ソフトバンク(★0対4☆)楽天 =リーグ戦11回戦(2024.07.06)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
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ソフトバンク
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勝利投手:古謝 樹(2勝3敗0S)
敗戦投手:大津 亮介(6勝4敗0S)

本塁打
【楽天】黒川 史陽(1号・5回表2ラン)

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◆楽天は両軍無得点で迎えた4回表、辰己の適時打で先制する。続く5回に黒川の2ランで加点すると、6回にも黒川の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・古謝が6回2安打無失点の好投で今季2勝目。敗れたソフトバンクは、打線が好機を生かせなかった。

◆/ながーい滞空時間\黒川史陽の第1号ホームラン!楽天がホークスを突き放す!?プロ野球(2024/7/6)??楽天×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #RakutenEagles pic.twitter.com/V2sYDeiRU6

◆楽天黒川史陽内野手(23)が、454日ぶりアーチで同学年のドラフト1位・古謝を援護した。「8番二塁」で出場。1-0の5回1死二塁、ソフトバンク大津の初球直球を捉え、右中間ホームランテラス席に1号2ランを運んだ。「同級生が頑張っているので、その中で打つことができてよかったです。今日は絶対に勝ちます」と振り返った。直前にドラフト6位・中島の右二塁打で本塁を狙った二塁走者・阿部が憤死。嫌な流れを断ちきり、古謝に追加点をプレゼントした。昨年4月9日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来の通算3号となった。

◆楽天ドラフト1位の古謝樹投手(22)が、強力ソフトバンク打線を沈黙させた。4点リードの6回。4番山川を一邪飛、続く近藤を左邪飛、最後は正木をチェンジアップで空を切らせて3球三振に仕留めると、お役御免となった。ヒーローインタビューでは「1人1人の打者を抑えるつもりで投げたので、その成果が出て良かったです」と笑顔。6回89球、2安打無失点で約1カ月ぶり白星となる2勝目を挙げた。この日は同期入団のドラフト6位中島が「7番左翼」でプロ初スタメンを飾った。初回2死一、二塁のピンチでは、中島が危なげなく近藤の左飛を捕球。4回には柳町の安打性の打球をダイビングキャッチし、古謝を救った。「同級生が後ろに守っていることはあんまりなかったので、結構新鮮な感じもありましたし、本当に頼もしい守備をしてもらったと思います」と感謝した。首位ソフトバンクを無失点に封じたが、気を引き締める。「毎試合、毎試合、一生懸命投げているので、今日は今日で終わらせて、次の試合に切り替えて、しっかり投げられるように頑張りたいと思います」。同じ左腕の早川、藤井に続く勝ち頭を目指す。【山田愛斗】

◆ソフトバンクが今季3度目の3連敗を喫した。本拠地みずほペイペイドームでの●●●は昨年7月15~17日のオリックス3連戦に敗れて以来、約1年ぶり。チームにとって今季10カードぶりの負け越し。快進撃を続けていた小久保ホークスが小休止だ。4点を追う8回1死一、二塁。5番近藤が中飛を打ち上げると、ドーム内は大きなため息に包まれた。終わってみれば今季チーム最少の3安打の0封負け。試合後の小久保監督は苦笑いでファンにわびた。「これだけお客さんが入っている中で、ワーストのゲームやったね。見せるところが何もなくて。ファンの人には申し訳ない。監督として責任を感じますね」50勝に王手をかけ足踏みが続く。前日5日は15三振、そしてこの日が長打すらなく散発3安打...。打線に急ブレーキがかかってしまった。「年間を通じてこんなことはあるんですけど、一気に全員悪くなっている感じ。来てもらったお客さんに何かひとつと思いながら、初めてできなかった」。主軸から快音が聞かれない。この3試合で栗原、山川、近藤のクリーンアップは計29打数4安打、0打点。4戦連続ノーヒットとなった近藤の打撃を問われた小久保監督は「分かりません。技術が抜けすぎているんで。僕ごときでは、そんなん分かるわけないです」と言った。3連敗はすべて先発左腕をぶつけられた。主軸打者のみならず、左腕対策で起用している正木は2日の西武戦(東京ドーム)から12打数無安打。「左(投手)だから出させてもらっている選手もいるのでね。どんどん結果を残さないと。この世界では飯が食えなくなる。奮起を期待します」。小久保監督は試合後の会見を辛口のコメントで締めた。昨年は七夕から悪夢の12連敗...。ふくよかな貯金に守られているとはいえ、油断は禁物だ。【佐竹英治】

◆ソフトバンク先発大津亮介投手が3イニング連続失点を猛省した。立ち上がりから打者10人をパーフェクト投球。4回1死から小深田に初ヒットとなる右翼線三塁打、続く辰己に右前に運ばれ先制点を許した。さらに5回には黒川に1号2ラン。6回にも1点を失った。「(5回は)高めに浮いたボールを長打にされてしまった。1本打たれると、2本、3本と相手につながれてしまう」。6回114球を投げ7安打4失点KO。「失点も、連続して取られたので、何とかしないといけない。同じミスをしないようにしなければいけない」と唇をかんだ。

