではあったんですけど、メディカルトレーナーといろいろ相談しながら声の出し方とかチェックしたので、万全の状態でシートを紹介できたんじゃないかと」と笑わせた。兵庫県西宮市生まれ、京都育ちの阪神ファン。少年野球時代の背番号14のユニホームで登場した。小学校ではセンターを守り、2番や7番を打っていたという。「今はかなり体形がアレなんですけど、子どものころは俊足巧打でやらせてもらっていまして」と強調した。この日が前半戦の最終戦。もちろん阪神の状況は細かくチェック済み。「気温以上のファンの熱気を感じられた。絶対いけるという空気がありましたし、今、タイガースにとってはつらい状況にはあるんですけど、今日でそれを打ち止めることができるんじゃないかと思います」と確信。さらに「出だしは良かったり悪かったり、いろいろあって、オールスター前に4位で確定しているんですけど、この試合で勝って後半戦にはずみをつけたいと皆さん思っていると思うし、阪神タイガース一同、そういう気持ちでやっていますので。すみません(笑い)」と、勢い余って、チームを代表して必勝を誓った。

◆阪神が2回の攻撃を3人で終えた。今季最長を更新する26回連続無得点となった。17日の巨人戦(東京ドーム)の5回に1得点したのが最後。以降、19日の広島戦は0-1、20日の同試合は延長11回の末に0-1で敗れていた。阪神は開幕カードの巨人戦(東京ドーム)で2試合連続0封負け。3戦目の8回にようやく得点。開幕からの無得点を25回で止めた。

◆阪神が連続無得点を26イニングで止めた。3回1死一、二塁から中野拓夢内野手(28)が三塁線を破り、1点を奪った。17日の巨人戦(東京ドーム)の5回に1得点して以来。以降、19日の広島戦は0-1、20日の同試合は延長11回の末に0-1だった。調子を落としていた中野の打点は、7日のDeNA戦で適時打を放って以来。

◆/猛虎打線が襲いかかる\打者一巡の猛攻で一気に逆転勝ち越し打は #佐藤輝明?プロ野球(2024/7/21)??阪神×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #hanshin pic.twitter.com/9qypDUkC0n

◆打撃不振だった阪神打線が覚醒した。3回、中野拓夢内野手(28)の左前打で27イニングぶりに得点し、1-1とすると、2死後に佐藤輝明内野手(25)の会心の右前打で2-1と逆転に成功した。さらに大山悠輔内野手(29)も中前に完璧にはじき返し、もう1点。続く前川右京外野手(21)も左前に運んで4-1。なおも続くチャンスで木浪聖也内野手(30)にも右前打が飛び出し、5-1と突き放した。ここで広島九里亜蓮投手(32)をKO。2番手の河野佳(22)に代わっても勢いは止まらず、続く8番梅野隆太郎捕手(33)も適時中前打で6点目。梅野は回の先頭で二塁打を放っていた。4~8番による怒濤(どとう)の5連続適時打で、主導権を取り戻した。

◆阪神梅野隆太郎捕手(33)が1イニング2安打でうっぷんを晴らした。0-1の3回に打線がつながり、広島九里亜蓮投手(32)をKO。本来の7番から8番に下がっていた梅野は5連続適時打となる適時打で6点目を奪った。梅野は回の先頭で左翼越えに二塁打を放ち、猛攻の口火を切っていた。前日20日は打撃で2併殺打にバントミスなど反省の多い1日だった。球団生え抜きでは初の捕手1000試合に到達した試合での屈辱だった。

◆虎党も大忙しだ。阪神が3回に7安打6得点の猛攻。1点ビハインドをひっくり返し、広島を突き放した。中野拓夢内野手(28)の同点打に始まり、佐藤輝明内野手(25)の勝ち越し打。さらに大山悠輔内野手(29)、前川右京外野手(21)、木浪聖也内野手(30)、梅野隆太郎捕手(33)が連続適時打。広島投手陣に5連打を浴びせた。4回表の守りに就く際には、スタンドの虎党からおなじみのコールが発生。「中野!」「テル!」「大山!」「右京!」「木浪!」「梅野!」...。適時打を放った選手の名前が次々と出てきた。甲子園のボルテージは最高潮となった。

◆広島の連続無失点イニングが35で止まった。3回に先頭の梅野に二塁打を打たれ、1死から近本が四球を選んで一、二塁。先発の九里が中野に左翼線への適時打を許し、1点を失った。さらに佐藤輝、大山、前川、木浪に連続適時打を打たれて5失点となった。九里はなおも2死一、二塁のピンチを残して降板。代わった河野も梅野に適時打を許し、この回だけで6点を失った。広島は15日DeNA戦の5回から連続無失点を続け、この日も2回まで無失点。連続無失点イニングで2球団2位となる35イニング連続無失点を記録した。球団最長は2012年4月4日巨人戦(マツダスタジアム)の6回から同8日DeNA戦(横浜)の8回までの39イニングだったが、更新はならなかった。

◆甲子園のグラウンド整備を務める阪神園芸が、素早く仕事をこなした。5回1死、阪神大山悠輔内野手(29)が打席に向かう前、広島のロベルト・コルニエル投手(29)が、マウンドの違和感を訴えた。すぐさま阪神園芸のスタッフは出動。少し土を入れて整えた。コルニエルは納得したのか、投球を再開。長時間の中断とはならずに済んだ。グラウンド整備の職人たちが、わずかな時間できっちり仕事を果たし、スムーズな試合進行に貢献した。

◆/月が輝いている\7月の満月はバックムーン#大山悠輔 第7号ホームラン?プロ野球(2024/7/21)??阪神×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #hanshin pic.twitter.com/im3AGd0YvN

◆阪神がノーアーチ試合を13試合で止めた。6回、大山悠輔内野手(29)が左越えに7号2ランを放った。阪神はこれが90試合目だが、前日20日までのチーム32本塁打はリーグ最少。

◆阪神木浪聖也内野手(30)への死球に阪神ファンから怒号が飛んだ。6回先頭で打席に入り、この回から登板した矢崎拓也投手(29)から右腕付近に死球を受けた。木浪は死球により左肩甲骨を骨折、約1カ月ぶりに復帰したばかり。それだけにスタンドからは悲鳴のような声と、厳しい声が飛んだ。木浪はそのまま塁に残り、プレー続行した。阪神の遊撃手は木浪不在の間に、小幡竜平(23)が奮闘。ただ小幡も17日に左太もも裏を負傷。木浪と入れ替わりで出場選手登録を抹消されていた。

◆阪神の先発野手8人が全員打点と安打を記録した。3回に中野拓夢内野手(28)が同点打。2死後に佐藤輝明内野手(25)、大山悠輔内野手(29)、前川右京外野手(21)、木浪聖也内野手(30)、梅野隆太郎捕手(33)の5連続タイムリーで計6人に打点がついた。6回に、もう1度ビッグイニングを作った。近本光司外野手(29)が右前打で打点を挙げて7人目。安打、打点ともに1人だけなかった森下翔太外野手(23)が満塁から左翼フェンス直撃の二塁打を放って2打点。ついに先発野手8人に打点がついた。この回、佐藤輝に中犠飛、さらには大山に7号2ランが出て、再び6点を奪った。

