DeNA(★0対3☆)広島 =リーグ戦13回戦(2024.07.17)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:森下 暢仁(7勝3敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝3敗24S))
敗戦投手:東 克樹(8勝1敗0S)

本塁打
【広島】シャイナー(1号・7回表3ラン)

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◆広島は両軍無得点で迎えた7回表、シャイナーの来日初本塁打となる3ランが飛び出し、先制に成功する。投げては、先発・森下が7回無失点の力投。その後は森浦、栗林の継投でリードを守り、森下は今季7勝目を挙げた。敗れたDeNAは、打線が7安打無得点とつながりを欠いた。

◆広島先発投手の森下暢仁はDeNA戦でよく打つ。同投手の打撃成績は通算203打数35安打の打率1割7分2厘だが、そのうちDeNA戦で38打数13安打の打率3割4分2厘。セ・リーグ内では最高打率を誇る得意相手だ。このカードでは昨年6月28日にプロ初本塁打、今年5月4日には猛打賞を記録。横浜スタジアムでも22年3月26日に適時安打を含む3安打をマークしている。相手先発のDeNA東とはプロ初対戦となるが、開幕8連勝中の左腕からも安打を打てるか。

◆広島-DeNA13回戦のスタメンが発表され、広島森下暢仁投手(26)がプロ入り初めて8番に起用された。今季はここまで投手ながら、打率3割6分を残している。

◆/7月にきた開花宣言\出場6試合、15打席目#シャイナー 来日第1号ホームラン?プロ野球(2024/7/17)??DeNA×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #carp pic.twitter.com/GvrArsV3Dw

◆DeNA東克樹投手(28)の連勝記録が途切れた。両軍無得点の7回、広島上本と小園の連打で無死二、三塁。そこから浅めの外野フライ2つで2死とした。8番は投手の森下だったが、7番シャイナーと勝負することを選択。しかし、149キロ直球をバックスクリーン左に運ばれた。痛恨の先制3ランにがっくりと肩を落とした。7回6安打3失点で降板。26試合連続クオリティースタート(6回以上自責3以内)は継続も、8回1失点で黒星を喫した昨季最終戦以来、16試合ぶりの今季初黒星となった。東は「リズム良く投げていた中で、最後、勝負することを選び、最悪な結果になってしまい申し訳ないです。投手戦の中で3失点してしまったので、次回は粘れるようにしたいです」と反省した。これで記録ずくめの連勝記録がストップした。勝てばハーラー単独トップの9勝目はお預け。開幕からの連勝は8で止まり、58年金田正一(国鉄)以来66年ぶりとなる左腕開幕投手の開幕9連勝はならなかった。さらに横浜スタジアムの連勝記録も巨人斎藤雅樹に並ぶ11連勝でストップした。打線は広島先発の森下を攻略できず。3~5回と3イニング連続で先頭打者が出塁するも凡退や犠打失敗などで、ことごとくチャンスを逸した。シャイナーに3ランを浴びる直前の6回には、2死満塁で度会が空振り三振に倒れるなど、7回6安打で無得点に封じられ、先発東を援護できなかった。

◆DeNA東克樹投手(28)の歴史的な連勝記録が途切れた。広島先発森下との投手戦で両軍無得点の7回2死二、三塁。7番シャイナーとの勝負を選択も、内角を狙った149キロ直球が甘く入り決勝3ランとされた。開幕からの連勝が8で止まり、ハマスタでの連勝も11でストップ。「一番最悪な結果が起こってしまった。甘さがあったかなと。また後半戦、役割を果たせるように調整したい」と前を向いた。DeNA三浦監督(打線が援護できず、東が今季初黒星)「あれだけの投手でも失投はありますし、それを見逃さずに打たれたというところですね。(援護できず)東にとっては苦しい展開でしたし、申し訳なかったと思います」

◆広島森下暢仁投手(26)がDeNA東との投げ合いに勝利した。7回6安打無失点の力投で7勝目を手にした。3回2死一、二塁もオースティンを空振り三振。6回2死満塁も度会に空を切らせた。「(東に)負けが付いていなかったですし、勝ちたいなと思って投げました。長打を打たれずにシングルヒットで終われたのが良かったのかな」。プロ入り初めて起用された8番では3打数無安打だった。

◆本塁打ゼロだった広島の助っ人ジェイク・シャイナー内野手(28)が、DeNA東の連勝記録を止めた。0-0の7回だ。無死二、三塁の好機が2死二、三塁となって迎えた打席。1ボールからの直球を捉えた打球は中堅方向へ伸び、そのままスタンド最前列に吸い込まれた。ダイヤモンドを1周すると、ベンチから飛び出したナインから手荒い祝福。チームメートも驚く初弾が、勝利に導いた。「今日1日、打てる自信はありました。1軍に上がって来てから調子も上がってきた感覚があった」。昨季3A30発の打棒は、影を潜めていた。オープン戦で45打数5安打。本塁打どころか、適時打も1本もなかった。開幕2戦目に右手中指骨折。実戦復帰しても2軍で打率1割7分1厘と、結果は出なかった。得点力不足のチーム事情から10日に1軍昇格も、前日まで3試合で1安打だった。だが、開幕戦で二塁打を記録していた東から来日初のマルチ安打。5回の左前打では二塁を狙った走塁でアウトとなるも、攻めの姿勢は感じられた。新井監督は「一生懸命、真面目に取り組む。今日の本塁打を自信にしてもらいたいし、またどんどん打ってもらいたい」と笑った。生まれ育った街のホームランバッター、ボンズに憧れた。自身は野球エリートではない。短大に進み、消防士への道を考えた時期もある。海を渡った日本でも、ノーステップ打法に変えるなど苦しんだ。「長打でダメージを与えることができた。今後もそういう機会があればしっかりと続けていきたい」。ようやく、自信をつかみつつある。遅れて戦力となった助っ人のバットが、勝率5割以上でのシーズン折り返しを決めた。【前原淳】

