ソフトバンク(☆4対1★)ロッテ =リーグ戦14回戦(2024.07.16)・みずほPayPayドーム福岡=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:有原 航平(9勝4敗0S)
(セーブ:松本 裕樹(2勝1敗3S))
敗戦投手:メルセデス(2勝5敗0S)
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◆ソフトバンクは0-0で迎えた5回裏、山川と正木の適時二塁打で3点を挙げ、試合の均衡を破る。続く6回には、吉田のプロ初打点となる犠飛でリードを広げた。投げては、先発・有原が7回1失点8奪三振の力投で今季9勝目。敗れたロッテは、打線が振るわなかった。

◆ソフトバンク有原航平が得意のロッテ戦に先発。ロッテ戦は日本ハム時代に18勝7敗、ソフトバンク移籍後は4勝0敗で、通算では22勝7敗。勝率7割5分9厘はパ・リーグカード別で最高を誇り、19年5月30日からシーズンを挟んで9連勝中だ。今日も白星を挙げて自身初の同一カード2桁連勝をマークできるか。

◆ソフトバンク甲斐拓也捕手(31)が、守備妨害によりアウトを宣告された。0-0の2回。正木と柳町が連続四球で無死一、二塁のチャンスを作った。甲斐は2球目に送りバントを試みたが、打球がフェアゾーン内で一塁へ走りだす甲斐の体に直撃。福家球審は場内アナウンスで「フェアテリトリ(フェア地域またはフェアゾーン)で打球が当たりました。アウト。1アウト走者一、二塁で試合を再開いたします」と説明した。その後は牧原大が遊ゴロで、2死一、三塁と変わり、今宮は中飛に倒れて無得点に終わった。

◆パ・リーグ首位のソフトバンクが連敗を3で止めた。先発の有原航平投手(31)が7回5安打1失点でハーラートップ9勝目。対ロッテ戦は日本ハム時代の19年5月30日から10連勝となった。打線は5回に3点を先制。1死二、三塁で4番の山川穂高内野手(32)が左中間に2点適時二塁打を放ち、2死二塁で6番の正木智也外野手(24)にも右中間適時二塁打が飛び出した。負けていれば今季初の4連敗、2位ロッテと5ゲーム差になるピンチだったが、首位チームの意地を見せた。

◆2番DHで先発出場したソフトバンク吉田賢吾捕手(23)がプロ初打点を含む2安打1打点と活躍した。3点リードの6回裏。1死二、三塁から左犠飛でダメ押し点を挙げた。「打点を取るのが僕の仕事と思っている。今後も打点にこだわっていきたい」。初回の第1打席は内角への厳しい球をしぶとく捉え、右前打。5回には先制点をアシストする左前打を放ち、マルチ安打。2年目のスラッガーが、期待以上の奮闘ぶりだった。

◆パ・リーグ首位のソフトバンクが連敗を3で止めた。先発の有原航平投手(31)が7回5安打1失点でハーラートップ9勝目。対ロッテ戦は日本ハム時代の19年5月30日から10連勝となった。苦境を救ってこそ、エースだ。ソフトバンク有原がチームの連敗を3で止め、ハーラー単独トップの9勝目を手にした。「僕自身、前半戦は最後の登板になるので、いい形で終わりたかった。今日は絶対に勝つ、それだけを思っていました」。7回109球を投げ、5安打1失点。8三振を奪い貫禄の投球を披露した。7月に入り、チームは黒星が先行。前回9日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では敗戦投手になり、自身の連勝も5でストップした。それ以上に週アタマの星を落とし、チームに流れを持っていけなかった悔しさもあった。この日は150キロ超の直球にチェンジアップ、ツーシームなどの変化球を効果的に使い、しっかり要所を締めた。5回に3点を先制。直後の6回表。藤岡、佐藤、ソトをきっちり3人で切った。対ロッテは19年からこれで自身10連勝。「後半戦も大事な試合はある。しっかり頑張りたい」。背番号17は、しっかり口元を引き締めた。