◆点が入ったのにがっかり? 阪神佐藤輝明内野手(25)が、打点を挙げても悔しげな表情を見せた。6回1死二、三塁。広島矢崎から中犠飛を決めた。センター後方への大きな当たりも、本塁打とはならず。この日10得点目となったが、一塁ベースを回ったところで腰に手をやり、視線を落とした。7月3日の広島戦で2本塁打を放って以来、ノーアーチ。長打を求める4番は、納得していなかった。

◆主砲の1発でとどめだ。阪神大山悠輔内野手(29)が10-2の6回。2死三塁から広島矢崎の2ボールからの3球目、146キロ高めの直球を完璧に捉えた。打球は一直線で左翼スタンドに吸い込まれる2ラン。総立ちのファンの大歓声の中、12点目のホームを踏んだ。4日広島戦(マツダスタジアム)以来、今季7号。これでチームの連続試合ノーアーチは13で止まった。

◆阪神ドラフト5位の石黒佑弥投手(23)が、プロ初登板を果たした。10点リードの8回2死で登板。先輩の加治屋が難なく2死をとり、バトンを受けた。ルーキーが経験を積むには、これ以上ない展開。広島石原を遊ゴロに仕留め、わずか3球で1アウトを取り、この回を終わらせた。昨年のドラフト組では、チーム唯一となる1軍。虎のドラフト同期一番乗りでデビューした。

◆阪神が先発野手全員適時打で今季2度目の2ケタ得点と打線が爆発し、前半戦最終ゲームで5連敗を阻止した。前日20日に勝率5割となっていたが、これで貯金ターンが決定。負ければ借金突入の試合で6連勝の粘り腰だ。1点先制を許して迎えた3回。今季3度目の1イニング6得点と猛打が爆発した。先頭の梅野が左翼への二塁打で出塁すると、1死一、二塁から中野が同点適時打。さらに2死一、二塁となり、佐藤輝から大山、前川、木浪、再び梅野と5者連続適時打を放ち、一気に逆転に成功した。さらに6-2で迎えた6回。1死一、三塁から近本が右前適時打を放つと、中野も右前打で続き、森下が左翼フェンス直撃の2点適時二塁打。佐藤輝は特大の中犠飛を放つと、大山が左翼へ7号2ラン。この回も一挙6点を奪った。2ケタ得点は4月20日中日戦(甲子園)以来、今季2度目。先発の西勇輝投手(33)は、6回9安打2失点の粘投で5試合ぶりの今季4勝目となった。前夜まで4戦連続1点差で敗戦。今カードは2戦連続で0-1で敗れていたが、これまでがウソのような猛打を披露。阪神は89試合を終えて、43勝42敗5分けで後半戦に臨む。

◆阪神佐藤輝明内野手(25)が今季10個目の失策をおかした。10点リードの9回1死一塁。正面へのゴロをさばき、併殺狙いで二塁に軽やかに送球したが、少し一塁側にそれ二塁の中野拓夢(28)がつかめなかった。無死一、三塁とピンチが広がり、失点につながった。

◆/本拠地の大歓声に迎えられ\ドラフト5位ルーキー#石黒佑弥 プロ初登板は1/3回無失点?プロ野球(2024/7/21)??阪神×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #hanshin pic.twitter.com/Ail6Gho1Fy

◆阪神が先発野手全員適時打で今季2度目の2ケタ得点と打線が爆発し、連敗を4でストップした。前日20日に勝率5割となっていたが、これで貯金1ターンが決定。阪神は勝率5割で迎えた試合で6連勝と、今回も借金を回避した。阪神岡田監督の一問一答は以下の通り。-久々の2桁得点での勝利「いやいや、ね。3連戦に分ければいいけど(笑い)。まあ、ね。つながればね、みんな後ろに、後ろにというね。そういう形になればね。こういう形になるというのをね、ちょっとは思い出したんじゃないですかね」-3回のビッグイニング。梅野の二塁打から、6本のタイムリーちょっとバント失敗ね。嫌な感じだったんですけどね。まあ、ね。昨日も、一昨日もそうだけど、誰か1本、ポンと出るとね。後ろのバッターがだいぶ楽になるということでしょうね。-6回の6得点もタイムリー、犠飛、ホームランが出た。森下にも1本でたいやいや、後のね。まだまだそれは内容もあんまりよくないしね。あれは便乗で打ったんじゃないですか(笑い)。-大山のホームランも出た久しぶりでしょ。ホームランもね。みんながね、大山だけじゃなしにね。これをきっかけにね、ちょっと試合空くんだけど、後半戦に向けてはね、そういうのを思い出してね、またスタートできればいいと思いますけど。-先発の西勇が6回2失点。新人の石黒の登板もあったああ、はい。なかなか投げるチャンスなかったですね。石黒はね。西も後半は勝ち星がつかなかったからね。もう1カ月以上かな。後半は、今日ぐらいはいかないけど、前半の分、打線が援護しないといけないですね。-打線は先発野手全員安打と全員打点全員? ま、それは続けることですね。-勝ち越し1で後半戦へ1つ貯金できたとかそういうのじゃなしにね、もう1回後半再スタート、50何試合ですか、そういうつもりでやろうと思うので。この間、前半の反省点というか、とくに野手の方ですけどね、やっぱり悪いところ、当然あると思うんで、それを修正してね、後半やっぱりいいスタート切るためには野手の奮闘が絶対必要なんで、そのへんでいい後半ね、スタート切りたいですね。

◆阪神が先発野手全員適時打で今季2度目の2ケタ得点と打線が爆発し、連敗を4でストップした。前日20日に勝率5割となっていたが、これで貯金1ターンが決定。阪神は勝率5割で迎えた試合で6連勝と、今回も借金を回避した。阪神岡田監督の一問一答は以下の通り。-12点を3連戦に分けたい「そんなん当たり前やん」-勝つか負けるか大違いの試合「まあ、そうやな、何回目や、4回目か5回目くらいやろ、(貯金)ゼロなってからな、おーん。それやったらな、もうちょっと早いめに緊張感持てばええのに(笑)。(貯金が)ある時に」-特に真ん中の2人が打つと「いやいや、それはまあなあ、打順的にはそこが打てば大量点になるていう打順やからな、それをな」-何か思い出してくれればと。後半戦までの4日間は走攻守で普通の野球を取り戻すきっかけを「だから、どういう野球するとかそういうんじゃなしに、やっぱり自分のあれよ、そのなあ、技術的にもいろんなことがあると思うけどなあ、それをもう1回なあ、立て直すというか、なあ、もう1回悪いのを見つめ直すいい期間じゃないか。誰1人いいと思ってないと思うよ、前半は。はっきり言うて」-梅野バスターは前日の再確認「何を? サイン間違えやないか。何であんなとこでバスターさすの。そういうのが多いねってことよ。あんなん絶対バントよ。何回連続バント失敗してんのよ。そやろ」-7、8番の入れ替えは最近のつながりを踏まえて「いや、そんなんバッティングコーチが普通に持ってくるから『違うやろ、入れ替えやろ』って言うたったんや。そんなん、昨日一昨日と、どこで切れて点が入れへんのや。そんなんでも、ちょっとな、考えなあかんよな。まだそのままの打順にしてたから、何してんねんと言うたんや。0点、0点できてるわけやろ。流れ的に、どこで点が取れたんやということやんか」-教訓も多く、大きな3連戦に「大きいっていうか、自分らでミスしたら負ける、点入れへん。ちゃんとしたことしたら、まあ(今日も)いろいろあったけどな、でもある程度な。かえす場面来たら、最初の人がかえしたら、後ろもつないで点取れるということやんか」-本来はそれができるチーム。4日間で思い出してほしい「うん。そらゲームの流れがあるから、いつもいつもそうならんからな。でも、この4日間は個人の調子を上げることやで、それはやっぱり」-チーム離れるが、コーチに「そら、ちょっとは言うてるよ。内緒やけど、それは」

