日本ハム(★3対16☆)楽天 =リーグ戦11回戦(2024.07.15)・エスコンフィールド北海道=
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楽天
040034311161502
日本ハム
0200010003621
勝利投手:瀧中 瞭太(1勝2敗0S)
敗戦投手:福島 蓮(1勝2敗0S)

本塁打
【楽天】フランコ(5号・6回表満塁),フランコ(6号・8回表ソロ)
【日本ハム】万波 中正(12号・6回裏ソロ)

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◆楽天が連勝を4に伸ばした。楽天は2回表、太田の適時打などで4点を先制する。その後は、フランコに2打席連続本塁打が飛び出すなど、今季最多の16得点を挙げた。投げては、先発・瀧中が6回4安打3失点の好投で今季初勝利。敗れた日本ハムは、投手陣が崩壊した。

◆日本ハム大沢啓二元監督の孫でタレントの大沢あかね(38)が、始球式に臨んだ。大社初代オーナーの永久欠番「100」と入った50周年記念ユニホームを着て投球。ダイナミックに振りかぶって投じたが、ややすっぽ抜け三塁側に転がった。「練習ではかなりいい感じだったんですけど、ちょっと右に寄っちゃいましたけど」と苦笑いだった。祖父の啓二氏は監督や球団常務などを務め"大沢親分"の愛称で慕われた。10年に天国に旅立った同氏の遺志も背負って、球団創設50周年の節目のマウンドに立った。日本ハムの試合は、東京ドームなどに観戦に出向いたことはあったが、意外にも球団の始球式に招かれたのは初。エスコンフィールドも初来場で「とっても広くてかっこよくて気持ち良かったです」と、うれしそうに振り返った。球場内には球団を築いてきたレジェンドの1人として、啓二氏の壁画も描かれている。「感慨深いですね。おじいちゃんの絵もかいてくださっていて。写真いっぱい撮りました。すごく誇らしい気持ちになりました。"あっぱれ"もらえる始球式になったかな」。夫でお笑い芸人の劇団ひとり(47)には、北海道へ出かける前に「楽しんできてね」と送り出されたという。大役を終え「北海道のお土産でも買って帰りたいと思います」と話した。ちなみに、新庄監督のユニホームのような裾広がりジーンズを着用していた。「(新庄監督を)ちょっと意識してきました。動きやすかったです。もっとなんかこう、歯もピカピカにしてくれば良かったかもしれないです」と"ボス寄せ"が、やや足りなかったことを悔やんでいた。3回の攻撃前には、球団公式チア「ファイターズガール」やマスコットのフレップたちと、耳と尻尾をつけて「きつねダンス」を踊り、盛り上げていた。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が鬼采配を見せた。6回の守備から「1番左翼」でスタメンの水谷を交代させた。水谷は5回無死一、二塁の守備でフランコの左翼フェンス際の打球に追いつくも、グラブに当てながら落球(記録は安打)。この守備で無死満塁となり、小深田の一ゴロで大きな7点目を献上した。5回裏の打席でも中飛に倒れ3打数無安打。攻守で精彩を欠き、指揮官も交代を決断した。

◆/逆方向へ放り込んだ\ここ4試合で3本目#万波中正 2試合連続ホームラン?プロ野球(2024/7/15)??日本ハム×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/gSNpE5zPzj

◆楽天マイケル・フランコ内野手(31)が5号本塁打を放った。5点リードの6回2死満塁、日本ハムの左腕上原が投じたチェンジアップを左中間に放り込んだ。「チェンジアップは狙っていたよ。さっき(5回の左安打)は惜しくも入らなかったから、今度はしっかりホームランになってよかったね」と笑顔。エスコンフィールドでは6月21日にも満塁弾を打っており、今季2本目のグランドスラムとなった。

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◆日本ハムが勝率5割同士の直接対決に、今季ワースト16失点で大敗し、再び4位に転落した。12日ぶりの貯金も、お預けとなった。先発福島蓮投手(21)が4回0/3 6安打7失点(自責3)KO。2試合連続で5回持たず「カウントを悪くして、甘いボールが多くなってしまいました。試合を作ることができずチームに申し訳ないです」と反省した。これだけでは終わらない。6回から3番手で登板した上原健太投手(30)が3四球で2死満塁のピンチを招き、楽天フランコに満塁弾を浴び、さらに7回2死一、二塁から辰己、浅村に連続タイムリーを許し、3失点。福島同様7失点した。上原は2回4安打4四死球で、8回から斎藤に交代。斎藤もフランコに左中間へのソロを浴び、15点目を許すと、9回2死二塁から山田に左越え適時二塁打をを許し、16点目を献上した。

