ロッテ(☆7対0★)オリックス =リーグ戦10回戦(2024.06.30)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
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ロッテ
20100121X71401
勝利投手:石川 歩(1勝0敗0S)
敗戦投手:山下 舜平大(0勝3敗0S)

本塁打
【ロッテ】ポランコ(10号・8回裏ソロ)

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◆ロッテは初回、上田の適時打で2点を先制する。その後4-0となって迎えた7回裏には岡の適時二塁打で2点を加え、8回にはポランコのソロで追加点を挙げた。投げては、先発・石川歩が5回無失点の好投で2年ぶりの白星。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆Bリーグに所属するプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の小川麻斗(22)がセレモニアルピッチを行った。緊張した面持ちでマウンドに上がった小川。投じた1球は捕手役の上田のグラブにノーバウンドで収まった。小川は「試合よりも緊張しました。ジェッツの選手はいつもボールが届いてないって言われてたんですけど、ギリギリ届いたので良かったです。こんなにたくさんのお客さんの前ですごい緊張したんですけど、すごい楽しみにしていたので、投げ切ることが出来て良かったです!」と振り返った。

◆オリックス山下舜平大投手(23)がプロ最短となる3回降板で今季初勝利はお預けとなった。立ち上がりから制球に苦しみ、2四死球を与えてから上田に先制2点適時打を許すなど、1回だけで37球を要した。2回も四球を出しながらのピンチをしのいだが、3回は田村の犠飛で3点目を許した。79球、3失点で交代を告げられた。昨季新人王右腕は春先から苦しみ、4月下旬に2軍降格。この試合は1軍復帰後2度目の先発で、中13日でのマウンドだった。登板前日には「やるべきことをやってきました。自分の投球をするだけ。いけるところまで全力でいくだけかなと思います。マウンドはすごくいい感じの角度というか、投げやすそう」と、初めての球場の印象などを語っていた。

◆ロッテ岡大海外野手(32)が8試合連続二塁打を放ち、プロ野球新記録を達成した。4-0の7回1死一、三塁。オリックス才木の初球フォークを捉えた打球は左翼線への適時二塁打となり、6月16日中日戦から8試合連続二塁打となった。「金子コーチ、近藤(ソフトバンク)の記録を抜けたことは素直にうれしいです。引き続き頑張りたいと思います!」と喜んだ。お立ち台では石川歩に倣って「絶景で~す!」と叫んで笑顔を見せた。「打席の中ではそんなに意識していなかったんですけど、打てたらいいなというのは試合前から思っていた。試合の勝利に貢献できたのが一番」と話した。「まだまだ満足することなくしっかりやっていきたいなと思いますし、日々成長していきたいなと思います」。ベテランのプロ野球新記録となる一打が、ベテランの復活白星に花を添えた。ロッテ岡が7回に才木から二塁打を放ち、16日中日戦から8試合連続で二塁打。連続試合二塁打のプロ野球新記録をマークした。これまでの最長は09年金子誠(日本ハム)と21年近藤(日本ハム)が記録した7試合だった。大リーグでは 連続試合二塁打の最長記録は19年ボー・ビシェット(ブルージェイズ)の9試合。

◆6月24日に育成から支配下登録されたロッテ石川歩投手(36)が、22年9月13日以来656日ぶりとなる1軍での復帰登板で、白星を飾った。オリックス打線を5回3安打無失点に抑えた。打線の援護も受け、22年8月31日以来669日ぶりの白星を手にした。昨季は開幕投手を務めるはずだった開幕前に右腕を痛め、リハビリに回った。10月には右肩を手術し、今季は育成選手で迎えていた。石川歩(いしかわ・あゆむ)1988年(昭63)4月11日、富山県生まれ。滑川-中部大-東京ガスを経て、13年ドラフト1位でロッテ入団。プロ1年目から3年連続2桁勝利。14年に新人王、16年に最優秀防御率を獲得。17年WBCで日本代表入り。19、20、22年は開幕投手を務めた。23年10月24日に右肩手術。同31日に自由契約となり、11月30日に育成選手として再契約した。186センチ、80キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億1000万円。

◆オリックス山下舜平大投手(21)が、初登板ZOZOマリンの洗礼を浴びた。1軍復帰2度目の先発はプロ最短3回KOで開幕3連敗。制球に苦しみ、2失点の1回だけで37球を要した。結局、3回79球とリズムをつくれず3失点。「自分で自分の首をしめた。普通に技術不足。真っすぐ、カーブというパワーゲームしかない。引き出しがあれば、違うピッチングができるんじゃないかと思います。チームに申し訳ないという気持ちしかありません」。開始から12メートルほどの強風の中だったが、言い訳にはしなかった。昨季新人王の悩める姿に、中嶋監督も「初めて(の球場)で、難しいところがあるのかな。ゾーン内に落とすことがまったくできなくなった」と首をひねった。打線は今季10度目の完封負け。好調の西野が右太もも裏を痛めるなど、散々な1日だった。チームは2カード連続の負け越し。1日で5位転落した。首位ソフトバンクとのゲーム差は今季最大16・5に広がった。