◆阪神梅野隆太郎捕手(33)が前夜の悔しさを晴らす大暴れだ。3回、猛攻の口火を切る左翼線二塁打を放つと、この回10人目の打者として5連続タイムリーのトリを飾る中前適時打。打線を勢いづける1イニング2安打となった。「ずっとやられっぱなしだったし、昨日悔しい思いをしているから、何とかやり返してやろうという気持ちで、しっかり振り抜きました」広島に2試合連続で0-1負けしていた。とくに前日20日は梅野自身、2併殺打にバントミスなど反省だらけ。守備でも延長戦で先に点を取られた。「ただの負けじゃなく(悔しさが)残るような試合だったので」。球団生え抜きでは初の捕手1000試合に到達した記念日の屈辱だった。6回にも無死一塁から左前打。前日に失敗したバスターで結果を出し、再び6点の猛攻につなげた。1試合3安打は今季初。「気持ち的な部分でも大きい。打席の感覚も少しでも良くなっていくように後半戦からもやっていきたい」と前を向けるゲームだった。モヤモヤを払拭して球宴休みに入る。「(勝ち負けで)もう大違い。今まではなかなか乗りに乗り切れなかった。今日は打線で投手陣を助けて、全員野球で、本当に良かった」と充実感をにじませた。【柏原誠】

◆広島が今季初の2桁12失点の完敗で、6年ぶりの首位ターンを逃した。2回に矢野の適時打で1点を先制も、3回に先発の九里がつかまった。佐藤輝らに4連続適時打を浴びて3回途中6失点降板。12年4月の球団最長39イニング連続無失点記録更新の可能性もあったが、35でストップ。2試合連続で雨にたたられ、3日阪神戦以来の登板だった九里は「先制点を取ってくれたのに、チームが勝てるようなピッチングができなかった」と反省。新井監督は「登板間隔が結構あいたので、逆に難しいところがあったのかなと思う。リセットして後半戦に備えてほしい」とかばった。

◆阪神西勇輝投手(33)の粘りがやっと報われた。再三のピンチでも崩れず、6回2失点。大量援護を呼び込んだ。援護のない試合が多かったが5戦ぶりの4勝目。「(前半戦を)借金、貯金で終わるのは全然違う。みんなが気持ちよく打って良かった。こういう誰もが勝ったって思う展開は難しいですけど。(自分の)勝ちはほんまタイミングなんで」。蒸し暑さも苦にせず仕事を果たす33歳が頼もしい。

◆阪神木浪聖也内野手は自ら復帰を祝う一打を放った。3回、流れに乗ってこの回5点目となる右前適時打。左肩甲骨の骨折から復帰して3試合目で初めての安打だった。「いい波に乗れました。(初安打は)ホッとした部分もあるし、もっと貪欲にもう1本打てたら、とも。でも勝ったことが一番良かったです」。6回は右腕に死球を受けたが「大丈夫でした」とアピールした。

◆鬱憤(うっぷん)を晴らして、さあ仕切り直しや! 阪神が前半戦最終ゲームで先発野手全員適時打の12得点を積み重ね、今季ワーストタイ5連敗&甲子園広島戦7連敗を阻止した。1点を追う2回、4番佐藤輝明内野手(25)の決勝打など5者連続タイムリーを含む10人攻撃で6得点。6回にも再び6点を奪い、今季2度目の2ケタ得点だ。2戦連続0-1負けのストレスを吹き飛ばし、借金ターンを阻止。勝負の後半戦へ、一気に息を吹き返した。大歓声の中でも、佐藤輝の快音はハッキリと聞こえた。4番のV打が大量得点の号砲だ。3回に一挙6得点で逆転。「僕だけじゃなくて、みんなでつないで、そういう打線だったと思う」。その中心に座る男が、仲間の思いを代弁した。1点ビハインドで、まずは2番中野が同点打。今季ワーストを更新する26イニング連続無得点と苦しんでいたが、27イニングぶりの得点で猛虎の目が覚めた。佐藤輝は2死一、三塁で九里の141キロ直球をミート。一塁坂倉、二塁菊池がほとんど反応できない強烈な右前打で勝ち越しを決めた。8試合連続の4番起用に応え、そこから梅野まで5者連続適時打。打者10人、7安打を集める猛打で虎党は狂喜乱舞だ。どれだけ甲子園のボルテージが上がっても、佐藤輝は打席に入る直前、ほぼ無音の状態に入るという。バッターボックスに足を踏み入れた時から、聴覚をシャットアウト。これが勝負どころでの一打につながる。「音はバッターボックスに向かう時は聞こえていますけど、打席では集中したい」。そして塁上に達してから、地鳴りのような歓声を全身で浴びる。それが「幸せです」と言う。この日の決勝打も集中して初球を捉え、「1球で仕留めることができた」と納得顔だ。再び6得点を挙げた6回には、特大の中犠飛で最低限の仕事を果たした。2試合連続「0-1」で敗戦していたが、先発野手全員適時打で今季2度目の2桁得点。得点力不足に悩んだ前半戦。最後の最後に息を吹き返した。岡田監督は「(得点が)3連戦に分ければいいけど」と笑いつつ、13安打12得点に「つながれば、みんな後ろに後ろにね。こういう形になるのを、ちょっとは思い出したんじゃないですかね」とうなずいた。これで、負ければ借金突入の試合で6連勝の粘り腰。「早めに緊張感、持てばええのに(笑い)。(貯金が)ある時に」と苦笑いも、貯金ターンは大きい。佐藤輝は前半戦は自己最少の5本塁打でフィニッシュ。「苦しい戦いでしたけど、また新たにスタートしたい」と前を向いた。90試合で43勝42敗5分け。球団初のリーグ連覇へ、球宴休みを挟み、再びギアを上げる。【中野椋】阪神の12得点は、4月20日中日戦の15得点に次ぎ今季2番目の大量得点となった。1試合に1イニング6得点以上を2度は、23年4月27日巨人戦の3回6点、8回6点以来。また6回の大山の本塁打は4日広島戦の大山以来。連続試合ノーアーチは2リーグ分立後球団ワースト3位の13試合で止まった。前半戦は43勝42敗5分け、勝率5割6厘で終了。矢野燿大監督時代の19年4割8分8厘(39勝41敗4分け)以来の借金ターンを免れた。今季勝率5割で迎えた試合は、4月19日中日戦から6連勝。仮にこの試合を落としていれば首位巨人とのゲーム差は今季最大の4・5に広がるところだったが、どうにか踏みとどまった。

