ソフトバンク(★0対4☆)西武 =リーグ戦14回戦(2024.07.04)・みずほPayPayドーム福岡=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:武内 夏暉(5勝0敗0S)
敗戦投手:大関 友久(5勝1敗0S)
  DAZN
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◆西武は3回表、2死満塁の好機から外崎が適時打を放ち、先制に成功する。そのまま迎えた9回には、松原と滝澤の適時打で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・武内が8回4安打無失点の快投で今季5勝目。敗れたソフトバンクは先発・大関が試合をつくるも、打線が沈黙した。

◆ソフトバンクは今日の西武戦に勝てば50勝20敗3分けとなり、早くも50勝と貯金30に到達。開幕から73試合以内で50勝を記録すれば03年阪神の72試合目(50勝21敗1分け)以来で、貯金30も同じ03年阪神の73試合目(51勝21敗1分け)以来、21年ぶりとなる。パ・リーグでは、73試合以内の貯金30が71年阪急の65試合目(45勝15敗5分け)以来で、50勝到達は65年南海の59試合目(50勝9敗)以来となる。パ・リーグ53年ぶりのスピード貯金30、59年ぶりのスピード50勝に挑戦する。

◆ソフトバンクの連勝が「4」でストップした。西武のドラフト1位ルーキー、武内夏暉投手(22)の前に8回無得点。武内とは3試合で0勝2敗、防御率0・38に抑え込まれている。試合後の小久保裕紀監督(52)の一問一答は以下の通り。-武内を打ち崩せなかった小久保監督 ね。だいぶバテてもルーキーとは思えないピッチャーですよね。滝沢のエラーの後(記録は右翼二塁打)も普通でね。広瀬のただのライトフライ、セカンドフライがツーベースがあっても。普通はちょっと崩れるんですけど。ルーキーで断トツじゃないですか、今年の中では。-武内とは3度目の対戦だが苦戦が続いている小久保監督 チームとして対策は取っていないので。まぁまぁ。次はどうするかはちょっと。その時にチーム状態にもよるんじゃないですか。-右手を捻挫していた近藤が守備に復帰小久保監督 そうですね。だいぶ時間を与えていて、今日ぐらいからいければいいねっていう話をしていたので。あまり今日は動いてないので、足の方が心配ですね、逆にDHやってたんで。-大関は6回2失点小久保監督 あまり良くなかったですけど、よく2点で収まったなという感じでした。-4番手の長谷川が11日ぶりの登板で1回2失点小久保監督 ずっと優先順位的には上げてて。ただ連勝が始まったら、なかなか投げさせられないという悪循環で。まぁ今日だけでは判断しないです。ちょっと(登板間隔が)空きすぎたんでね。又吉もそうだし、藤井もそうですね。

◆/連敗を止めたゴールデンルーキー\武内夏暉が8回無失点無傷の5勝目をマーク??<今日の投球内容>回数:8球数:119安打:4三振:6四球:0失点:0自責:0?プロ野球(2024/7/4)??ソフトバンク×西武??Live on DAZN #DAZNプロ野球 pic.twitter.com/JvCkBGoIzm

◆28歳の誕生日を迎えたソフトバンク栗原陵矢内野手(28)が2安打を放って気を吐いた。初回2死から西武武内のスライダーを中前に運ぶと、4回の第2打席もスライダーを左前に運んだ。「(武内は)見た目以上にボールに伸びと力があった」。白星でバースデーを飾れなかっただけに「(誕生日のヒットも)勝てなかったので、あんまり...」と喜びよりも悔しさが勝った。

◆開幕から5連勝中の先発ソフトバンク大関友久投手(26)が今季初黒星を喫した。3回2死満塁から外崎に中前へ先制の2点タイムリーを許し、6回102球、2失点で降板。「3回の失点の場面は、点の取られ方がよくなかったと思います」。1死満塁から2番滝沢は左飛に仕留めたが、続く外崎に痛打された。「3回以外のイニングは粘ることができた」と4回以降は無安打に封じただけに、悔しさが募った。

