DeNA(☆3対0★)ヤクルト =リーグ戦14回戦(2024.07.04)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
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勝利投手:平良 拳太郎(2勝0敗0S)
敗戦投手:ヤフーレ(4勝7敗0S)
  DAZN
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◆DeNAは2回裏、京田の内野ゴロの間に1点を先制する。その後は6回に牧が適時二塁打を放つと、8回には佐野の適時打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・平良が9回無失点の快投。プロ初完封で今季2勝目を挙げた。敗れたヤクルトは、打線が振るわなかった。

◆DeNA関根大気外野手(29)が、度重なる左翼守備の好プレーでチームを救った。2回先頭、ヤクルト村上の左中間への安打に素早くチャージして、遊撃京田とつないで二塁でタッチアウト。4回先頭でも西川の左翼線への安打に、フェンス際で素早くさばいて二塁に矢のような返球。タッチアウトとし、ピンチを未然に防いだ。さらに7回1死一塁、宮本の左中間への飛球をスライディングキャッチすると、8回先頭ではサンタナのライナー性の当たりをまたもスライディングキャッチ。5試合ぶりにスタメン出場に守備で応え、粘投する同学年の先発・平良を助けた。X(旧ツイッター)では「関根の守備」がトレンド入り。「関根きゅん守備の貢献度エグすぎないか?」「守備だけでも出場した価値があるな」「守備だけでヒロインいけるんじゃないかくらいの活躍ぶり」などのポストが見られた。

◆/この笑顔がたまらない\また守備で魅せたこの回も関根大気がファインプレー?プロ野球(2024/7/4)??DeNA×ヤクルト??Live on DAZN #DAZNプロ野球 pic.twitter.com/7tIpXqhH3E

◆/関根きゅんなら普通??\左中間の打球をナイスキャッチ関根大気がクールにさばく?プロ野球(2024/7/4)??DeNA×ヤクルト??Live on DAZN #DAZNプロ野球 pic.twitter.com/ekiLtQ8JR5

◆/最後は三振で決めた!\平良拳太郎がプロ初完封勝利??<今日の投球内容>回数:9球数:113安打:7三振:5四球:0失点:0自責:0?プロ野球(2024/7/4)??DeNA×ヤクルト??Live on DAZN #DAZNプロ野球 pic.twitter.com/E5sehP1m3w

◆ヤクルト高津臣吾監督(55)が試合後、この日登録を抹消された並木秀尊外野手(25)の離脱が長引くとの見通しを明かした。並木は3日の同戦の9回2死一塁から代走で出場し、二盗に成功した際に左肩を脱臼。そのまま交代していた。同監督は「初めての脱臼なので、くせにならないように固定して、それから何週間か様子を見てっていうふうに経過をたどっていくと思います。(時間は)かかります」と話した。

◆ヤクルトがDeNA平良に完封負けした。2回先頭で村上が、4回先頭では西川が果敢に二塁を狙ったが好守に阻まれてアウトになり、8回まで二塁を踏めなかった。高津監督は積極走塁をたたえつつも、打線全体のアプローチとしては「ミーティング通りにはいかなかったですね。来る球はミーティング通りでしたけど」と苦言を呈した。また8試合連続で勝ち星がない先発ヤフーレの出場選手登録を抹消することも明かした。▽ヤクルト・ヤフーレ(6回2失点も、4月29日以来の白星ならず)「前回に比べると質のいい球を低めに集められた。勝ち星はコントロールできない部分。全力で投げてまた完封できればと思います」

◆5試合ぶりスタメンのDeNA関根大気外野手(29)が、ファインプレー連発で同学年右腕・平良のプロ初完封をアシストした。2回先頭、4回先頭と左翼前の安打に素早くチャージして二塁でタッチアウト。終盤の7回、8回にもスライディングキャッチでピンチの芽をことごとくつんだ。平良は「助けられました」と感謝し、三浦監督も「大きなプレーでチームを救ってくれました」と評価した。

◆プロ11年目。DeNA平良拳太郎投手(28)が淡い願いを現実にした。気温30度、蒸し暑い横浜の夜。体中から汗が噴き出す。シャツは毎イニング着替え、経口補水液は2本飲み干した。8回、足がつってセットポジションに変更し、3者凡退。9回は2死一、三塁のピンチを招くも、宮本を144キロ直球で空振り三振に仕留めた。マウンド上で喜びを分かち合う、初めての経験が幸せだった。「目指してたところでした。マウンドでハイタッチしたのは1軍では初めて。野球人生でできるかなと何回も思ったんですけど、できて良かったです」今季は開幕ローテ入りも、3月30日広島戦でプロ初の完封勝利を目前にして1点を失い降板した。リハビリを経て約3カ月、もう同じ過ちは繰り返さない。「広島戦では大事に行きすぎていた。今日、最後は出し切って、何球かかってもいいので良い球を投げようと思ってました」とプロ初完封を成し遂げた。"タコパワー"が生きた。「築地銀だこ」のたこ焼きが大好きで、最上会員ランクのゴールドカードを保有。「先週、銀だこのたこ焼きを16個食べたのでその成果があったかもしれないです。8個で足りなくてもう1回買いに行きました」と打者の凡退を意味する「タコ」を食らって、相手打者をタコらせた。リリーフ陣で4投手が連投していた中、全員を休ませる完封劇。「前半戦、全く力になれなかったので後半戦力になれるように頑張ります」と平良。首位広島とは2ゲーム差。逆転優勝へ、汗だくで弾みをつけた。【小早川宗一郎】

