ヤクルト(★1対4☆)巨人 =リーグ戦13回戦(2024.07.06)・明治神宮野球場=
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巨人
20000020041202
ヤクルト
0000010001401
勝利投手:グリフィン(3勝2敗0S)
(セーブ:大勢(0勝1敗9S))
敗戦投手:高橋 奎二(2勝5敗0S)

本塁打
【巨人】岡本 和真(14号・1回表2ラン),ヘルナンデス(6号・7回表2ラン)
【ヤクルト】北村 拓己(1号・6回裏ソロ)

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◆巨人が3連勝。巨人は初回、岡本和の2ランで先制に成功する。その後1点差とされて迎えた7回表には、ヘルナンデスの2ランが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・グリフィンが8回4安打1失点の快投で今季3勝目。敗れたヤクルトは、打線が振るわなかった。

◆雷鳴と強い雨の中で巨人阿部慎之助監督(45)の顔がほころんだ。試合前の打撃練習中。三塁側ベンチ横の通路から通算525本塁打の清原和博氏(56)がグラウンドに登場した。5年間、同じ巨人のユニホームで戦った。電撃訪問を受け、握手を交わした。第64代と第72代の4番であり、時代を築いたスラッガー同志。2人とも傘を手に約9分間、話し込んだ。二岡ヘッド兼打撃コーチも含め、記念撮影した。清原氏が巨人の練習に姿を見せるのは白いスーツで登場した14年春季キャンプ以来、10年ぶりだった。雷雨で予定より約1時間遅れの午後7時1分に試合は始まった。動かしたのは第89代4番だった。岡本和が1回2死一塁からヤクルト高橋の外角低めチェンジアップをすくい上げた。雨上がりの夜空に高く舞い上がった打球は、左中間席の最前列に着弾した。パワーと技術が融合し、スタンドまで届かせた。7試合ぶりの先制の14号2ラン。試合開始が遅れた中で「今日のような試合は先制点が重要だと思っていたので、先制できてよかったです」とうなずいた。テレビ解説の清原氏もうなった。「総理大臣と横綱と、巨人の4番は『第何代』って付きますから。相当強い気持ちを持ってないと、バットを振れないと思いますね」と巨人の4番の重みを語った。本塁打王、打点王のタイトルを争う村上、オスナの前で、主砲が貫禄を示した。【上田悠太】

◆プロ通算525本塁打の清原和博氏(56)が、BSフジでの解説のため、球場に姿を現した。試合前には01年から05年まで、5年間ともに巨人でプレーした阿部監督と対面。強い雨天の中で、傘を差しながら約9分間、談笑した。清原氏は直後に、自身の「X」を更新。「このたび阿部監督より試合前の練習にお誘い頂き、緊張しましたが優しく迎えてくださり、今は安堵(あんど)と感謝の気持ちでいっぱいです」とつづった。試合は雨天により、午後7時開始予定となっている。

◆BSフジでの解説を務めたプロ通算525本塁打の清原和博氏(56)が、巨人の4番の重責を語った。1回2死一塁で巨人第89代4番の岡本和が打席へ。清原氏は「総理大臣と、横綱と、巨人の4番は『第何代』って付きますからね。相当強い気持ちを持ってないと、バットを振れないと思いますね」と自身も務めた巨人の4番打者の責任を語った。その発言の直後に岡本和が、ヤクルト高橋のチェンジアップを左中間へ14号2ラン。この一打には「抜いた球だったんですけど。ストライクゾーンに入ってきましたよね。それを引っ張らずにね、うまくセンターに返しましたよね。引っ張る意識があるとサードゴロ、ショートゴロになったりするので。ある程度チェンジアップ、前の打者(ヘルナンデス)が三振した球種っていうのが頭にあったんじゃないですかね」と岡本和の打席を分析した。

◆/雨上がりの夜空に打ち上げた\岡本和真の14号2ランで先制1時間待ったファンに大きなプレゼント?プロ野球(2024/7/6)??ヤクルト×巨人??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #giants pic.twitter.com/nByiUuKdKg

