巨人(☆4対3★)阪神 =リーグ戦15回戦(2024.07.17)・東京ドーム=
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阪神
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巨人
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勝利投手:船迫 大雅(2勝0敗0S)
(セーブ:大勢(1勝1敗12S))
敗戦投手:大竹 耕太郎(6勝5敗0S)
  DAZN
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◆巨人が接戦を制した。巨人は1点ビハインドで迎えた4回裏、坂本の犠飛で同点とする。直後にリードを許すも、5回にヘルナンデスと岡本和の連続適時打で2点を奪い、逆転に成功した。投げては、2番手・船迫が今季2勝目。敗れた阪神は、先発・大竹が試合をつくれなかった。

◆阪神のスタメンが発表された。近本光司外野手(29)、中野拓夢内野手(28)が、スタメン落ちとなった。2人の同時スタメン落ちは、岡田彰布監督(66)就任後、初のこと。近本は今季3度目のスタメン落ち。昨季も二塁で全試合フルイニング出場を果たした中野は、今季初のスタメン落ち。連続試合フルイニング出場は241試合で止まった。この日24歳の誕生日を迎えた野口恭佑外野手が、プロ初の1番でスタメン。直近では3番起用が続いていたが、近本が務めた1番に入る。近本に代わる中堅には植田海内野手(28)が入り、2番。植田のスタメンは6月1日ロッテ戦以来、今季2度目で、中堅守備は今季初となる。この日は試合前練習から入念に中堅で打球を受けていた。中野に代わる二塁には渡辺諒内野手(29)が起用される。打順は3番。渡辺は3月6日の楽天とのオープン戦で二塁スタメン出場。ただ、レギュラーシーズンで二塁スタメンは阪神移籍後初で、日本ハム時代の22年8月2日ソフトバンク戦までさかのぼる。また、豊田寛外野手(27)が「6番左翼」で、7月7日DeNA戦以来、今季5度目のスタメンとなった。先発は大竹耕太郎投手(29)。自身3連勝で前半戦ラスト登板を飾ることができるか。

◆巨人岡本和真内野手(28)が今季初となる左翼でスタメンに名を連ねた。試合前は左翼で守備練習を実施。中堅ヘルナンデスとも会話を交え、試合に備えた。坂本は「6番三塁」で7月12日DeNA戦以来、5試合ぶりのスタメンとなった。一塁は大城卓で、スタメンマスクは岸田が被る。

◆阪神岡田彰布監督(66)が思い切ったメンバー変更に踏み切った。近本光司外野手(29)中野拓夢内野手(28)を外して、今年レギュラーに定着した前川右京外野手(21)もベンチスタート。昨年、固定化されていた日本一メンバーでは投手をのぞくと佐藤輝明内野手(25)大山悠輔内野手(29)坂本誠志郎捕手(30)だけがスタメン。一時的な措置とはいえ、真新しい顔ぶればかりに「去年の秋に誰がこのスタメンを想像した」「知らないチームかと思った」「監督は昨日の試合でご立腹なのか」とファンの議論も盛り上がった。

◆阪神が"いつメン"で2点を先取した。2回、先頭佐藤輝明内野手(25)が左中間に二塁打。続く大山悠輔内野手(29)も左中間を破って、先制の二塁打。2死後、小幡竜平内野手(23)が2試合連続となる適時打を左前に落とした。この日は近本光司外野手(29)中野拓夢内野手(28)を外すなど「新顔」だらけのスタメン。だが数少ない、いつものメンバーがしっかりと仕事をした。

◆阪神移籍後、初めて「二塁」に入った渡辺諒内野手(29)が連続ミスをおかした。2回先頭の岡本和真内野手(28)の打球に追いつきながらお手玉。失策がついた。続く大城卓三捕手(31)の遊ゴロは完全な併殺コースだったが、遊撃小幡竜平内野手(23)からのトスを受けると、これも手につかずボールを落とした。幸い完全捕球は認められ、二塁はアウト。この回無失点で済んだが、岡田彰布監督(66)も苦笑いの一幕だった。渡辺は日本ハム時代から内野をどこでも守れたが、二塁は本職に近かった。阪神移籍後は三塁を守ることが多く、今年は一塁でのスタメンもあった。

◆阪神がドタバタの守備で1点を失った。3回1死から投手の井上温大(23)に内野安打で出塁を許し、続く丸佳浩外野手(35)は右前打。右翼の野口恭佑外野手(23)は投手の井上が三塁まで走らないと思ったか、一瞬判断が遅れた。あわててノーカットで三塁まで遠投したがセーフ。送球間に打者走者の丸が二塁を狙っていたため、三塁の佐藤輝明内野手(25)が素早く二塁送球したが、渡辺諒内野手(29)と交錯する形になりボールをつかめなかった。1死二、三塁と広がったピンチで、吉川尚輝内野手(29)に右犠飛を許した

◆阪神移籍後、初めて「二塁」に入った渡辺諒内野手(29)が連続ミスをおかした。2回先頭の岡本和真内野手(28)の打球に追いつきながらお手玉。失策がついた。続く大城卓三捕手(31)の遊ゴロは完全な併殺コースだったが、遊撃小幡竜平内野手(23)からのトスを受けると、これも手につかずボールを落とした。幸い完全捕球は認められ、二塁はアウト。この回無失点で済んだが、岡田彰布監督(66)も苦笑いの一幕だった。渡辺は日本ハム時代から内野をどこでも守れたが、二塁は本職に近かった。阪神移籍後は三塁を守ることが多く、今年は一塁でのスタメンもあった。

◆珍しい「97番」対決は痛み分けに終わった。巨人先発の井上温大投手(23)は阪神野口恭佑外野手(23)に対して、1打席目、2打席目とも三振と優勢だった。ただ5回の第3打席で野口が四球を選ぶと、ここで井上は降板。阪神は打線がつながり、野口が一時勝ち越しのホームを踏んだ。

◆/直球は破壊する\ストレートを弾き返した#渡邉諒 勝ち越しタイムリー?プロ野球(2024/7/17)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #hanshin pic.twitter.com/h9JTPgjqDt

◆/勝負手を封じ込めた\猛チャージからのストライク送球#丸佳浩 が好返球?プロ野球(2024/7/17)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #giants pic.twitter.com/rZrp3M6Xrv

◆阪神渡辺諒内野手(29)が汚名返上の一打を放った。同点の5回2死一、三塁から中前にしぶとく落とす勝ち越し適時打。阪神移籍後、初めて二塁で先発。2回先頭の打球を失策。続く遊ゴロでもボールを落としてしまい併殺を取れなかった。ピンチを広げてしまったが、何とか無失点で切り抜けていた。

◆スタメンを外れた阪神近本光司外野手(29)が5回に早くも代打で登場した。5回1死一、二塁。相手投手が右の船迫大雅(27)に代わると、岡田彰布監督(66)がすかさず、とっておきの代打を告げた。名前がコールされると大歓声。その初球、近本はいきなり右前に運んだ。二塁走者の小幡竜平(23)が一気に生還を狙ったが微妙なタイミングでアウト。リクエストの結果も変わらなかったが、近本は貫禄を示す格好になった。近本の代打は今季初で、昨年9月30日の広島戦以来。代打での安打は19年4月19日の巨人戦以来。

