巨人(☆6対1★)中日 =リーグ戦13回戦(2024.07.03)・上毛新聞敷島球場=
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中日
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巨人
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勝利投手:井上 温大(3勝4敗0S)
敗戦投手:涌井 秀章(2勝5敗0S)

本塁打
【巨人】ヘルナンデス(5号・3回裏3ラン)

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◆巨人は3回裏、ヘルナンデスの3ランで先制する。その後5回に吉川の犠飛で加点すると、8回には2本の適時打が飛び出し、試合を決定づけた。投げては、先発・井上が8回無失点7奪三振の快投で今季3勝目。敗れた中日は先発・涌井が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。

◆中日涌井秀章が上毛新聞敷島球場で先発登板に臨む。同投手がこの球場で投げるのは、西武時代の12年8月2日オリックス戦、ロッテ時代の19年5月8日西武戦に次いで3度目。12年はリリーフ登板で、19年は先発し6回1失点で勝利投手となっている。上毛新聞敷島球場で5年ぶりの登板となるが、同球場で2勝したのは87、91年西崎(日本ハム)90、92年松浦(日本ハム)96、97年西口(西武)の3人。涌井が西武時代の先輩・西口に続く4人目の記録を残せるか。

◆/ドミニカからやってきた救世主\早くも5本目ヘルナンデスが先制3ランホームラン?プロ野球(2024/7/3)??巨人×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #giants pic.twitter.com/c5FSSC2wSI

◆巨人エリエ・ヘルナンデス外野手(29)が先制の5号3ランで打線をけん引した。3回2死一、三塁、中日涌井の内角直球を弾丸ライナーで左翼席に運んだ。熱帯夜での1発に「どんな環境であっても、毎日球場に来て、自分ができる最高のプレーをすることを心がけてやっています」と心強い。助っ人が14試合連続安打で好調を維持した。

◆守備のミスや3併殺などが絡み、中日の連勝が止まった。3回無死一塁で投手の巨人井上にカウント2ストライクまで追い込んだが、スリーバントでの三塁への犠打を許すと、その後2死一、三塁で先発涌井秀章投手(38)がヘルナンデスに痛恨の先制3ランを被弾。打線も巨人先発井上に8回まで5安打無失点と攻略できなかった。上毛新聞敷島での19年からの巨人戦2連勝も止まった。立浪監督の試合後のコメントは以下の通り。-(自ら切り出し)立浪監督 今日はいろいろミスが出たけど、やっぱり投手のバント(3回井上の三犠打)をセカンドでアウトにできなかった。これは一番いけないことで、野手が(打者の)ピッチャーにもうちょっとチャージしてこないと。ましてや(カウントが0-2と)追い込まれていて。あそこは今日の一番の反省点かなと思う。その後に(3ラン)ホームランを打たれた。そういうことはあるけど、そういうことがないように。そんなに点が取れるような状況じゃないんで、ああいうところを防いでいかないと。-巨人先発井上から走者を出したが、併殺で好機をつぶした場面も立浪監督 (井上は)立ち上がりにちょっと不安定なところを見せて、チャンスは作ったんですけど、その後に立ち直って、力のある球を投げてました。ヨーイドンでの3点が厳しかったけど、明日練習して頑張ります。-涌井の途中降板は立浪監督 なんかちょっと熱中症気味になったっていうようなことを聞いた。時間を置けば大丈夫と思う。

◆中日はミスや3併殺などが絡み連勝が止まった。3回無死一塁で投手の井上にスリーバントでの三塁犠打を許し、その後2死一、三塁から涌井がヘルナンデスに先制3ランを被弾。打線も巨人先発井上に8回まで5安打無失点と攻略できなかった。立浪監督は「投手のバントを二塁でアウトにできなかった。野手がチャージしてこないと。今日の一番の反省点。そんなに点が取れる状況じゃないんで、防いでいかないと」と立腹していた。中日涌井(5回途中に熱中症で降板し、上毛新聞敷島での5年ぶり白星も逃す)「(3ランは)欲張ってインコースでアウトを取ろうとしてしまった。そういうの(熱中症)もあったが、相手も一緒の条件。次、頑張ります」