◆サッカー女子日本代表なでしこジャパンMFでパリ五輪(オリンピック)メンバーにも選出されている長野風花(25=リバプール)が、ファーストピッチセレモニーに登板した。話題を集めているデザイナー・ヨウジヤマモト氏とアディダス社のコラボレーションブランド「Y-3」のユニホーム姿でマウンドに登場。左投げから大きな山なりのボールを投じ、ノーバウンドに成功した。野球の話題になると「私自身、野球をやったことがなくて」と言うが、まさかの「小さい時からあんまり運動をしていないので」と日の丸を背負いながらも、天然さ? を醸し出したが、無事にノーバウンド投球が成功したこともあり「パリ五輪に向けて、今日はいいピッチングができたので、この勢いのままパリに行きたいなと思います」と、意気込みを口にした。ヤクルト村上宗隆内野手(24)からはサイン入りユニホームをプレゼントされた。長野は「年も近いですし。WBCでも優勝してたりとか、すごい個人でも成績にたくさん残されてるので、本当にそういう同年代の方の活躍っていうのは、私自身すごく刺激になります」と目を輝かせた。なでしこジャパンは13日にパリ五輪前最後の日本国内での国際親善試合となるガーナ戦(石川・ゴースタ)を実施する。この試合は能登半島地震復興支援マッチとして開催され、チケット収入はJFAが「チケット収入と同額」を加えて、サッカーファミリー復興支援金として拠出されることになっている。

◆BSフジで解説を務めたプロ通算525本塁打の清原和博氏(56)が、ヤクルト村上宗隆内野手(24)に言及した。村上は22年に22歳の若さで史上最年少の3冠王を獲得。今季も試合前時点で打率2割3分3厘、リーグトップの15本塁打を放っている。清原氏は「3冠王というね、最年少でとった事実がね、重くのしかからなければいいんですけど。だから普通の状態でも悪いって言われてしまうのがね、酷なことですね。打率がちょっと低いのが気になりますけども」と話した。さらに清原氏は、長岡の打席で、不調時に意識していたことを、「第一にボール球に手を出さないことを考えて。あとはファーストストライクを打っていくことだと思います」と明かした。

◆ヤクルト先発高橋奎二投手が、初回につかまった。2死一塁からだった。岡本和に先制の1発を被弾。左中間に2ランアーチを描かれた。「やっぱ、よくジャイアンツ戦はホームランが出るんで。一発を浴びないように。何とか単打でいけたらいいかなと。球場も神宮ですし、狭いので、何とか低め低めに集めていければいいかなと思います」と話していたが、恐れていたことが現実となってしまった。開幕当初はブルペン入りを登板前日に設定していたが、最近になって登板2日前に変更した。シーズンをこなすにつれ、セットポジションでの投球に課題を感じ、球数を投げ込む意図が狙いにある。1日前は30球前後が限界だが、2日前は50球程度を投げ込む。シャドーピッチングでもセットの投球練習に打ち込むなど、修正してきたが、塁に走者を置いた状況で、課題克服とはならなかった。

◆ヤクルト北村拓己内野手(28)が、移籍後初アーチを放った。2点を追う6回先頭で代打で登場。カウント1-2から巨人先発グリフィンの直球を左翼スタンドへ放り込んだ。「必死に打ちました。それだけです」と球団を通じてコメントした。昨年12月の現役ドラフトで、巨人から加入。かつて在籍した古巣のチームメート、ファンの前でようやく待望の1発をマークした。

◆/乾いた音が鳴り響く\昨季までいた古巣からの一発北村拓己が移籍後初アーチ?プロ野球(2024/7/6)??ヤクルト×巨人??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #swallows #giants pic.twitter.com/jDcLcBuLlS

◆ヤクルト高津臣吾監督(55)が、6試合連続で先制点を献上した先発・高橋奎二(27)に苦言を呈した。高橋は、0-0の初回に岡本和に先制の2ランを献上。以降は立て直し、6回2失点と粘ったが、高津監督は「痛いね。初回だけでいいから全力でいってほしかったね。3者凡退とは言わないけど、何とかゼロで帰ってきてほしかった」と言い、「先発のところは考えます」と先発ローテ再編を示唆した。1点ビハインドの7回には3番手・星がヘルナンデスに痛恨の2ランを与えたが、高津監督は「先発がピリッとしないんで、やはり後ろに後ろに負担かかってしまいますよね。いくら9人入れても。昨日30、40球投げているピッチャーもいますし、分担させようとは思うんですけど、非常に難しい。この1週間継投になってますね」と先発・高橋に奮起を求めた。