◆阪神岡田彰布監督(66)が激しく動いた。スタメンを大幅に入れ替えたが、5回にして早くも植田海(28)に代わって近本光司外野手(29)を代打に送り、そのまま中堅守備へ。同じくベンチスタートだった中野拓夢内野手(28)も5回の守備から二塁に入った。岡田監督のもとでは初めて二塁で先発した渡辺諒内野手(29)は、5回に勝ち越し適時打を放つと、すぐに代走熊谷敬宥内野手(28)と交代。熊谷はそのまま遊撃に入った。植田、熊谷はいつもは代走の1、2番手。代走要員は島田海吏外野手(28)が残っている。

◆阪神がシーソーゲームに敗れて連敗を喫し、2カード連続の負け越しとなった。試合前から動いた。岡田彰布監督(66)が就任後初めて、近本光司外野手(29)、中野拓夢内野手(28)がの2人が同時にスタメン落ち。中野の連続試合フルイニング出場は241試合で止まった。この日24歳の誕生日を迎えた野口恭佑外野手が、プロ初の1番でスタメン。近本に代わる中堅には植田海内野手(28)が2番で入り、中野に代わる二塁には3番で渡辺諒内野手(29)が起用された。1度は「代打近本」がズバリはまった。阪神は2回に佐藤輝と大山の連続二塁打、小幡の左前適時打で2点先制するも、同点に追いつかれた直後の5回。小幡と野口の四球でつくった1死一、二塁の好機で、植田に代わって打席に立ったのは近本光司外野手(29)。代わった巨人船迫の初球を捉え、右翼へ安打を放った。二塁走者の小幡は惜しくも本塁タッチアウトとなったが、なおも2死一、三塁で渡辺諒内野手(29)が右前適時打。ベンチが動き、貴重な1点につなげた。しかし、直後に先発の大竹耕太郎投手(29)が1死から吉川尚に右翼へ二塁打を浴びると、続くヘルナンデスに同点の左前適時打を献上。さらに岡本和に中越え二塁打を許し、3連打で勝ち越しを許した。今季5敗目を喫した左腕は「先制してもらったのに追いつかれてしまい、もう1度勝ち越してもらってリードを保つことが自分のやるべきことでしたが、逆転を許してしまい悔しいです」とコメントした。阪神は今カード初戦で2-0の完封勝ちを収めるも、2戦目は1-2で敗れ、連日悔しい接戦での敗戦となった。

◆阪神小幡竜平内野手(23)が負傷した可能性が出てきた。「8番遊撃」で先発して、適時打も放っていたが、5回に二塁走者として二塁から本塁に激走。惜しくもアウトになった。ベンチに帰ってから、トレーナーと話すようなシーンもあり、裏の守備からベンチに下がった。

◆阪神熊谷敬宥内野手(28)にビッグプレーが飛び出した。途中出場で4季ぶりに遊撃に入っていた熊谷は、8回1死から吉川尚輝内野手(29)のファウルエリアへの飛球を快足を飛ばして追いかけた。最後はグラウンドにせり出しているエキサイトシートに上半身を突っ込みながら、ボールを離さなかった。めったに見られない「遊撃・熊谷」。阪神ファンも多くいた同シートのファンは迫力満点のプレーに驚いた顔を見せ、すぐに拍手を送った。

◆/爽やかに飄々と\エキサイトシートに飛び込む打球#熊谷敬宥 身を挺してナイスキャッチ?プロ野球(2024/7/17)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #hanshin pic.twitter.com/I2rtrdLp0R

◆阪神小幡竜平内野手(23)が途中交代した理由について、岡田彰布監督(66)が「肉離れや。普通に走っとったらセーフやろ」と明かした。5回に二塁走者として二塁から本塁に激走。惜しくもアウトとなり、直後の守備から交代していた。その後は試合途中に自分の足で歩き、球場を引き揚げた。指揮官は代わって、19日からの広島3連戦(甲子園)で木浪聖也内野手(30)の1軍昇格を明言。「木浪も上げる予定やん。今日3打席打ってるやん」と語った。木浪は左肩甲骨骨折で2軍調整を続けていたが、前日16日の2軍オリックス戦で実戦復帰。この日の同戦でも3打席立ち、復帰後初安打も放っていた。

◆巨人が伝統の一戦でカード勝ち越しを決め、首位を堅守した。点を取り合うシーソーゲームの展開で、1点を追う5回に2番吉川からヘルナンデスの同点打、岡本和の勝ち越し打と3連打で逆転。リードを奪った6回以降は継投で逃げ切り、2連勝を収め虎を寄せ付けず、これで4位阪神と2・5ゲーム差に広げ、19日から前半戦最後のカードとなる中日3連戦に臨む。

◆阪神がシーソーゲームに敗れて連敗を喫し、2カード連続の負け越しとなった。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。-中盤に早めの選手交代。試合前から決めていたか「そうやん、別に普通に」-スタメンを含めてチームを動かしていこうという風に見えた「動けへんやんか。なかなか、チグハグで」-刺激の意味もあったか「違う。刺激っていうか、点を取るためにそないして。チグハグやなあ。ええ?」-小幡はアクシデントか「肉離れや。あれ普通に走っとったらセーフやろ」-ベースを回った時に「そやろ」-木浪もまだ下にいる。遊撃は今後考えないと「いやあ、木浪もう上げる予定やん。今日も3打席立ってるやん」-前倒しで「前倒しやないやんか、予定、なんでやねん」-小幡は打撃が良くなっていただけに「おーん、なあ、打つの上がってきたのになあ」-大竹は点をもらっても踏ん張れなかった「なあ、途中ボール高なったもんな、おーん。なんかな、後手後手でチグハグなるわな」-早い段階でベンチ入りメンバーを使った「最初からそのつもりやんか。そんなもん、なんでよ。そんなおまえ。小幡がああなったから、おまえな。ちょっと人おらんようなったから。延長なったらおらへんようなるからのお、なんかチグハグなるなあ」-熊谷はパッと出て守った「うん。その代わりショートはな、守りが大事やから」-3回の守備、丸のライト前、野口の送球は遅れたようにも「だからおまえな、ピッチャーやのにな。アウトとってたらな、あれやけど、そらアウトやろ。だからチームワークもいろいろな、そうなるんよ」-巨人に勝ち越して前半を終わりたかった「勝ち越したいうてもそらお前、点がそんな入れへんやんか。今日なんか点取った方やでお前、そんなの」-最初いい感じで点が入った「うーん」-佐藤輝は安定している「まあ安定してるいうか、あとの打席がもう。そら、最初だけやんか安定してるって。チグハグやなあ」

◆巨人阿部監督が敵将の心理を見破った。1点リードの6回1死一塁、阪神坂本の打席でカウント2-2からの5球目を外角に外させた。「度胸をすえてエンドランを外せたので、長年キャッチャーやっていて良かったなと思いました」と三振と盗塁死で併殺に仕留めた。「昨日、岡田監督がね『走れ、走れ、言ってるのに走らない』って言ってたから。動いてくるならここかなと。勝手な勘で。岸田もいい送球だったし、あそこが勝負の境目だったんじゃないかなと思います」と振り返った。