◆巨人井上温大投手(23)が自己最長8回を5安打無失点で3勝目を挙げた。中5日で迎えた群馬・前橋での凱旋(がいせん)登板。先頭打者に出塁を許したのは8回の1度だけ。前橋商3年夏は県大会決勝で敗れたマウンドで好投し「悔しい思い出ばかりだったが、いい思い出に切り替えられた」とお立ち台からの景色をかみしめた。感覚だけに頼らず、明確なデータで好投につなげた。今季から相手の1番から9番までの攻略プランをノートに記している。ストライクゾーンを9分割し、相手打者の特徴と、得意、苦手なコースを手書きで記入。まずは自分でプランを立ててから捕手、スタッフと話し合ってマウンドに向かう。「去年はデータが頭に浮かぶのはあまりなかったが、今は特徴を思い出して抑えられる」。お手製の"温大ノート"をベンチに持ち込み、イニング間にも再確認している。ブルペンでの投球練習でも「バッター、カリステ」「カウント3-2低めフォーク」などと宣言し、本番をイメージする。今季は新習慣として毎日、ブルペンで約15メートルのキャッチボールを行い、傾斜で投げる感覚を染み込ませる。昨季はイースタン・リーグで7勝0敗、防御率0・75と無双した一方で、1軍は0勝1敗の防御率10・95だった。"2軍エース"から1軍ローテに食い込んできた。能力を結果に直結させるロジカルが確立してきた。涙に暮れた5年前から大きな成長の跡を示した。【上田悠太】▽巨人阿部監督(先発井上が8回無失点の好投)「素晴らしいピッチングでした。どこ行っても地元だと思って投げてもらいたいね」

◆巨人井上温大投手(23)が熱帯夜の凱旋(がいせん)登板を華々しく飾った。球場のすぐ近くのカフェで、小学生時代のコーチが大型モニターに映る井上を見つめていた。岩上リトルファイターズで低学年のコーチだった青山美奈子さんは「本当にひと言も話さない子だった。めんどくさかったんですかね? (笑い)野球はピカイチでしたよ」。教え子が好投する姿に一喜一憂した。5回終了時に外野席後方の利根川の河川敷から打ち上げられた花火もまた感慨深かった。夢中になって白球を追いかけた河川敷からの"エール"になった。少年野球時代のチームメート青山みらのさんは「静かにいつも練習していて真面目だった。冗談を言ってもまったく動じなかった」と当時を回想した。兄唯人さんと練習帰りに食べた大好きなソフトクリームの味もまた懐かしい。登板前日の2日は前橋市内の実家で家族で食卓を囲み「しゃぶしゃぶを食べました」と英気を養い、プロ最長の8回まで投げきった。思い出いっぱいの故郷で、井上が大きく成長した姿を披露した。【巨人担当・為田聡史】

◆熱中症のため前日2日の中日戦(松本)はベンチから外れていたドラフト4位・泉口友汰内野手(25)=NTT西日本=が「8番・遊撃」で7試合ぶりに先発する。群馬・前橋出身の井上温大投手(23)が凱旋登板に臨む。

◆巨人・ヘルナンデス外野手(29)が先制5号3ランを放った。三回2死一、三塁から146キロの直球を左翼席へ運び、14試合連続安打。地元凱旋登板の井上に大きな援護点となった。

◆生まれ育った故郷に成長して帰ってきた。巨人・井上温大投手(23)が地元の群馬・前橋で凱旋(がいせん)登板。小学生の頃から高校生までプレーしていたというなじみのある上毛新聞敷島球場のマウンドに、5年ぶりに立った。場内に名前がコールされると、スタンドから地元のヒーローへ拍手と歓声が降り注いだ。一回、いきなり2者連続三振を奪ったものの連打を浴び2死一、二塁。しかし最後は中日・板山に対しカウント2-2から切れのあるスライダーをしっかりと低めに制球して空振り三振。3三振で立ち上がりを無失点で切り抜けた。続く二、三回は140キロ台後半の威力のある直球に変化球を織り交ぜて三者凡退に抑えた。前橋商高3年夏の県大会決勝、前橋育英戦。左腕は同じマウンドに立ったが、8回途中3失点で降板してチームは敗戦。あと一歩のところで甲子園大会出場を逃し、「勝ちたかったなと毎年夏に思い出す」という因縁の舞台だ。この日は家族、小学校時代のコーチや監督、高校時代の監督などが応援に駆け付けているといい、「一生に一度あるかないかの巡り合わせ」と力を込める。「地元で投げられれば喜んでくれると思うのでずっと投げたいと思っていた。地元の皆さんに成長したなと思われるように」。四回までに6三振を奪う堂々の投球を披露した。(原田優介)

◆群馬県出身のタレント、中山秀征(56)が始球式を行った。2008年から「ぐんま大使」を務める中山は巨人のユニホームを着用して登場し、ワインドアップからノーバウンド投球を披露。地元での大役を終え「緊張しました。子供の頃から憧れの球場で、群馬の皆さんに大きな声援をいただいて投げることができて、思いもひとしおでした」と感慨深く振り返った。

◆巨人は投打がかみ合った。井上は制球がよく8回を無失点、7奪三振の好投で3勝目を挙げた。打線は三回にヘルナンデスの3ランで先制。五回以降に吉川の犠飛や岡本和の適時二塁打などで加点した。中日は3併殺打の拙攻が響いた。