◆阪神ドラフト5位の石黒佑弥投手(23)がプロ初登板を果たした。チームの新人では初の1軍出場。10点リードの8回2死から石原を遊ゴロ抑えてベンチで祝福を受けた。JR西日本から入団した23際右腕は「とりあえず思い切って投げようと。緊張したけど、2軍で福原コーチに心拍数を上げすぎたらいい投球できないぞ、と言われていたので、落ち着いて自分の投球をと思いました」とほほえんだ。

◆阪神前川右京(21)もしっかり流れに乗った。3回、追い込まれながらも左前に落として、佐藤輝、大山に続く3連続適時打とした。結果的に5連続となり「すごかったっすね」と笑顔。前川らしい対応力が光るしぶとい当たりに「なんとか打てたので、次はちゃんと自分の形で仕掛けていけるように。ちゃんとこの(球宴休み)期間を大事にしたい」と満足はしていなかった。

◆阪神近本光司外野手(29)が4出塁で1番の仕事を果たした。初回、3回と四球を選び、4回には大阪ガスの後輩河野から遊撃内野安打。6回には矢崎から右前適時打を放った。マルチ安打で前半戦を締めくくった。この日は社会人時代に所属していた大阪ガスが冠協賛の「さすガっス! ナイター」。昨年の同協賛試合でも安打を決めており「去年も打ったと思う」と回想した。さすがな活躍で大量得点に貢献した。

◆主砲の1発が不名誉な記録を止めた。阪神大山悠輔内野手(29)が振り抜いた打球は満月が光る左翼席へ、一直線に吸い込まれた。10-2の6回2死三塁。広島矢崎の146キロ高め直球を完璧に捉えた。推定飛距離120メートルのライナー弾は今季7号2ラン。総立ちとなったファンの大歓声に包まれ、ゆっくりと12点目のホームを踏んだ。「何点差あっても最後まで何があるのか分からないのが野球。1点でも多くと思っていました。その結果がホームランだったので良かったですけど、最終的にチームが勝てたこと、そこが一番だと思います」これでチームのノーアーチは13試合連続で止まった。球団の無本塁打ワースト記録は15試合。屈辱の数字が迫る中、大山が自身の4日広島戦(マツダスタジアム)以来、14試合ぶりの放物線でケリをつけた。2度目のビッグウエーブに乗った。3回には4番佐藤輝の勝ち越し打に続く中前適時打で3点目を挙げ、この回の7安打6得点の猛攻を演出。6回は1番近本の右前適時打、3番森下の左越え2点二塁打が生まれた後。押せ押せムードをさらに盛り上げる1発でとどめを刺した。「毎日毎日全員が勝ちたいと思ってやってるんですけど、なかなかうまくいかなくて歯がゆい試合が続いていましたけど、全員の力が1つになって勝てたことが一番かなと思います」チーム一丸で前半戦最終ゲームに快勝。26日中日戦(甲子園)からの後半戦へ弾みをつける1勝にも、主砲は足元を見つめ直した。「まずは今日の試合の反省をこれからすること。次の試合ではなくて、まずは今日の試合なので。少し時間が空くので、そこで後半戦に向けていい準備をしたい」。背番号3は常に目の前の1勝に全身全霊を注ぐ。【村松万里子】

◆阪神中野拓夢がチームの無得点を26イニングで止める適時打を放った。1点を追う3回1死一、二塁、広島九里の甘めにきたカットボールを捉え、左翼線に同点適時打を落とした。「あまり引っ張りにいったら打たされる感覚があった。しっかりいいアプローチができた」と大量得点の口火を切った。6回1死一、二塁の第4打席でも右前打で好機を拡大し、7日DeNA戦以来の複数安打。「みんな後ろにつなぐという意識を持って、いいつながりができた。前半戦を締めくくる中でも本当にいいゲームができた」。17日巨人戦では先発を外れるなど苦しんだ前半戦となったが、リーグ後半につながる一戦となった。

◆4連敗中で貯金0で前半戦最終戦に挑む阪神は、西勇輝投手(33)が先発する。13試合で3勝(3敗)と勝ち星こそ多くはないものの、防御率1・66と安定した投球を続ける右腕が連敗ストップを託された。打線は2戦連続で零封負けを喫するなど、24イニング連続無得点中。後半戦に向けて勝利で前半戦を締めくくることができるか。

◆阪神・西勇輝投手(33)が二回に先制点を献上した。一回は三者凡退で滑り出したが、二回1死からだった。坂倉をバットの先で打ち取ったものの、ふらふらと上がった打球が遊撃の後ろに落ちて出塁を許す。続く石原には右前打とされ、1死一、三塁のピンチに。打席には矢野のところで広島は一塁走者とのエンドランを仕掛け、矢野が転がした三遊間へのゴロは一瞬遊撃・木浪の逆を突き、先制の適時内野安打となった。なおも1死一、二塁のピンチは菊池を右飛、九里を見逃し三振に斬って最少失点で切り抜けたが、4連敗中の阪神にとって手痛い失点を許すこととなった。

◆阪神打線が沈黙を続けている。一回は先頭の近本が四球で出塁も盗塁死で1死。中野、森下も凡退した。二回は佐藤輝が四球で再び先頭で出塁。しかし大山が右飛、前川が三振、木浪が遊ゴロ。これで17日の巨人戦(東京ドーム)の六回から今季ワーストの26イニング連続無得点。5日のDeNA戦(甲子園)から13試合連続でノーアーチ中、一回無得点は25試合連続と負のデータが並んでいる。

◆ついにスコアボードに得点を刻んだ。阪神・中野拓夢内野手(28)が殊勲の同点打を放った。0-1で迎えた三回。先頭の梅野が左翼線へ二塁打を放つと、1死から近本が四球で一、二塁の好機を作った。打席には2番・中野。カウント1-2から4球目にバットを合わせた。打球は左翼線ン上に落ちる同点打。阪神にとって17日の巨人戦(東京ドーム)の五回にマークして以来、実に27イニングぶりの得点だった。今季ワーストの26イニング連続無得点を選手会長が止めると、2死一、三塁で4番・佐藤輝明内野手(25)が勝ち越しの右前打。ドラフト同期コンビがそろって快音を響かせた。