◆巨人坂本勇人内野手(35)が5試合ぶりのスタメン起用で打点をマークした。1点を追う4回無死二、三塁で2球目を右翼フェンス手前まで運び、一時同点となる右犠飛。1軍再合流後、初打点となり「最低限ね。あっち(右翼)の方にフライになればいいなと思って。少しは貢献できたかなと思う。任されたところで、なんとかやるしかないので継続してやっていきたい」とさらに状態を上げていく。

◆阪神中野拓夢内野手(28)の連続試合フルイニング出場が241で止まった。3季ぶりに先発を外れた。5回の守備から出場した。22年9月11日のヤクルト戦(甲子園)からグラウンドに立ち続けてきたが、岡田監督になってから2年目で初めてスコアボードから名前が消えた。「これが自分の実力です。結果が出ていないから、こうなるのは仕方ない。また次に切り替えて、チームのためにできることをやりたい」と淡々と話した。今季は87試合で打率2割3分9厘。前日16日までの5試合で2安打と当たりが止まっていた。

◆巨人阿部慎之助監督(45)が敵将の仕掛けを見抜いた。1点リードの6回1死一塁、阪神坂本の打席でカウント2-2からの5球目を外角に外させた。「度胸をすえてエンドランを外せたので、長年キャッチャーやっていて良かったなと思いました」と三振と一塁走者大山の盗塁死で併殺に仕留めた。捕手として嗅覚をさえた。「スリーツー承知で昨日、岡田監督がね『走れ、走れ、言ってるのに走らない』って言ってたから。動いてくるならここかなと。勝手な勘で」と明かし「岸田もいい送球だったし、あそこが勝負の境目だったんじゃないかなと思います」とうなずいた。経験豊富な岡田監督とのベンチワークでの心理戦については「僕はまだ1年目。長い間、監督されている方を相手にしてるので、なるほどなと思うときもたくさんありますし、勉強しながら、キャッチャー目線でいつも見るようにはしてる」と話した。

◆阪神大竹耕太郎投手(29)が今季最短降板を喫した。2回までは無安打無失点と安定感を見せたが、3回以降は毎回失点。5回に岡本和に勝ち越し打を浴び、無念のマウンドを降りた。5回途中7安打4失点で今季5敗目。「自分でも、なぜ打たれたかよく分からずに何となく終わった。オールスターをはさむので、考える良い機会になると思う。しっかり反省して、次、最善を尽くせるように」と修正を誓った。

◆巨人が1点差で競り勝ち首位を守った。今季初めて、内野が本職の4番岡本和真内野手(28)を左翼で起用。一塁は好調の大城卓、三塁は現役最多安打の坂本をオーダーに並べた。4回に岡本和の安打を起点に追いつき、5回も岡本和が左中間フェンスに直撃する決勝の勝ち越し打を放った。チームは4カード連続で勝ち越しを決めた。19日から前半戦最後のカードとなる中日3連戦に臨む。アンダーシャツには汗が染み込んでいた。岡本和がお立ち台で、いつもと少し違う疲労感の中で喜びをかみしめた。「今日はめちゃくちゃ汗をかきました」5回1死一塁、阪神大竹の130キロカットボールを捉えた。左中間フェンス直撃の勝ち越し適時二塁打。「ランナーをためる方が相手は嫌かなと思ってました。それが長打になってよかった」とつなぎの意識が試合を決める長打につながった。直近7勝で6度目となる決勝打。抜群の勝負強さを発揮した。大きめのグラブを手に、いつもとは違う景色で守った。昨年9月以来、今季初の左翼でスタメン起用だった。5回2死一、二塁のピンチでは、阪神佐藤輝の左飛を捕球し、一塁側ベンチに小走りで戻った。守備位置からベンチまでの距離は三塁、一塁と比べて倍以上。「それで体が動いていい流れになったのかもしれないですね」。本職とは違う緊張感も重なって、自然と汗がにじみ出た。打球を処理した直後の攻撃で、試合を決める一打を放った。積み重ねてきた経験がある。シーズンを通じ、結果を出すために逆算をする。春先は絞った体でシーズンイン。「夏に体重が増えちゃうんですよ」。徐々に自然と体重を増やしていく。今季は例年より痩せ気味でトレーニングしながら体重を維持する。「そんなにレディーに聞かないで」と体重は秘密だが、夏に調子を上げてきた。伝統の一戦に勝ち越し、首位をキープ。阿部監督は「岡本が打ってくれて。また違う景色でたまにはいいかな」と言った。三塁でも一塁でも左翼でも頼もしい。4番が打てば、チームは勝てる。【上田悠太】岡本和が5回に決勝点となる勝ち越しの適時二塁打。岡本和の勝利打点(V打)は今季15度目で、今月だけで6度目。岡本和の月間6V打は23年6月以来自身2度目となり、2リーグ制後の巨人で月間6V打を複数回マークしたのは長嶋、原に次ぎ3人目だ。長嶋は66年7、8月、67年8月(すべて7V打)原は82年8月、83年5月、87年7月で、2人とも3度記録している。ちなみに、王は67年8月、松井は96年8月のそれぞれ1度しかなかった。

◆泣きっ面に小幡がリタイア...。阪神は近本と中野をスタメンから外すなど大幅な打線改造を行った巨人戦で競り負け、2カード連続負け越しを喫した。5回の走塁で左太もも裏を痛めた小幡竜平内野手(23)について、岡田彰布監督(66)は「肉離れ」と説明。左肩肩甲骨骨折で2軍調整中の木浪誠也内野手(30)を緊急昇格させる。木浪はこの日が2軍戦の復帰2戦目で"ぶっつけ1軍"の様相。首位巨人と2・5差に開いた虎が正念場を迎えた。虎が首位巨人に連敗し、ゲーム差は2・5に広がった。しかもさらなる追い打ちがあった。遊撃小幡が5回の走塁で左太もも裏を負傷して途中交代。岡田監督は「肉離れや」と説明した。木浪が左肩甲骨骨折で離脱してから23試合連続で遊撃スタメンを任され、11試合連続安打も放った若武者が離脱を余儀なくされた。2-2で同点の5回1死一、二塁だった。二塁走者として、代打近本の右前打で本塁突入。スライディング生還を狙ったが、間一髪で憤死した。岡田監督がリクエストを要求したが判定は覆らず。小幡の脚力にしては、スピードに乗っていなかったシーンだ。指揮官も「普通に走っとったらセーフやろ」と振り返った。三塁ベースを回った際に痛めたとみられ、直後の5回裏の守備から熊谷に交代。9回の攻撃中に東京ドームを出た。プレー後も含め、自力で歩行していた。重傷でないことを祈るしかないが、7月は打率3割7分2厘と好調だっただけに、長期離脱となれば痛い。岡田監督も「打つの上がってきたのにな」と嘆いた。立ち止まってはいられない。前半ラストカードの19日の広島戦(甲子園)から木浪を1軍昇格させる。岡田監督は「木浪もう上げる予定やん。今日も3打席立ってるやん」と明言した。6月15日のソフトバンク戦で背中に死球を受け、左肩甲骨を骨折。リハビリを重ね、この日はウエスタン・リーグのオリックス戦(杉本商事BS)に「2番遊撃」で出場。実戦復帰後2試合目で初安打を放ち、守備機会もこなした。18日の同戦にも出場し、突貫工事で最終仕上げに入る。木浪自身は19日の広島戦からの1軍復帰に意欲を見せていたというが、岡田監督は「無理せんでええよ。オールスター明けは大丈夫よ」と焦らせない方針を明かしていた。遊撃には熊谷や植田も控えるが、大事な首位との3連戦だけに、背番号0の緊急昇格にかける期待は大きい。昼の2軍戦後、背番号0は「自分のやるべきことをちゃんとやるだけなので、しっかり準備して臨みたいです」と力を込めていた。前半戦の正念場。アクシデントを一丸でカバーしたい。【中野椋】▽阪神岡留(再昇格後の初登板は回またぎの完璧救援)「何とかゼロで抑えて、流れを持って来るような投球を意識しました」▽阪神野口(24歳の誕生日に初の1番でスタメンも無安打)「お祝いしてもらったので何とか打ちたかったし、勝ちたかったけど、どちらも達成できなかった。まだまだ技術不足です。ファンの皆さんには感謝したいです」

