1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 7 | 0 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:ペルドモ(1勝0敗0S) (セーブ:マチャド(2勝2敗16S)) 敗戦投手:松本 航(1勝5敗0S) |
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◆オリックスが接戦を制した。オリックスは1点を追う6回表、西川の適時二塁打で同点とする。そのまま迎えた延長10回には太田の適時打が飛び出し、リードを奪った。投げては、4番手・ペルドモが今季初勝利。敗れた西武は、8回の好機であと1本が出なかった。
◆西武は延長戦に敗れ、2連勝はならなかった。5回1死三塁から源田壮亮内野手(31)の中犠飛で先制。先発右腕の渡辺勇太朗投手(23)は5回まで無失点投球だったが、6回2死一、二塁から西川に同点の適時二塁打を打たれた。7回以降の終盤、両チームともに得点を奪えず、1-1のまま延長に突入した。10回2死二塁で、4番手右腕の松本航投手(27)が、太田にレフトの前に落ちるタイムリーを打たれ勝ち越しを許した。10回裏の攻撃ではマチャドの前に3者凡退に終わった。8回には得点圏に走者を置いて勝ち越しのチャンスもあったが無得点。接戦を落とし、渡辺久信GM兼監督代行(58)は「いい形はできたんだけどしっかり抑えられてしまった。こういう競り合いの中で、大事なところで打てるか打たれるかというところ」と勝負の分かれ目を挙げた。
◆オリックス太田椋内野手(23)が、またも勝負強さを発揮した。西武戦の延長10回に決勝打。2死二塁で西武松本の浮いてきた変化球を左前に運んだ。「ツーアウトから周平さんが出てくれた。延長だったので何とか1点と思って。最後、甘い球を仕留められて良かった」。不振の福田が食らいついた二塁打を何とか生かそうと、しっかり振り切った。打球は定位置の左翼の前で弾んだ。得点圏打率4割4厘と勝負強さが目立つ。「チャンスは自分のチャンスと、プラスにとらえて打席に立てている」。今季6度目の勝利打点は、7度の西川に次いでチーム2位。打線の中心になりつつある。6年目23歳と若いが、チーム内では「もう体は十分にできている」との声が上がる。コツコツと筋力トレーニングなどをやり続ける忍耐力はチーム屈指。スイングスピードの速さは紅林と並んで若手トップクラスだ。中嶋監督が2軍監督に就任した19年にプロ1年目だった「中嶋1期生」。過程を見てきた指揮官も、その成長ぶりに「何とかしてくれそうな雰囲気は持ってます」と目を細めた。太田は規定打席不足も打率3割目前。「最終的には、って感じ。3割いっちゃったら『打ちたい、打ちたい』が出ちゃいそうなので。今くらいが一番いいのかな」とほほえんだ。最下位西武相手の連敗を免れ、借金1に押し戻した。3位に0・5ゲーム差。17日に勝ち越して、球宴前最後のほっともっと神戸3連戦に臨みたい。【大池和幸】福田(延長10回に二塁打。自身6試合ぶり安打を放ち)「今日は1打席目から積極的に振れた打席が多かった。1打席ずつ課題を見つけることをしていれば、数字にとらわれない自分を作り上げられると思うので」▽オリックス田嶋(4年ぶりベルーナドーム登板で6回1失点。試合前まで通算防御率12・38と苦手の球場で好投)「昔と今じゃ、全然180度自分は違う。昔に比べたら、だいぶいい感じにいけたかなと思うんで、良かったです」
◆オリックスが一丸で西武に競り勝ち、負ければ自力V再消滅の危機で借金1に押し戻した。先発田嶋大樹投手が6回1失点でゲームメーク。中嶋監督はこの日も左腕の変化を感じ取っていた。「今日は半袖。そこが違うところ。『今日何すんの?』って言ったら、半袖着てたですね。暑さに合わせてきたと思うんですけどね。そんなに暑くなかったですね」と含み笑いで指摘した。最近は登板ごとにセットポジション→ノーワインドアップ→ワインドアップとカメレオンのように投法が変化。今回は長袖アンダーシャツから半袖に"衣替え"し、4年ぶりのベルーナドームに備えた。19年登板では乱闘が発生し、自身を含む3人が退場する泥仕合を演出。20年の前回登板は9失点するなど、同球場はプロ通算4戦で防御率12・38と大の苦手にしてきた。その中でも丁寧に、この日も振りかぶって制球良く投げ続けた。田嶋は「昔と今じゃ、180度自分は違う。昔に比べたら、だいぶいい感じにいけたかなと思うんで良かった」と胸を張った。リリーフ陣も4人が無失点でつないだ。延長10回には太田が決勝打。「ツーアウトから周平さんが出てくれた。最後、甘い球を仕留められて良かった」。不振の福田が2死から食らいついた二塁打に応えた。得点圏打率4割4厘と勝負強い。今季6度目の勝利打点は7度の西川に次いでチーム2位。打線の中心になりつつある。3位とは0・5ゲーム差。17日にカード勝ち越しを決め、球宴前最後のほっともっと神戸3連戦に臨みたい。【大池和幸】
◆オリックス・宮城大弥投手(22)がけがから復帰後初めて中6日で17日の15回戦に先発する。登板に向けてキャッチボールやショートダッシュなどで調整し、「(中6日でも)体は大丈夫。しっかり先発として仕事ができるように一生懸命やりたい」と意気込んだ。左大胸筋の筋損傷から復帰した6月27日のソフトバンク戦(京セラ)では5回無失点の好投で白星。けが明けということも考慮されて、中12日の間隔を空けて登板した今月10日の同戦(同)では7回112球を投げ、2失点も勝ち負けはつかなかった。ベルーナドームでは今季初登板で西武とも初対戦。「(相手打線は)連打も、長打もある。そういうところをしっかり注意しながら、防げる点数を防いで、いい形を持ってこれたら」と警戒した。
