中日(☆2対1★)広島 =リーグ戦12回戦(2024.07.06)・バンテリンドーム=
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広島
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中日
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勝利投手:梅津 晃大(2勝5敗0S)
(セーブ:マルティネス(0勝2敗26S))
敗戦投手:大瀬良 大地(4勝1敗0S)

本塁打
【中日】板山 祐太郎(1号・4回裏ソロ)

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◆中日は3回裏、福永の犠飛で1点を先制する。続く4回には板山の移籍後初本塁打となるソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・梅津が6回3安打1失点の好投で今季2勝目。敗れた広島は、1点を追う9回に1死二三塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆広島の大瀬良大地は5月31日ソフトバンク戦の2回から35回1/3連続無失点中。セ・リーグの連続無失点記録は58年金田(国鉄)の64回1/3で、10位が56年大矢根(中日)の40回1/3。今日の中日戦で5回を0点に抑えるとセ・リーグ10傑入りする。また、大瀬良は開幕から79回を投げて本塁打をまだ1本も許していない。現在、両リーグで規定投球回に到達して被本塁打0は大瀬良だけだ。連続無失点も気になるが被本塁打0をどこまで続けられるかも注目したい。

◆乃木坂46の公式ライバルアイドルグループ「僕が見たかった青空」が試合前にセレモニアルピッチとミニライブが行われた。愛知県出身の杉浦英恋(16)が代表してセレモニアルピッチに挑戦。38キロの山なりの球だったが、ワンバンで投げ込んだ。投球前に高橋宏と練習。5日にマダックスを達成したばかりの右腕から「投げられているから安心して投げればいいよ」と背中を押された。杉浦は「自分的には真っすぐ投げられた。100点です」と笑顔で大役を振り返った。メンバー23人が総出演したミニライブでは、デビュー曲「青空について考える」を歌った。センター八木仁愛(17)は「初めてドームで1曲披露させていただいた。改めて大きな場所だなって思った。全方向から見てくださることはあまりない。新鮮で緊張感あふれる場所でした」と話した。メンバーたちはイニング間には球団公式チアのチアドラゴンズ2024らと盛り上げに一役を担い、7回終了後にはドアラに代わって岩本理瑚(16)がバック転を披露した。試合終了後には、ミニライブ第2部。「青空について考える」などを再演して、野球観戦後も球場に残った観客を楽しませた。

◆広島大瀬良大地投手(33)の連続無失点が止まった。3回1死から梅津、岡林、田中の3連打で満塁。福永に初球148キロ直球で右犠飛を許し先制失点。5月31日ソフトバンク戦の2回から続いていた連続無失点は37回1/3で止まった。セ・リーグの連続無失点記録は58年金田(国鉄)の64回1/3で、10位が56年大矢根(中日)の40回1/3。セ・リーグ10傑入りを逃した。また開幕から5日まで79回を投げて、規定投球回到達投手での被本塁打ゼロだったが、4回先頭の板山に1号ソロを右中間スタンドに運ばれ、連続無失点とともに被本塁打ゼロも止まった。

◆首位広島が5位中日に連敗した。5月31日ソフトバンク戦の2回から無失点を続けていた大瀬良大地投手(33)が先発したが、3回1死から梅津、岡林、田中の3連打で満塁。福永に初球148キロ直球で右犠飛を許し先制失点。連続無失点は37回1/3で止まった。4回には先頭板山に1号ソロを右中間スタンドに被弾。連続無失点とともに開幕から規定投球回到達の投手でただ1人だった被本塁打ゼロも止まった。今季初黒星を喫し、連続無失点が止まったベテラン右腕は「(先制失点は)投手のヒットからだった。(本塁打も)甘くなっちゃった。(連続無失点も)いつかは止まるものだと思っていた。次のイニングに本塁打を打たれ、流れ的にガクっとさせる流れにしてしまった。反省して次につなげたい」と次戦へ気持ちを切り替えた。1点を追う9回に中日守護神マルティネスから先頭野間が内野安打で出塁。4日阪神戦で二盗、三盗を決め決勝ホームを踏んだ羽月を代走に。1死二、三塁まで好機を広げたが、代打松山の三邪飛で羽月がタッチアップを狙ったが本塁で憤死した。新井監督は「大地は7回2失点で試合をつくって素晴らしい投球だった。羽月もアウトになったが、よくトライした」とナインを擁護。セ・リーグで唯一、3勝8敗1分けと負け越しの中日戦に関しては、「別に何も気にならない。その年まわりもある。イヤだなとか戦いにくいとは全く感じていない。あとちょっとのところ」と話した。

◆/冷静だった──\サード福永裕基が背面キャッチさらにタッチアップの羽月を見事に刺すドラゴンズが守り切り2連勝?プロ野球(2024/7/6)??中日×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #dragons pic.twitter.com/tOLMa8iZGQ