◆ロッテ安田尚憲内野手(25)は"ソト先生"の教えで結果を出した。5回の第2打席で右前打を放つ。7回2死一塁の場面ではフルカウントから左中間を破る適時二塁打で7試合ぶりの打点をつけた。「1打席目からいいタイミングで入っていた気がした。2打席目、3打席目といい形でつなげていくことができた」とうなずいた。前日の試合前にはチームメートで現在パ・リーグ打点トップのネフタリ・ソト内野手(35)からアドバイスをもらった。「すごいバッターですし、引き出しも多いので、ティーバッティングのルーティンとか取り入れながらやっていました。ソトさんと福浦さんの2人に教えてもらって、ちょっといい感じになってきた」と直近2試合で手応えを感じている。吉井理人監督(59)も「昨日からタイミングの取り方変えたみたいで、もしかしたらまぐれかもしれないですけど、また明日スタメンで出るのでどんな具合かしっかり見てみたいと思います。今日に関してはよくやった」とたたえた。安田は「今日はいい結果になったので、明日からしっかり引き続きやっていきたい」と気を引き締めた。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が、今季ワースト4連敗の危機からチームを救った。0-0の5回1死二、三塁で左中間に先制&決勝の2点適時二塁打。本拠地での打点は1カ月ぶりで、シーズンの猛打賞は約2カ月半ぶりだ。6月に続き7月も月間打率1割台と苦しむが、復調の兆しを披露。4番の働きで、負ければ5ゲーム差に縮まっていた2位ロッテとの直接対決2戦目を制した。小久保監督の一問一答は以下の通り。-山川が先制2点打など、猛打賞の活躍小久保監督 今日は軽く振っている感じがしました。あれぐらいでも十分飛ぶ。最終打席はまたホームランを狙いにいって強振していましたけど、今日ぐらいの軽さでいいのではないかという風には見えました。-2番に抜てきした吉田は5回に安打。山川の先制打につなげた小久保監督 今日のポイントは吉田です。あそこ(0-0の5回無死一塁)はバントは全然考えてない中で、しっかりつないだ。栗原はノーアウト一、二塁でバントにしようかなと決めていた。あのへんはうまく対応してくれましたね。-8回から継投。ヘルナンデス、松本裕が無失点小久保監督 (8回は)先頭から始まるイニングで、左(打者)がずっと続いているのもあった。ヘルナンデスがずっと空いてるのもあった。今日は主力が活躍して勝ちました。

◆ロッテは天敵のソフトバンク先発有原の前にこの日も敗れた。球審のストライクゾーンの傾向を把握した絶妙な内角攻めに、ロッテ打線は手が出ない。7回まで8つの三振を奪われて1得点にとどまった。中村奨が通常よりバッターボックスの内側に立つも、かまわず内角攻めで三振を奪われた。吉井監督も「コントロールいいですよね。右バッターの外の出し入れができる子で、横の変化も縦の変化もしっかり使える。あと、持っているエンジンが大きいのでなかなかへばらない」と投手目線で分析した。「選手は落ちる球の軌道がすごく分かりづらいらしくて。そこの見極めが難しくて、来たと思ったらスコンって落ちたりっていうふうに言ってます」と話した。対有原は19年5月30日から10連敗となり、ゲーム差は再び7に開いた。指揮官は「うちの子たちは有原、苦手ですね。でも毎回毎回やられてたらバカみたいなんで、攻略法見つけてやっつけたい」と仕返しを誓った。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が、今季ワースト4連敗の危機からチームを救った。0-0の5回1死二、三塁で左中間に先制&決勝の2点適時二塁打。本拠地での打点は1カ月ぶりで、シーズンの猛打賞は約2カ月半ぶりだ。6月は月間打率1割台と苦しんできたが、復調の兆しを披露。4番の働きで、負ければ5ゲーム差に縮まっていた2位ロッテとの直接対決2戦目を制した。珍しいヒーローインタビューだった。「先制打の場面の意識」を問われた山川は「こういう意識です。こう」となにやら足腰を動かす。言語化を依頼されると「なんて言えばいいんだろうな...お尻からです。こうです」と左足を前に出すような同じ動作を繰り返した。「バッティングは技術」とブレない、山川らしいお立ち台だった。上位3人が必死でつないだ。0-0の5回に1番今宮が左前打。プロ初の先発2番起用となった2年目の吉田も、左前打で続いた。強力クリーンアップの一角、3番栗原は犠打成功。1死二、三塁で、ロッテ・メルセデスのスライダーを左中間に運んだ。「こうすれば打てると思ったので」。山川はまた、足腰を動かす。それほど深く、技術にこだわる。「打ちたいと思って打てる世界じゃない。やっぱり技術があって、その技術がかみ合わないと」。6月15日の阪神戦以来、1カ月ぶりの本拠地打点で試合を決めた。研さんを欠かさない。西武時代の22年、41本塁打で本塁打王に輝いた。当時のインパクトの瞬間をスロー映像にして見直し「簡単に言えば(バットが)下から出ていた」と分析。「今を見ると(バットが)横に回っている。そうなると後ろで打つか前で打つかしかできなかった。そういうのを練習から意識して」。微修正を繰り返し、4月30日以来今季3度目の猛打賞も記録。特に第2打席の右中間越え二塁打は"らしい"打球で「(打ったのは)外側の球。これをセンターに打てたっていうのはやっぱりデカい」と満足そうだった。負けていれば今季最長4連敗、さらには2位ロッテが5ゲーム差に迫る大事な一戦で、チームは白星を飾った。小久保監督も「今日は主力が活躍して勝ちました」とうなずいた。1勝1敗で迎える17日のカード3戦目。5カードぶりの勝ち越しで、再び波に乗る。【只松憲】王会長(山川の3安打の活躍に笑顔で)「昨日から感じをつかんでいたようだからね」松本裕(9回を3人で締め、3セーブ目)「これまでは今まで以上のボールを投げようという気持ちがあったので、それをなくして普段通りの投球を、と思って投げた。気持ちの部分で修正した」正木(5回の適時二塁打で3点目をたたき出す)「打ったのはまっすぐです。前の打席内容(空振り三振)を考え、逆方向へ意識を修正しました。イメージ通りの打撃を実践できた」