◆阪神大山悠輔内野手(29)が5番で調子を上げてきた。2回先頭佐藤輝明内野手の二塁打に続き、左中間を深々と破る適時二塁打で先制点を挙げた。4回の中飛、6回の左前打もとらえた打球。4番を外れてからは5試合連続安打とした。「勝つか、負けるか(が大事)なので。またあさって試合があるので、しっかり準備したいと思います」と口元を結んで引き揚げた。

◆阪神熊谷敬宥内野手(28)が4季ぶりの「遊撃」を軽快にこなした。5回に小幡の負傷交代を受け、代走からそのまま遊撃へ。8回には三塁側のエキサイトシートに上半身を突っ込んで邪飛を好捕。8回の打席は初球を打って深い右飛だった。突然の役回りにも「やるだけなので。そのために準備しているので。意外と落ち着いてできたかなと思います」と涼しい顔だった。

◆阪神がシーソーゲームに敗れて連敗を喫し、2カード連続の負け越しとなった。この日は岡田彰布監督(66)が就任後初めて、近本光司外野手(29)、中野拓夢内野手(28)の2人が同時にスタメン落ち。打線改造と動き3得点も、先発の大竹耕太郎投手(29)が2度のリードを守れず。指揮官は試合後、約4分間の囲み取材の中で5度「チグハグ」と口にした。阪神岡田監督の一問一答は以下の通り-中盤に早めの選手交代。試合前から決めていたかそうやん、別に普通に。-スタメンを含めてチームを動かしていこうという風に見えた動けへんやんか。なかなか、チグハグで。-刺激をさせる意味もあったか違う。刺激っていうか、点を取るためにそないして。チグハグやなあ。ええ?-小幡はアクシデントか肉離れや。あれ普通に走っとったらセーフやろ。-ベースを回った時にそやろ。-木浪もまだ下にいる。遊撃は今後考えないといやあ、木浪もう上げる予定やん。今日も3打席立ってるやん。-前倒しで前倒しやないやんか、予定、なんでやねん(笑)い。-小幡は打撃が良くなっていただけにおーん、なあ、打つの上がってきたのになあ。-大竹は点をもらっても踏ん張れなかったなあ、途中ボール高なったもんな、おーん。なんかな、後手後手でチグハグなるわな。-早い段階でベンチ入りメンバー使った最初からそのつもりやんか。そんなもん、なんでよ。そんな。小幡がああなったから。ちょっと人おらんようなったから。延長なったらおらへんようなるからのお、なんかチグハグなるなあ。-熊谷はパッと出てしっかり守ったうん。その代わりショートはな、守りが大事やから。-3回の守備、丸の右前打の時に、野口の送球は遅れたようにもどこの? 一、三塁? 二、三塁やろ? だからお前な、ピッチャーやのにな。アウトとってたらな、あれやけど、そらアウトやろ。だからチームワークもいろいろな、そうなるんよ。-巨人に勝ち越して前半を終わりたかった。勝ち越したいうてもそらお前、点がそんな入れへんやんか。今日なんか点取った方やでお前、そんなの。-最初いい感じで点が入った。うーん。-佐藤輝は安定しているまあ安定してるいうか、あとの打席がもう。そら、最初だけやんか安定してるって。チグハグやなあ。

◆今月初のスタメン落ちとなった阪神近本光司外野手(29)が、代打で意地を示した。同点の5回1死一、二塁の好機で、植田に代わって登場。代打は昨年9月30日の広島戦以来だったが、船迫の初球をとらえて一、二塁間を抜いた。二塁走者の小幡が本塁で憤死して適時打にはならなかったが、勝負強さを発揮。「ヒットになってよかったです。(途中出場の難しさは)いや、打つだけなので」と淡々と話した。

◆阪神佐藤輝明内野手(25)が左方向への飛球で球場を沸かせた。2回先頭で左中間二塁打を放ち、先制につなげた。安打はこれだけだったが、8回にはバルドナードから左翼ポール下にわずかに外れるファウル。悔しそうな顔をした。「スイングが遅いんすかね。あれがファウル。ちょっとキツいっすね。内容は悪くないけど、もう1本ほしい」と、ため息まじりだった。

◆巨人・坂本勇人内野手(35)が「6番・三塁」で5試合ぶりに先発復帰した。岡本和真内野手(28)は2023年9月18日のヤクルト戦(東京ドーム)以来、303日ぶりに左翼で先発する。

◆阪神はスタメンを入れ替え、近本光司外野手(29)と中野拓夢内野手(28)がそろってスタメンから外れた。2人がともにスタメンから外れるのは2022年8月17日のヤクルト戦(神宮)以来。中野は同年9月11日の中日戦(甲子園)から続いていたフルイニングでの出場試合も241試合でストップした。代わって1番にはこの日が誕生日の野口恭佑外野手(24)が座り、「2番・中堅」には植田海内野手(28)、「3番・二塁」には渡辺諒内野手(29)が入った。大竹耕太郎投手(29)が先発で、2カードぶりの勝ち越しを目指す。

◆7月17日に誕生日を迎えた阪神・野口恭佑外野手(24)に虎党からプレゼントだ。近本、中野のスタメン落ちに伴い、プロ初の「1番・右翼」で先発。プレーボール前にレフトスタンドの虎党からバースデーソングの大合唱で祝福された。昨年は育成選手だったが、1年で支配下となりプロ初ヒットも記録した。第1打席は見逃し三振に倒れたが、自身の誕生日を祝うべくリードオフマンの役割を果たす。

◆阪神が二回、大山悠輔内野手(29)の適時二塁打、小幡竜平内野手(23)の適時打で2点を先制した。近本、中野をベンチスタートとするなど打線に大幅なテコ入れを敢行。その中でも変わらなかった4番・佐藤輝、5番・大山、8番・小幡の3人が先制点を呼び込んだ。0-0の二回、先頭の佐藤輝が巨人の先発・井上の変化球を逆らわずにはじき返し、左中間への二塁で出塁する。大山もカウント1-2からの4球目、外角の変化球をうまく拾って、左中間を破った。大山は15日の同戦に続く先制打。さらに2死二塁となって小幡が初球を一閃。左翼手の前にポトリと落とすヒットは2試合連続の適時打となり、2点目を挙げた。1勝1敗で迎えたカード3戦目で勝ち越しを引き寄せるべく、打つべき男たちの連打で先制に成功した。

