日本ハム(☆5対4★)楽天 =リーグ戦12回戦(2024.07.16)・エスコンフィールド北海道=
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楽天
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日本ハム
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勝利投手:池田 隆英(1勝0敗0S)
敗戦投手:則本 昂大(1勝1敗20S)

本塁打
【楽天】阿部 寿樹(3号・2回表ソロ),浅村 栄斗(8号・6回表2ラン)
【日本ハム】レイエス(8号・7回裏3ラン)

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◆日本ハムがサヨナラ勝利。日本ハムは3点を追う7回裏、郡司の適時打とレイエスの3ランで逆転する。その後同点を許すも、延長10回に田宮の適時二塁打が飛び出し、試合を決めた。投げては、6番手・池田が今季初勝利。敗れた楽天は、救援陣が振るわなかった。

◆/日本の水に慣れてきた\一撃でひっくり返す#レイエス 逆転3ランホームラン?プロ野球(2024/7/16)??日本ハム×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/Jiwc1PCtVq

◆日本ハムが誇る、かわいさ満点の同学年「ゆあらま」コンビが自力V消滅危機からチームを救った。延長10回に先頭の奈良間大己内野手(24)が楽天守護神の則本を強襲する内野安打で出塁。一塁へ、ヘッドスライディングした奈良間はベースを右拳でたたきながら絶叫。一気にサヨナラムードを高めて、2死二塁から決めたのは途中出場の田宮裕涼捕手(24)だ。捉えた打球は中堅方向へ伸びた。「抜けてくれ」。ファンの大歓声も乗り移ったかのような打球は、名手辰己の頭上を越えていった。「奈良間が気合のヘッドスライディングを見せてくれたので、回ってきたらかえしたいなと思って打席に入りました」と5月22日オリックス戦でのサヨナラ犠飛に続く、今季2本目のサヨナラ打に歓喜した。サヨナラ勝利直後。エスコンフィールド恒例のファンとの一丁締めでは奈良間が「サイコー、サイコー、サイコーで~す!」と再び絶叫。田宮も「僕もとてもうれしいです」と"ゆあスマイル"。「なかなか打てないときやチームが勝てないときもあったんですけど、1試合1試合全力でやるだけ」。普段から仲がいい「ゆあらま」の連動で、チームは1日にして勝率5割に復帰した。【木下大輔】

◆楽天はクローザー則本昂大(34)が打たれ、延長10回サヨナラ負けし、連勝が4で止まった。6回まで3点あったリードをひっくり返された。7回に3番手で登板した酒居知史が走者をため、続いて登板した左腕ターリーが日本ハム・レイエスに逆転3ランを浴びた。打線は2日連続の2ケタ安打と奮起しただけに、今江監督は「打線はいい形で来ている。あの1球というところ。酒居は連戦続きで負担がかかっていたので、あれ以上の球数は(投げさせられない)。こちらの責任」と話した。

◆勝利を呼ぶ雄たけびセットアッパー日本ハム池田隆英投手が復活勝利だ。延長10回に登板して3者凡退。ほえて、チームに気合を注入してサヨナラ劇につなげた。右肘痛で開幕から出遅れ、7月から1軍へ昇格した右腕は「うれしいです」と笑顔。2日の今季初登板からチーム12試合のうち、7試合目の登板での白星に「ちょっと登板が多くなって何かが起きるのは防いでいきたい」と冷静に話した。

◆日本ハム先発山崎福也投手は5回2/3で104球を投げ9安打3失点で降板し、球宴前ラスト登板で白星はつかめなかった。2回先頭の阿部に先制ソロを浴び、6回無死一塁で浅村に左中間2ランで追加点を奪われた。黒星は免れたが「先発投手として役割を果たせませんでした。連戦中だったので、もっと長いイニングを投げたかったのですが負担をかけてしまいチームに申し訳ないです」。前半戦は6勝3敗で終えた。

