日本ハム(★3対10☆)ソフトバンク =リーグ戦10回戦(2024.06.30)・エスコンフィールド北海道=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ソフトバンク
000101053101701
日本ハム
0000000033911
勝利投手:モイネロ(5勝2敗0S)
敗戦投手:加藤 貴之(3勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】栗原 陵矢(7号・4回表ソロ)
【日本ハム】レイエス(4号・9回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ 日本ハム戦チケット予約 ソフトバンク戦チケット予約
◆ソフトバンクは4回表、栗原のソロで先制に成功する。そのまま迎えた6回に正木の適時打で1点を加えると、8回には近藤の適時打などで5点を挙げ、相手を突き放した。投げては、先発・モイネロが6回無失点の好投で今季5勝目。敗れた日本ハムは、打線が中盤までの好機を生かせなかった。

◆日本ハム加藤貴之は5月4日オリックス戦の1回に福田に四球を与えたのを最後に、与四死球0。連続イニング無四死球を歴代6位タイの51回2/3まで伸ばしている。連続イニング無四死球の上位記録を見ると、<1>73年安田(ヤクルト)81回<2>50年白木(東急)74回<3>61年土橋(東映)56回<4>50年野口(阪急)53年柚木(南海)54回1/3。今日で5傑入り、3位の土橋を超える可能性もあるが、加藤貴はどこまで記録を伸ばせるか。

◆日本ハムは「ファイターズ50周年シリーズ」期間中の7月13~15日の3日間で、今年で30周年を迎えた「パワフルプロ野球」シリーズとのコラボ企画を実施する。「パワプロコラボブース」では、18日の発売に先立ち最新作「パワフルプロ野球2024-2025」を体験できる。体験した小学生以下の来場者には、オリジナルノベルティを各日先着150名にプレゼントする。体験ブースの隣には、ファイターズとパワプロくんがコラボしたフォトスポットも設置される。13日の試合終了後には、球団OB岩本勉氏、谷口雄也氏が登場し「パワフルプロ野球2024-2025」に収録されている選手データなど、さまざまな情報を用いて、過去のファイターズ選手についてのトークを展開する。また、ゲームを用いて岩本氏と子どもたちによる1打席対決(ファイターズ レジェンドバトル)を実施する。イベントへの参加方法など詳細は、球団公式サイトまで。

◆ワンちゃんの祭典「ワンダフるフェスティバル」が初開催された。スタンド席の特別エリアで、愛犬と一緒に試合観戦できるとあり、多くの愛犬家たちが、ワンちゃんを連れてスタンドに集結した。始球式では「ボール犬」が登場。マウンドに行くはずが途中で戻ってくる"プチトラブル"もあったが、飼い主に諭され無事、大役を果たした。日本ハムは、メスのポメラニアン、ポンちゃんを溺愛する加藤貴之投手(32)が先発。初回は無安打2三振と上々のスタートを切った。前回登板まで歴代6位タイの51回2/3連続無四球という「北の精密機械」が、好投でワンちゃん祭りに花を添えられるか、注目だ。

◆日本ハム加藤貴之投手(32)の連続無四球が54回2/3で止まった。5月4日オリックス戦の1回に福田に四球を与えて以降、この日の3回まで無四球だったが、4回無死、ソフトバンク近藤に与えた。連続イニング無四死球の上位記録は<1>73年安田(ヤクルト)81回<2>50年白木(東急)74回<3>61年土橋(東映)56回。加藤貴の54回2/3は、50年野口(阪急)53年柚木(南海)の54回1/3を抜き、単独4位となった。

◆日本ハムが今季ワーストとなる5連敗を喫し、最大9あった貯金がゼロになった。ソフトバンク戦は2カード連続の3タテを食らい、6連敗となった。1点を追う5回1死一、二塁、郡司の右翼へのライナー性の打球で飛び出した二塁走者・万波の帰塁が間に合わず、ダブルプレー。同点チャンスを逃した直後の6回1死一塁、先発加藤貴之投手(32)が、ソフトバンク正木に中越え適時二塁打を許し、2点目を献上した。加藤貴は連続イニング四球をNPB史上単独4位の54回2/3まで伸ばしたが、結果的に6回途中98球を投げ、8安打2失点で6敗目。「流れを引き寄せられないままマウンドを降りてしまいチームに申し訳ないです。相手もいい投手ですし、辛抱強く投げ切りたいと思っていましたが、悔しいです」とコメントした。

◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(28)が、9回無死一塁、オスナから、左翼2階席まで届く、どでかい4号2ランを放った。新庄剛志監督(52)のアドバイスが生きた。「ボス(新庄監督)から球を捉える場所がちょっと後ろ過ぎるというので、前にしてみた。言われた通り打てて幸せ」と感謝した。カバイエテ(ドミニカ共和国で「いい選手」の意味)のスイングだった。6月21日楽天戦(エスコンフィールド)で、宗家豪から逆方向へ満塁弾を放って以来の1発。「満塁ホームランは自分の体のパワーで運んだもの。でも決して、当たりが良かったわけではなかった。でも今日は、ちゃんといいスイングの形で放り込むことができたんで、もう言うまでもなく素晴らしい感触でした」と手応えを口にした。シーズンの約半分となる71試合を終え、まだ4号も「鎌ケ谷にいる時も含めて、いい結果が残ってるかなと思うので、ここから調子を上げていきたい」と意気込んだ。新庄監督は「右足のここ(付け根)に乗るようにトレーニングさせているのでだんだん良くなってくると思います。3試合に1回くらい、ああいう当たりが出てくれたら、チームは乗ってくる」と期待を寄せる。今季ワーストとなる5連敗で、最大9あった貯金がゼロになったが、陽気な助っ人がギアを上げ、チームを上向かせていく。

◆ソフトバンク・モイネロが日本ハム打線を6回5安打無失点に抑え、5勝目を挙げた。立ち上がりから制球に苦しんだが、要所を締めてホームを死守。150キロ超の直球に自慢のカーブなどを交え、7三振を奪った。「自分の状態はよかった。(投球の)内容は満足できるものではなかったが、チームの勝ちにつながる投球ができたのはよかった」。6回中5回は走者を背負ったが、粘りの投球でハム打線を遮断した。登板前。左手のひらにペンでスマイルマークを書いてマウンドに立った。「頭の中は常にハッピーじゃないといけない、というメッセージ。常にハッピーにね」。6回0封で防御率も1・43に向上。リーグトップを守った。6月は自身負けなしの3勝目。「(100球と)球数は多くなったが、体力的には問題なかった。そこは自信にしていきたい」。手に描いたスマイル同様の笑顔を見せた。○...正木が4安打を放った22年8月28日日本ハム戦以来、2年ぶりに猛打賞をマークした。1点リードの6回には左中間を破る貴重な適時二塁打。「とにかくつないでいく意識でコンタクトすることを考えました」。2試合連続で打点も挙げ、猛アピール。「結果を出せてちょっとホッとしています。まだまだですが、いい形で打席に入れていると思う」。1軍生き残りへ、さらに結果にこだわる。○...慶大の先輩正木に負けじと、新人広瀬もマルチ安打&2打点と奮闘した。3回に内野安打を放ち、8回無死満塁では左前へ2点適時打。「とにかくシンプルに思い切ってスイングをすることだけを考えました。満塁のチャンスで結果を出すことができてよかった」。4回1死満塁では投ゴロ併殺打に終わっただけに、雪辱の一打にもなった。