◆阪神が二回、大山悠輔内野手(29)の適時二塁打、小幡竜平内野手(23)の適時打で2点を先制した。近本、中野をベンチスタートとするなど打線に大幅なテコ入れを敢行。その中でも変わらなかった4番・佐藤輝、5番・大山、8番・小幡の3人が先制点を呼び込んだ。0-0の二回、先頭の佐藤輝が巨人の先発・井上の変化球を逆らわずにはじき返し、左中間への二塁で出塁する。大山もカウント1-2からの4球目、外角の変化球をうまく拾って、左中間を破った。大山は15日の同戦に続く先制打。さらに2死二塁となって小幡が初球を一閃。左翼手の前にポトリと落とすヒットは2試合連続の適時打となり、2点目を挙げた。1勝1敗で迎えたカード3戦目で勝ち越しを引き寄せるべく、打つべき男たちの連打で先制に成功した。大山は「打ったのはフォーク。まずは先制することができてよかったです。なにがあるかわからない球場なので、次の1点をまたチーム全員で取りにいきたいと思います」と語れば小幡は「打ったのはスライダー。会心の当たりではなかったですが、いい所に落ちてくれたと思います。次の打席もチームに貢献できるように頑張ります」とコメントした。

◆阪神の先発・大竹耕太郎投手が2イニング連続で犠飛を浴びて同点に追いつかれた。2点リードの三回、1死から投手の井上、丸に連打を許し1死二、三塁となり吉川の右犠飛で1点を失う。続く四回も先頭の岡本和に左前打で出塁を許す。大城卓には右中間への二塁打を打たれて無死二、三塁から坂本の右犠飛で同点とされた。なおも1死三塁のピンチだったが、岸田を二ゴロに打ち取り、門脇は申告敬遠して井上を遊ゴロに打ち取って勝ち越しは許さなかった。

◆阪神が五回、渡辺諒内野手(29)の適時打で勝ち越しに成功した。2-2と同点を許した直後の五回。先頭の小幡が粘って8球目で四球をもぎ取ると、大竹が送りバントを決める。野口も四球で1死一、二塁とチャンスを広げたところで巨人は2番手・船迫にスイッチ。阪神もここで動き、スタメンを外れていた近本が代打で登場。初球を一閃し、一、二塁間を破った。小幡は二塁を蹴って本塁を狙ったが、右翼・丸からの好返球で間一髪本塁タッチアウト。岡田監督はリクエストを要求したものの判定は覆らなかったが2死一、三塁から渡辺。3球目を詰まりながらも中前に弾ませ、勝ち越しの1点を挙げた。この回の守備から近本がそのまま中堅に。二塁の渡辺に代わって代走から出場した熊谷が遊撃に、二塁には中野が入った。

◆阪神の先発・大竹耕太郎投手(29)が3連打を浴びて逆転を許した。3-2と勝ち越しに成功した直後の五回だった。1死から吉川に右翼線への二塁打を浴びてピンチを背負うと、続くヘルナンデスには追い込みながら左前適時打とされて同点。なおも1死一塁から岡本和に中堅への大飛球を打たれる。近本が追うも打球はフェンスに直撃。グラウンドを転々とする間に一塁からヘルナンデスが生還し、3連打で逆転された。大竹はこの後大城卓を見逃し三振に切って2死としたところで67球、移籍後最短の4回2/3で降板。2番手の岡留が坂本を遊ゴロに抑え、1点差に食い止めた。

◆3-4のビハインドでも阪神の好守は健在だ。七回先頭・丸の一、二塁間への打球を中野拓夢内野手(28)が追いつき、そのまま一回転して一塁へ送球。絶対に許せない先頭打者の出塁を超絶美技で阻止した。続く吉川の打球は三塁ファウルゾーンへ。五回から2020年以来の遊撃に入っていた熊谷敬宥内野手(28)が追いかける。最後はフェンスに身を乗り出しながらワンハンドでキャッチ。虎党からは大歓声が上がった。ヘルナンデスの遊ゴロも難なくさばてアウト。虎が誇る堅い守備から流れを作った。

◆阪神が逆転負けで2カード連続負け越し。近本光司外野手(29)、中野拓夢内野手(28)がベンチスタートとなった打線は二回、大山悠輔内野手(29)の適時打などで2点を先取。その後、同点の五回1死一、二塁で代打・近本が右前打。二走は本塁憤死となったが、2死一、三塁から二塁でスタメンの渡辺諒内野手(29)の中前打で勝ち越した。しかし大竹耕太郎投手(29)がその裏、2点を失い、逆転負けを喫した。中野は五回の守備から二塁に就いたものの、2022年9月11日・中日戦(甲子園)からの連続フルイニング出場は「241試合」でストップした。大竹は5敗目(6勝)。連夜の1点差敗戦で、巨人戦は3カード連続負け越しとなった(成績=42勝40敗5分、観衆=4万1725人)。

◆五回、逆転を許して降板する阪神・大竹耕太郎=東京ドーム(撮影・松永渉平)

◆巨人が接戦を制した。2―3の五回にヘルナンデスの適時打で追い付き、続く岡本が勝ち越しの適時二塁打を放った。2番手の船迫が2勝目、大勢が12セーブ目を挙げた。阪神は二回に2点を先取したが、先発の大竹がつかまった。

◆巨人はキャプテンの岡本和真内野手(25)が勝ち越し打を放ちチームを連勝に導いた。巨人は1点を追う五回、吉川、ヘルナンデスの連打で同点に追いつくと、1死一塁から岡本和が中堅フェンス直撃の適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。ヒーローの岡本和は勝ち越しを決めた打席について「大城(卓三)さんもいますし、後ろにつなごうと思ってました。いい流れに乗れたかなと思います」と振り返った。この日は今シーズン初の左翼でスタメン出場。「僕、試合中ってあんまり汗かかないんですけど、今日はめちゃくちゃ汗かきました。ベンチからレフトまで距離が長いんで」と明かし、ドームの巨人ファンを爆笑させた。