◆巨人の左腕フォスター・グリフィン投手(28)が8回4安打1失点の好投で3勝目を挙げた。失点は6回先頭の北村拓のソロ弾のみ。その後から9者連続凡打に打ち取り、付け入る隙を与えなかった。先発ローテーション復帰後5試合は36回2/3 5失点で防御率1・23と抜群の安定感を発揮。試合開始が1時間遅れる中で「通常の登板前のルーティンが1時間ずれただけ」と意に介さず結果をもたらした。巨人ヘルナンデス(7回に6号2ラン)「ランナーをかえすことを考えて積極的にいきました。甘い球をしっかりとらえることができ最高の結果になってよかったです」

◆プロ通算525本塁打の清原和博氏(56)が、BSフジでの解説のため、10年ぶりに巨人のベンチに姿を現した。試合前に01年から05年まで、5年間ともに巨人でプレーした阿部慎之助監督と対面し激励。強い雨天の中で、傘を差しながら約10分間、談笑した。試合後には取材に応じ「阿部監督にね、(ベンチに)呼んで頂いて、そういうグラウンドレベルに降りるチャンスを頂いて、感謝しています。すごく堂々としていてね、すごくどっしりとされていると思います」と感謝の気持ちを口にした。4番の岡本和真内野手についても言及。「先制2ラン打って、難しい変化球だったと思うんですけどね。うまく膝をためて左中間に持ってきましたね。なかなか表情に出さないタイプだと思うんですけれども、そういうの(巨人の4番のプレッシャー)はひしひしと感じてやってると思います」と話した。

◆前日5日の試合で下半身の張りのため途中交代したヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(31)は、試合前の全体練習には参加しなかったが、この日の出場選手登録抹消は回避した。前日の巨人戦の二回、左翼線二塁打を放った際、二塁にトレーナーらが駆け付けた。その後、本塁に生還したが、三回の守備から退いた。試合後、高津監督は「試合前からちょっと張りがあった。簡単には抹消できないので、状態を確認したい」と語っていた。サンタナは来日4年目の今季、ここまでともにリーグトップの打率・315、打点42をマークしている。

◆西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏(56)が、巨人の試合前練習中にグラウンドへ姿を現した。 この日、BSフジの中継で解説を務める清原氏。雷雨が激しくなり、途中で切り上げとなった練習の最後に三塁ベンチ横に登場。現役時代にともにプレーした阿部監督と笑顔でガッチリ握手を交わし、傘をさしたまま2人で10分間ほど談笑した。清原氏が巨人の練習に姿を現すのは2014年に白いスーツ姿で巨人の沖縄キャンプを訪問して以来10年ぶり。16年に覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されてからは初めてだった。

◆前日5日の試合で下半身の張りのため途中交代したヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(31)が、今季初めてベンチ入りメンバーから外れた。この日、出場選手登録を抹消されることはなかったが、試合前の全体練習には参加しなかった。サンタナは前日の巨人戦の二回、左翼線二塁打を放った際、二塁にトレーナーらが駆け付けた。その後、本塁に生還したが、三回の守備から退いた。試合後、高津監督は「試合前からちょっと張りがあった。簡単には抹消できないので、状態を確認したい」と語っていた。来日4年目の今季、ここまでともにリーグトップの打率・315、打点42をマークしている。

◆巨人・岡本和真内野手(28)が先制の14号2ランを放った。一回2死一塁でヤクルト・高橋の変化球をとらえ、バックスクリーン左まで運んだ。雷雨の影響で1時間遅れで試合が開始した一戦。開催を待ち望んでいたファンを6月27日のDeNA戦(横浜)以来、7試合ぶりの一発でわかせた。

◆巨人・菅野が7日のヤクルト戦(神宮)に先発する。前回6月30日の広島戦(東京ドーム)では六回途中1失点の力投で6勝目をマークした。今季のヤクルト戦は2戦2勝と好相性だが「どこからでも点数が取れる打線。無駄な四球とか、先頭打者を出さないとか、そういうのに気をつけて頑張りたい」と気を引き締めた。

