1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 3 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:有原 航平(8勝3敗0S) (セーブ:オスナ(0勝2敗20S)) 敗戦投手:羽田 慎之介(0勝1敗0S) 本塁打 |
ソフトバンク戦チケット予約 | 西武戦チケット予約 |
◆ソフトバンクが4連勝。ソフトバンクは3回裏、栗原の適時二塁打などで2点を先制する。そのまま迎えた6回には、山川のソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・有原が7回2失点9奪三振の力投で今季8勝目。敗れた西武は、打線が相手を上回る8安打を放つも、つながりを欠いた。
◆歌手の木村カエラ(39)が「白のキセキ2024in東京」に先立ち、君が代独唱を行った。スペシャルゲストが登場すると、東京ドームが一気にざわついた。木村カエラは静寂の中で君が代を歌い上げると、続いて大歓声が沸き起こった。ソフトバンクにとっては年に1度の東京開催。試合前から球場は大盛り上がりとなった。
◆ソフトバンクOBの井口資仁氏(49)が2日、「白のキセキ2024in東京」の西武戦(東京ドーム)で始球式を務めた。現役時代と変わらず力強いボールを投げ込み「久々にボールを投げましたけど、あまりやるもんじゃないですね」と苦笑いを浮かべた。井口氏は20年前の同イベントで1番打者として出場し、2安打を放つなど勝利に貢献。球団名がダイエーだった04年まで所属していたため、ソフトバンクのユニホームは初着用というレアな始球式だった。
◆プロ初先発の西武羽田慎之介投手(20)が、3回で降板した。1回2死二塁とピンチを迎えるも、4番山川を直球で中飛に打ち取り無失点。2回には1死一、二塁と走者を背負うも、8番広瀬に変化球を打たせて二ゴロ併殺とし、得点を許さなかった。しかし、3回先頭の甲斐に四球、続く周東に死球を与えた。1死二、三塁となり、3番栗原の打席で暴投し先制点を献上。直後に右翼線への適時二塁打を打たれて2点目を失った。3回63球、3安打1奪三振5四死球で2失点。高卒3年目、191センチと長身の若手ホープのプロ初先発マウンドは、ほろ苦い結果となった。
◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が31試合、131打席ぶりに本塁打を放った。6回、西武佐藤隼輔から左中間スタンドに運んだ。これで近藤に並び、リーグトップの13本塁打とした。山川の本塁打は5月22日楽天戦(京セラドーム大阪)での2打席連発以来。苦しんでいた4番が長いトンネルから抜け出した。
◆/お待たせしました待望の「どすこい」\山川穂高が5月22日以来131打席ぶりの13号ホームラン???プロ野球(2024/7/2)??ソフトバンク×西武??Live on DAZN #DAZNプロ野球 pic.twitter.com/DPKJXVBneC
◆ソフトバンク有原航平投手(31)がハーラー単独トップの8勝目を挙げた。西武戦は今季初登板。序盤は3回まで毎回走者を背負ったが、直球にチェンジアップなど変化球をうまく配合。得点を許さなかった。6回まで散発4安打の無失点投球。山川の1発で3点のリードとなった直後の7回表に西川に1死一塁から1号2ランを右翼最上階まで運ばれた。「山川さんがホームランで追加点を入れてくれたんで、ああいう時はしっかり3人で0点で行きたかったんですけど、2点を取られてしまって。降板の仕方としてはよくなかったと思う」。試合後は、白星を手にした喜びよりも反省の弁が口をついた。それでも被弾後は源田を遊ゴロ、松原を空振り三振に仕留めた。3・29開幕戦に続き、シーズン折り返しの1戦となった先発マウンドで7回116球、2失点。今季13試合に先発し、6回より前に降板したことはない。「今日は(中継ぎの)投手と野手に助けてもらったんで、次はしっかり0でいけるようにしたい」。週頭を任されているだけに、気を引き締め直した。自身の連勝も5に伸ばし、中6日で行けば球宴前にも10勝到達の可能性がある。頼れる右腕は次戦も必勝投球を誓った。