◆阪神が逆転負けで2カード連続負け越し。近本光司外野手(29)、中野拓夢内野手(28)がベンチスタートとなった打線は二回、大山悠輔内野手(29)の適時打などで2点を先取。その後、同点の五回1死一、二塁で代打・近本が右前打。二走は本塁憤死となったが、2死一、三塁から二塁でスタメンの渡辺諒内野手(29)の中前打で勝ち越した。しかし大竹耕太郎投手(29)がその裏、2点を失い、逆転負けを喫した。中野は五回の守備から二塁に就いたものの、2022年9月11日・中日戦(甲子園)からの連続フルイニング出場は「241試合」でストップした。大竹は5敗目(6勝)。連夜の1点差敗戦で、巨人には3カード連続負け越しとなり、2・5差となった。岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り(成績=42勝40敗5分、観衆=4万1725人)。ーー中盤に早めの選手交代。試合前から決めていたか「そうやん、別に普通に」ーースタメンを含めてチームを動かしていこうという「動けへんやんか。なかなか、チグハグで」ーー刺激を与える意味もあったか「違う。刺激っていうか、点を取るためにそないして。チグハグやなあ。ええ?」ーー小幡はアクシデントか「肉離れや。あれ普通に走っとったらセーフやろ」ーーベースを回った時に「そやろ」ーー木浪はまだ下にいる「いやあ、木浪、もう上げる予定やん。今日も3打席立ってるやん(オリックス戦に「2番・遊撃」で出場し3打数1安打)ーー前倒しで「前倒しやないやんか、予定、なんでやねん」ーー小幡は打撃が良くなっていただけに「おーん、なあ、打つの上がって来たのになあ」ーー大竹は点をもらっても踏ん張れなかった「なあ、途中ボール高なったもんな、おーん。なんかな、後手後手でチグハグなるわな」ーー早い段階でベンチ入りメンバー使った「最初からそのつもりやんか。そんなもん、なんでよ。そんなお前。小幡がああなったから、お前な。ちょっと人おらんようなったから。延長なったら、おらへんようなるからのお、なんかチグハグなるなあ」ーー熊谷は守備で見せた「うん。その代わりショートはな、守りが大事やから」ーー三回の守備、丸の右前打で野口の送球は遅れたようにも(三回1死一塁で丸の右前打に、安打で出塁していた投手・井上に三進許す)「どこの? 一、三塁? 二、三塁やろ? だからお前な、ピッチャーやのにな。アウト取ってたらな、アレやけど、そらアウトやろ。だからチームワークもいろいろな、そうなるんよ」ーー巨人に勝ち越して前半を終わりたかった。「勝ち越した言うてもそら、お前、点がそんな入れへんやんか。今日なんか点取った方やでお前、そんなの」ーー最初いい感じで点が入った「うーん」ーー佐藤輝は安定している「まあ安定してるいうか、あとの打席がもう。そら、最初だけやんか安定してるって。チグハグやなあ」

◆巨人は接戦を制し、阪神に勝ち越し。阿部慎之助監督(45)は「いや、もううれしい。その一言。ピッチャーの頑張りで勝ちましたし、お互い必死になって、いいゲームだった」と喜んだ。坂本が三塁でスタメン復帰し、一塁に打撃好調・大城卓、岡本和を左翼で起用する超攻撃型オーダーで臨んだ一戦は、両者譲らぬシーソーゲームとなった。3ー3とした五回に岡本和の左中間フェンス直撃の適時二塁打が決勝点となったが、指揮官はあるプレーをこの試合の分岐点に挙げた。4ー3と勝ち越した直後の六回1死一塁の場面。「スリーツー承知で。昨日、岡田さんがね『走れ走れ言っているのに走らない』って言っていたから。動いてくるならここかなって、自分の勝手な勘で」とベンチから捕手の岸田に一球外せのサインを送った。捕手出身監督の〝読み〟が的中し、エンドランをかけてきた一走を岸田が刺し、打者の坂本が空振りに倒れ、三振ゲッツーが完成。指揮官は「岸田もナイスボール投げたしね。あそこが勝負の分かれ道というか境目だったんじゃないかな。度胸すえてエンドラン外せたので、長年キャッチャーをやっていて良かった」と満足した表情を浮かべた。

◆途中交代した阪神・小幡竜平内野手(23)が左太もも裏の負傷だったことが判明した。岡田彰布監督(66)が試合後に明かした。「8番・遊撃」で出場した小幡は五回の攻撃で四球を選ぶと、1死一、二塁から、代打・近本の右前打で二塁から本塁へ突入。タッチアウトとなり、その裏の守備から退いていた。「肉離れや。あれ普通に走っとったらセーフやろ」と説明した指揮官は「いやあ、木浪もう上げる予定やん。今日も(2軍戦で)3打席立ってるやん」と明言。死球で左肩甲骨を骨折して6月16日に登録抹消、今月16日の2軍戦で実戦復帰した木浪聖也内野手(30)が、19日の広島戦(甲子園)から昇格する。

◆阪神が逆転負けで2カード連続負け越し。近本光司外野手(29)、中野拓夢内野手(28)がベンチスタートとなった打線は二回、大山悠輔内野手(29)の適時打などで2点を先取。同点の五回1死一、二塁で代打・近本が右前打。二走は本塁憤死となったが、2死一、三塁から二塁でスタメンの渡辺諒内野手(29)の中前打で勝ち越した。しかし大竹耕太郎投手(29)がその裏、2点を失い、逆転負けを喫した。中野は五回の守備から二塁に就いたものの、2022年9月11日・中日戦(甲子園)からの連続フルイニング出場は「241試合」でストップした。大竹は5敗目(6勝)。連夜の1点差敗戦で、巨人には3カード連続負け越しとなり、2・5差。主な選手のコメントは以下の通り(成績=42勝40敗5分、観衆=4万1725人)。先制打含む2安打の大山悠輔 「勝つか負けるかだけなので」五回途中から1回1/3を無失点の岡留英貴 「チームに流れを持って来られるピッチングを意識して投げました」スタメン落ちの中野拓夢 「実力です。結果が出てないので、こうなるのはしょうがないです」途中で遊撃に入り、邪飛を好捕した熊谷敬宥 「ピッチャーを助けないといけないポジションがショートですし、いつも通り出来たかなと思ってます」八回2死、左翼への邪飛後に空振り三振の佐藤輝明 「スイングが遅いんすかね、あれがファウル...ちょっとキツいっすね」五回途中降板に大竹耕太郎 「自分でも、なぜ打たれたか分からずに何となく終わってしまった」代打出場から守備に就いた近本光司 「(途中出場の難しさは)特にないです。別に感じるとかは。打つだけなので」阪神移籍後初めて二塁に入り失策の渡辺諒 「大竹のリズムを崩してしまったというか、申し訳なかったです」

◆現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(77)は五回途中4失点で降板した阪神・大竹耕太郎投手(29)に言及した。気になったのは、大竹が緩い球を使い過ぎになっている点だ。たまに投げる超遅球が打者のタイミングを狂わせ、効果を発揮してきたのは事実。非常に勇気がいる緩い球で打者を翻弄してきたから、投げること自体、全く悪くない。ただ多投すると、やがて打者の目が慣れてくる。本来、緩い球を見送らせて、次の球をどう生かすかという遅球を、今度は狙われ始めるのだ。私も緩い球を投げて、非常に効果があった経験がある。ところが見せ過ぎて翌年、翌々年と、徐々に効果が薄れてしまった。打者から速い球か? 遅い球か? の二択で絞られ、打たれたこともあった。大竹の場合、低めに決まってこその緩い球が、高めに行き始めていることも心配の1つ。好調時と比べると、少し繊細さを感じなくなっている。幸いにして球宴後まで先発機会はないだろう。自分の投球を見直す期間にしてほしい。他の投手も同様だ。今季の打線は援護してくれない。勝つには投手陣が踏ん張るしかない。夏場の苦しい時期だが、投手全体で踏ん張ってもらいたい。