◆パ・リーグ首位のソフトバンクが連敗を3で止めた。先発の有原航平投手(31)が7回5安打1失点でハーラートップ9勝目。対ロッテ戦は日本ハム時代の19年5月30日から10連勝となった。8回に登板したヘルナンデスが3三振を奪い、今季初登板の4月29日西武戦から25イニング連続奪三振。連続イニング奪三振の記録は15年サファテ(ソフトバンク)の43イニングだが、シーズン初登板からは22年佐々木朗(ロッテ)に並び最長となった。これで同投手は今季25イニングを投げ45奪三振となり、奪三振率16・20の驚異的な数字を残している。

◆ロッテ・高野脩汰投手(25)が17日のソフトバンク戦に先発する。この日の試合前に入念にキャッチボールをするなどして調整し「先発は2回目となりますが、初先発の時よりも落ち着いて投げることが出来るかなと思っています。自分なりに前回の先発で得た収穫や反省点があるので、そこをしっかり生かしながら投げたいと思います」と意気込んだ。島根・出雲商高から関大、社会人の日本通運を経て入団2年目。真上から投げ下ろし、最後は捕手から目線が外れる独特なノールック投法が特徴の左腕だ。1年目は救援として7試合に出場し、今季途中から先発に挑戦。4月24日のソフトバンク戦ではプロ初先発し3回3安打2失点だった。6月15日の中日戦ではブルペンデーに2番手で登板し、2回途中を3安打無失点、5奪三振の快投で初勝利を果たした。首位・ソフトバンクとの3戦目を任され「自分はコントロールタイプではないので、ゾーンにおもいっきり強いボールを投げて勝負したい。チームがいい形できているので、自分もチームの勝利にしっかりと貢献できるピッチングが出来るように頑張ります」と力をこめた。また7月7日の西武戦に先発した4年目右腕の中森も出場選手登録を抹消されておらず、15日には調整のブルペン投球をしており登板が見込まれる。

◆ソフトバンクの山川が0―0の五回1死二、三塁で7月に入って初の適時打となる2点二塁打を放った。低めの球をすくい上げて左中間へ運び、3打席連続の安打。「つないでもらったチャンスを絶対に生かそうと思った。いい形で走者をかえす打撃ができて良かった」とうなずいた。第1打席の一回はあっという間に左翼フェンスに直撃する痛烈な安打。第2打席の三回も中越えの二塁打を放ち、状態の良さをうかがわせた。開幕から順調に本塁打を重ねていたが、6月は1本も打てずに「どん底だった。できることを一生懸命やっていく」と、もがき続けていた主砲が再び目覚めそうだ。

