1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 10 | 0 | 2 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 9 | 0 | 1 |
勝利投手:内 星龍(4勝6敗0S) 敗戦投手:メルセデス(2勝4敗0S) 本塁打 |
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◆楽天は初回、辰己のソロとフランコの2ランで幸先良く先制する。そのまま迎えた9回表には、小郷の適時打で1点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・内が6回途中無失点と試合をつくり今季4勝目。敗れたロッテは、9回に中村奨の2ランで2点差とするも及ばなかった。
◆ロッテ打線が交流戦明けから好調。6月21日のリーグ戦再開後は5得点以上が6度、2桁安打が7度あり、73得点、チーム打率2割8分9厘は両リーグで最高の数字を残す。この間は20打席以上立って打率3割超えが7人もおり、中でも岡大海は49打数22安打の打率4割4分9厘、藤岡裕大は30打数12安打、打率4割の猛打。今日も打線が打ちまくって快勝となるか。
◆ロッテ中村奨吾内野手(32)が今季2号の本塁打を放った。4点ビハインドの9回1死一塁、楽天則本を相手にフルカウントから振り抜いた打球は左翼スタンドへの2ランとなった。吉井理人監督(59)は「(カウント)3-2からまっすぐをあんな思い切りよく振ったのを久しぶりに見た」と話し、「6月から7月にかけてずっと調子が上がっている。これからどんどん打ってほしい」と期待した。
◆ロッテの連勝は5でストップした。先発のC・C・メルセデス投手(30)は初回に2本塁打を浴び3失点。吉井監督は「ボール先行のカウントからまっすぐをホームラン打たれることが多くなっている」と分析し、「もう1回考えて調子上げるようにしてもらいたい」と促した。だが「7回までしっかり頑張った」と評価もした。打線は好機でつながらず「打ってる人は打ってたんですけど、チャンスのところで1本が出なかったので明日から頑張りたい」と切り替えた。▽ロッテ・メルセデス(初回に2本塁打を浴びるも2回以降は無失点投球で7回3失点)「初回に投げミスで3点取られてしまいましたが、そのあとは修正して7回まで投げることができたので良かったです。守備でもいいプレーで助けてもらえた」
◆辰己の1発が楽天に主導権をもたらした。1回2死、1ボールでロッテの左腕メルセデスの内角低めを拾い、3号ソロで貴重な先制点を挙げた。チームは今季ここまで、メルセデスから12イニング無得点だった。「それはよかったです。僕、知らんかったんで。それ」。初回に点が入るのも11試合ぶりだった。打球が右中間のホームランラグーンエリアへ入ったのを見届けると、右翼スタンドを指さしながら走った。「今日は妻がライトスタンドで応援してたんですよ。めっちゃおもろかって。1発打ててよかったです」。ZOZOマリンの右翼席に集うのはロッテファン。その中で夫人も観戦していたと真顔で話した。前日8日に監督選抜で自身初の球宴出場を決めたが、「決まったすか? 誰がすか? 今知りました。まあオールスターはでも、ピッチャーで出るんで」。この日の試合後もとぼけ続けたが、これで自身4試合連続安打。今江監督も「チームを代表する、チームの顔になるような選手に。もっとできると思うので」と期待をかけている。先制弾で、好調ロッテの連勝を5で止めた。辰己涼介の顔と名前は確実に、広まってきている。▽楽天内(6回途中無失点で4勝目)「キャッチャーを信じて今日は投げられた。もっともっと(白星を)積み重ねていきたいなと、また思いました」
◆楽天内星龍投手(22)が4勝目を挙げた。「2巡目になって相手も合わせてくるところ、(捕手の太田)光さんに言われた通り、高さと低さを意識して投げました。おかげで何とか粘りきることができました」と胸をなで下ろした。6回1死一塁で交代となったが、堂々の無失点投球だった。6月25日のロッテ戦では、初回先頭の岡にいきなり二塁打されて2失点。3回には角中に2ランを浴びるなど長打でやられた。この日の被安打5はすべて単打で「長打って考えれば防げるというのが分かった」と成長を示した。4回1死満塁のピンチでは、履正社(大阪)の先輩でもある安田を外角低めで二ゴロ併殺に打ち取った。球がホップするZOZOマリンの風を味方に付け、直球で押した。直近5試合を計31得点で連勝してきたロッテ打線を止めて、自身3試合ぶりの白星。今江監督も「表情も引き締まって、今日にかける思いを感じた。次もこれを生かして」と闘志を認めていた。
◆楽天が逃げ切った。一回に辰己のソロとフランコの2ランで先行し、九回に小郷の適時打で加点。内は要所を締め六回途中まで5安打無失点で4勝目を挙げた。ロッテは九回に中村奨が2ランを放ったが及ばず、連勝が5で止まった。