◆ドラフト6位の楽天中島大輔外野手(23)が、初スタメンで存在感を示した。「7番左翼」で出場。5回に右二塁打を放つと、8回は二塁内野安打で出塁し、続く村林の1球目に二盗を決めた。4回の守備では柳町の打球をダイビングキャッチ。走攻守で光ったが「(試合が)始まるまでは『やってやるぞ』という気持ち、ワクワクが強かったですけど、むちゃくちゃ緊張して、やばかったですね」と笑った。

◆悩める逸材の打棒がさえた。6月下旬に今季初昇格した楽天黒川史陽内野手(23)が、昨年4月9日ロッテ戦以来454日ぶりの1発を放った。ソフトバンク戦に「8番二塁」で出場。5回に1号2ラン、6回にも適時打で2安打3打点とし、圧倒的な強さを見せる首位相手の2連勝、さらに5月3日以来の3位浮上に貢献した。同学年のドラフト1位古謝が先発し、同6位中島がプロ初スタメンを飾った一戦。2軍暮らしが長かった高卒5年目が「先輩」の貫禄を示した。お世話になった"あの人"の前で、笑顔の黒川がダイヤモンドを1周した。1-0の5回1死二塁、ソフトバンク大津の初球直球を強振。右中間ホームランテラス席に1号2ランを運んだ。福岡はオフに自主トレを行う特別な場所。「本当にストイックな方で、野球に対する姿勢を見習って、いろいろ吸収したい」とソフトバンク中村晃に2年連続で師事した。「いろいろ教えてもらったんで、(目の前で打てて)良かったと思います」とうなずいた。昨季の1軍出場はわずか9試合。ソフトバンク戦には1度も同行できなかった。だからこそ、中村晃からは「来年は頑張れよ」と激励されたという。「ペイペイで活躍できるようにします」と誓い、見事に敵地で有言実行を果たした。智弁和歌山で1年夏から甲子園に5季連続出場した野球エリートで、19年ドラフト2位で楽天に入団。だが、2軍暮らしが長く、1軍では過去4シーズンで目立った成績が残せていない。古謝、中島ら大卒ルーキーとは同学年で「負けたくないっていう気持ちはあります」。この日は2安打3打点。「同級生が頑張っているので、その中で打つことができて良かったです」。同じ01年生まれの先発古謝を援護し、プロの先輩として意地を見せた。6月26日の初昇格後は全7試合でスタメン出場している。「監督にいいアピールができるようにというか、そういう気持ちでやってます」。今江監督も黒川の1発を手放しで喜んだ。2軍打撃コーチ時代から期待を寄せ、監督就任後もブレーク候補として背番号24の名前をたびたび挙げてきた。ベンチでは笑顔で出迎えたものの、内心は「ちょっと今日のホームランで泣きそうになりましたね」と、ぐっとくるものがあった。楽天の近未来を担う23歳。今年こそ、覚醒する。【山田愛斗】黒川史陽(くろかわ・ふみや)2001年(平13)4月17日、奈良県生まれ。智弁和歌山では1年春からベンチ入り。18年センバツで準優勝するなど、5季連続で甲子園出場。19年ドラフト2位で楽天入団。20年9月4日オリックス戦でプロ初出場。21年6月4日広島戦で初本塁打。今季推定年俸780万円。182センチ、86キロ。右投げ左打ち。

◆楽天の新人、古謝が6回2安打無失点と好投し2勝目。立ち上がりのピンチでは、力のある直球で押してしのいだ。黒川が1号2ランを含む2安打3打点の活躍。ソフトバンクは打線が今季最少3安打と元気なく、3連敗を喫した。

◆楽天の黒川が1号2ランと適時打で計3打点の活躍を見せた。1―0の五回1死二塁から、大津の初球の速球を右中間越えに運び「ぎりぎりだったが、入って良かった」。六回は2死一、二塁で変化球を巧みに左前に落とし、貴重な追加点をたたき出した。この日は大学経由で今季入団してきた同学年の古謝、中島が活躍。智弁和歌山高からドラフト2位で先にプロ入りしながら、まだ期待に応えられていない黒川は「同学年が頑張っている姿を見て、負けたくない気持ちはある」と対抗心を燃やした。(共同)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
49233 0.681
(↓0.009)
-
(-)
68320
(-)
188
(+4)
51
(-)
53
(+1)
0.259
(↓0.002)
2.280
(↓0.02)
2
(-)
ロッテ
39316 0.557
(↑0.006)
9
(↑1)
67260
(+4)
266
(+3)
37
(-)
32
(-)
0.252
(↑0.001)
3.120
(↑0.01)
3
(1↑)
楽天
35372 0.486
(↑0.007)
14
(↑1)
69242
(+4)
288
(-)
31
(+1)
52
(+1)
0.242
(-)
3.570
(↑0.05)
4
(1↓)
日本ハム
34365 0.486
(↓0.007)
14
(-)
68256
(+1)
255
(+4)
41
(-)
56
(+1)
0.244
(↓0.002)
2.910
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
35382 0.479
(↑0.007)
14.5
(↑1)
68228
(+4)
229
(+1)
28
(-)
32
(+1)
0.243
(-)
2.750
(↑0.02)
6
(-)
西武
24501 0.324
(↓0.005)
26
(-)
68172
(+3)
258
(+4)
32
(-)
44
(+1)
0.205
(↑0.002)
3.060
(↓0.01)