1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 5 | 13 | 1 | 0 |
ロッテ | 8 | 0 | 0 | 6 | 0 | 4 | 0 | 0 | X | 18 | 21 | 0 | 0 |
勝利投手:石川 歩(2勝0敗0S) (セーブ:廣畑 敦也(0勝0敗1S)) 敗戦投手:松井 裕樹(1勝1敗0S) |
ロッテ戦チケット予約 | 楽天戦チケット予約 |
◆ロッテは1点を追う1回裏にソト、ポランコ、角中の3者連続適時打などで8点を挙げ、逆転に成功する。その後4回にも打者一巡の猛攻を見せるなど、終わってみれば21安打で18得点を挙げた。投げては、先発・石川歩が6回2失点の好投で今季2勝目。敗れた楽天は、先発・松井が大誤算だった。
◆ロッテは打線が爆発した。1点を先制された直後の1回に9者連続で出塁。先頭の高部瑛斗外野手(26)の左翼線への二塁打を皮切りに、打線の勢いが止まることはなく1死も取られずに先発全員が出塁し、8安打8得点。3番藤岡の四球以外は安打で、楽天の先発松井をノックアウトした。代わった桜井には3人で抑えられたものの、34分間の長い攻撃時間で大きく突き放した。前日は8回まで0点に抑えられ、9安打2得点で敗戦。連勝も5でストップとなり、吉井理人監督(59)は「打ってる人は打ってたんですけど、チャンスのところで1本が出なかった」と課題を口にしていた。4回にも再び打者一巡の猛攻で5安打6得点と止まらなかった。右肩の手術から復活し、今季2度目の先発となった石川歩投手(36)を全員で援護した。
◆ロッテは10日の楽天戦(ZOZOマリン)の試合成立により、24年シーズン主催試合の観客動員数が球団史上最速で100万人を突破したと発表した。38試合目での100万人突破は05年からの観客動員数の実数発表以降、23年の41試合を抜いて球団史上最速での突破となる。
◆楽天が21安打18失点の投壊でロッテに大敗した。先発松井友飛投手が1死も取れないまま8失点(自責7)でKO。風速15メートルほどの強風もあり、初回に8安打1四球で打者9人全員に出塁を許した。1番高部を再び打席に迎えたところで43球で降板し「申し訳ないです」。その後も大量失点は止まらなかった。今江監督は「こちらの責任。久々の(2番手)桜井に70球近く投げさす形になって、中継ぎに負担がかかってしまった。後から出てきた投手を責めることはできない」と話した。
◆楽天は21安打18失点の投壊でロッテに大敗した。先発松井が1死も取れないまま8失点(自責7)でKO。風速15メートルほどの強風もあり、初回に8安打1四球で打者9人全員に出塁を許した。1番高部を再び打席に迎えたところで43球で降板。その後も大量失点は止まらなかった。今江監督は「こちらの責任。久々の(2番手)桜井に70球近く投げさす形になって、中継ぎに負担がかかってしまった。後から出てきた投手を責めることはできない」と話した。
◆ロッテ田村龍弘捕手(30)が有言実行のヒーローとなった。初回に無死満塁のチャンスで2点適時二塁打を放つと、4回の第3打席も無死満塁から走者一掃の適時二塁打を放ち3安打6打点の大活躍。「1打席目で打ってなかったらもっとプレッシャーかかってましたけど、1打席目で打ってたんで、打点しっかり稼ぎたいなと思って打席に立ちました」と振り返った。試合前に吉井監督に「打ちます宣言」をしていた田村。「自分にたまにはプレッシャーかけて、自分に期待してもいいかなと思って。今日はそういう気持ちでした」と宣言の意図を打ち明けた。風速18メートルと荒れた天候の中で右肩手術から復帰した石川歩投手(36)の今季2勝目を捕手としてリードした。「石川さんとはもう10年近く組んでるんで、風が強いからどうとか、そういうピッチャーじゃないと思うし、そこに対応できるのが石川さんの強みだと思う。僕は本当に配球だけまちがわないようにだけ考えてました」と信頼し合っているバッテリーが試合をつくった。
◆ロッテ打線もマリンの風も勢いを増し、止まらなかった。先制された直後の1回裏、先頭から9者連続出塁。高部の左翼線二塁打を皮切りに、打線の勢いが止まることはなく1死も取られずに先発全員が出塁し、8安打8得点。3番藤岡の四球以外はすべて安打で、打者一巡したところで楽天先発松井を早々にノックアウト。代わった桜井には3人で抑えられたが、34分間の長い攻撃時間で一気に試合を決めた。吉井監督は「いつも初回のビッグイニング狙って打線組んでるんですけど、今日はうまくいきました。こういうことは10年に1回ぐらいだと思うんですけど、良かったと思います」と理想通りの展開になった試合を振り返った。風速最大18メートルと強風が吹き荒れる中、打線の猛攻は1回だけでは終わらなかった。4回、6回にも打者一巡で追い打ちし、先発6人の猛打賞はパ・リーグタイ記録。指揮官は「風で集中力さえ切らさなかったら今日は打者の方が有利だったと思う。打者たちは波があると思うけど、今は上がってきてると思うので、このままその波を大きく揺らさないでいってほしい」と次戦以降の好調の維持も願った。21安打18得点の快勝を飾ったこの日、24年シーズン主催試合の観客動員数が球団史上最速で100万人を突破した。ファンの声援の後押しも受け、さらに勢いを加速し続けていく。【星夏穂】ロッテは初回に1番高部から8番田村まで8者連続得点。ロッテが初回に8点以上は84年9月16日阪急戦の9点以来2度目で、初回先頭打者から8者連続得点は球団史上初めて。ロッテは高部、小川、ソト、ポランコ、角中、田村の6人が猛打賞。猛打賞の1試合最多人数は7人(1リーグ1度、セ1度)だが、パ・リーグで1試合6人は03年7月27日ダイエー、同年8月1日ダイエー、同年8月18日近鉄、04年8月27日ダイエー、08年10月1日日本ハムに次いで6度目のタイ記録。