◆またしても、先に点を失った。ヤクルトは一回に2失点。これで6月30日の阪神戦(神宮)から6試合連続で先取点を許した。昼過ぎには気温30度を超えた神宮。ヤクルトは、野手の試合前の打撃練習をメイングラウンドではなく室内練習場に切り替え行った。巨人の練習時間となった午後4時過ぎ、空模様が一転した。突如として豪雨がグラウンドに打ちつけられ、大きな落雷の音も響いた。試合開始が予定の18時から15分、30分と遅れた。少しずつ雨脚が弱まってからも外野のフェンス付近には水がたまり、球場職員の懸命な復旧作業によって午後7時1分にようやく試合が始まった。当初の予定時刻より1時間遅れで先発のマウンドに上がった高橋。イレギュラーな準備を強いられた中で迎えた一回、先頭の丸を二ゴロに打ち取ったが、続く吉川に死球を与えた。ヘルナンデスは空振り三振に仕留め2死一塁。ここで4番岡本和に対し2球続けてボールが先行し3球目、外角の変化球を中堅バックスクリーン左のスタンドへ運ばれた。登板前日には「巨人戦はよく本塁打が出る。何とか単打でいけたら」と警戒していた一発をいきなり浴び、左腕は思わず天を仰いだ。

◆ヤクルト・高橋奎二投手(27)が先発。6回6安打2失点、3四死球、9奪三振もリードを許して降板した。雷雨の影響で試合開始が約1時間遅れた。難しい準備を強いられた中で一回、吉川に死球を与え2死一塁で岡本和に先制2ランを浴びた。二回は1死二塁、三回は1死満塁のピンチを招くも無失点。五、六回は三者凡退と追加点を許さず粘ったが、6月6日以来1カ月ぶりの3勝目を手にすることはできなかった。

◆ヤクルト・北村拓己内野手(28)が2点を追う六回に代打で出場。左翼席へ移籍後初本塁打を放ち「必死に打ちました。それだけです」と拳を握った。0―2の六回先頭。先頭投手の高橋の代打で出場すると1ストライクからの2球目、好投を続けてきたグリフィンの直球を完璧に捉えた。北村拓は今季、巨人から現役ドラフトで新加入。プロ入りから昨季まで6年間過ごした古巣から、節目の一発を放った。

◆巨人が3連勝で2位に浮上した。一回に岡本和の左中間への2ランで先制し、2―1の七回にヘルナンデスの左越え2ランで加点した。グリフィンはリズム良く投げ8回4安打1失点で3勝目。ヤクルトは打線が低調で3連敗。

◆前日5日の試合で下半身の張りのため途中交代したヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(31)が、今季初めてベンチ入りメンバーを外れ、欠場した。高津監督は試合後「きょうはやめておいたほうがいいというトレーナーの判断で、無理させても、と思ってベンチを外しました」と説明した。リーグトップの打率・315をマークするサンタナは前日の巨人戦の二回、左翼線二塁打を放った際、二塁にトレーナーらが駆け付けた。その後、本塁に生還したが、三回の守備から退いた。この日は全体練習には参加せず、クラブハウスでケアに努めた。7日以降の出場について指揮官は「明日会ってからですね」と語るにとどめた。

◆巨人・阿部慎之助監督(45)が清原和博氏(56)との再会を「元気そうで。久しぶりに会ったのでうれしかったです」と喜んだ。BSフジの解説を務めた清原氏が練習終了間際にグラウンドに姿を見せた。5年間巨人のチームメートとしてプレーした阿部監督は笑顔で握手し、傘を差して約10分間、談笑した。清原氏が巨人の練習に姿を現すのは2014年に白いスーツ姿で巨人の沖縄キャンプを訪問して以来10年ぶり。16年に覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されてからは初めてで、久々の古巣訪問となった。同氏が解説席から見つめた一戦は、雷雨で試合開始が1時間遅れた中で快勝。一回に岡本和が放った先制の14号2ランが決勝点となり、阿部監督は「チームにとっても本人にとっても大きい一発。みんないい集中力を持って試合に臨んでくれた」とナインをねぎらった。チームは3連勝で2位に浮上した。