◆日本ハムは7回の守備から途中出場した奈良間大己内野手(24)が、サヨナラ勝ちをお膳立てした。延長10回、楽天守護神の則本のグラブを弾く内野安打を放ち一塁へ決死のヘッドスライディング。ベースを何度もたたいて喜ぶと、最後は田宮の適時打で、サヨナラの生還。「なかなか結果が出ていなかったので、何とかしたいと思っていた。ヘッドスライディングはグラブに当たってピッチャーと競争になると思ったので」と振り返った。

◆まよわ~ずに~レ~イエ~ス! 日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が流れを変える1発を放った。2点を追う7回2死一、二塁で一時逆転となる8号3ラン。迷わずに先発起用を続けた新庄剛志監督(52)の期待に応えた。8回に追いつかれるも、この本塁打で勢いがつき、田宮裕涼捕手(24)の決勝打で延長10回サヨナラ勝ち。負ければ自力優勝消滅の危機だったが、踏みとどまって勝率を5割に戻し、3位タイに再浮上した。レイエスが貴重な1発で、チームを救った。2点を追う7回2死一、二塁、楽天ターリーの高めチェンジアップを振り抜くと、打球はぐんぐん伸び、左翼ポールを直撃した。「チェンジアップを待っていて。でもストレートも来るかなぁとも思ってたけど、実際にチェンジアップが来て、しっかり打てました」。迷わずに、狙い球を捉えた。調子を上げるまでの時間に、余計なものなど、なかった。新庄監督はリーグ序盤、対応に苦しむ助っ人を5月から約1カ月、2軍調整させ、打席数を消化することで感覚を取り戻させようと試みた。「これから彼がキーポイントになる」と6月15日に再び1軍に呼び戻すと、同21日に来日初の満塁弾。直近は13日ソフトバンク戦から4戦3発の大当たりだ。指揮官は「シーズン終わりに、58本ぐらい打つんじゃないかな。打てない? いや分からないじゃないですか。絶対はないんで」。さすがに"101発"は厳しいが、その半分ぐらいの爆発を予言した。1軍に戻ってからは、出場23試合中18試合でスタメン出場。レイエス自身「僕が好調な理由は打席数を与えてもらっているから。1試合にしっかり継続した打席数をいただいていることによって調子も良くなっている」。2軍で日本の配球に慣れ、さらに指揮官からコンスタントに1軍での出場機会を与えられることで、メジャー108発の実力が、花開いてきた。明るくてまじめでパワフルなドミニカンは常々、こう話している。「人生は何事も1回失敗して終わるのではなく、何度も繰り返しトライすることで改善する。試合に出て学びがあって、改善がある」。何度も打つよ、残さず打つよ。ここからレイエス弾が、あふれ出す。【永野高輔】

◆日本ハム田宮裕涼捕手(24)が自信を取り戻した。延長10回2死二塁。「抜けてくれ」と願った打球が中堅辰己の頭上を越えた。今季2度目のサヨナラ打。仲間にもみくちゃにされ、久しぶりに心の底から"ゆあスマイル"が輝いた。前夜は悔しい思いをした。スタメンマスクで今季チームワーストの16失点。「ちょっと寝不足気味で今日はちょっと目がおかしい」。ゆっくり眠ることもできなかった。スタメンマスクの直近10試合でチームは2勝7敗1分け。「大量失点で負けてしまったらピッチャーだけじゃないなっていう責任を感じている」と人知れず苦しんでいた。春先から好調だった打撃も直近2試合は8打席で6三振と悩んでいた。「スイングがおかしかった。今日の練習は一番ひどかった」。修正できないまま試合は始まったが、途中出場で9回に左前打。吹っ切れてサヨナラ打につながった。負ければ自力V消滅だった瀬戸際でニュースターが活躍し、チームも3位タイ浮上で勝率5割に復帰。新庄監督も「すごい山田コーチに(守備を)言われ、打撃も調子を崩してきた中で、彼自身が今日をきっかけに前半(春先)のような活躍をします」と断言。田宮も「もう1回しっかり自信を持ってやっていきたい」と話した。【木下大輔】