◆日本ハムが今季ワースト16失点で大敗し、再び4位に転落した。12日ぶりの貯金も、お預けとなった。新庄剛志監督(52)の一問一答は以下の通り。新庄監督 1つのエラーからね、ピッチャーが崩れて。たくさん点を取られる。野球は怖いですね。-フォアボールで崩れた上原君も新庄監督 1回走り込んでね、下半身もう1回鍛えて、球の切れと下半身が安定してくれば、ストライクのリリースポイントとかも安定してくるから、そういう切り替えをしてもらった方がいい。早いかもしれん。-ちょっと途中からストライクが入らなかった新庄監督 ストライクゾーンに入ってもらわないと勝負できないからね。そういう方法でやってもらったら、早いんじゃないかなと思うんですけど。-6回から水谷選手も下げましたけど、その前のプレーとかも考慮して新庄監督 まあ浅間君も見てみたかったしね。-フランコの打球は捕れた打球ですよね新庄監督 うん、捕ってもらわないとね。-冒頭の「エラー」の話は2回の上川畑選手のプレーについて新庄監督 ダブルプレー。彼ならできるんで。まあ、こういうゲームの後っていうのはまた面白い、逆に接戦になるゲームが多いんで、明日期待します。-気持ちを切り替えて新庄監督 毎日切り替えてるんですよ、僕。こういうゲームだからこそ、切り替えれるしね。-福島投手はちょっとボールが高かったですか新庄監督 高い...でもね、変化球をうまく打たれてましたよね。狙われてたというか。(癖?)わからん。それはあるかもしれない。意外とね、スコアラーの方たちは、相手チームの癖は見ますけど、味方のってあんまり見ないんで。それは自分がね、研究する方向でやっていかないと。もう狙われたらやっぱりプロは、打ってくるんで。癖があったとして、それが治らなかったら、その癖を逆に利用するぐらいのね。それはもうプロなんで、自分で考えていかないと。

◆楽天滝中瞭太投手(29)が6回4安打3失点で今季初勝利を挙げた。4度目の先発で白星を手にした。「打撃面でも守備でも、野手の皆さんに助けてもらいました。すごくホッとしてます」。ずっと試合がなかった月曜日のゲームで、巡ってきた登板機会。粘りを見せた。課題だった立ち上がり。緊張もあって「少しばたついてしまった」と2回先頭に四球を与え、この回2点を失ったが、3回以降は丁寧さを見せた。降板する6回まで、日本ハム万波に許したソロ以外は走者を出さなかった。「フォームを見直して、トレーニングも続けている。前より下半身がうまく使えている」と、昨秋から取り組んできた直球の球威も増してきている。チームは今季3度目の4連勝。6月13日以来、約1カ月ぶりの貯金1となった。今江監督は「久しぶりの感覚。貯金が今あっても最終的になかったら意味がないし、最終的に1つでも多くできるように頑張りたい」と話した。▽楽天フランコ(5号満塁弾、6号ソロと2打席連発。エスコンフィールドでは今季2本目のグランドスラム)「2本出たのは内容的にもよかったし、チームが勝ててすごくいい日になった。(エスコン)めっちゃ好きです」▽楽天辰己(プロ初の5安打で3打点1盗塁。打率は3割1厘に上昇)「(エスコンで)今日明日あさってがオールスターの予行演習じゃないですけど、1戦目はよかった。体感4割くらい打ってるつもりではあるんですけど、あれ(電光掲示板)間違ってるんじゃないですかね。計算方法がちょっと違うなと思うんですけど」

◆日本ハムが同率3位の楽天に大敗し、4位に再転落した。先発した福島が失策から崩れて4回0/3を7失点(自責3)で2敗目。6回から登板した上原も2回7失点と炎上するなどチーム今季ワーストの16失点と一方的にやられた。首位ソフトバンクに連勝して勝率5割に戻したが、1日で借金生活に逆戻り。新庄剛志監督(52)は試合後、怒りを静めて次の試合へ向けて気持ちを切り替えた。天国から見ていたであろう大沢親分も"喝"を入れていたかも...しれない。「ファイターズ50周年シリーズ」の最終カード初戦。監督や球団常務を歴任した大沢啓二氏の孫、タレント大沢あかねの始球式で始まった1戦で、今季ワーストの16失点で大敗。新庄監督は「1つのエラーからピッチャーが崩れて、たくさん点を取られる。野球は怖いですね」と振り返った。指揮官が指摘したシーンは2回。先発福島が先頭の鈴木大に四球を与えたが、続くフランコを遊ゴロに打ち取りながら、名手の上川畑がまさかの失策。「ダブルプレー、彼ならできるんで...」。併殺打が一転、無死一、二塁のピンチを招き、若き右腕も味方のミスをカバーしきれなかった。新庄監督も試合中の采配で"喝"を入れた。5回に水谷がフランコの左翼フェンス際の大飛球をグラブに当てながら落球(記録は左安)。指揮官も「捕ってもらわないとね」と6回の守備からベンチへ下げた。6回に登板した上原は3四球で満塁とし、バットに当たれば何か事を起こしていたフランコにグランドスラムを浴びた。「(2軍で)もう1回、走り込んで下半身を鍛えて安定してくれば、リリースポイントも安定してくる」と2回7失点の左腕の降格も即断した。14日に3位で並んだ楽天に、再び後れを取って4位に後退。ただ、16失点してもゲーム差は1つしか開かないのが野球。新庄監督も「こういうゲームだからこそ切り替えれる」。16日は"あっぱれ"な野球で勢いを取り戻す。【木下大輔】