◆ロッテが一回に8安打の猛攻で一挙8点を奪った。楽天先発の松井を立ち上がりから攻め立てた。先頭の高部が左二塁打を放つと、小川は捕手・堀内の失策、藤岡は四球で出塁。満塁でソトは左翼手・中島の頭上を越える2点二塁打、ポランコは三塁への適時内野安打を放った。その後も角中が中前適時打、中村奨は左前打で続き、田村は2点二塁打、藤原も中前適時打と打者一巡で猛攻をみせた。1つのアウトも取れずに楽天・松井はノックアウト。ベンチに戻るとタオルを被り、しばらく動くことができなかった。2番手の桜井は再び回ってきた高部から3人で終わらせて一回は約40分ほどかかった。
◆ベンチに戻ると、タオルで顔を覆った。楽天・松井が6月16日の広島戦以来の登板で打者9人に8被安打、1与四球と1死も取れずに降板した。松井自身は「(プロ)3年目にして、やっと、何も考えないで投げられるフォームが見つかった」と手応えを口にしていたが、一方で試合前の今江監督は半信半疑だった。「期待っていうより、若干不安の方が大きい。ファームでも結果(2勝2敗、防御率3・68)を出している選手でもないので、自信を持って送り出すとはなかなか言えない。ただ、ウチはチャンスがあるチームなので、それをつかむか、つかまないかは選手次第」と話していた。ちなみに、この日のロッテ先発・石川歩は2018年7月31日の日本ハム戦(釧路)に先発し、?回で11安打10失点でKOされている。
◆ロッテは五回が終了し、試合成立をもって、2024年シーズン主催試合の観客動員数が球団史上最速で100万人を突破したと発表した。38試合目での100万人突破は2005年からの観客動員数の実数発表以降2023年の41試合を抜いて球団史上最速となった(観客動員数の実数発表は2005年から)。試合は一回からロッテ打線が猛攻をみせて8点を先取。五回までに大量15安打で14得点を奪ってリードしている。
◆電光石火の攻撃で試合を決めた。ロッテは一回に先頭から9者連続出塁で8得点の猛攻。吉井理人監督(59)は打線のつながりに目を丸くした。「いつも初回のビッグイニングを狙って打順を組んでいるが、うまくいった。10年に1回くらい(の出来)だと思う」最大風速18メートルと強風が吹き荒れる中で、先頭の高部が左翼線二塁打を放つと後続もつながり8打数連続安打。松井に1死も与えないままKOし、一回だけで約35分の攻撃。ロッテ(前身を含む)が一回に8得点以上したのは1984年以来40年ぶりだった。チームでは6月4日の巨人戦で小島が1イニング9者連続安打の屈辱を喫したが、打線が奮起。その後も得点を重ね、ともに今季最多の21安打18得点だった。ソトが3安打4打点、田村が3安打6打点を放つなど、パ最多タイ記録の6人が3安打を放った。今季の打順は79試合目で78通り。この日は打率リーグ2位の岡と同4位の佐藤を休ませるなど、選手の調子を見極めて起用する。今季から試合前に打撃コーチとアナリストが、前日に先発出場した選手を中心に15分ほどの個別ミーティングを行っており、状態を把握。より良い起用を探り、7月のチーム打率・322はリーグトップだ。この試合で主催試合の観客動員数は100万人を突破。38試合は昨季の41試合目を抜き、実数発表が始まった2005年以降で球団史上最速となった。7月は6勝2敗。2日に12・5あった首位ソフトバンクとのゲーム差は8まで縮まった。(森祥太郎)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
50 | 25 | 3 | 0.667 (↓0.009) | - (-) |
65 | 328 (+3) | 198 (+4) | 53 (+2) | 54 (-) |
0.257 (-) | 2.310 (↓0.02) |
2 (-) |
ロッテ |
41 | 32 | 6 | 0.562 (↑0.006) | 8 (↑1) |
64 | 289 (+18) | 277 (+5) | 40 (-) | 35 (+2) |
0.256 (↑0.003) | 3.140 (↓0.02) |
3 (-) |
ORIX |
38 | 38 | 2 | 0.500 (↑0.007) | 12.5 (↑1) |
65 | 241 (+4) | 235 (+3) | 30 (-) | 34 (-) |
0.243 (-) | 2.720 (↓0.01) |
4 (1↑) |
日本ハム |
36 | 37 | 5 | 0.493 (↑0.007) | 13 (↑1) |
65 | 269 (+6) | 263 (+1) | 43 (+1) | 57 (+1) |
0.245 (↑0.001) | 2.900 (↑0.02) |
5 (1↓) |
楽天 |
36 | 39 | 2 | 0.480 (↓0.006) | 14 (-) |
66 | 254 (+5) | 313 (+18) | 33 (-) | 56 (-) |
0.244 (↑0.002) | 3.750 (↓0.18) |
6 (-) |
西武 |
24 | 53 | 1 | 0.312 (↓0.004) | 27 (-) |
65 | 176 (+1) | 277 (+6) | 32 (-) | 45 (-) |
0.205 (-) | 3.160 (↓0.03) |
コメント