◆シャイナーの来日初本塁打が決勝弾となり、勝率5割以上でシーズン折り返しを決めた。試合は森下とDeNA東の投手戦に。森下は3回2死一、二塁からオースティン、6回2死満塁では度会を空振り三振に切った。7回6安打無失点で7勝目。8回以降は森浦、栗林とつないだ。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-シャイナー選手が目の覚めるような1発新井監督 興奮しましたね。エキサイティングなホームランでした。-無死二、三塁から2死二、三塁となった状況的にも大きな1発新井監督 その通り。何とかランナーをかえしてくれと。打つしかない状況だったのでね。何とかシャイナー、かえしてくれと思っていたら最高のホームランを、エキサイティングなホームランを打ってくれました。でも、森下が本当に今日も素晴らしいピッチングだった、森下のピッチングがシャイナーのホームランを呼んだのかなと。それくらい素晴らしいピッチングでした。横で見ていても、真っすぐが糸を引いていた。いつもいいけど、今日は特にすごい真っすぐを投げているなと感じました。-8番起用について新井監督 (DeNA東は)8勝0敗でしょう。タフなピッチャーなのでどうしようかと思ったけど、いろんなシチュエーションを想定して、今日は8番に森下を入れてみようと。いろいろやってみたいなと思った。-8回、森浦投手の投球も大きい新井監督 本当に森浦、今年ずっと素晴らしいピッチングなのでね。昨年すごく悔しいシーズンだったと思うので、彼には「今年も期待しているぞ」とキャンプのときに言ったんだけどね。本当、期待通りのピッチングしてくれた。安心して彼をコールしています。-東投手に黒星を付けた新井監督 今日の勝ちというのはすごく大きいと思う。こちらも森下だったので、何としても勝ちたいと思っていた。アタマを取られて、昨日は雨で中止。今日は何としてもと思っていた。選手もそういう気持ちでいてくれていたと思う。みんなの頑張りで勝てたのかなと思います。

◆石塚英彦(62)と、にしおかすみこ(49)がハマスタに来場した。「キッズSTAR☆NIGHT 2024 Supported by J:COM」として行われた一戦で、J:COMチャンネル「ジモトに乾杯!居酒屋石ちゃん」に出演する2人が登場し、石塚は始球式でワンバウンド投球も披露した。石塚は試合前に三浦監督と交流したことを明かし「わざわざ本番前に来てくれて。ちょっと前に始球式をした時に、三浦監督からピッチングを細かく指導いただきまして。ここで手を返すみたいな。いろいろ指導いただいたご縁があったと思います。ベンチの選手たちも『まいう~』って!感謝でしかなかったです。選手全員がかっこいいですね!」と振り返った。間近で見守ったにしおかは「大先輩ですけど、よくやったと。間近で見させていただいて思いました。盛り上がりましたものね!(球場の雰囲気も)本当に感動で。急にベイスターズファンになりました!」と話した。

◆広島が無失点リレーで競り勝ち、2位に浮上した。森下はピンチで踏みとどまり、7回6安打無失点で7勝目。0―0の七回にシャイナーが来日1号の3ランを放ち均衡を破った。DeNAの東は援護がなく、今季初黒星を喫した。

◆開幕から8連勝をマークしていたDeNAの東に土がついた。0―0の七回は、上本と小園の連打に失策が絡んで無死二、三塁。浅い飛球を続けて打たせて2死までこぎつけたものの、シャイナーに真ん中に入った速球を中越え3ランとされた。次は投手の打順だっただけに「勝負を選んで最悪な結果になってしまった」と両手を膝についてうなだれた。打線は三、四、六回と得点圏に走者を進めながら、あと一本が出なかった。三浦監督は「先に点が取れていれば、もっと楽に投げられたはず。苦しい展開にして東に申し訳ない」と話した。DeNA・小杉投手コーチ「(東に)白黒つくまで投げる気持ちだっただろうし、ベンチも任せていた。シャイナーとの勝負で意思統一はできていた」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
44375 0.543
(↑0.005)
-
(-)
57253
(+4)
223
(+3)
48
(-)
39
(-)
0.238
(-)
2.430
(-)
2
(1↑)
広島
41364 0.532
(↑0.006)
1
(-)
62229
(+3)
193
(-)
34
(+1)
44
(-)
0.229
(↓0.001)
2.100
(↑0.03)
3
(1↓)
DeNA
44401 0.524
(↓0.006)
1.5
(↓1)
58289
(-)
280
(+3)
55
(-)
45
(-)
0.251
(-)
2.880
(-)
4
(-)
阪神
42405 0.512
(↓0.007)
2.5
(↓1)
56250
(+3)
239
(+4)
32
(-)
27
(-)
0.224
(-)
2.300
(↓0.03)
5
(-)
中日
37446 0.457
(-)
7
(↓0.5)
56206
(-)
276
(-)
37
(-)
26
(-)
0.233
(-)
2.690
(-)
6
(-)
ヤクルト
34464 0.425
(-)
9.5
(↓0.5)
59286
(-)
296
(-)
54
(-)
40
(-)
0.234
(-)
3.330
(-)