◆パ・リーグ首位独走中のソフトバンクに天敵が現れた。西武ドラフト1位の武内夏暉投手(22)の前に8回無得点。今季は3試合で0勝2敗、防御率0・38に抑え込まれており、チームの連勝も「4」で止まった。黄金ルーキーの快投に小久保裕紀監督(52)も脱帽。12球団最速50勝と貯金30到達はお預けとなり、優勝マジック点灯は最短で7日になった。チーム打率12球団トップのソフトバンク打線だが、西武の黄金ルーキーの前では鳴りを潜めた。武内に8回無得点に抑え込まれ、本拠地みずほペイペイドームでは初の完封負け。119球を投げぬいた左腕に対し、小久保監督は「バテていてもルーキーとは思えないピッチャー」と賛辞を贈るしかなかった。制球力抜群な直球とカーブ、チェンジアップで緩急をつけられた。頼みのリーグ首位打者、近藤は第1打席で左翼フェンス手間まで運ぶ大飛球を放ったが、もうひと伸び足りず。3打数無安打2三振で連続出塁記録は25試合でストップした。武内に関しては「良かったですね。制球力じゃないですか。本当にいいピッチャーなので打てるボールをしっかり捉えることが大事」とリベンジを誓った。右手捻挫から15試合ぶりに左翼守備に就いたことに関しては「問題なくできたので大丈夫です」と話した。武内は新たな天敵となりそうだ。今季3度目の対戦ながら0勝2敗、防御率0・38。8回2死では広瀬の右翼への飛球を西武守備陣がお見合いし、二塁打となったが、続く周東が空三振に倒れた。小久保監督は「広瀬のただのライトフライ、セカンドフライがツーベースがあっても、普通はちょっと崩れるんですけど。ルーキーで断トツじゃないですか。今年の中では」と脱帽しきりだった。連勝が止まり、両リーグ最速50勝と貯金30到達はお預けとなった。それでも優勝マジック点灯は最短で7日。5日からの本拠地楽天3連戦でカウントダウンを始めてみせる。【只松憲】

◆西武武内夏暉投手(22)が8回4安打6奪三振無失点で、新人ではパ・リーグ初となる先発での開幕5連勝をマークした。左腕では西武杉山賢人以来31年ぶり。強力ソフトバンク打線相手にプロ最多の119球を投じ、9回途中降板で勝利できなかった5月の同戦の悔しさを振り払い、地元福岡で待望の初勝利を手にした。ルーキーの活躍でチームの連敗は2で止まった。自然と笑みがこぼれた。生まれ故郷福岡での勝利を武内はかみしめた。「いつもと違った、ひと味違う気持ちがある。とてもうれしい」と喜んだ。8回プロ最多の119球を投じ4安打無失点。全て先発での開幕5連勝はパ・リーグ新人記録、左腕では西武杉山賢人以来31年ぶりの快挙となり「またこれから1勝1勝、積み重ねていくので」とスタンドのファンへ向かって宣言した。強力ソフトバンク打線相手に攻めた。特に4番山川に対しては細かい配球が目立った。1回2死一塁の場面では2球で追い込み、高めボール球の直球を2球見せ、最後は低めのチェンジアップで三ゴロ。4回1死一塁では110キロ台のカーブを4球続けた。「銀さん(炭谷捕手)の配球に応えるだけでした」とタイミングを外し、5球目外角直球を振らせ空振り三振を奪った。「逃げずに攻めの気持ちでいきました」と首位打者近藤にも2三振と仕事をさせず、三塁を踏ませなかった。規定投球回には達していないものの、防御率は1・10と抜群の安定感を誇る。渡辺GM兼監督代行は「動じない、不動心だね。ポーカーフェースで普通に投げている感じが、ルーキーらしくない。素晴らしい投球」と太鼓判を押した。5月19日の同戦ではプロ初完封を目前にしながら、9回途中で降板。チームもサヨナラ負けと悔しさが残った故郷で初の白星を手にした。「目の前の1戦1戦を戦っていきたい」と最後は表情を引き締めた。ルーキー武内が無傷の5連勝。新人の開幕5連勝以上は15年高木勇(巨人)以来で、西武では56年稲尾8連勝、93年杉山6連勝、12年十亀6連勝に次いで4人目。武内の5勝はすべて先発でマーク。1リーグ時代の42年藤本英(巨人)が新人でオール先発勝利の開幕10連勝を記録しているが、2リーグ制後の新人でオール先発勝利の開幕5連勝は53年小山(阪神)61年村瀬(巨人)15年高木勇に並ぶタイ記録。過去3人はセ・リーグで、パ・リーグの新人では武内が初めて。

