西武(★3対6☆)ロッテ =リーグ戦9回戦(2024.07.05)・ベルーナドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:小島 和哉(6勝6敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝2敗12S))
敗戦投手:今井 達也(4勝5敗0S)
  DAZN
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◆ロッテが3連勝。ロッテは3回表、ソトの適時二塁打で先制に成功する。そのまま迎えた5回には、ソトの適時二塁打などで2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・小島が7回途中3失点9奪三振で今季6勝目。敗れた西武は、中盤までの好機を生かせなかった。

◆ロッテは今季西武戦で負けなしの8戦8勝。このカードは投手陣の活躍が目立っており、失点数は11点だけ。1試合平均失点は1・4点で、4失点以上の試合は1度もない。今日も勝利すれば今季西武戦9戦9勝となるが、ロッテの開幕からの同一カード連勝記録は58年近鉄戦、73年同戦の8連勝が最長。現在球団記録に並んでおり、今日の試合で更新を目指す。

◆西武が今季苦手とするロッテに敗れ開幕から9戦9敗となった。先発今井は7四死球と制球を乱し、5回2失点(自責3)で降板。攻撃は7回に2本の適時打で一時1点差まで詰め寄ったが8回に2失点。最後は3点差をつけられ屈した。同一カードで負けが続く現状だが、渡辺GM兼監督代行は「同じプロの選手としてやってるわけだからね。この状況はあってはいけない。明日なんとかまずは1つ、勝たないことには始まらない」と切り替えを強調した。

◆ロッテ小島和哉投手(27)が西武戦の勝利記録を7連勝に伸ばした。最高気温35度と蒸し暑いベルーナドームで、アクシデントがあった。6回まで安打2本に抑える完璧な投球。4-0で迎えた7回に連打と守備の連係ミスもあり1点差に迫られる。源田に対し2球投げ終えた後、投球が止まりトレーナーが駆けつけた。いったんは投げ始めたが、三振に抑えたところで降板した。「マウンド上がって最初は全く問題なくて。途中から投げるたびに息ができなかった。初めてだったのでちょっと焦っちゃって。今はもう大丈夫です」と説明した。吉井監督は「こんだけ湿度が高くて暑いと、いつもの球数のへばり具合とは違うので、そこは気をつけないといけないなと反省しています」と話した。小島は西武戦で22年8月6日から負けなしの7連勝に「特にというのはないけど、1つ1つと思ってやってるのでそうなっている。負けてないのはいいかなと思います」と捉えた。チームも西武に今季負けなしの9戦9勝。ロッテの同一カード連勝記録は58年近鉄戦、73年同戦の8連勝が最長だったため記録を更新した。吉井監督は「選手が頑張ってくれているからです」と話した。【星夏穂】ロッテが今季の西武戦で開幕から9戦9勝。開幕から同一カード連勝の球団新記録をマークした。これまでは58、73年の近鉄戦で記録した各8連勝が最長だった。パ・リーグ記録は56年西鉄の12連勝(対東映)。プロ野球記録は65年中日の13連勝(対サンケイ)。

◆ロッテ・種市篤暉投手(25)が6日の西武戦に先発する。この日は入念にキャッチボールをするなどして調整し「ここ数試合は自分の納得できない投球が続いている。この1週間はいい準備が出来たので、まずはしっかり自分の投球をして、チームが勝てるように頑張ります」と意気込んだ。今季は13試合に登板し、4勝4敗、防御率2・62。8試合連続でクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)と、しっかりと試合を作る投球をみせているが、白星は6月5日の巨人戦(東京ドーム)を最後に遠ざかっている。前回6月29日のオリックス戦は0-0の六回に味方の失策も絡んで3失点し、6回4安打3失点(自責点1)で勝ち負けつかず。この1週間は普段の2日前ブルペンだけでなく、3日前にもブルペンで軽めに自分の投球を確認する姿があった。今季の西武戦は2戦2勝、防御率0・00と相性はいい。背番号16が今季5勝目を目指す。

◆ロッテのネフタリ・ソト内野手(35)が「4番・DH」で出場し、三回に先制の適時二塁打を放った。「今日はかなりいい球が来ているので、少ない投げミスをしっかりたたけたよ!」今季の西武戦は8戦8勝の負けなし。チームとして相性がいい中で、三回は先頭の小川が10粘った末に四球で出塁。1死からソトが西武・今井の初球の真ん中140キロのスライダーを左中間へうまく捉えた。今季試合前時点で得点圏打率・324と結果を残しており、さすがの勝負強さだった。

◆ロッテが3連勝した。三回にソトの適時二塁打で先制し、五回はソト、ポランコの適時打で加点。4―3と迫られた直後の八回に友杉のスクイズなどで2点を挙げた。小島は6回2/3を3失点で6勝目。西武は開幕からロッテ戦9連敗。

◆ロッテは5日、西武9回戦(ベルーナ)に6―3で勝利。これで球団新記録となる開幕から同一カード9連勝となった。ネフタリ・ソト内野手(35)が「4番・DH」で出場し、三回に先制の適時二塁打を放つなど2安打3打点。今季6年間プレーしたDeNAから加入した助っ人が、気温25度以上の熱帯夜に暑さをものともせず存在感をみせた。日が落ちても蒸し暑さが残るベルーナドームを、ソトがさらに熱くした。2安打3打点でチームを球団新記録の開幕から同一カード9連勝に導き、ニッコリと笑った。「暑い日は好きですし、チームが勝つためにはどうしたらいいかを考えてやっている。最近は調子も上がってきた」さすがの勝負強さだった。三回は1死一塁から初球のスライダーを左中間へ。五回は無死一塁から外角高めの直球を右中間へ運び、2打席連続の適時二塁打をマーク。1点差となった八回は1死一、三塁から中犠飛と、4番がチーム6得点のうち半分をたたき出した。2018年からDeNAでプレーし、今季からロッテに加入。18、19年のセ・リーグ本塁打王は日本での生活は7年目で「日本の夏は慣れている。(天候は)もう何が来るか分かっています」と頼もしい。母国のプエルトリコは亜熱帯に属し、1年を通して平均気温が20度以上と温暖な気候。昨季も8月は打率・304と夏場には強い。これでチームは3連勝。この日の最高気温は35度で、夜も気温25度以上の熱帯夜。高温多湿の球場でのプレーを終え「(夏の)ベルーナドームは初めてで、そこは結構暑い...」と笑った。夏本番を前に状態は上向きだ。(森祥太郎)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
49223 0.690
(↓0.01)
-
(-)
69320
(+1)
184
(+5)
51
(-)
52
(+2)
0.261
(-)
2.260
(↓0.03)
2
(-)
ロッテ
38316 0.551
(↑0.007)
10
(↑1)
68256
(+6)
263
(+3)
37
(-)
32
(-)
0.251
(-)
3.130
(↑0.01)
3
(-)
日本ハム
34355 0.493
(-)
14
(↑0.5)
69255
(-)
251
(-)
41
(-)
55
(-)
0.246
(-)
2.930
(-)
4
(1↑)
楽天
34372 0.479
(↑0.008)
15
(↑1)
70238
(+5)
288
(+1)
30
(+1)
51
(+1)
0.242
(↑0.001)
3.620
(↑0.03)
5
(1↓)
ORIX
34382 0.472
(-)
15.5
(↑0.5)
69224
(-)
228
(-)
28
(-)
31
(-)
0.243
(-)
2.770
(-)
6
(-)
西武
24491 0.329
(↓0.004)
26
(-)
69169
(+3)
254
(+6)
32
(-)
43
(+2)
0.203
(↓0.001)
3.050
(↓0.02)