◆5日の巨人戦(神宮)に先発するヤクルト・小川泰弘投手(34)は、試合前に短距離ダッシュなどで調整した。前回6月26日の広島戦(マツダ)では五回途中7安打5失点で降板。直球の強さや角度を意識的に練習し、中8日の登板に合わせてきた。神宮通算50勝という節目に王手をかける中、巨人との対戦へ「目の前のバッターに全力で投げこんで、先頭バッターを切って、リズムが作れるように頑張ります」と意気込んだ。

◆DeNA・牧秀悟内野手(26)が「4番・二塁」で出場。1―0の六回2死二塁で、三塁を強襲する適時二塁打を放ち「チャンスの場面だったので、ファーストストライクから積極的にいこうと決めていた。良いリズムで投げていた平良さんを援護できうれしい」と拳を握った。試合前の時点で得点圏打率・185と苦しんでいた4番が、前日の先制3ランに続いてチャンスで結果を残した。

◆DeNA・佐野恵太外野手(29)が、好調のオースティンに代わって「3番・一塁」で出場。3安打を放ち、自身5月11日以来となる猛打賞をマークした。2―0の八回には無死一、二塁の好機で、中前に貴重な適時打を放ち「前の打者がつないでつくってくれたチャンス。自分もつなぐ気持ちで打席へ入った。しっかり捉えられ、いいところに飛んでくれた」とうなずいた。

◆一回、安打を放ったDeNA・佐野恵太=横浜スタジアム(撮影・加藤圭祐)

◆DeNAは平良が低めに球を集め、7安打無四球でプロ初完封を果たし、3月30日以来の白星となる2勝目。二回に宮崎の二塁打を足場に先制し、六回は牧、八回は佐野のタイムリーで加点した。ヤクルトはヤフーレを援護できなかった。

◆ヤクルト・高津臣吾監督(55)が試合後、この日に左肩脱臼で出場選手登録を抹消された並木秀尊外野手(25)について言及。「初めての脱臼なので、くせにならないように(左肩を)固定して、それから何週間かたって様子を見てというふうに経過をたどっていくと思う。(時間は)かかります」と説明した。並木は前日3日のDeNA戦(横浜)の九回2死一塁で、一走・宮本の代走として登場。次打者、村上の3球目に二盗に成功した際、左肩を痛めて途中交代していた。今季は15試合の出場で6盗塁だった。

◆ヤクルトは打線がつながりを欠いて零敗。制球良く投げ込む平良に早いカウントで次々と打ち取られ、プロ初完封まで許した。高津監督は「対策通りにいかなかった」と渋い顔だった。積極的な走塁も裏目に出た。二回先頭で左前へ運んだ村上が二塁を狙ってアウト。四回も先頭の西川が左翼線に落ちた当たりで二塁を欲張って失敗した。監督は「いい守備をされた」と唇をかんだ。

◆ヤクルトは7安打を放ったがホームが遠く、今季9度目の零封負け。再び単独最下位に沈んだ。先発のミゲル・ヤフーレ投手(26)は6回6安打2失点と粘りながらも7敗目(4勝)。4月29日の巨人戦(東京ドーム)で勝利を挙げてから8戦連続で勝ち星から遠ざかっている。打線は、DeNA先発・平良を攻めあぐねた。高津臣吾監督(55)の主なコメントは以下の通り。――先発のヤフーレは試合を作った「うーん、でも、先に点を与えてしまうので、難しい展開になりますね」――二回は先頭の長打から失点した「球が高かったんでしょうね」――ヤフーレの状態はどう見た「前回もそうですけど、向こうも慣れてきているので、本人も日本の野球に慣れていることはいいことだと思いますけど、何か変化をつけないと、とは思いますけどね」――8戦連続勝利がない。リフレッシュさせる「抹消します」――2軍で調整「いや、違います」――打線は平良を攻めあぐねた「ミーティング通りにはいかなかったですね。来る球はミーティング通りでしたけど」――走塁面では二回先頭の村上、四回先頭の西川がそれぞれ次の塁を狙おうとして二塁で走塁死。積極的な姿勢は「いい走塁だったと思いますけどね。いいを守備されましたね」――二回1死から左前打で出塁したサンタナの盗塁死は作戦の中でのこと「そうですね。(次打者の長岡に)エンドランで空振りされたらああなりますね」――打線は好機を作って攻められたらというところだった。攻撃全体を見て「うーん。どうですかね。いいピッチングされたのは間違いないですけど、対策を練ってね、対策通りにはいかなかったというところだと思いますけど」――積極的な走塁は継続していってほしい「当然ですね。そんなアウトになることを恐れていたら、次の塁にいけないので」――並木が左肩脱臼で出場選手登録を抹消された「初めての脱臼なので、脱臼がくせにならないように、固定して、それから何週間か経って様子を見てというふうに経過をたどっていくと思います」――時間はかかる「かかります」――ロドリゲスが1軍に登録され、七回から登板。2回2安打1失点だったが投球を見て「ファームで状態が良かったので、どんどん、そういうときに使ってあげたいなと思っていて、きょうになったんですけど、いい球と悪い球がはっきりしていた。上位になるとやっぱり合わされてしまうというか、いろいろな課題がまた出たかなと思います」