◆西武・外崎修汰内野手(31)が先制2点打をマーク。三回2死満塁からソフトバンク・大関のフォークを捉えて中前に運び「いい形で先取点を取ることができた」と、好投を続けるドラフト1位・武内(国学院大)を援護した。この日発表された「マイナビオールスターゲーム2024」(第1戦=7月23日・エスコン、第2戦=7月24日・神宮)の選手間投票で、二塁手部門で選出された。2年連続3度目の球宴出場を決め「普段一緒にプレーしている仲間や他球団の選手からいい評価をしてもらったのかなと、うれしい気持ちです」と笑顔で話した。

◆西武の新人武内が終盤まで球威が衰えず、8回4安打無失点で無傷の5勝目を挙げた。三回に外崎の適時打で2点を先制し、九回も松原の適時打などで2点を加えた。ソフトバンクは連勝が4でストップ。大関が今季初黒星を喫した。

◆西武のドラフト1位・武内夏暉投手(22)=国学院大=が8回を無四球で散発4安打無失点。自己最多となる119球の熱投でデビューから無傷の5連勝を飾った。武内のデータは以下の通り。?西武の新人・武内がデビューから無傷の5連勝。2リーグ制(1950年)以降、新人投手のデビュー5連勝は2015年の巨人・高木勇人以来9年ぶり20人目。全て先発勝利でデビュー5連勝したのは最多タイで53年の阪神・小山正明、61年の巨人・村瀬広基、15年の巨人・高木に次いで9年ぶり4人目。左投手およびパ・リーグの新人投手では初。?西武(前身を含む)の新人投手のデビュー5連勝以上は56年の稲尾和久(8連勝)、93年の杉山賢人(6連勝)、12年の十亀剣(6連勝)に次いで12年ぶり4人目で、左投手では93年の杉山以来31年年ぶり2人目。

◆ソフトバンクは西武の新人サウスポー、武内に散発4安打で無得点に終わり、またも攻略の糸口をつかめなかった。0―2の八回2死から相手守備のミスもあり初めて二塁を踏んだが、続く周東が空振り三振。3度の対戦で奪ったのは、1点のみと抑え込まれており、小久保監督は「ルーキーとは思えない。今年の新人で断トツではないか」と改めて脱帽した。復調を目指す4番の山川も無安打に終わった。七回の第3打席は泳がされながらフェンス際への左飛となり「入ってほしかった」と悔しがった。

◆西武のドラフト1位・武内夏暉投手(22)=国学院大=が4日、ソフトバンク14回戦(みずほペイペイ)に先発して8回4安打無失点。自己最多となる119球の熱投でデビューから無傷の5連勝を飾った。マウンド上でクールな武内は、グランド外でも新人とは思えぬ冷静さを持っている。3球団競合の末、西武から1位指名を受けた昨秋のドラフト会議後。渡辺GMらが指名挨拶で国学院大を訪れた際、記者は初めて左腕を取材した。ズラリと並んだテレビカメラを前に、物おじせずに取材対応する姿に驚かされた。本人いわく「人見知りな性格」。福岡・八幡南高時代は「よく慌てて頭が真っ白になった」というが、今は「マウンドで周りのことを考えないと(逆に)落ち着かない」という。1年目とは思えぬ落ち着きぶりで、いい意味で今風の若者らしくない22歳。野球に向き合うひたむきさは既に一流だ。(西武担当・石井孝尚)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
49213 0.700
(↓0.01)
-
(-)
70319
(-)
179
(+4)
51
(-)
50
(-)
0.261
(↓0.002)
2.230
(↓0.02)
2
(-)
ロッテ
37316 0.544
(↑0.007)
11
(↑1)
69250
(+3)
260
(+1)
37
(-)
32
(-)
0.251
(↑0.001)
3.140
(↑0.03)
3
(-)
日本ハム
34355 0.493
(↓0.007)
14.5
(-)
69255
(+1)
251
(+3)
41
(-)
55
(+1)
0.246
(↓0.001)
2.930
(-)
4
(-)
ORIX
34382 0.472
(-)
16
(↑0.5)
69224
(-)
228
(-)
28
(-)
31
(-)
0.243
(-)
2.770
(-)
5
(-)
楽天
33372 0.471
(-)
16
(↑0.5)
71233
(-)
287
(-)
29
(-)
50
(-)
0.241
(-)
3.650
(-)
6
(-)
西武
24481 0.333
(↑0.009)
26
(↑1)
70166
(+4)
248
(-)
32
(-)
41
(+2)
0.204
(↑0.001
3.030
(↑0.05)