◆ロッテは序盤の失点が響き、連勝は5でストップした。9安打も7残塁に終わった打線に吉井理人監督(59)は「打ってる人は打ったんですが、チャンスのところで一本も出なかった。(タイムリーを)出してもらいたかったですが」と唇をかんだ。得点は九回の中村奨の2号2ランのみ。3点を追う四回はポランコ、角中の連打などで1死満塁のチャンスを作ったが、安田が二ゴロ併殺打に終わった。先発のメルセデスは一回に2被弾で3失点。その後は立ち直って、粘りの投球で七回まで無失点に抑えた。吉井監督は「七回まで変化球多めにしてしっかりと頑張ってくれた」と称え、直球を捉えた一回の本塁打に「最近はボール先行した後の真っすぐをホームラン打たれることが増えている。質が春先に比べて少し落ちていると思う。わかっていても打てない真っすぐが特徴なのでね。去年もここくらいから調子を落ちてきたので、そこをなんとか投手コーチと調子を上げられるようにしてほしい」と期待していた。
◆楽天・辰己涼介外野手が0―0の一回2死から3号ソロを放った。メルセデスが投じた内角低め直球を体の回転でうまくさばき、右中間席に。妻がロッテファンに交じって右翼席で観戦していたといい「一発打てて良かった。面白かった」と笑顔だった。5月下旬から主に3番を担う中心打者は、5日からのソフトバンク3連戦でいずれも複数安打をマークするなど7月に入ってぐっと調子を上げてきた。「自主トレからやってきたことが、ずっと維持できている」と誇った。
◆楽天・内星龍投手(22)が六回途中5安打無失点の好投で4勝目(6敗)を挙げた。約1カ月ぶりの白星に「何度も同じ失敗をしているので、何とか抑えたいという気持ちが結果に出てくれてよかった」と納得のいく投球に胸をなでおろした。3―0の四回に1死満塁のピンチを背負ったが、履正社高3学年先輩の安田を直球で二ゴロ併殺打とし意地を見せた。「ゾゾではいつも直球にホップ成分が出てくれている。そこは自分の直球を信じて投げた」と右腕。ZOZOマリンは4月27日のロッテ戦で先発転向後初勝利した地。風の影響を受けやすい球場だが、「こういう日の風(追い風)は直球が生きている経験があった」と地の利を得た。前回、前々回の登板で計8失点と精彩を欠いていたこともあり「きょうにかける思いを感じた。これを毎回できないといけない」と今江監督。ローテーション投手の自覚が、内の成長を促している。(横山尚杜)
◆ロッテは序盤の失点が響き、連勝は5でストップした。メルセデスが一回に辰巳にソロ、フランコに2ランを浴びて3失点。打線は計9安打も7残塁に終わり、得点は九回の中村奨の2ランのみだった。吉井監督は「チャンスであと一本が出なかった。(タイムリーを)出してほしかった」と悔やんだ。?7回7安打3失点で4敗目を喫したロッテ・メルセデス 「初回に投げミスで3点を取られたが、修正して七回まで投げることができたのは良かった」
◆楽天・今江監督は効果的に得点を挙げた打線を評価した。一回2死から辰己の3号ソロとフランコの4号2ランで先制。好投手・メルセデスの立ち上がりを崩し、「あのまま3アウトだったら嫌な感じになっていた。非常に大きかった」とうなずいた。今季、安定した成績を残す辰己には「球宴にも選ばれ、チームを代表する選手になってほしい。もっとできると思う」と背中を押した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
50 | 24 | 3 | 0.676 (↓0.009) | - (-) |
66 | 325 (-) | 194 (+3) | 51 (-) | 54 (-) |
0.257 (↓0.001) | 2.290 (-) |
2 (-) |
ロッテ |
40 | 32 | 6 | 0.556 (↓0.007) | 9 (-) |
65 | 271 (+2) | 272 (+4) | 40 (+1) | 33 (-) |
0.253 (-) | 3.120 (↓0.01) |
3 (-) |
ORIX |
37 | 38 | 2 | 0.493 (↑0.007) | 13.5 (↑1) |
66 | 237 (+3) | 232 (-) | 30 (-) | 34 (+1) |
0.243 (↓0.001) | 2.710 (↑0.04) |
4 (-) |
楽天 |
36 | 38 | 2 | 0.486 (↑0.007) | 14 (↑1) |
67 | 249 (+4) | 295 (+2) | 33 (+2) | 56 (+3) |
0.242 (↑0.001) | 3.570 (↑0.02) |
5 (-) |
日本ハム |
35 | 37 | 5 | 0.486 (↑0.007) | 14 (↑1) |
66 | 263 (+4) | 262 (+1) | 42 (+1) | 56 (-) |
0.244 (-) | 2.920 (↑0.03) |
6 (-) |
西武 |
24 | 52 | 1 | 0.316 (↓0.004) | 27 (-) |
66 | 175 (+1) | 271 (+4) | 32 (-) | 45 (+1) |
0.205 (-) | 3.130 (-) |
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