◆猛虎打線が爆発した。0-1で迎えた三回。1死一、二塁の好機で、中野が同点の左前打を放つと、2死一、三塁から佐藤輝が右前打を放って勝ち越し。ここから打線が止まらない。なおも2死一、二塁で大山悠輔内野手(29)が中前適時打。大山の8試合連続安打で点差を広げると、前川にも左前適時打が飛び出して4点目。2死一、二塁から木浪が復帰後初安打となる右前適時打を放って、5点目。打者一巡して梅野がこのイニング2安打目となる中前適時打を代わったばかりの河野から放って6-1とした。打者一巡は5月11日のDeNA戦(横浜)以来。1イニング5得点以上は7月14日の中日戦(バンテリンドーム)以来だった。

◆阪神打線が三回、打者10人の猛攻で7安打を集中。5連続適時打で一挙6点を奪った。1死一、二塁、中野が同点の左前打を放つと、2死一、三塁から佐藤輝が右前打を放って勝ち越し。なおも2死一、二塁で大山が中前適時打。前川にも左前が飛び出して4点目。2死一、二塁から木浪が復帰後初安打となる右前適時打を放って、5点目。打者一巡して梅野がこのイニング2安打目となる中前適時打を代わったばかりの河野から放って6-1とした。打者一巡は5月11日のDeNA戦(横浜)以来。1イニング5得点以上は7月14日の中日戦(バンテリンドーム)以来だった。中野、佐藤輝、大山のコメントは以下の通り。中野 「打ったのはカットボールかな。なんとか自分も後ろに繋ごうという気持ちで打席に入りました。西さんも頑張って投げてくれていたので、いいところに飛んでタイムリーになってくれてよかったです」佐藤輝 「打ったのはストレート。チャンスの場面だったので、初球から積極的にスイングしていきました。甘い球をしっかり1球で仕留めることができてよかったです」 大山 「打ったのはストレート。1点でも多くと思っていたので、タイムリーになってくれてよかったです。この後も気を抜かずに頑張ります」

◆甲子園がヒヤリとした。六回先頭で打席に立った木浪聖也内野手(30)が右肩付近に死球を受けた。矢崎の147キロが直撃。騒然とした虎党だが、木浪は何事もなかったかのように一塁へと向かった。木浪は6月15日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で左肩付近に死球を受け、左肩甲骨骨折と診断。約1カ月の離脱を強いられただけに大事に至らなかったことは幸いだ。

◆先発した阪神・西勇輝投手(33)は6回9安打2失点でマウンドを降りた。二回に先制点を献上したが、粘った。6-1と味方打線が奮起して逆転した直後の四回は無死二塁から坂倉、石原、矢野を抑えて無失点。五回は秋山の適時打で1点を失ったが、なおも1死二塁のピンチで後続を断った。6回を投げ、9安打2失点。先発の役目を果たし、今季4勝目の権利を持ってベンチへと退いた。

◆阪神打線が止まらない。6-2で迎えた六回にも6点を追加した。先頭の木浪が死球で出塁すると、梅野がバスターを決めて無死一、二塁。代打・野口は三ゴロに倒れたが、1死一、三塁から近本が右前適時打を放つ。中野も右前打でつなぎ、1死満塁で打席には森下。快音を残した打球はライナーで左翼フェンスにぶつかる適時二塁打に。19日の1軍昇格後12打席目でHランプをともし、阪神は先発野手全員安打&を記録した。なおも佐藤輝も中堅への大きな犠飛でさらに1点を追加し、2死三塁で大山が左翼スタンドへの7号2ラン。4日の広島戦(マツダ)で自身が放って以来、チーム14試合ぶりの一発を叩き込んだ。

◆阪神のD5位・石黒佑弥投手(23)=JR西日本=がプロ初登板を果たした。12-2と大量リードの八回2死から名前がコールされる。阪神の新人では一番乗りのマウンドにたどり着いた。石原に対して初球は147キロでストライク。2球目は左翼へ特大のファウルで追い込み、最後は変化球で遊ゴロに打ち取った。一塁の大山からプロ初登板のボールを受け取り、ベンチでは笑顔でナインに迎えられた。

◆阪神が大勝。打線が爆発した。今季ワーストの26イニング連続無得点を喫し、0-1で迎えた三回に中野の適時打で追いつくと、佐藤輝の勝ち越し打から5連続適時打で一気に試合をひっくり返した。六回には森下がフェンス直撃の適時二塁打を放つと、大山が7号2ランを放って再び6得点。先発野手全員安打&全員打点&全員得点&全員適時打の猛攻で今季2度目の2桁12得点をマークした。先発の西勇は6回9安打2失点の粘投で今季4勝目。八回途中にはドラフト5位の石黒佑弥投手(23)=JR西日本=がプロ初登板を果たし、石原を遊ゴロに抑えた。連敗を4でストップし、貯金1の4位で前半戦を終了。後半戦に向けて弾みのつく快勝となった。

◆阪神が先発野手全員安打&適時打&得点で今季2度目の2桁得点を挙げ、連敗を「4」で止めた。三回に中野拓夢内野手(28)の左前打で挙げた1点がチーム27イニングぶりの得点となり、佐藤輝明内野手(25)の勝ち越し打から5連続適時打で6点。六回には森下翔太外野手(23)が2点二塁打で復帰後初安打。さらに大山悠輔内野手(29)のチーム14戦ぶりの本塁打で6点を追加した。西勇輝投手(33)は6月13日オリックス戦(京セラ)以来の白星で4勝目(3敗)。D5位・石黒佑弥投手(23)=JR西日本=が八回2死で登板し、石原貴規捕手(26)を遊ゴロに抑えた。チームは「貯金1」の4位で前半戦を終えた。岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り(成績=43勝42敗5分、観衆=4万2609人)。ーー12得点を3連戦に分けたい「そんなん当たり前やん」ーー勝つか負けるか大違いの試合「まあ、そうやな、何回目や、4回目か5回目くらいやろ、(貯金)ゼロなってからな、おーん(貯金0の試合で6連勝)。それやったらな、もうちょっと早いめに緊張感持てばええのに。(貯金が)ある時に。先頭バッターいうか、チャンスの先頭バッターいう意味でな、そこで機能すれば、つながり出て来るっていうことやろな。ノーアウト満塁で先頭がアウトになったら点入らないのと一緒や、そういうことやろ」ーー特に真ん中の2人が打つと「いやいや、それはまあなあ、打順的にはそこが打てば大量点になるていう打順やからな」ーー後半戦までの4日間は走攻守で普通の野球を取り戻すきっかけを「だから、どういう野球するとかそういうんじゃなしに、自分のアレよ、技術的にもいろんな事があると思うけどな。もう一回、立て直すというか、もう一回悪いのを見つめ直すいい期間じゃないか、誰1人、いいと思ってないと思うよ、前半は。はっきり言うて」ーー梅野のバスターは20日の再確認(六回無死一塁でバスター成功で好機拡大)「何を? サイン間違えやないか。何であんなとこでバスターさすの。そういうのが多いってことよ。あんなん絶対バントよ。何回連続バント失敗してんのよ。そやろ」ーー7番・木浪、8番・梅野への変更は「そんなんバッティングコーチが普通に持って来るから『違うやろ、入れ替えやろ』って言うたったんや。そんなん、昨日一昨日と、どこで切れて点が入れへんのや。そんなんでも考えなアカンよな。まだそのままの打順にしてたから、何してんねんと言うたんや。0点、0点で来てるわけやろ。流れ的に、どこで点が取れたんやということやんか」ーー教訓も多く、大きな3連戦に「大きいっていうか、自分らでミスしたら負ける、点入れへん。ちゃんとした事したら、まあ(今日も)色々あったけどな。ある程度な。かえす場面来たら、最初の人がかえしたら、後ろもつないで点取れるということやんか」ーー4日間で思い出してほしい「うん。そらゲームの流れがあるから、いつもいつもそうならんからな。でも、この4日間は個人の調子を上げることやで、それはやっぱり」ーー球宴でチームを離れるが、コーチに「そら、ちょっとは言うてるよ。内緒やけど、それは」

◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(80)は阪神打者に球宴ブレーク中の〝宿題〟を出した。次々と甘いコースに投げた九里を筆頭に、広島投手陣に安打を集めたからといって打線復活とは言えない。申し訳ないが打って当たり前だ。ただし、結果が出たイメージは大事にしていい。甘い球が多かったが、ヒットはストライクゾーンを確実に捉えた打球だったし、ボール球を振るシーンもほとんどなかった。これが一番、重要。前半戦は打てない、点が入らない、が続いたが、理由ははっきりしている。ボール球を振り過ぎていたから。ボール球を振る→空振りが増える→三振が増える。得点できないのは当たり前だった。ストライクゾーンを狭くすれば、前半のような空振りは激減するはず。単純な話。そうなれば、相手投手も困る。ストライク勝負を強いられるからだ。継続していけば、好投手相手でも、手が出ないシーンも減っていくだろう。打って当然の試合だったが、シンプルに考えて、打てた形を頭に染み込ませてもらいたい。いいイメージを球宴期間中の練習で思い出しながら打撃練習すること。前半戦と違う姿で打席に入る阪神の打者を楽しみにしている。

◆阪神が先発野手全員安打&適時打&得点で今季2度目の2桁得点を挙げ、連敗を「4」で止めた。三回に中野拓夢内野手(28)の左前打で挙げた1点がチーム27イニングぶりの得点となり、佐藤輝明内野手(25)の勝ち越し打から5連続適時打で6点。六回には森下翔太外野手(23)が2点二塁打で復帰後初安打。さらに大山悠輔内野手(29)のチーム14戦ぶりの本塁打で6点を追加した。西勇輝投手(33)は6月13日オリックス戦(京セラ)以来の白星で4勝目(3敗)。D5位・石黒佑弥投手(23)=JR西日本=が八回2死で登板し、石原貴規捕手(26)を遊ゴロに抑えた。チームは「貯金1」の4位で前半戦を終えた。主な選手のコメントは以下の通り(成績=43勝42敗5分、観衆=4万2609人)。プロ初登板のD5位・石黒佑弥 「(記念球は)両親に渡そうかなって。とりあえず1軍で投げたよっていう報告はして」前半戦について佐藤輝明 「苦しい戦いでしたけど、一回休憩はさんで新たにスタートしたい」三回の左翼線への同点打に中野拓夢 「引っ張りに行ったら打たされる感覚があったので、センターから逆方向を意識しながら、いいアプローチが出来たと思います」自身も〝参加〟した三回の5連続適時打に前川右京 「すごかったっすね」六回の7号2ランに大山悠輔 「何点差あっても何があるかわからないのが野球ですし、1点でも多くと思っていましたし、その結果がホームランだったので良かった」復帰後初安打が六回の2点二塁打の森下翔太 「みんなが打ってる時に打つのではなくて、打ってない時に打てるような選手になりたいと思う」

◆選手会長が負の連鎖を止めた。阪神・中野が0-1の三回1死一、二塁で同点の左前適時打。直前まで今季ワーストの26イニング連続無得点を喫していた打線の流れを変えた。「みんなが後ろにつなぐ意識を持って、きょうはいいつながりができた」。六回にも右前打を放ち、11試合ぶりの複数安打。「後半に向けて個人としてもいい状態で入っていける」と腕をぶした。

◆阪神・前川が三回2死一、三塁で左前適時打を放ち、5者連続タイムリーの〝3人目〟を飾った。ベンチ、ネクストバッターズサークル、塁上から見届けた5連打に「すごかったすね」。7月は調子を落とすこともあったが、開幕スタメンから始まった高卒3年目の前半戦を打率・267、22打点、2本塁打と上々の成績で終え、「この(休みの)期間を大事に。後半戦、また結果を残せるように頑張ります」と力を込めた。

◆広島は、勝てば2018年以来の首位ターンが決まる前半戦最終戦で今季ワースト12失点を喫し、首位巨人と1ゲーム差の2位に転落した。貯金6で前半戦を終えた新井監督は「何点差だろうが1敗は1敗」と淡々。二回にエンドランを仕掛け先制したが、投手陣が踏ん張り切れなかった。チームの連勝は3で止まり、甲子園7連勝、4試合連続零封勝ちの球団記録更新はならなかった。

◆阪神・木浪が三回2死一、二塁で右前適時打。19日に1軍再昇格してから復帰後初安打をタイムリーで飾った。「ホッとした部分もあります。もっと貪欲にもう一本打てたらとは思いましたけど、きょうは勝ったということが一番よかった」。六回は矢崎の直球が右腕を直撃。離脱の原因が死球による左肩甲骨の骨折だっただけに状態が心配されたが「腕なので大丈夫です」と大事には至らなかったようだ。

◆阪神D5位右腕・石黒(JR西日本)が今季の球団新人一番乗りでプロ初登板を果たした。「緊張したが、なるべく落ち着いて自分のピッチングができるように行った。あの感じをずっと味わえるように、1軍にいられるよう頑張りたいと思った」。八回2死から4番手として登板し、石原を3球で遊ゴロに仕留めた。初登板のボールを大切に握りしめ、「両親に渡そうかなと。1軍で投げたよっていう報告はして、これからもっと結果を残していきたい」とプロの第一歩を踏み出した。

