1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 | 1 |
楽天 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 1 | 0 |
勝利投手:曽谷 龍平(5勝3敗0S) (セーブ:マチャド(2勝2敗12S)) 敗戦投手:内 星龍(3勝6敗0S) 本塁打 |
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◆オリックスが逆転勝ち。オリックスは1点を追う5回表、杉本の3ランが飛び出し、逆転に成功する。続く6回には、セデーニョが適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・曽谷が8回途中1失点7奪三振の粘投で今季5勝目。敗れた楽天は、打線がつながりを欠いた。
◆楽天ドラフト6位の中島大輔外野手(23)が1軍初昇格した。この日の試合前練習から合流。「僕自身がもう緊張して、なんかまだ実感ないですね」と話した。同期の活躍にも刺激を受けてきた。「松田が最初に投げて、古謝もずっと1軍で投げて、自分も早くあの舞台でやりたいなと思いながら日々練習してたので、『やってやるぞ』っていう気持ちは強いです」と力を込めた。イースタン・リーグでは61試合に出場し、チームトップの打率2割8分4厘、1本塁打、14打点と躍動。「最近打ててるので、調子がいいっていう自覚はあるんですけど、やっぱり1軍のピッチャーはすごいと聞くので、その中で自分がどれだけやれるのかは楽しみというか、自信はあんまないですけど、思いきって振りたいなと思います」と意気込んだ。
◆楽天は逆転負けを喫し、72試合目で今季の自力優勝が消滅した。2回にフランコの右犠飛で幸先よく先制。しかし、1-0の5回1死一、三塁から先発内がオリックス杉本に逆転3ランを被弾した。6回には1死二塁から阿部が左飛をまさかの落球。二、三塁とピンチが広がり、セデーニョの適時打で突き放された。首位ソフトバンクが楽天との直接対決残り16試合に全敗しても、他球団に全勝すれば104勝36敗3分けで勝率7割4分3厘。楽天は残り71試合に全勝しても104勝37敗2分けで勝率7割3分8厘となり、ソフトバンクを下回ることになる。
◆楽天は逆転負けを喫し、シーズン折り返しの72試合目で今季の自力優勝が消滅した。今江敏晃監督(40)は「目の前の試合をやっていくだけなんで。自力優勝とか言ってる場合のチームじゃないんで、とにかく目の前の試合をしっかり戦っていくっていう形です」と話した。2回にフランコの右犠飛で幸先よく先制。しかし、1-0の5回1死一、三塁から先発内がオリックス杉本に逆転3ランを被弾した。6回には1死二塁から阿部が左飛をまさかの落球。二、三塁とピンチが広がり、セデーニョの適時打で突き放された。打線は8回無死一、二塁など好機はつくるも、あと1本が出ず、オリックスと入れ替わる形で5位に後退した。首位ソフトバンクが楽天との直接対決残り16試合に全敗しても、他球団に全勝すれば104勝36敗3分けで勝率7割4分3厘。楽天は残り71試合に全勝しても104勝37敗2分けで勝率7割3分8厘となり、ソフトバンクを下回ることになる。楽天内(5回に杉本に逆転3ランを被弾)「絶対に三振を取りたいところで失投になってしまうのが今季は多い。自分のことを理解してやっていかないと、また同じことを繰り返すなと思った」
◆楽天ドラフト6位の中島大輔外野手(23)が、1軍デビュー戦でプロ初安打をマークした。この日に初昇格。3点を追う9回無死走者なしから代打で登場した。カウント2-1から直球を捉えると一塁手前で打球が跳ね、右翼線に転がる二塁打となった。「めっちゃ緊張してたんで、あまりよく分かってないですけど、とりあえずうれしいです」と初々しく振り返った。
◆オリックス曽谷龍平投手(23)が"楽天キラー"と化した。7回0/3を1失点で5勝目。楽天には今季4戦4勝とした。2回に犠飛で先制点を許したが、3回以降は持ち直した。球速表示では自己最速となる154キロを何度も計測。「勝てたことは大きいし、またチームを勢いづけられたら」。ただ8回は連続四球を与えて悔しい降板。「切り替えられずにズルズルいってしまった」と反省した。
◆ラオウ弾で東北6県制覇! オリックスが青森・弘前での楽天戦に逆転勝ちした。選手会長の杉本裕太郎外野手が、1点を追う5回1死一、三塁から逆転の3号3ラン。4位浮上に貢献した。「追い込まれるまでとは変えて。外野フライのイメージで。ちょっと浮いた球を仕留められて良かった」と2ストライクからの1発を振り返った。楽天内に2球目までワンバウンドのフォークを空振り。3球目、今度はストライクゾーンに入ってきたフォークを、前さばきでとらえた。ベンチ前では石川と肩を組んでのダブル昇天ポーズが決まった。チーム7年ぶり2度目の青森での試合。前回も楽天戦で2-3と敗れた。この白星で東北6県制覇を達成。杉本は7年前はほぼ2軍暮らし。「チームが青森に来ていることすら知らなかった。いい記念になったというか、良かったです」とにっこり。ヒーローインタビューでは「青森、初めて来たんですけど、今日で好きになりました」とファンを喜ばせた。ここ3戦2発。打率2割台前半も復調気配だ。コーチのほか、好調な選手にもアドバイスを求めた。最近では森の打席での球の見逃し方がいいと感じた。「どういう感じで立ってんの? とか聞いて、いろいろ教えてもらって。それが今、一番しっくり来ている」と打ち明けた。東京から移動した前日1日は同僚と食事に出かけた。「で、駅前にミスドがあったので、呼ばれている気がして。差し入れたらホームランを打てたんで良かった」とチームにドーナツ80個を差し入れした効果もあった。3日は盛岡と再び地方試合。杉本は「明日も頑張ります」と笑顔で球場を後にした。【大池和幸】▽オリックス・セデーニョ(6回にチーム4点目の左前適時打)「打ったのはフォークです。しっかりとセンター方向にはじき返すことだけを考えていました」