◆楽天の阿部が二回、得意としている山崎から先制のソロ本塁打を放った。甘く来た直球を捉えて左中間に運んだ3号を「打つことができて良かった」と振り返った。山崎には昨季が3打数で1本塁打を含む3安打で、今季も前回対戦まで5打数2安打。今回も第1打席から好相性を発揮し、四回の2打席目では四球を選んだ。最近はルーキー中島の左翼での先発起用が増えており、34歳のベテランにはなかなか出場機会がなかった。1週間ぶりの出番は今季3度目の三塁先発で訪れ、しっかりと好結果で応えた。

◆「4番・DH」で先発出場の日本ハム、フランミル・レイエス外野手(29)が1-3の七回2死一、二塁で逆転の8号3ランを放った。4番手・ターリーの代わり端を捉えた。1ストライクから135キロのチェンジアップを一閃。左翼ポール直撃の逆転弾を放ち、雄たけびを上げた。

◆日本ハムがサヨナラ勝ち。4―4の延長十回2死二塁で田宮が中越えに二塁打を放って試合を決めた。逆転した直後の八回に追い付かれても河野らが踏ん張り、池田が今季初勝利。則本が初黒星を喫した楽天は連勝が4で止まった。

◆日本ハム・池田隆英投手(29)が6番手として延長十回から登板し、1回1奪三振、無失点。その裏の攻撃でチームがサヨナラ勝ちを決め、今季初勝利をマークした。「1人ずつ(抑えていく)という感じでした」先頭の5番・フランコを捕ゴロに打ち取り「先頭を抑えられたのはよかった」。続く山田は137キロのカットボールで空振り三振、7番・小深田を遊ゴロに仕留めた。今季初白星を挙げ「素直にうれしいです」と8年目右腕。「1回離脱している分、しっかり投げていきたいと思います」と視線を上げた。(加藤次郎)

◆強く振り抜いた打球は中堅手の頭上を越えた。4-4の延長十回2死二塁。日本ハム・田宮裕涼(ゆあ)捕手(24)がサヨナラ二塁打を放ち、チームを3位タイ浮上に導いた。「本当にうれしい。抜けてくれと思いながら走りました」則本が投じた151キロの直球をフルスイング。5月22日のオリックス戦のサヨナラ犠飛以来となる劇打に笑みを浮かべた。プロ6年目で初めてオールスター戦に選出されたが、このところ調子を落とし、直近3試合は11打数1安打、6三振。この日は七回の代走からの出場で、九回に良い兆候という逆方向への左前打を放ち「自分のスイングが全然できていなかったけど、それが今日戻った」とうなずいた。チームは今季5度目のサヨナラ勝ち。殊勲の左打者は「もう1回しっかり自信を持ってやっていきたい」と力強く語った。(加藤次郎)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
52283 0.650
(↑0.004)
-
(-)
60345
(+4)
217
(+1)
54
(-)
60
(-)
0.256
(-)
2.400
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
44346 0.564
(↓0.007)
7
(↓1)
59306
(+1)
291
(+4)
42
(-)
36
(-)
0.253
(↓0.001)
3.120
(↓0.01)
3
(-)
楽天
40402 0.500
(↓0.006)
12
(↓1)
61286
(+4)
325
(+5)
39
(+2)
58
(-)
0.247
(↑0.001
3.670
(↓0.02)
3
(1↑)
日本ハム
39395 0.500
(↑0.006)
12
(-)
60287
(+5)
291
(+4)
51
(+1)
60
(+1)
0.243
(-)
2.990
(-)
5
(-)
ORIX
40412 0.494
(↑0.006)
12.5
(-)
60248
(+2)
247
(+1)
31
(-)
35
(-)
0.240
(↓0.001)
2.660
(↑0.02)
6
(-)
西武
25571 0.305
(↓0.004)
28
(↓1)
60184
(+1)
291
(+2)
32
(-)
46
(-)
0.206
(-)
3.140
(↑0.02)