◆ソフトバンク3番栗原陵矢内野手(27)が2戦連続の打点を挙げ、勝利に貢献した。3回に1点を先制し、なおも1死三塁の好機に右翼線を破る適時二塁打。「打ったのはスライダー。追い込まれてから食らいついていくことができました」。これで45打点とし、打点王争いでも1位山川、2位近藤を追走。ヒーローのお立ち台では「(打点王は)後ろの2人(山川、近藤)に取られる前に取りたいと思います」。今季4度目の猛打賞も放ち、冗舌だった。
◆ソフトバンク孫正義オーナー(66)もチームの勝利にご満悦だった。試合後はグラウンドコートを着て王会長とともに一塁側ベンチに姿を見せた。「いやあ、実に爽快でうれしかったですね」。不振だった4番山川にも待望の1発が飛び出し、興奮した様子。「(山川のホームランは)すばらしかったですね」と笑顔いっぱい。チームは首位独走。「小久保監督を中心にね。これからも気合を入れて頑張ってもらいたい」とV奪回へさらなる奮起を促していた。
◆西武西川愛也外野手(25)が特大の今季第1号をかっ飛ばした。8番中堅で先発。3点を追う7回1死一塁で、有原のチェンジアップを右翼席上段へと運んだ。「一、二塁間を抜く打球をイメージして思い切り振りました」。1点差に迫る反撃の大きな1本となったが、9回1死の打席では右飛に凡退。チームは2連敗となった。
◆ソフトバンク今宮健太内野手が3試合ぶりに復帰した。6月28日の日本ハム戦(エスコンフィールド)の第5打席で背中に死球を受け打撲と診断された。ここ2試合は大事を取って欠場。この日は2番ショートで先発出場した。ヒットこそなかったものの、3回の2打席目には無死一、二塁の場面でしっかり犠打を決め先制点をアシスト。「(背中は)大丈夫です。(犠打を)一発で決め点につながったというのはよかったです」と納得の表情だった。
◆どすこい復活! ソフトバンク山川穂高内野手(32)が実に31試合、131打席ぶりの本塁打を放った。2-0の6回1死走者なし、西武佐藤隼の直球を左中間スタンドに運んだ。5月22日楽天戦で2打席連発を放って以来の自己最長ブランクから脱出。4番がなが~いトンネルから抜け出し、チームも4連勝だ。孫正義オーナー(66)の御前試合で、2位ロッテに今季最大12・5ゲーム差をつけた。山川はゆっくりと、ゆっくりと一塁へ歩き出した。大歓声の東京ドームで貫禄の確信歩きだった。若干の笑みを浮かべながらダイヤモンドを1周。恒例の本塁打パフォーマンス「どすこ~い」が球場全体にこだました。「久しぶりの感覚でした」。放物線を描く一連の動きが懐かしく感じた。苦しかった。最後の本塁打は5月22日楽天戦(京セラドーム大阪)での2打席連発だった。この日までノーアーチの自己最長ブランクを更新。月間10試合以上に出場して0本塁打は過去になかったが、6月は屈辱の0本に終わった。実に31試合、131打席ぶりの本塁打は「完璧」と言う。2-0の6回1死走者なし。佐藤隼の直球を左中間スタンドに運んだ。「本当に何とかしたいと思いながら日々いろいろやっていました。それがなかなかこう、うん...。数字的なものももちろん苦しいですけど、感覚が良くないのが非常に苦しかったです」過去3度の本塁打王に輝いたスラッガーがもがいてきた。試合前には古巣西武の先輩で「おかわり君」こと中村剛也と打撃論を交わした。「今でも会えば『中村さん、こういう時どうしますか』っていう話をする。今日もめちゃくちゃ参考になりました」。山川は試合後、中村に感謝した。「僕は西武の時から困ったら中村さんだったので」。13号ソロで同僚の近藤と並び、再び本塁打ランキングのリーグトップに立った。