◆ヤクルト・高橋奎二投手(27)が先発。6回6安打2失点、3四死球、9奪三振で5敗目(2勝)を喫した。一回1死二塁で岡本和に先制2ランを被弾。「ちょっと大事にいきすぎた部分もあったけど、一番避けたい長打だったので、あそこはもったいなかった」と悔やんだ。雷雨の影響で試合開始が約1時間遅れたが「変わらず集中力を持って待機していたので、そこは関係ない」と難しい準備も言い訳にはしなかった。二、三回はピンチを無失点1死満塁のピンチを招くも無失点。五、六回は三者凡退と追加点は許さず粘り「ピンチになっても冷静になれた。球数(109球)はかかったけど、六回までしっかり投げられたので、そこはよかった」と語った。

◆選手交代を告げベンチに引き揚げるヤクルト・高津臣吾監督 (撮影・長尾みなみ)

◆ヤクルトは3連敗で借金9となった。先発の高橋奎二投手(27)が一回に岡本和に2ランを被弾。6回2失点、9奪三振と粘ったが5敗目(2勝)を喫した。高津臣吾監督(55)の主なコメントは以下の通り。――高橋が一回に失点「うーん、痛いね。初回だけでいいから全力でいってほしかった。三者凡退とは言わないけど、何とかゼロで帰ってきてほしかった」――6試合連続で先取点を許す「先発のところは考えます」――サンタナが欠場「きょうはやめておいたほうがいいというトレーナーの判断で、無理させても、と思ってベンチを外しました」――クラブハウスでケアに努めた「そうですね。はい」――明日以降の出場は「明日、会ってからですね」――サンタナを欠く中、増田、赤羽らを起用「チャンスですけど、きょう出ている選手は結果に結びつかなかったですね」――北村拓が代打で移籍後初本塁打「彼は長打力もあるので、ちょっと言い方が違うかもしれないけど、当たればあれくらい飛ぶと思っています。今はちょっとなかなかゲームに出て打席を重ねることが難しいですけど、ああやって思い切った打撃をしてくれると次に期待したいですね」――今後のチャンスも増える「間違いなく右打者が少ないので、西田もそうですけど、途中からいく右打者には期待している。ああやって答えを出してくれてると、さっきも言いましたけど次も期待したいなと思います」――ビハインドでの継投について「いやもう先発がピリッとしないので、やはり後ろに負担がかかってしまいますよね。いくら9人入れても。昨日30、40球投げている投手もいますし、なかなか分担させようとは思うんですけど、非常に難しいこの1週間の継投になっていますね」――僅差で投げる、大差で投げる投手と、起用も難しい「そうですね、大差、大差なので。毎日同じ投手が投げるわけにはいかないので、そこは投手コーチといろいろ話しながら決めています」――グリフィンの対策は難しかった「対策は練っていますけど、いい投手ですね。そう簡単に思うようなバッティングをさせてくれないですね」

◆西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏(56)が、巨人・阿部慎之助監督(45)に感謝の思いを語った。「阿部監督に呼んでいただいて、そういうグラウンドレベルにおりるチャンスをいただいて感謝しています」BSフジの中継で解説を務めるために球場を訪れたこの日、巨人の試合前練習の終了間際にグラウンドへ足を踏み入れた。現役時代にともにプレーした阿部監督と笑顔でガッチリ握手を交わし、傘をさしたまま2人で10分間ほど談笑。事前に阿部監督から関係者を通じてグラウンドへ〝招待〟を受けていたという。巨人の練習に姿を現すのは2014年の沖縄キャンプを訪問して以来10年ぶり。16年に覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されてからは初めてで、久々の古巣訪問に「うれしかったですね」と短い言葉に実感を込めた。試合は「巨人の4番」の後輩、岡本和が一回に先制で決勝の14号2ランを放ち快勝。清原氏は「難しい変化球だったと思うんですけどね。うまく膝を使って左中間に持ってきましたね。なかなか表情に出さないタイプだと思うんですけれども、そういうのはひしひしと感じてやっていると思います」と絶賛の言葉を並べた。