◆巨人が接戦を制した。2―3の五回にヘルナンデスの適時打で追い付き、続く岡本和が勝ち越しの適時二塁打を放った。2番手の船迫が2勝目、大勢が12セーブ目を挙げた。以下にデータ。?巨人・岡本和が両リーグトップの今季15度目の勝利打点。7月だけで6度。月間6度は昨年6月と並ぶ自身最多。チーム86試合で勝利打点を15度以上記録したのは、2016年のソフトバンク・内川聖一(16度)以来8年ぶり。巨人では1983年の原辰徳(16度)以来41年ぶり。?チーム9試合以内で6度の勝利打点は、今年5月に広島・小園海斗(8試合で6度)がマーク。巨人では原が87年7月3日の阪神戦-18日の大洋戦の8試合で6度記録して以来37年ぶり。

◆阪神・近本は6月29日のヤクルト戦(神宮)以来、今季3度目のベンチスタート。それでも3―3の五回1死一、二塁の好機に代打で出場し、船迫の初球をたたいて一、二塁間を破った。「(途中出場の難しさは)特にないです。ヒットになってよかった」。代打出場は昨年9月30日の広島戦(マツダ)以来で、代打安打は2019年以来5年ぶり。二走・小幡は本塁でタッチアウトとなり打点とはならなかったが、直後の渡辺の適時打につなげた。

◆先発した阪神・大竹は7安打を浴びて今季ワーストタイの4失点。移籍後最短となる4回?でKOされた。「先制してもらったのに追いつかれてしまい、もう一度勝ち越してもらってリードを保つことが自分のやるべきことだったが、逆転を許してしまい、悔しいです」二回までは味方のミスも救って無安打投球を披露するも、三回からはいずれも連打を浴びて3イニング連続失点。試合後は「自分でもなぜ打たれたか分からずに、何となく終わってしまった」と首をかしげた。幸いにも次回登板までは投球を見つめ直す時間にもなる球宴ブレークを挟む。「考えるいい機会になる。しっかりと反省して、次に最善を尽くせるようにやるだけ」と前を向いた。(須藤佳裕)

◆リーグ首位の巨人は17日、阪神15回戦(東京ドーム)に4-3で逆転勝利。2023年9月18日以来、303日ぶりに左翼手で先発出場した岡本和真内野手(28)が五回に勝ち越しの適時二塁打を放った。9試合で6度の勝利打点を挙げるのは1987年以来の原辰徳(8戦で6度)以来、37年ぶり。貯金は再び今季最多の7となった。左中間フェンスの最上部を直撃する殊勲打に、G党の視線はくぎ付けになった。昨年9月18日以来となる左翼手で出場した岡本和は、お立ち台で冗談を飛ばして場内の爆笑を誘った。「試合中、あんまり汗をかかないんですけど、今日はめちゃくちゃかきました。ベンチからレフトまで距離が長い」2―3の五回にヘルナンデスの適時打で追い付き、岡本和が勝ち越しの適時二塁打。左腕、大竹のカットボールに「詰まり気味だったが、いい形で振り切れた」と胸を張った。7月は12試合で14打点を稼ぎ、ここ9試合で6度目の勝利打点を記録。シーズン54打点は2位に12点差をつけ、打点を挙げた試合は9連勝と不敗神話を継続させた。今季初めて就いた左翼守備も全うした。試合前に入念にノックを受け、八回には佐藤輝の大飛球を追ってフェンスに激突。捕球できずにファウルとなり「恐れず、というより距離感が分からなかった。フェンスにぶつかっていました」と笑ったが、気迫十分のプレーを見せた。MLBの球宴で初本塁打をマークした大谷翔平の姿に刺激を受けた。世界一に輝いた昨春のWBCで共闘した大谷の豪快な一発を映像で確認し、「すごかったッス。かっこいい」とうなった。岡本和が八回に放った殊勲打は惜しくも柵越えはならなかったが、6度目の選出となった球宴に向け気持ちを高めた。チームは首位をキープ。阿部監督は「守備は目をつぶると言った。その分、打ってくれた」と4番打者をたたえた。(原田優介)

◆阪神・佐藤輝は二回に弾丸ライナーで左中間を破る二塁打を放ち、大山の適時二塁打で先制のホームを踏んだ。ただ、その後の3打席では凡退。1点を追う八回2死では左翼ポール方向へ大飛球を放つも、ファウルゾーンのフェンスに当たり、その打席は空振り三振。「スイングが遅いんですかね。あれがファウル...ちょっとキツいですね」と肩を落とした。

◆初めて「1番」で先発出場した阪神・野口は3打数無安打2三振(1四球)だった。この日は24歳の誕生日。虎党からの「おめでとうコール」とトランペットによるバースデーソングによる応援に「打ちたかった。ファンの皆さんに感謝したいです」とポツリ。右翼守備では三回1死一塁で、丸の打球を処理し、三塁へノーバウンド送球。この間に、打者走者の二塁進塁を許した。「まだ技術不足。(攻守に)たくさん課題がある。ひとつずつ克服していきたい」と決意を新たにした。

◆五回に代走で出場した阪神・熊谷がそのまま負傷交代した小幡に代わり、2020年10月24日の巨人戦(東京ドーム)以来となる遊撃の守備に就いた。ブランクを感じさせず、七回1死では三塁側フィールドシートに身を乗り出して飛球をナイスキャッチ。「試合の入り方は難しかったけど、ショートはそんなに難しく感じなかった。意外と落ち着いてできた」と明るく振り返った。

◆手痛いカード負け越しに続き、アクシデントまでもが虎を襲った。遊撃を守ってきた小幡が左太もも裏を負傷して途中交代。試合後、岡田監督が状態を説明した。「肉離れや」2―2の五回だった。先頭で四球で出塁した小幡は犠打で二塁に進み、1死一、二塁で代打・近本が右前打。小幡は一気に本塁を狙ったが、三本間でスピードが上がらずタッチアウト。リクエストも覆らず、「あれ普通に走っとったらセーフやろ」と指揮官。その裏の守備から退き、試合中に無念の表情でグラウンドを離れた。将も「打つの上がってきたのになあ」と嘆く。木浪が左肩甲骨の骨折で離脱となった6月16日から23試合、一人で穴を埋めてきた。この期間は打率・284(74打数21安打)と奮闘。6月21日のDeNA戦(甲子園)ではサヨナラ打を放ち、この日も二回の第1打席で2試合連続となる適時打を放つなど貢献していただけに、痛すぎる離脱だ。岡田監督は緊急事態に、「いやあ、木浪もう上げる予定やん。きょうも3打席立ってるやん」と、背番号0の19日の広島戦(甲子園)からの1軍昇格を明言した。その木浪は16日のウエスタン・オリックス戦(杉本商事BS)で実戦復帰。この日も同戦に六回まで出場し、3打数1安打と準備を整えている。相次ぐアクシデントも、チーム一丸となって乗り越えていくしかない。(中屋友那)