山川個人にとっては再浮上を誓っていた7月。その初陣で待望の1発が生まれた。「間違いなく6月よりは良くなると思います。ホームランが出て(感覚が)手や脳に残っている。いい打席になると思います」。沈黙してきた分、4番は大爆発する。最終スコアが3-2だっただけに、リードを広げる山川の本塁打は大きかった。これでチームは4連勝。2位ロッテに今季最大12・5ゲーム差をつけた。孫オーナー御前試合で東京ドームの主催試合5年ぶり白星。シーズン折り返しの72試合目で貯金29を積み重ねた。どすこい砲の復活で、さらにパ・リーグ首位を独走する。【只松憲】
◆どすこい復活! ソフトバンク山川穂高内野手(32)が実に31試合、131打席ぶりの本塁打を放った。2-0の6回1死走者なし、西武佐藤隼の直球を左中間スタンドに運んだ。5月22日楽天戦で2打席連発を放って以来の自己最長ブランクから脱出。4番がなが~いトンネルから抜け出し、チームも4連勝だ。孫正義オーナー(66)の御前試合で、2位ロッテに今季最大12・5ゲーム差をつけた。-孫オーナーに白星を届けた小久保監督 勝って届けたいという思いが強かったので、それはホッとしました。-山川が131打席ぶりの本塁打小久保監督 取り返しのつかない6月は返ってこないので。今日から新たにスタートという話をしていたので、ちょうど良かったですね。-4番が苦しんできた小久保監督 僕も(現役時代は)あれぐらいあったような気がしましたけどね。チーム内で近藤とレベルの高い争いをしてほしいですね。-ブランクから1本出ると乗っていける小久保監督 それもあるし、技術的に今日の取り組みは良かった。あまり詳しいことは言いませんが、僕の見立てでは、バットの出し方は今日やっているのは良かったなと思いました。
◆ソフトバンクの守護神ロベルト・オスナ投手(29)がリーグ最速で20セーブを挙げた。3-2の9回にマウンドへ上がり、危なげなく3者凡退。調整登板だった6月30日の日本ハム戦は1回3失点だったが、中1日で完璧な仕事を披露した。小久保監督は「前回はちょっと嫌な中ですぐ次の登板だったので。それが一番良かったところでしょうね」とうなずいた。
◆"宇宙規格"の156キロ左腕、羽田慎之介投手(20)のプロ初先発は、ほろ苦い結果に終わった。3回1死二、三塁から暴投で先制点を献上するなど、毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球が続き3回2失点で降板した。「2回あたりから腕と体が離れ始めてきて、ボールをしっかりコントロールすることができていませんでした」と5四死球を反省した。独特な空気感を持ち、天然な性格で周囲から「宇宙人」と呼ばれる愛されキャラ。高卒3年目で中継ぎからステップアップを図り、191センチの長身から投げ下ろす自慢の直球はこの日155キロを計測した。「球質的には打たれやすいので球速を上げていくしか生きていく道はない。まだ足りない」とレベルアップを誓った。渡辺GM兼監督代行は「先発投手としてゲームをつくっていくところ、まだまだそこら辺は未熟なので、いい勉強になったのかな」と話し、今後については「中に入ってくると思います」と中継ぎで再起用する考えを示した。
◆超満員の東京ドームで迎えたプロ初先発のマウンドは、ほろ苦いものとなった。西武で高卒3年目の左腕、羽田慎之介投手(20)は3回3安打2失点、5四死球で降板。プロ初勝利はならなかった。「(初先発は)多少緊張すると思うが、全力で投げたい。データに偏りすぎるのもよくないのでとにかく自分のボールを最後まで投げたい」そう意気込み、幼少期に何度もプロ野球観戦に訪れた憧れの東京ドームのマウンドに上がった。一回2死から迎えた栗原に対しての2球目、直球はこの日最速の154キロを計測。栗原に右前打を浴び、捕逸でピンチを招くも4番・山川を中飛に打ち取って無失点で切り抜けた。