◆逆転勝ちしたオリックス中嶋聡監督(55)は、逆転弾の杉本や勝利投手の曽谷のほかに、福田周平外野手(31)の中堅守備を持ち上げた。地方球場とあり、ベンチ裏はスペースの関係でやや手狭な状況。中嶋監督は試合後の取材を受けている横で、福田が着替えや荷物をまとめていた。指揮官はそれを意識して「福田の守備がいいんで。あのセンターの落ちるやつね、あれ落ちていたら大変なことになってました。本当に助けてもらいました」と声のボリュームを上げた。1点をリードされた4回2死一、二塁で、福田は太田の飛球に前進してダイビングキャッチ。確かに落ちていれば、試合の大きな分岐点だった。指揮官は「そうですね、ほんと。...絶対書かんからな、これ言っても」と福田の方を向いて笑い、報道陣も笑わせた。逆転勝ちの喜びムードの中での、いつもと違うひと幕だった。
◆オリックス・杉本裕太郎外野手(33)が豪快な一発で試合をひっくり返した。「『どんな形でも1点!』と思っていたんですが、なんとかスタンドまで届いてくれましたし、逆転することができてよかったです!」1点を追う五回1死で西川がチーム初安打となる投手強襲の内野安打で出塁すると、セデーニョが中前打で続いて一、二塁。ここで杉本が打席に立ち、楽天先発・内の3球目、甘く入ったフォークを捉えて左翼席に運んだ。弘前の夜空にアーチを描いた杉本はベンチに戻ると、お決まりの昇天ポーズを決めて喜びを爆発させた。6月29日のロッテ戦(ZOZOマリン)の延長十回に決勝2ランを放った33歳が、2試合ぶりの本塁打を放ち、逆転に成功した。
◆オリックス・曽谷龍平投手(23)が7回0/3を投げ、6安打1失点で降板した。二回に1死で浅村、阿部に連打でピンチを招き、フランコの犠飛で先制点を献上したが、三回以降は安定感のある投球を披露した。球数が100球に近づいた七回にはフランコ、太田を2者連続空振り三振に仕留めるなど、球の切れは衰えなかった。八回にもマウンドに上がったが、連続四球を与えて降板。2番手で登板したD6位・古田島(日本通運)が無失点で切り抜け、見事な火消しを見せた。楽天キラーぶりを発揮した。今季は試合前時点で3戦3勝、防御率1・53と好相性。秋田・明桜高出身で、東北にもゆかりのある左腕が弘前で躍動し、自己最速を更新する154キロを計測した。
◆オリックスは投打がかみ合い、快勝した。試合前時点で1ゲーム差だった4位・楽天に勝利したことで4位タイとなった。杉本が0―1の五回に左翼へ逆転となる3号3ラン。六回にはセデーニョがタイムリーを放ってリードを広げた。先発の曽谷は7回0/3を投げ、1失点の好投でチーム2位の5勝目をマーク。楽天戦ではこれで4戦4勝と相性の良さを見せた。
◆楽天先発の内星龍投手は、四回まで無安打投球だったが、1―0の五回につかまった。1死から連打で一、三塁。8番杉本はフォークボールで2球連続の空振りを奪って追い込んだが、甘く入った3球目のフォークを左翼席に運ばれ「絶対に三振を取りたいところでの失投。毎回同じようなミスをしている」と猛省した。打線は二回に6試合ぶりの先制点を挙げるも三回以降はゼロ行進。自力優勝の可能性が消え、今江監督は「目の前の試合をやっていくだけ」と話した。
◆オリックス・曽谷龍平投手は7回途中1失点で5勝目を挙げ、楽天戦は4連勝となった。先頭から2連続四球で降板した八回には悔いが残ったが「先制点を許したけど、そこから粘り強く投げられた」と全体を見れば納得のいく投球だった。前回登板ではバント処理での悪送球からリズムを崩し、3敗目を喫した。守備でも隙を見せないことを課題とし、三回には小郷のバントをそつなくさばいて修正力を示した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
49 | 20 | 3 | 0.710 (↑0.004) | - (-) |
71 | 319 (+3) | 175 (+2) | 51 (+1) | 50 (-) |
0.263 (-) | 2.210 (-) |
2 (-) |
ロッテ |
35 | 31 | 6 | 0.530 (↓0.008) | 12.5 (↓1) |
71 | 238 (+3) | 253 (+8) | 36 (+2) | 31 (-) |
0.249 (-) | 3.200 (↓0.08) |
3 (-) |
日本ハム |
34 | 33 | 5 | 0.507 (↑0.007) | 14 (-) |
71 | 248 (+8) | 239 (+3) | 40 (+2) | 54 (+1) |
0.248 (↑0.002) | 2.870 (-) |
4 (1↑) |
ORIX |
34 | 38 | 2 | 0.472 (↑0.007) | 16.5 (-) |
69 | 224 (+4) | 228 (+1) | 28 (+1) | 31 (+1) |
0.243 (↑0.001) | 2.770 (↑0.03) |
5 (1↓) |
楽天 |
33 | 37 | 2 | 0.471 (↓0.007) | 16.5 (↓1) |
71 | 233 (+1) | 287 (+4) | 29 (-) | 50 (-) |
0.241 (-) | 3.650 (↑0.01) |
6 (-) |
西武 |
23 | 48 | 1 | 0.324 (↓0.005) | 27 (↓1) |
71 | 162 (+2) | 248 (+3) | 32 (+1) | 39 (+1) |
0.203 (-) | 3.080 (↓0.01) |
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