◆楽天マイケル・フランコ内野手(31)が、2打席連発を含む3安打5打点で4連勝に貢献した。「2本出たのは内容的にもすごくよかったし、チームが勝ててすごくいい日になった」と、15安打16点での大勝を喜んだ。5号満塁弾で日本ハムを突き放した。5点リードの6回2死満塁で、左腕上原のチェンジアップを左中間に運んだ。「その前が3球連続変化球だったので、軌道を観察できた」と4球目を捉えた。さらに先頭で迎えた8回、今度は右腕の斎藤友から、再び左中間へ6号アーチをかけた。エスコンフィールドでは6月21日にも満塁弾を打っており、グランドスラムは早くも今季2本目。「(ブルワーズ本拠地の)ミルウォーキーの球場に似てる。経験がちょっとあるので相性がいいのかな。(エスコン)めっちゃ好きです」とご機嫌だった。

◆楽天が今季最多の16得点で4連勝し、約1カ月ぶりに白星を先行させた。二回に太田の2点打などで4点を先行し、五回に3点を追加。フランコが六回に満塁本塁打、八回にソロを放った。滝中が今季初勝利。日本ハムは投手陣が崩れた。

◆日本ハムの3番手として六回から登板した上原健太投手(30)は2回を投げて4安打7失点。試合後、新庄剛志監督(52)は4四死球と制球を乱した左腕をファーム調整させることを示唆した。「1回走り込んでね。下半身をもう1回鍛えて」上原は五回に連続四球で満塁とされ、6番・フランコに5号満塁本塁打を被弾。続く七回も立ち直れず、辰己と浅村に適時打を浴び、リードを広げられた。指揮官は「ストライクゾーンに入ってもらわないと勝負できないからね」と指摘。「球の切れと下半身が安定してくればストライクのリリースポイントとかも安定してくるから。そういう切り替えをしてもらった方が早いかもしれない」と語った。

◆楽天の滝中は6月29日以来の登板で6回を3失点にまとめ、今季初白星を挙げた。大量援護にも支えられ「本当に、野手に助けられた試合だった。勝てたのはすごくほっとしている」と打線への感謝を口にした。味方が4点を先取した直後の二回に、先頭への四球をきっかけにつかまったが、2失点で切り抜けた。「ちょっとばたついたが、三回以降は丁寧に投げられた」と修正力を発揮した。

◆楽天は打線が爆発し、今季最多の16得点。初優勝を果たした交流戦期間中の6月13日以来、約1カ月ぶりに貯金をつくった今江監督は「久しぶりの感覚。攻撃陣がしっかりとやってくれた」と言葉に実感を込めた。6年目の辰己はプロ初の5安打。初選出されたオールスター戦の舞台となるエスコンフィールド北海道で大活躍し「とにかく暴れ回りたい」と〝本番〟へ意欲をみなぎらせた。

◆黙々と投球する日本ハム・高市俊打撃投手

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
51283 0.646
(↓0.008)
-
(-)
61341
(+5)
216
(+8)
54
(-)
60
(-)
0.256
(-)
2.410
(↓0.06)
2
(-)
ロッテ
44336 0.571
(↑0.005)
6
(↑1)
60305
(+8)
287
(+5)
42
(+1)
36
(-)
0.254
(↓0.001)
3.110
(↓0.02)
3
(-)
楽天
40392 0.506
(↑0.006)
11
(↑1)
62282
(+16)
320
(+3)
37
(+2)
58
(+1)
0.246
(↑0.001
3.650
(↑0.01)
4
(1↓)
日本ハム
38395 0.494
(↓0.006)
12
(-)
61282
(+3)
287
(+16)
50
(+1)
59
(-)
0.243
(-)
2.990
(↓0.11)
5
(-)
ORIX
39412 0.488
(↓0.006)
12.5
(-)
61246
(-)
246
(+3)
31
(-)
35
(-)
0.241
(↓0.002)
2.680
(↓0.01)
6
(-)
西武
25561 0.309
(↑0.009)
27
(↑1)
61183
(+3)
289
(-)
32
(-)
46
(+1)
0.206
(↑0.002)
3.160
(↑0.04)