二回も2四球を与えながらもゼロで抑えたが、三回に崩れた。先頭から連続四死球で1死二、三塁とされ、暴投で先制を許した。なお1死二、三塁から栗原に右翼線二塁打を浴び2点目を失うと、この回をもって63球で降板を告げられた。東京・八王子学園八王子高から2022年、ドラフト4位で入団。埼玉・所沢市出身で西武ファンとして育ち、小6の時にライオンズジュニアでもプレーした。191センチの長身左腕で高校時代は和製ランディ・ジョンソンの異名を取った。5月に1軍に初昇格し、3試合に救援登板。計4回を無失点に抑えつかんだ念願の先発のマウンドだったが、この日は悔しい結果に終わった。(石井孝尚)
◆プロ初先発の高卒3年目左腕・羽田慎之介投手(20)は3回3安打、2失点、5四死球で降板。プロ初勝利はならなかった。幼少期に何度も観戦に訪れた憧れの東京ドームのマウンドで大役を託されたが、立ち上がりから制球に苦しんだ。三回に先頭から連続四死球で1死二、三塁のピンチを背負うと、暴投と栗原の適時二塁打で2点を失いこの回を持って63球で降板した。羽田は「回を追うごとに制球が悪くなり、腕の振りに対して、ボールをしっかりとコントロールすることができていませんでした」と唇をかんだ。
◆ソフトバンクが4連勝。三回に栗原の適時二塁打などで2点先行、六回は山川が31戦ぶりの一発となる13号ソロを放った。有原は7回2失点でリーグトップを走る8勝目、オスナが20セーブ目。西武はプロ初先発の羽田が制球難だった。
◆ソフトバンク・孫正義オーナーが観戦に訪れ、勝利を見届けた。チームはシーズン折り返しの72試合目を終え、2位ロッテと12・5ゲーム差で首位を独走。「小久保監督を中心にね。爽快でうれしい。優勝に向けて気合を入れて頑張ってもらいたい」と4年ぶりの頂点を期待した。就任1年目ながら快進撃を続ける小久保監督は試合後に開口一番「オーナーが来られている試合は勝ちたい思いが強かった。ほっとした」と満足そうな笑みを浮かべた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
49 | 20 | 3 | 0.710 (↑0.004) | - (-) |
71 | 319 (+3) | 175 (+2) | 51 (+1) | 50 (-) |
0.263 (-) | 2.210 (-) |
2 (-) |
ロッテ |
35 | 31 | 6 | 0.530 (↓0.008) | 12.5 (↓1) |
71 | 238 (+3) | 253 (+8) | 36 (+2) | 31 (-) |
0.249 (-) | 3.200 (↓0.08) |
3 (-) |
日本ハム |
34 | 33 | 5 | 0.507 (↑0.007) | 14 (-) |
71 | 248 (+8) | 239 (+3) | 40 (+2) | 54 (+1) |
0.248 (↑0.002) | 2.870 (-) |
4 (1↑) |
ORIX |
34 | 38 | 2 | 0.472 (↑0.007) | 16.5 (-) |
69 | 224 (+4) | 228 (+1) | 28 (+1) | 31 (+1) |
0.243 (↑0.001) | 2.770 (↑0.03) |
5 (1↓) |
楽天 |
33 | 37 | 2 | 0.471 (↓0.007) | 16.5 (↓1) |
71 | 233 (+1) | 287 (+4) | 29 (-) | 50 (-) |
0.241 (-) | 3.650 (↑0.01) |
6 (-) |
西武 |
23 | 48 | 1 | 0.324 (↓0.005) | 27 (↓1) |
71 | 162 (+2) | 248 (+3) | 32 (+1) | 39 (+1) |
0.203 (-) | 3.080 (↓0.01) |
コメント