◆656日ぶりに、マリンのマウンドで五右衛門が打者を斬った。6月24日に育成から支配下登録されたロッテ石川歩投手(36)が、22年9月13日以来となる1軍復帰登板を果たした。オリックス打線を5回3安打無失点に抑え、22年8月31日以来、実に669日ぶりとなる白星を手にした。「絶景で~す!」。久しぶりのお立ち台。石川歩はその言葉を待っていたであろうファンに、第一声で期待に応えた。そこから4度お決まりの言葉で球場を沸かせた。11年目の帰ってきたベテランは「緊張もしましたし、あんまり思ったより状態は良くない中でなんとか粘れた」と決して好条件とは言えない風速12メートルの本拠地で、試合を作った。毎回走者を許すも、5回75球で3安打無失点。「ぴしゃっとはいかなかったですけど、何とか耐えることができてよかったです」。ほっとした表情を浮かべた。昨季は2年連続の開幕投手が内定していたが、春季キャンプ中に右上肢のコンディション不良で離脱。プロ10年目にして初めて1軍登板がなかった。「これ以上、悪くなることはないなと思っていた」と右肩の3つの手術を決断。「だめだったらやめるんだろうなとは思ってました」と引退も考えていたという当時の正直な心境を吐露。それでもここまで来られたのは-。「リハビリ期間中、いろんな方に見てもらって、停滞することなく来られたので」。腐ることなく、日々練習を積み重ね、順調に回復していった。首位ソフトバンクとは11・5ゲーム差があるものの、2位につけるロッテに心強いベテランが帰ってきた。「勝ったのは良かったですけど、自分の内容としてはまだまだ」と、本人としては完全復活とは言わない。帰ってきた五右衛門が、ここからファンに「絶景」を見せていく。【星夏穂】吉井監督(石川歩の勝利に)「技術は本当、天下一品なので、今日は後輩たちもいい勉強になったんじゃないかなと思います」石川歩(いしかわ・あゆむ)1988年(昭63)4月11日、富山県生まれ。滑川-中部大-東京ガスを経て、13年ドラフト1位でロッテ入団。プロ1年目から3年連続2桁勝利。14年に新人王、16年に最優秀防御率を獲得。17年WBCで日本代表入り。19、20、22年は開幕投手を務めた。23年10月24日に右肩手術。同31日に自由契約となり、11月30日に育成選手として再契約した。186センチ、80キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億1000万円。

◆656日ぶりに、マリンのマウンドで五右衛門が打者を斬った。6月24日に育成から支配下登録されたロッテ石川歩投手(36)が、22年9月13日以来となる1軍復帰登板を果たした。オリックス打線を5回3安打無失点に抑え、22年8月31日以来、実に669日ぶりとなる白星を手にした。石川歩の復帰登板をネット裏席から見届けた人がいる。ロッテ2軍でブルペン捕手を務める味園博和さん(51)は「グラウンドに出てきたのを見て、涙腺が崩壊しそうでした」と打ち明けた。同じ4月11日生まれの縁もあり、10年前の入団時からずっとキャッチボール相手を務めてきた。浦和の2軍戦後、リハビリを担当してきたスタッフとともにマリンへと駆けつけた。ひょうひょうとした受け答えの右腕だが、試合前はトイレで"えずく"。胃からは何も出ないが、声にならない声が響く。知る人ぞ知る石川歩のルーティンだ。復帰過程で登板した2軍でも変わらなかった。味園さんは「緊張してました。試合への思いは2軍戦でも同じだったのでしょう」。繊細な感覚の持ち主。受ける味園さんはいい球だと思っても、本人は納得していないこともあったという。「苦しむ姿を見てたから。今日は勝ち負けより、マウンドに立つだけで満足だったんだけど」。2年ぶりの白星を心から喜んでいた。【15~17年ロッテ担当 古川真弥】

◆ロッテ・石川歩投手(36)が、5回3安打無失点の好投。3点のリードを持って降板し、勝利投手になれば2022年8月31日のソフトバンク戦以来669日ぶりとなる。150キロを超える直球はなくても、巧みな投球術で抑えていった。一回は1死から森に中二塁打を浴びたが、続く太田は外角低めの直球で右飛に抑え、西川は全6球を低めに制球を集めて見逃し三振に打ち取った。毎回走者は許したが、直球だけでなくカーブ、カットボール、シンカーとうまく高低に投げ分けてオリックス打線を翻弄した。昨季は開幕投手に選ばれながら右上肢のコンディション不良で離脱。1軍登板なしで終え、10月に右肩手術を受けた。今季は育成契約からスタート。順調にリハビリをこなし4月に実戦復帰を果たすと、ここまで2軍で8試合登板、2勝0敗、防御率1・08と状態を上げ、6月24日に支配下選手契約を結んでいた。待ち望んでいた右腕が頼もしく帰ってきた。