◆オリックス・西川龍馬外野手(29)が同点タイムリーを放ち、試合を振り出しに戻した。0―1の六回に2死一塁で紅林が12球粘って四球をもぎ取って一、二塁と好機を拡大。ここで西川が西武先発の渡辺の甘く入ったスプリットを右翼線にはじき返して適時打とした。なおも二、三塁で宗は一ゴロに倒れて勝ち越しとはならなかった。チームは15日に今季13度目の零封負け。西川のタイムリーで17イニングぶりに得点を記録した。
◆好調の西武・源田壮亮内野手(31)が五回に先制犠飛を放った。0-0の1死三塁から左中間方向に飛距離十分の犠飛をマークし「勇太朗(渡邉)がいいピッチングをしているので、先取点を取れてよかった」と振り返った。前日の4安打固め打ちに続いてこの日も2安打1打点をマーク。7月はこの日まで打率・417と気を吐いている。
◆オリックスは延長戦で打線が執念を見せて競り勝った。先発の田嶋は4年ぶりの登板となったベルーナで6回1失点と力投。打線は六回に西川の右翼線への適時二塁打で同点に追いついたが、七回以降は無得点と沈黙した。試合は延長戦に入り、十回に2死から好機が訪れる。福田が左翼線二塁打で出塁。続く太田が左前に落として勝ち越しに成功した。最後は守護神・マチャドが1点のリードを守り切り、勝利をもぎ取った。
◆オリックスが延長戦を制した。0―1の六回に西川の二塁打で追い付き、十回2死二塁から太田の適時打で勝ち越した。今季途中に加入した4番手のペルドモが初勝利。十回はマチャドが締めた。西武は好機で決定打が出なかった。
◆西武は五回の源田の犠飛による1点止まりで競り負けた。渡辺監督代行は「チャンスがあったので一本出れば、もうちょっと(点を)取れたんだけど」と悔やんだ。同点の八回は1死二塁の好機をつくったが、西川が右飛、続く4番の山村が三ゴロに倒れた。勝負どころで若手から快音が響かず、監督代行は「八回もちょっといい形はできたんだけど、しっかり抑えられてしまった」と話した。
◆左前で白球が弾むと、ベルーナドームにオリ党の歓声がこだました。チームの打点王が、連敗を阻止する決勝打。オリックス・太田はベンチに向かって右手を突き上げ、感情を爆発させた。「本当に投手陣が最少失点で頑張ってくれていたので、何とか取りたいと思っていた」1―1の延長十回、2死から福田が左翼線にポトリと落ちる二塁打で出塁。続く太田は松本の高めのカットボールを逃さず捉えて勝ち越した。「最後に甘い球がきて、それを仕留められて良かった」。これで今季の決勝打は西川に次ぐチーム2位の6本目。打点はチームトップの31と打線を支えている。中嶋監督が「何とかしてくれそうな雰囲気は持っている」と成長に目を細めれば、太田も「ベストを尽くせるようにやっている。しっかり結果が出ているのでうれしい」と手応えをにじませた。前日15日はリーグワーストとなる今季13度目の零封負け。直近5試合で3試合の零敗を喫しており、活発な打線とはいえない状況のなかで6年目の23歳が頼もしい。打率は規定打席に未到達ながら・299と大台は目前。得点圏では驚異の・404だ。「チャンスだとプラスに捉えて打席に立てている。3割にいったら、打ちたい(という欲)が出ちゃいそうなので。今くらい(の精神状態)が一番いい」と笑い飛ばした。「なかなか点が取れていないので、もっと点が取れるように頑張ります!」勝負強い若きオリ戦士が打点も勝利も積み上げ、5位に沈むチームを押し上げる。(織原祥平)
◆九回に登板したペルドモが三者凡退に抑え、続く延長十回の勝ち越しを呼び込んだ。「すごくうれしい気持ちでいっぱい。やるべきことがきょうもできたのでそれが勝ちにつながって良かった」。これで4戦連続の無失点とし、6月に加入後は初勝利だ。ロッテに所属した昨季、最優秀中継ぎ投手に輝いた右腕は頼もしい存在だ。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
52 | 28 | 3 | 0.650 (↑0.004) | - (-) |
60 | 345 (+4) | 217 (+1) | 54 (-) | 60 (-) |
0.256 (-) | 2.400 (↑0.01) |
2 (-) |
ロッテ |
44 | 34 | 6 | 0.564 (↓0.007) | 7 (↓1) |
59 | 306 (+1) | 291 (+4) | 42 (-) | 36 (-) |
0.253 (↓0.001) | 3.120 (↓0.01) |
3 (-) |
楽天 |
40 | 40 | 2 | 0.500 (↓0.006) | 12 (↓1) |
61 | 286 (+4) | 325 (+5) | 39 (+2) | 58 (-) |
0.247 (↑0.001) | 3.670 (↓0.02) |
3 (1↑) |
日本ハム |
39 | 39 | 5 | 0.500 (↑0.006) | 12 (-) |
60 | 287 (+5) | 291 (+4) | 51 (+1) | 60 (+1) |
0.243 (-) | 2.990 (-) |
5 (-) |
ORIX |
40 | 41 | 2 | 0.494 (↑0.006) | 12.5 (-) |
60 | 248 (+2) | 247 (+1) | 31 (-) | 35 (-) |
0.240 (↓0.001) | 2.660 (↑0.02) |
6 (-) |
西武 |
25 | 57 | 1 | 0.305 (↓0.004) | 28 (↓1) |
60 | 184 (+1) | 291 (+2) | 32 (-) | 46 (-) |
0.206 (-) | 3.140 (↑0.02) |
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