◆頼もしい右腕が帰ってきた!! DeNAは4日、ヤクルト14回戦(横浜)に3―0で勝利。2位に再浮上した。11年目の平良拳太郎投手(28)が、9回7安打無四球で初の完封勝利を飾った。右肩の違和感による離脱を乗り越え、3月30日の広島戦(横浜)以来の2勝目。6月以降安定するDeNA先発陣を、さらに強固にした。最後の力を一球に込めた。九回2死一、三塁。灼熱のマウンドに立ち続けた平良の113球目。高めに浮きあがる直球で宮本を空振り三振に仕留め、握りしめた拳を夜空に掲げた。待望の初完封の喜びを、捕手山本との抱擁でかみしめた。「目指していたところだった。(最後に)マウンドでハイタッチしたのは1軍では初めて。野球人生で九回まで投げられるかなって何回も思ったけど、何とかできてよかった」ハマスタは日が落ちても、気温30度近くを計測した。沖縄・今帰仁(なきじん)村出身の平良だが、暑さは苦手。イニングごとにアンダーシャツを着替え、経口補水液「オーエスワン(OS―1)」も2本飲んだが、七回途中から脚がつり始めた。脚の負担を軽減するため、走者がいない場面もセットポジションで投球。対応力が光り、2021年6月の右肘手術後では初となる完投を初完封で飾った。

◆DeNAは4日、ヤクルト14回戦(横浜)に3―0で勝利。2位に再浮上した。11年目の平良拳太郎投手(28)が、9回7安打無四球で初の完封勝利を飾った。マウンドで交わした熱い抱擁には、理由があった。平良は昨季まで1軍で一度もなかった山本との先発バッテリーを、今季は全3試合で組んでいる。これまで2軍では何度も組み、試合中のコミュニケーションはもちろん、何度も食事へ行っては配球談議を深めてきたコンビ。右打者へのファウルの取り方など、これまでなかった新たな引き出しも示してくれた。昨季、右肘内側側副靱帯の再建術(通称トミー・ジョン手術)からの復帰前、1軍で山本とのバッテリーの夢を語っていた平良。〝祐大のおかげ〟で初完封も達成し「ずっとファームで組んでいたので、そういうのもあってうれしかったのかな」と笑顔を見せた。山本もまた「その日に受けることができて、すごく幸せな一日になった」と感慨深く語った。(浜浦日向)

◆ホームが遠かった。ヤクルトは7安打を放ったが、今季9度目の零封負け。再び単独最下位に沈んだ。高津臣吾監督(55)はDeNA・平良を攻めあぐね、首をかしげた。「いいピッチングをされたのは間違いないですけど、対策を練って、対策通りにはいかなかったというところだと思う」積極的な走塁も勝利にはつながらなかった。二回には先頭・村上が左中間への打球を放ち、思い切って二塁を目指したが憤死。四回も西川が左翼線の打球で同じく二塁を陥れようとしたが、かなわなかった。高津監督は「アウトになることを恐れていたら、次の塁にいけない。いい走塁だったと思うけど、いい守備をされた」と積極的な姿勢を評価した。受け身ではなく、攻めの姿勢を継続し、浮上の突破口を開きたい。(赤尾裕希)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
38314 0.551
(↑0.007)
-
(-)
70215
(+7)
173
(+5)
31
(-)
43
(+4)
0.234
(↑0.001)
2.060
(↓0.04)
2
(1↑)
DeNA
38351 0.521
(↑0.007)
2
(-)
69254
(+3)
251
(-)
46
(-)
38
(-)
0.250
(↑0.001
3.020
(↑0.04)
3
(1↓)
阪神
36355 0.507
(↓0.007)
3
(↓1)
67215
(+5)
208
(+7)
32
(+1)
24
(+1)
0.222
(-)
2.220
(↓0.06)
3
(1↑)
巨人
36355 0.507
(-)
3
(↓0.5)
67212
(-)
198
(-)
38
(-)
37
(-)
0.234
(-)
2.450
(-)
5
(-)
中日
32386 0.457
(-)
6.5
(↓0.5)
67174
(-)
240
(-)
31
(-)
25
(-)
0.232
(-)
2.710
(-)
6
(1↓)
ヤクルト
32394 0.451
(↓0.006)
7
(↓1)
68266
(-)
260
(+3)
52
(-)
37
(-)
0.238
(-)
3.270
(-)