◆大瀬良キラーだ! 中日が上位の広島に連勝した。5番板山祐太郎外野手が難攻不落の右腕から貴重な追加点を挙げた。1点リードの4回。先頭で打席に立つと、低めの直球をとらえ、右中間スタンドに運んだ。自身6年ぶりとなる通算2本目のアーチ。プロ初本塁打は阪神時代の18年5月12日広島戦。相手は大瀬良だった。お立ち台で「なかなか点は取れないと思っていた。最高にうれしい」と声を張り上げた。中田が腰の違和感で2軍調整中。4番細川は4打数無安打と振るわなかった。主砲が精彩を欠く中、板山が長打力を発揮。逃げ切り勝ちに貢献した。15試合連続3得点以下と貧打の状況に変わりはないが、立浪監督は「みんなでカバーして勝てたのは大きかった」とほほ笑んだ。

◆広島・玉村昇悟投手(23)が試合前練習に参加し、2勝目を懸け先発する7日の中日戦に向けキャッチボールなどで調整した。前回登板の6月30日の巨人戦(東京ドーム)は一回につかまり、4回6安打3失点で3敗目を喫しており、「前回は初回の入りが悪かった。フワフワしてしまった。ボールの高さに気を付けたい」とポイントを挙げた。バンテリンドームでは6月23日に登板し、白星こそつかめなかったが、6回6安打1失点と好投している。

◆中日が逃げ切った。三回に福永の犠飛で先制し、四回に板山の6年ぶりの本塁打で加点。梅津は6回を1失点の力投で2カ月ぶりとなる白星を挙げた。マルティネスは26セーブ目。広島の大瀬良は援護がなく、7回2失点で今季初黒星。

◆広島の大瀬良は今季初黒星を喫した。三回に犠飛で失点し、5月31日のソフトバンク戦の二回から始まった連続イニング無失点は37回1/3でストップ。7回2失点と粘ったが、援護がなかった。試合後は「浮いた球を打たれた」と反省した。三回は投手梅津の安打から満塁とされて失点。四回は板山に直球を右中間スタンドに運ばれ「(味方を)がくっとさせてしまう流れにしてしまった」と責任を口にした。防御率はいまだに1点を切る好成績。チームを引っ張る大黒柱は「次、勝てるように頑張りたい」と気持ちを切り替えた。(共同)

◆中日の梅津が2カ月ぶりの2勝目を挙げた。150キロ台の直球を軸に緩急を付け、三回は3者三振に。6回を1失点と好投し「1勝目からすごく時間がたってしまった。うれしい」と爽やかな笑みを浮かべた。2―0の六回は暴投で1点を許した。悔しそうにうずくまったが、その後はすぐに切り替えて三振、中飛に仕留めた。「とにかく悔いのないように、と思った」と振り返った。(共同)

◆鯉の滝登りで首位を固めるはずが、下位の竜に手痛い取りこぼし。よもやの2連敗に、広島・新井監督は首をかしげるしかなかった。「別に何も気にならない。戦っている中で、嫌だな、戦いにくいな、というのはまったくない。あとちょっとのところだと思うので、特に感じていない」1─2の九回に先頭・野間の遊撃内野安打から1死二、三塁としたが、代打の切り札・松山の三塁ファウルゾーンへの浅い飛球を三塁手・福永が背走しながら好捕。タッチアップを試みた代走の三走・羽月は好返球で本塁で憤死となり、ゲームセットとなった。それでも指揮官は「よくトライした。ここしかないというところに投げた福永君を褒めるしかない」と振り返った。5日は高橋宏にマダックス(9回以上100球未満の完封)達成を許し、この日は散発4安打で相手のバッテリーエラーによる1得点のみ。打線が低調な中で、頼みの大瀬良も踏ん張り切れない。0─0の三回1死満塁で福永に先制の右犠飛を許し、自身の球団歴代2位の連続無失点記録は37回?でストップした。四回には板山にプロ2号を浴びて今季初被弾。7回7安打2失点で今季13試合目にして初めて土がつき「打たれるときはこんなもの。次勝てるように頑張りたい」と力を込めた。チームは3カード連続の負け越しで貯金は5となったが、まだ首位に立つ。今季、中日に対しては3勝8敗1分けと負け越しているが、他のセ4球団に対しては勝率5割以上だ。まずは7日の第3戦に勝ち〝竜アレルギー〟に歯止めをかける。(柏村翔)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
38334 0.535
(↓0.008)
-
(-)
68216
(+1)
177
(+2)
31
(-)
44
(+1)
0.232
(↓0.001)
2.070
(-)
2
(1↑)
巨人
38355 0.521
(↑0.007)
1
(↑1)
65226
(+4)
202
(+1)
42
(+2)
38
(+1)
0.238
(↑0.001)
2.440
(↑0.02)
3
(1↓)
DeNA
39361 0.520
(↓0.007)
1
(-)
67257
(+1)
254
(+2)
47
(+1)
42
(+2)
0.249
(↓0.001)
2.970
(↑0.01)
4
(-)
阪神
37365 0.507
(↑0.007)
2
(↑1)
65218
(+2)
211
(+1)
32
(-)
26
(+2)
0.222
(-)
2.190
(↑0.02)
5
(-)
中日
34386 0.472
(↑0.007)
4.5
(↑1)
65178
(+2)
241
(+1)
32
(+1)
25
(-)
0.234
(-)
2.660
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
32414 0.438
(↓0.006)
7
(-)
66270
(+1)
274
(+4)
54
(+1)
37
(-)
0.237
(↓0.001)
3.370
(↓0.01)