◆巨人は投打がかみ合い中日に快勝した。阿部慎之助監督(45)は「すごくたくさんの方に来ていただいて。(先発した群馬県出身の)井上が勝てたことが一番」と笑顔を見せた。打線は、新外国人のヘルナンデスが14試合連続安打となる5号3ランを放つなど、7安打で効率よく6得点。援護を受けた先発の井上は、地元での凱旋登板で今季最長の8回無失点で3勝目をマークした。好投した左腕に指揮官は「要所でちゃんとワンバウンド振らせたりそういうのもできていた」と評価した上で「お父さんとお母さんが来ていたからじゃないの? もう、どこ行っても地元だと思って投げてもらいたいね」とちゃめっ気たっぷりにたたえた。

◆中日の涌井は痛い3ランを浴びた。三回2死一、三塁でヘルナンデスを迎えた場面。欲を出して内角で打ち取ろうとした3球目が甘く入り、痛打された。失投について「3失点で厳しい状況を(チームに)与えた」と反省しきりだった。この日は最高気温が30度を超えていた影響もあり、途中から熱中症気味の症状が出たという。五回1死三塁で降板して自身5連敗。試合後は「相手も(暑さは)一緒の条件なので」と言い訳しなかった。

◆巨人は3日、中日13回戦(前橋)に6-1で勝利した。群馬県前橋市出身の井上温大(はると)投手(23)が凱旋登板し、自己最長の8回を投げて5安打無失点。前橋商高3年夏の県大会決勝で敗戦して以来、約5年ぶりのマウンドで躍動し今季3勝目を挙げた。日頃から培ってきた『考察力』がマウンドで生きた。井上は球場に向かう車中などでYouTubeに上がっている考察動画を聞きながら球場入りする。「趣味がなくて音楽とかも飽きてしまうけれど、考察を見るのは好き」。漫画ONE PIECEの展開を予想する考察動画などを見ながら考える力を養っている。投球での考え方も変わった。昨年までの4年間で1勝。5年目を迎え、内海投手コーチの助言や戸郷や山崎伊の投球を分析し、打者との駆け引きの重要性を再確認した。「今までは打者に対して思い切りいっていたけど、駆け引きができることで余裕が生まれたのは大きい」と自身の成長を〝考察〟した。(巨人担当・樋口航)

◆巨人は3日、中日13回戦(前橋)に6-1で勝利した。群馬県前橋市出身の井上温大(はると)投手(23)が凱旋登板し、自己最長の8回を投げて5安打無失点。前橋商高3年夏の県大会決勝で敗戦して以来、約5年ぶりのマウンドで躍動し今季3勝目を挙げた。投打がかみ合ったチームは貯金を1とした。念願が叶い、故郷に錦を飾った。前橋市出身の井上が大声援を背に受けて快投を披露。家族や学生時代の恩師、同級生が満員に膨れ上がったスタンドから見守る中、少し照れながらお立ち台で声を弾ませた。「毎球、温かい声援をいただいて、いい投球をすることができた。お父さん、お母さん、おじいちゃん、勝ったよ~!」登板前日の2日は同市内の実家に帰り、家族と食卓を囲んだ。しゃぶしゃぶを食べ、母の手料理でパワーを蓄えた。一回2死から連打を浴びて得点圏に走者を背負ったが、切れ味鋭いスライダーで板山を空振り三振。その後は五回2死まで出塁を許さない投球を披露し、プロ入り後最長の8回を無失点で投げ切り、7奪三振で3勝目を挙げた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
37314 0.544
(↓0.008)
-
(-)
71208
(+1)
168
(+2)
31
(-)
39
(-)
0.233
(↓0.002)
2.020
(-)
2
(1↑)
阪神
36345 0.514
(↑0.007)
2
(↑1)
68210
(+2)
201
(+1)
31
(+2)
23
(-)
0.222
(↑0.001)
2.160
(↑0.03)
3
(1↓)
DeNA
37351 0.514
(↓0.007)
2
(-)
70251
(+3)
251
(+5)
46
(+1)
38
(-)
0.249
(↓0.002)
3.060
(↓0.02)
4
(-)
巨人
36355 0.507
(↑0.007)
2.5
(↑1)
67212
(+6)
198
(+1)
38
(+1)
37
(+1)
0.234
(-)
2.450
(↑0.02)
5
(1↑)
ヤクルト
32384 0.457
(↑0.008)
6
(↑1)
69266
(+5)
257
(+3)
52
(-)
37
(+2)
0.238
(-)
3.270
(-)
5
(-)
中日
32386 0.457
(↓0.007)
6
(-)
67174
(+1)
240
(+6)
31
(-)
25
(-)
0.232
(-)
2.710
(↓0.03)