◆ミスター二塁打だ。ロッテ・岡大海外野手(32)が「1番・中堅」で出場し、七回に左翼線二塁打を放った。これで16日の中日戦からプロ野球新記録となる8試合連続二塁打をマークした。2009年の日本ハム・金子誠、21年の日本ハム・近藤健介(現ソフトバンク)に次いで3人目となるプロ野球記録の7試合連続二塁打で並んでいた中で、5打席目となった七回はオリックス・才木の真ん中低めフォークボールをはじき返して偉業を打ち立てた。二塁ベースに到達すると電光掲示板での祝福されて笑みを浮かべた。6月は試合前時点で打率・348と絶好調。「チャンスだったので、とにかくランナーを返すことだけを考えていきました!(二塁打の記録に関しては)金子コーチ、近藤の記録を抜けたことは素直に嬉しいです。引き続き頑張りたいと思います!」とコメントした。

◆再び背番号12として戻ってきた。育成から支配下選手に復帰したロッテ・石川歩投手(36)が、2022年9月13日の日本ハム戦以来656日ぶりに1軍登板を果たした。「(リハビリ期間は)自分の体を見つめなおすいい機会だった。状態は良かったり悪かったりですが、肩とかは不安なくきた」上空は13メートル以上の強い風が吹く中で、巧みな投球術だった。一回は1死から森に中二塁打を浴びたが、続く太田は外角低めの直球で右飛に抑え、西川は全6球を低めに制球を集めて見逃し三振に打ち取った。直球だけでなくカーブ、カットボール、シンカーとうまく高低に投げ分けた。昨季は開幕投手に選ばれながら右上肢のコンディション不良で離脱。1軍登板なしで終え「試合には投げられていましたが、これで投げていてもという状態だった。これ以上は悪くはならないだろう」と昨年10月に右肩手術を受けた。今季は育成契約からスタート。順調にリハビリをこなし4月に実戦復帰を果たすと、2軍で8試合登板、2勝0敗、防御率1・08。状態を上げて、6月24日に支配下選手に返り咲いた。2016年には最優秀防御率に輝き、通算76勝を誇る右腕。球場では待ち望んでいたファンたちから石川歩のタオルが多く掲げられ「おかえり」の声が響いた。一回にドラフト1位・上田(明大)の2点適時打で先制。三回には田村の犠飛で加点した。石川歩は5回3安打無失点の好投で救援陣に後を託した。打線は石川歩の降板後も攻撃の手を緩めず、六回に藤原の適時打、七回に岡の2点適時打、八回にはポランコの10号ソロでダメを押した。2番手以降の横山、沢村、西村、広畑もきちんと「0」でつないだ。石川歩は2022年8月31日のソフトバンク戦以来、669日ぶりの白星をつかんだ。

◆再び背番号12で戻ってきた!! 今季は育成選手としてスタートし、支配下選手に復帰したロッテ・石川歩投手(36)が30日、オリックス10回戦(ZOZOマリン)に5回3安打無失点で、2022年8月31日のソフトバンク戦以来669日ぶりの白星をつかんだ。昨季は1軍登板なしに終わり、昨年10月に右肩を手術。引退も頭によぎったという右腕が復帰登板で好投し、7―0での勝利に導いた。お立ち台で「絶景でーす!!」と4度、叫んだ。同僚たちから五右衛門の愛称で呼ばれた石川歩が、歌舞伎の演目「楼門五三桐」での石川五右衛門の名せりふにちなんだ決めぜりふを連呼した。2022年8月31日のソフトバンク戦以来669日ぶりの白星に屈託ない笑顔だった。「リハビリ期間が長かったですが、何とかいい投球をしたかった。耐えることができてよかった」巧みな投球術だった。直球の自己最速は154キロだが、この日は平均球速139キロ。上空は13メートル以上の強風も吹き荒れるマウンドで、一回は2死三塁としながら西川を内角低めの直球で見逃し三振に抑えた。その後も毎回走者は許したが、カーブ、カットボール、シンカーをうまく高低に投げ分けた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
48203 0.706
(↑0.005)
-
(-)
72316
(+10)
173
(+3)
50
(+1)
50
(+1)
0.263
(↑0.002)
2.210
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
35306 0.538
(↑0.007)
11.5
(-)
72235
(+7)
245
(-)
34
(+1)
31
(-)
0.249
(↑0.003
3.120
(↑0.05)
3
(-)
日本ハム
33335 0.500
(↓0.008)
14
(↓1)
72240
(+3)
236
(+10)
38
(+1)
53
(+1)
0.246
(-)
2.870
(↓0.07)
4
(1↑)
楽天
33362 0.478
(↑0.008)
15.5
(-)
72232
(+2)
283
(+1)
29
(-)
50
(+1)
0.241
(-)
3.660
(↑0.04)
5
(1↓)
ORIX
33382 0.465
(↓0.006)
16.5
(↓1)
70220
(-)
227
(+7)
27
(-)
30
(-)
0.242
(↓0.001)
2.800
(↓0.07)
6
(-)
西武
23471 0.329
(↓0.004)
26
(↓1)
72160
(+1)
245
(+2)
31
(-)
38
(+3)
0.203
(↑0.001)
3.070
(↑0.01)