◆ソフトバンクが連敗を3で止めた。有原が要所を締め、7回5安打1失点で両リーグ単独トップの9勝目。打線は五回に山川の2点二塁打などで3点を先制し、六回にも吉田の犠飛で1点を加えた。ロッテは打線のつながりを欠いた。

◆ロッテ・高野脩汰投手(25)が17日のソフトバンク戦に先発する。試合後に吉井理人監督(59)は「高野らしいピッチングで、しっかりとバッターに向かって行ってほしい」と期待した。また吉井監督は7月7日の西武戦に先発した4年目右腕の中森も「ベンチに入ります」と明かし「2人でホークスをやっつけてほしい」と背中を押した。再び7ゲーム差となった首位・ソフトバンクとの対決で、カード勝ち越しを目指す。

◆ロッテは有原に封じられ、首位ソフトバンクとの前半戦最後の3連戦で連勝を逃した。六回まで散発3安打に封じられ、0―4の七回に安田の適時二塁打で1点を返すのがやっと。これで昨季から5戦全敗とまたも天敵に屈し、吉井監督は「うちの子たちは有原が苦手ですね」とため息をついた。これでゲーム差は再び7に広がった。17日は高野脩が先発し、先発要員の中森もベンチ入りする予定。監督は「2人でホークスをやっつけてほしい」と継投での勝利を思い描いた。

◆ロッテは敗れて、首位・ソフトバンクとのゲーム差は再び7となった。今季の打率・232と苦しむ安田尚憲内野手(25)が七回に唯一の得点となる適時二塁打を放った。ソフトバンク・有原の低め直球を捉えた一打。「追い込まれていたのでどんなボールでも対応できるように打席にたっていました。点が取れていなかったので1点は取れてよかった」とうなずいた。五回にも右前打を放っており2安打1打点だった。前日15日の試合前練習ではソトと福浦1軍ヘッド兼打撃コーチに打撃について相談する姿も。打席での頭の位置をブラさないことや、空振りを減らすために助言を仰ぎ、ソトには「すごいバッターですし、引き出しも多いのでティーバッティングのルーティンとか取り入れながらやっていました」と練習法を教わった。すぐさま結果に表れて「ソトさんと福浦さんの2人に教えてもらってちょっといい感じになってきた。また明日からもしっかり継続できるようにやっていけたら」と気を引き締めた。安田について吉井監督は「昨日からタイミングの取り方を変えたみたい。もしかしたらまぐれかもしれないですけど、また明日スタメンで出るので、どんな具合かしっかり見てみたい。今日に関してはよくやった」と評価した。

◆ソフトバンクの山川が約2カ月半ぶりの3安打をマークした。一回はあっという間に左翼フェンスに直撃する痛烈な安打を放つと、三回も中越えの二塁打。五回1死二、三塁では低めの球をすくい上げ、7月初の適時打となる左中間への先制2点二塁打とし「本当に内容が良かったので、そのままいきたい」と納得の表情で話した。開幕から本塁打を重ねていたが、6月は1本も打てない不振に陥った。自身が本塁打王に輝いた2022年の打撃映像を繰り返し見て、インパクトの瞬間を修正。「きょうみたいに球をつかまえられたら、自然と外野の頭を越える打球が増える」と復調の予感を漂わせた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
52283 0.650
(↑0.004)
-
(-)
60345
(+4)
217
(+1)
54
(-)
60
(-)
0.256
(-)
2.400
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
44346 0.564
(↓0.007)
7
(↓1)
59306
(+1)
291
(+4)
42
(-)
36
(-)
0.253
(↓0.001)
3.120
(↓0.01)
3
(-)
楽天
40402 0.500
(↓0.006)
12
(↓1)
61286
(+4)
325
(+5)
39
(+2)
58
(-)
0.247
(↑0.001)
3.670
(↓0.02)
3
(1↑)
日本ハム
39395 0.500
(↑0.006)
12
(-)
60287
(+5)
291
(+4)
51
(+1)
60
(+1)
0.243
(-)
2.990
(-)
5
(-)
ORIX
40412 0.494
(↑0.006)
12.5
(-)
60248
(+2)
247
(+1)
31
(-)
35
(-)
0.240
(↓0.001)
2.660
(↑0.02)
6
(-)
西武
25571 0.305
(↓0.004)
28
(↓1)
60184
(+1)
291
(+2)
32
(-)
46
(-)
0.206
(-)
3.140
(↑0.02)