◆名将と新米監督による采配の応酬で、捕手出身の〝勘〟がさえた。巨人・阿部慎之助監督(45)が「あそこが勝負の境目だった」と納得の表情で振り返ったのは、逆転直後の六回1死一塁での守備だった。打者坂本に対し、カウント2―2からの5球目。捕手岸田は外角へ大きく外す直球を要求した。これが相手のヒットエンドランを完璧に防ぐ三振ゲッツーになった。自らの指示だったと明かし「昨日、岡田監督が『走れ、走れと言っているのに走らない』って言っていたから。動いてくるならここかなと」と敵将の心理を読み切った。「度胸を据えて外せた。(現役時代に)長年捕手をやっていてよかった。僕はまだ1年目。長い間監督をされている方を相手に、なるほどと思うときもたくさんある」と指揮官。岡本和を左翼で起用し、坂本らと併用する攻撃的布陣も奏功した。百戦錬磨の敵将に挑む青年監督の一手が流れを呼び込んだ。(樋口航)

◆阪神・渡辺が中野に代わって二塁でスタメン出場。日本ハム時代の2022年8月2日のソフトバンク戦(旭川)以来、移籍後初の二塁守備は二回に失策を記録し、「しっかりと守らなくてはいけないところだった、大竹のリズムを崩してしまった。申し訳なかった」と反省した。ただ、2―2の五回には一時勝ち越しの中前適時打を放ち、「勝ち星を何とかつけなくちゃいけなかった。打つことだけを考えた」と気を吐いた。

◆阪神・中野は2022年8月17日以来のスタメン落ち。同年9月11日から続いていた連続フルイニング出場は241試合で途切れた。二回の守備から出場し、七回には丸の一、二塁間の打球に追いつき、一回転しながら送球してアウトに。いつもと変わらぬ好守を見せたが、七回の打席ではケラーから見逃し三振。試合後は「(ベンチスタートは)実力です。結果が出ていないのでこうなるのはしようがない」と気持ちを切り替えた。

◆阪神・大山は二回無死二塁から左中間に先制二塁打。3-4の六回先頭の打席では左前へ運んだが、4試合ぶりのマルチ安打もチームを勝利に導けなかった。「勝つか、負けるかなので。また、あさって試合があるのでしっかり準備をしたい」。前日は一塁走者で、前川が右翼線に放った一打で二塁にストップ。岡田監督から「ライト線でも一、三塁にもなれへんし」と状況判断の悪さを指摘された。一夜明けてバットで〝反省〟の結果を出した。

◆14日の1軍昇格後初登板となった阪神・岡留が好救援した。「なんとかしっかりとゼロで抑えて、チームに流れを持ってこられる投球を意識して投げました」。3―4と逆転された五回の2死二塁で登板し、坂本を遊ゴロに仕留めて追加点は許さず。続投した六回も三者凡退に抑え「落ち着いて投げられたんじゃないかと思います」と胸を張った。岡田監督は20日の広島戦(甲子園)の先発を示唆していたが、この日の登板により、及川が先発する見込みだ。

◆阪神は逆転負けを喫し、約1カ月ぶりの2カード連続負け越しとなった。貧打の嫌な流れを変えるため、岡田政権で初めて近本光司外野手(29)と中野拓夢内野手(28)のチカナカコンビをスタメンから外したが実らず。岡田彰布監督(66)は「チグハグ」というセリフを連発した。どこまでいっても歯車がかみ合わなかった。スタメンから近本と中野を外し、岡田監督は自身の政権で初のチカナカ抜きのオーダーで得点力アップを目指したが、打線は3点止まり。大竹が逆転を許し、采配も不発となり、「チグハグ」を連発して嘆いた。「動けへんやんか。なかなか、チグハグで」点が線にならない。投打の調和もとれず、アクシデントも重なると選手起用も後手に回った。ベンチの虎将の表情も険しさを増す劣勢のなか、巨人に2連敗を喫した。

◆大竹が五回途中67球でマウンドを降りた。打線が爆発しない阪神にとって、先発投手の踏ん張りは絶対条件なのに。案の定...という展開になってしまった。今の阪神、完封しないと勝てない?100球未満で完封することを「マダックス」と称する。日本でもすっかり定着した、先発投手の勲章の一つだ。「精密機械」と称されたメジャー史上屈指の好投手、グレッグ・マダックスの名前をいただいていることも、野球ファンなら知っている。マニアックなメジャー通しかその存在を知らなかったマダックスが、日本で一躍、有名になったのは1995年MLBオールスターの直前。出場を回避したためだった。「みなさんには残念だが、オールスターの先発はマダックス(当時ブレーブス)だ」当時のナショナル・リーグ監督が、日本メディアに繰り返し「マダックス先発」を伝えていた。が、ある日、事態は一変する。先発内定の「精密機械」が故障により辞退したのだ。代わって、先発マウンドに立ったのが野茂英雄(ドジャース)だった。退路を断って米球界に挑戦。誰もが無謀と思った世界で、前半戦6勝1敗、防御率1・99の好成績を残していた〝2番手候補〟に栄光の先発が巡ってきたのだ。ちなみにマダックスは8勝1敗、防御率1・64。本命は当然だった。タナボタの舞台で2回を被安打1、無失点。「NOMO」はその名を米球界にとどろかせる。日本人がメジャーでプレーすることすら、想像すらできなかった時代。野茂が記した一歩は、限りなく大きいものだった。

◆ええね~、負けてウットリ昭和の岡田節采配。V戦士の近本と中野をスタメンから外し、若虎の野口と豊田、さらにはスーパーサブの植田まで入れる虎党もあっと驚く選手起用!! 「笛吹けども踊らず」の猛虎ナインに腹立っとるんや!!(俺も腹立ってたわー!) 前日のコメントがそれを物語ってるやん。「走れのサインを出しても走らないやんか、セーフになれとは言ってない。走ればええねん。何百回言っても変わらん!!」上司の言うことが聞けへんのかー!! こんなの受け取り方によったら令和のこの時代、立派なパワハラでないの? SNS横行の時代に「何で241試合連続フルイニング出場の中野を外すんやー!!」などの批判もあるだろう。ただ、どこかの政治家と違って、たとえ38年ぶりの日本一の将であろうが、負けたら全て監督の責任となりクビさえあるのだ。それを分かっていながら、勝つために(最終的に)自分の野球を貫き通すその姿...。最近、若者にこびていたかもしれない俺(皆さんも同じじゃない?)に活を入れてくれた、人生訓の価値ある1敗だったのだ。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
44375 0.543
(↑0.005)
-
(-)
57253
(+4)
223
(+3)
48
(-)
39
(-)
0.238
(-)
2.430
(-)
2
(1↑)
広島
41364 0.532
(↑0.006)
1
(-)
62229
(+3)
193
(-)
34
(+1)
44
(-)
0.229
(↓0.001)
2.100
(↑0.03)
3
(1↓)
DeNA
44401 0.524
(↓0.006)
1.5
(↓1)
58289
(-)
280
(+3)
55
(-)
45
(-)
0.251
(-)
2.880
(-)
4
(-)
阪神
42405 0.512
(↓0.007)
2.5
(↓1)
56250
(+3)
239
(+4)
32
(-)
27
(-)
0.224
(-)
2.300
(↓0.03)
5
(-)
中日
37446 0.457
(-)
7
(↓0.5)
56206
(-)
276
(-)
37
(-)
26
(-)
0.233
(-)
2.690
(-)
6
(-)
ヤクルト
34464 0.425
(-)
9.5
(↓0.5)
59286
(-)
296
(-)
54
(-)
40
(-)
0.234
(-)
3.330
(-)