◆この男が打てば、虎は息を吹き返す。快音の嵐がわき起こった5者連続タイムリー。その始まりは4番・佐藤輝のバットからだった。「僕だけじゃなくてみんなでつないで。(1イニング)タイムリー6本ですか? つないで、そういう打線だったと思います」同期・中野の一打で試合を振り出しに戻し、なおも2死一、三塁の好機で迎えた第2打席だった。九里の初球、141キロを一閃。打球は一瞬で右前に弾んだ。決勝のタイムリーに甲子園はお祭り騒ぎ。そこからつながり、よみがえった猛虎打線。やはり、サトテルのひと振りには空気を変える力がある。前半戦は打率・238、27打点でフィニッシュ。2軍降格のどん底も味わったが、そこからしっかりとはい上がった。物足りないのは5本にとどまっている本塁打。六回1死二、三塁では中堅方向へ大飛球。犠飛には十分の当たりも、フェンス手前でグラブへとおさまると悔しさをにじませた。現状に満足はもちろんしていない。「(前半戦は)なかなか苦しい戦いでしたけど、一回休憩を挟んで、また新たにスタートしたいと思います」8試合連続で4番に座り、主砲の自覚がにじみ出るようになってきた。逆襲の後半戦へ。猛虎打線を勢いづけるのは、やはり佐藤輝しかいない。(原田遼太郎)

◆阪神は大勝し、貯金1の4位で前半戦を終えた。先発野手全員が適時打を放つなど13安打で今季2度目の2桁得点をマークし、連敗を4でストップ。前半戦は貧打に苦しんだ岡田虎だが、球宴前最後の試合でみせた猛攻をきっかけに、後半戦は打ちまくるで~!ウル虎ユニホームを着用したナインが獰猛(どうもう)な虎になり、何度も快音を響かせて広島投手陣を粉砕した。ファンのため込んだ鬱憤を晴らすかのように打ちまくった打線は、岡田監督の組み替えも見事にハマり、借金生活突入を阻止する貯金1での〝猛虎ターン〟を豪快に決めた。「つながればね、みんな後ろに、後ろにというね。こういう形になるというのをね、ちょっとは思い出したんじゃないですかね」試合後の会見でも攻撃力の活性化に白い歯をのぞかせた。20日の広島戦(甲子園)は今季13度目の零封負けを喫し、89試合消化時点で昨季と並んでしまった。力投する投手陣を見殺しにする展開に指揮官もベンチでいらだちを募らせる日々だったが、ようやく点が線になった。0-1の三回先頭で今季3度目の8番起用となった梅野が左越えの二塁打を放ち、その後1死一、二塁で中野が同点打を放つと重しがとれたように打線はつながり、5者連続タイムリー、犠飛やチーム14試合ぶりの本塁打とさまざまな得点パターンで新井鯉を突き放していった。

◆ようやく阪神・森下が快音を響かせた。六回1死満塁で打席に入ると、矢崎の変化球を仕留めて左翼フェンス直撃の2点二塁打。19日の昇格後12打席目、1軍では6月30日のヤクルト戦(神宮)以来となる安打で、先発野手全員安打&全員適時打を完成させた。「みんなが打っていない時に打てるような選手になりたい。前半戦のこんな感じじゃ全然駄目だと思うので、後半戦もっとやれるようにしたい」と満足せず、オールスターブレークを有意義な期間にする。

◆沈黙していた打線が目覚めた。17日の巨人戦(東京ドーム)の五回以来、27イニングぶりの得点。阪神・梅野が左越えの二塁打で口火を切り、5者連続適時打の最後を締めた。「昨日は悔しい思いをしているので。なんとか1打席目から『いったろう』『やり返したろう』という思いで打席に立った」前日20日は、球団史上初の生え抜き捕手1000試合出場達成した節目の試合にもかかわらず4打数無安打、2併殺とチャンスで打てず、チームも延長十一回に決勝点を奪われて0-1の零封負け。この日は打順が7番から8番に降格。バットで悔しさを晴らすことしか頭になかった。0-1の三回だ。先頭で九里のスライダーを振り向くと打球は左翼手の頭上を越える二塁打。中野の左前打で同点のホームへ。森下は三ゴロに倒れたが、4番佐藤輝が勝ち越し打を放ち、大山、前川、木浪も適時打で続くと、再び打席が回ってきた。「みんながつないで打点を挙げてくれたので、本当に勢いというか、流れに乗って(打てた)」2死一、二塁で広島の2番手・河野の144キロ直球を強振。打球はゴロでセンターへ抜ける。梅野の一打に始まり、最後も梅野が締めて、甲子園をお祭り騒ぎにした。「やっぱり、どんな形であれ、勝てば報われるなと」4点リードで迎えた六回は先頭の木浪が死球で出塁。バントと見せかけて、技ありのバスターで打球は左前へ。今季初となる3安打猛打賞となる一打でチャンスを拡大させて、この試合2度目の6得点を演出した。「前半は投手陣に助けられてばっかりだったので、後半戦は打者が援護できるようにやっていきたい」勝利のお立ち台では「来週も勝つバイ!!」と叫び、虎党も「勝つバイ!!」と呼応した。逆転Vへ、後半は梅ちゃんが攻守で引っ張る。(三木建次)

◆連敗を止めたのは、ベテラン右腕だった。広島打線を6回まで2失点に抑えた阪神・西勇が、6月13日のオリックス戦(京セラ)以来となる今季4勝目をマークした。「やっと勝てました。投げた試合でなかなかチームの勝ちに貢献することが難しかった。(捕手の)梅野と話し合って流れを持ってきたいと言っていたので、それができたのでよかったです」一回は三者凡退の滑り出し。二回に坂倉、石原、矢野の3連打で先制点を献上するも、追加点は与えなかった。三回に味方が6点を奪うとそこからはテンポよく凡打を並べ、五回に秋山に適時二塁打を許したのみ。9安打を浴びながらも2失点にまとめ、今季甲子園初白星を手にした。勝利がすぐそこに見えたときこそ、繊細にアウトを積み重ねた。「こういう誰もが勝ったって思う展開が難しい。フォアボールもいけない、リズムよく行かないといけない」。大量リードの楽な展開だからこそ、相手の攻め方も変化する。投手に対する期待やプレッシャーも上がる。一見簡単に感じられる試合を取り切ったところに、ベテランの技が詰まっていた。「(前半戦を)借金と貯金で終わるのは全然違う。こうやっていい気持ちで、いい流れでやっていけたら」価値ある勝利を手にした西勇が、後半戦も先発投手陣を支えるため腕を振り続ける。(中屋友那)

◆近本は2安打2四球で4出塁。13安打12得点の打線に「続くときもあれば続かない時もあるので、今日は続いてよかった」とうなずいた。一回、三回に四球を選ぶと、四回は遊撃への内野安打で出塁。六回には1死一、三塁から矢崎の初球を右前適時打とし、9日のヤクルト戦(甲子園)以来10試合ぶりの打点を挙げた。

◆阪神が先発投手の西勇を除く先発野手全員得点、全員安打、全員打点をマーク。過去には1951年8月10日の大洋戦(○16-1、大阪)で投手を含む先発9人全員得点、全員安打、全員打点を記録した例がある。

◆阪神・大山が三回2死一、二塁で中前適時打を放ち、3点目をたたき出した。六回2死三塁では左翼席へ弾丸の7号2ランを放ってとどめ。自身が4日の広島戦(マツダ)で放って以来、チームとしても実に14試合ぶりの本塁打だった。試合後は「まずはきょうの試合の反省。オールスターを挟んで少し時間が空くので、後半戦に向けていい準備をしたい」と表情を引き締めた。