◆ヘルナンデスが巨人の2位浮上に力強く貢献した。1点差に迫られた直後の七回1死三塁で代わった星の落ちる球を完璧に捉え、左翼への6号2ランで流れを引き戻した。「走者をかえすことを考えて積極的にいった。最高の結果になって良かった」と喜んだ。この一打で連続試合安打は16に。適応が難しいとされる来日1年目で、それもシーズン途中加入から活躍が際立つ3番打者は、日本の蒸し暑さにも「自分はドミニカ共和国出身だから、こういう気候には慣れている」と頼もしかった。

◆雨上がりの夜空に恩返しのアーチを架けた。ヤクルト・北村拓己内野手(28)が古巣相手に移籍1号をマーク。ゆったりダイヤモンドを一周すると、ベンチ前で右拳を握ってほえた。「打ちたい、絶対にどうにかしたいという気持ちがあった。たまたま巨人相手にそういう姿を見せられた。すごく気持ちよかったですね」巨人から現役ドラフトで今季加入した右打者は0-2の六回先頭で代打で登場。巨人の先発左腕グリフィンに2球で追い込まれたが、冷静に対処した。「空振り三振なら仕方ない。絶対に最後は(体の)近くに速い球がくる」と予測。思い切りのいいスイングで速球を捉え、左翼席に運んだ。2021年9月18日のヤクルト戦(東京ドーム)以来の一発となった。6年間在籍した古巣で「(ホルモンの)マルチョウみたいな体をしているから」と、ついた愛称「まるちょう」はヤクルトでも定着した。現在は肉体改造中。絞った体で進化を示した。「ベンチにいるメンバーもどうにかして勝ちたいという気持ちは一緒」。燕の〝まるちょう〟が神宮を沸かせた。(武田千怜)

◆巨人は6日、ヤクルト13回戦(神宮)に4-1で勝利。3連勝を飾って2位に浮上し、首位の広島に1ゲーム差に迫った。4番・岡本和真内野手(28)が一回、7試合ぶりの本塁打となる先制14号2ランを放ち、勝利に貢献した。この日は巨人OBの清原和博氏(56)がテレビ解説のため来場しており、巨人の練習を10年ぶりに訪問。伝統球団の4番打者を担った球界のレジェンドの前で、岡本和が存在感を示した。伝統球団の4番としての矜持(きょうじ)を示すには、十分すぎる一撃だった。巨人軍「第89代4番打者」の岡本和が一回2死一塁で決勝の14号2ラン。雷雨の影響で試合開始が1時間遅れた神宮の夜空に大きな放物線を描いた。「(試合は)やるだろうなと思って準備はしていた。今日のような(雨天で試合開始が遅れた)試合は先制点が重要だと思っていたので、先制できてよかった」高橋が投じたチェンジアップを捉えた打球は、バックスクリーン左に着弾。通算220本目&7試合ぶりの一発は、今季の神宮球場での6試合で4本目のアーチ。得意とする〝燕の巣〟で、本塁打リーグトップのヤクルト・村上に1本差に迫った。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
38334 0.535
(↓0.008)
-
(-)
68216
(+1)
177
(+2)
31
(-)
44
(+1)
0.232
(↓0.001)
2.070
(-)
2
(1↑)
巨人
38355 0.521
(↑0.007)
1
(↑1)
65226
(+4)
202
(+1)
42
(+2)
38
(+1)
0.238
(↑0.001
2.440
(↑0.02)
3
(1↓)
DeNA
39361 0.520
(↓0.007)
1
(-)
67257
(+1)
254
(+2)
47
(+1)
42
(+2)
0.249
(↓0.001)
2.970
(↑0.01)
4
(-)
阪神
37365 0.507
(↑0.007)
2
(↑1)
65218
(+2)
211
(+1)
32
(-)
26
(+2)
0.222
(-)
2.190
(↑0.02)
5
(-)
中日
34386 0.472
(↑0.007)
4.5
(↑1)
65178
(+2)
241
(+1)
32
(+1)
25
(-)
0.234
(-)
2.660
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
32414 0.438
(↓0.006)
7
(-)
66270
(+1)
274
(+4)
54
(+1)
37
(-)
0.237
(↓0.001)
3.370
(↓0.01)