◆阪神・岡田彰布監督(66)が4連敗で貯金0で迎えた前半戦ラストゲームを前に総括。テレビインタビューの主な内容は以下の通り。ーー前半戦を終えて、現在のチーム状況をどのように捉えている「どのようにていうか、今ちょうどゼロになって、貯金が。どうですかねえ。それを、よくやったと言うのか、物足りなかったと言うのか。自分の判断ではわからないですね。今はね」ーー投手陣が前半戦は踏ん張った「才木が一番中心になって。みんな防御率いいんだけどね。村上にしても勝ち星が増えないというのもあって。打線との兼ね合いなんで、しょうがない部分あるんですけど。ブルペン陣を含めて、よくやったというか、よく踏ん張った前半戦だと思いますね。投手陣に関しては」ーー打線については「いやいや、どのようにって、もう見ての通りですよ。それは誰ひとりとして満足のいく前半戦じゃなかったと思うし、後半戦に向けての奮起ですよね」ーー才木の名前が挙がったが、最も頑張ったと評価する選手は?「それはもう才木1人ですね。はっきり言って。頑張っているけど勝ち星が増えない投手もいてるんですけど、勝ち星と防御率、いろんな面で一番頑張ったのは才木になると思いますね」ーー高橋、佐藤蓮、川原の3人が支配下登録された「すぐっていうわけじゃないと思うんですけどね、高橋に関しては手術明けでね、去年から、ほとんどピッチング姿を見てないし、はっきり言うて。これは徐々にね、間隔を空けてっていう話なんで、2軍の方で投げて、判断したいと思いますね。あとの2人はファームでも前半で30試合くらい中継ぎとかで投げて、2軍の評価というか、推薦で、それで支配下はオッケーしましたけど」ーー後半戦に向けて、ひと皮むけてほしい選手は「それは全員でしょ。野手全員ですね。まあ残りね、50いくつ(試合)あるんで。(球宴後は)甲子園から始まりますけどね、後半に向けては、甲子園6試合あるんで、流れに乗るゲームをすればね。ずっと言ってる8月9月が勝負になって来ると思うんで、そのへんで勝負の年になると思いますね」ーー開幕前から混戦だと予想していたが、抜け出すために必要だと思っていることは「それはもう、8月9月のね、どっちか言うと野手の奮起でね、勝ち取って行くというかね。2月からこんなの想定してるんで、しのいでしのいで前半来たけど、自分の心の中ではね、何とも思ってないですよ、はっきり言うて」ーー改めて後半戦に向けての意気込みを「混戦のおかげって言うたらまずいんですけど、違うんですけど、タイガースのチームとしては、本当にいい状態というか、そういう時期もなかったしね。先ほど言ったピッチャー陣の頑張りで何とかしのいで来たという前半だったんで、打線の奮起と、ピッチャー陣を助けてやってチームとして勝っていかないといけないので。勝負所はみんな当然分かってると思うので。そういう意味では、楽しみは楽しみですけど」ーーオールスターについては「まだ全然何にも考えてないんですけどね。前日までに打順とか言ってたけど、まだそんな打順も全然決めてない。今日のゲームが終わったら考えようかなと思ってます」

◆甲子園の夜空に浮かんだ、まん丸の満月が『大変良くできました』の花丸スタンプのように輝いてみえた猛虎打線!! 先発野手全員打点の12得点の快勝にワッショイ! ワッショイ! 26イニング連続無得点の今季ワーストをはじき飛ばす三回一挙6点ワッショイ! ワッショイ!! 今季5度目の借金阻止、そして球宴前の折り返しに勝ち越しを決める白星ワッショイ!!しかし、しかし、俺はあえて言う!! これは真夏の夜の夢や!! ちゅ~か、虎のアレンパを止めようとする悪魔の誘惑だと思うべし!!お祭り気分の虎党には水をさすけど、カープの投手陣の球がびっくりするくらい甘かったわ!! と、いうか...阪神が苦手な150キロを超える投手がいた? 3番手のコルニエルだけやろ~。で、そのコルニエルには三者凡退なんよ、お~ん。悪魔にだまされたらアカン!! 後半はクリーンアップだろうが送りバントをさせる『スモールミニプリティちいかわ野球』へと頑固な岡田さんが変えられるかがアレンパの分かれ道なのだ!!

◆終わりよければ...と楽観的になっていいのだろうか。でも、まあ、せっかくだからハッピー気分に浸って、我々は本日22日からの球宴ブレークを過ごそう。その22日は、NHK大河ドラマで紫式部を演じている吉高由里子さんが生まれた日。キレイな36歳女優さんです。プロ野球界では、あの原辰徳前巨人監督が66回目の誕生日。そして、わがサンスポ専属評論家・江本孟紀さんも77歳に。ビッグネームがそろい踏み。それにしても、エモやんが喜寿? そんな御年には見えない元気さだ。パワフルなエモト先生が21日、古巣・南海ホークスの本拠地・大阪球場跡地でのイベントに登場。KONAMIから発売されている「パワフルプロ野球2024-2025」のゲーム内で南海ホークス&大阪スタヂアムが復刻し、かつての親会社・南海電鉄がトークショーを開催したのだ。冒頭では「復刻」つながりで、背中には「EMOTO」のネーム&「77」の番号が記された懐かしの南海ユニホームがプレゼントされた。「最近は、どこの球団もユニホームで緑に寄せてますね。ヤクルトも、今は阪神も。いい色です。私は東映に入団したんですが、わずか1年で南海にトレード。みなさんが知らないと思いますが、南海の野村という監督が私の力を見抜いて、獲得してくれまして」〝野村という監督〟を知らない人は少ない。「その野村という監督が、勝たせてやると言った。背番号16をもらって、1年目に16勝です」会場には16番の南海ユニに袖を通したファンも。いまなおナニワにホークス魂は生きている。拍手もすごかった。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
46385 0.548
(↑0.006)
-
(-)
54261
(+4)
228
(+1)
49
(+1)
40
(-)
0.238
(-)
2.410
(↑0.02)
2
(1↓)
広島
43374 0.538
(↓0.006)
1
(↓1)
59234
(+3)
205
(+12)
34
(-)
45
(-)
0.229
(↑0.001
2.160
(↓0.12)
3
(-)
DeNA
45421 0.517
(↓0.006)
2.5
(↓1)
55308
(+7)
301
(+8)
61
(+4)
45
(-)
0.254
(↑0.001)
3.000
(↓0.04)
4
(-)
阪神
43425 0.506
(↑0.006)
3.5
(-)
53262
(+12)
244
(+3)
33
(+1)
27
(-)
0.225
(↑0.002
2.250
(-)
5
(-)
中日
38466 0.452
(↓0.006)
8
(↓1)
53211
(+1)
284
(+4)
39
(+1)
26
(-)
0.233
(-)
2.690
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
36474 0.434
(↑0.007)
9.5
(-)
56307
(+8)
315
(+7)
60
(+1)
42
(+1)
0.239
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