◆日本ハムが今季初の5連敗で4月18日以来となる勝率5割に逆戻りした。首位ソフトバンク相手に、敵地で3タテを食らった5月6日からの3連戦に続いて、本拠地でも3連敗。今カードはミスが相次ぎ、この日も1点を追う5回1死一、二塁で、二塁走者の万波中正外野手(24)が右飛で飛び出して戻れない走塁ミス。直後の6回に2点目を奪われると、救援陣も終盤に大量失点を喫した。終わってみれば、投手陣は今季ワーストの1試合17被安打で10失点。打線は9回にフランミル・レイエス外野手(28)の4号2ランなどで3点を返したが、時すでに遅しだった。試合後の新庄剛志監督(52)の一問一答は以下の通り。新庄監督 もう明るい話題はレイエスの1発と上川畑君の(打撃が)ちょっと上向き加減になったとこしかないっすね。レイエスのホームランが3試合に1回くらい、ああいう当たりが出てくれたらもうチームは乗ってくるんで、期待してます。-レイエスは練習では軽々とスタンドインしている新庄監督 すごい。今ね、しっかり右足のここ(付け根)に乗るようなトレーニングをさせているので、だんだんだんだん良くなってくると思いますけどね。-先発の加藤貴も6回途中2失点と好投はしたが...新庄監督 ね...何でしょうね。乗って来れないというか。先にウチがね、点を取っていたらまた、加藤君のピッチングも変わってくると思うから。まあ次ね、カード変わるんで。ちょっとこの3連戦はレベルの違いが感じられて、たくさんのファンのみんなが球場に足を運んでくれたのに楽しい試合を見せられなくて、それが歯がゆいですね。-気持ち的には切り替えがしやすい、やられ方新庄監督 (気持ちの切り替えは)できます。間違いなく。次から開幕?(笑い)-ちょうど勝率も5割に戻った新庄監督 次(7月2日ロッテ戦から)ちょうど開幕戦スタートっていうことで、よろしくお願いします(笑い)。あんまり勝ってないと、コメントがないっていうね。-今日の試合前練習中に加藤貴に話しかけていたが新庄監督 あれ、僕からクイックのサインを出すから(と伝えていた)。近藤君に(実際に)2球投げた時の。その話をして。-試合中にクイックで投げるようにと?新庄監督 そうそうそう。で、(加藤貴が)「前回は、すいませんでした」と言うから「すいませんは、いらん。この世界は」って。やってもらうしかないんで。期待しかしていないんでっていう話をしました。-万波やマルティネスら主軸に打点が付いていかないと厳しい新庄監督 (現状は)全員が調子悪くなっているから。ちょっと何人か調子が良くなって...郡司君も調子が良くなってきたし。それで点につながっていけば、また入れ替わりで打線になっていくから。ま、こういう時もありますよ、やっていたら、ね。-次のカードで、2軍から誰か呼びますか新庄監督 え~細川君がちょっと(1軍で)打席が少なくて、(打撃の)感覚が全然...離れすぎているから石井君と(入れ替える)。細川君は(2軍へ)打席をたくさん立たせるために行かせます。-石井は今日の2軍戦で2本塁打新庄監督 ね。今日(の2軍戦は野村も2本塁打を放つなどチーム6本塁打と)いっぱいみんな打っていて、上げたいっちゃ上げたいですけど、入れ替える場所っていうのが難しいですね。-シーズンは長いので、カンフル剤としてどこかで上げたり...新庄監督 2軍では打つんですよ、みんな。やっぱり1軍の経験をしている選手が2軍に行ったら、ボールがソフトボールくらいに見えると思うから。その感覚をね、こっちに持って来てくれるだけで全然違うので。その辺の入れ替えのタイミングというのは...いいタイミングで上げているとは思うんですけど、やっぱり1軍の打席に入ると結果が欲しい欲しいってなって、ボール球に手を出して。そしたら、ボール球に手を出していたら結果出るものも出ないので。2軍の試合を見ていたら、ボール球に手を出さなくて甘いボールを1発で仕留めるっていうのができているので。1軍のボールも2軍のボールも、生きているボールは一緒なので。その辺は気持ちの問題だと思うので、うまいことやっていきます。

◆ソフトバンクが日本ハムに3連勝し、今季7度目の同一カード3連勝で貯金を今季最多の28に増やした。栗原陵矢内野手(27)が、4戦ぶりの7号先制ソロで打線に着火。17安打10得点の大勝だった。「新3番」の1発で「打点王」争いも激化。リーグトップ49打点の山川穂高内野手(32)、2位47打点の近藤健介外野手(30)に、栗原も3位44打点と肉薄。ホークス「新クリーンアップ」の破壊力が、首位独走にさらに勢いをつける。「新3番」の1発は、大勝への号砲となった。4回。先頭で打席に入った栗原は、初球を迷わず振り抜いた。日本ハム先発加藤貴のチェンジアップ。打球は右中間スタンドに突き刺さる先制の7号ソロとなった。「うまく反応して、いい体の回転で打つことができました」。初回の初打席はフォークに空振り三振。試合前の練習から手の力を抜いて力感なく振ると意識し、打撃修正に取り組んだ成果が2打席目で出た。「自分が狙ったボールが来たときに手に力が入ってしまって。バットが出てこないという状況が多かったので。うまく回れたと思います」と納得の一打となった。柳田の離脱で6月から「3番」に座る。山川、近藤との「新クリーンアップ」を形成し、打点も44に伸ばした。「柳田さんの穴は埋められない」と謙遜するが、与えられた役割はしっかり果たす。49打点でリーグトップを走る山川に5差。5番近藤も8回に適時二塁打を放って47打点。文字通り「クリーンアップ」3人の激烈な打点王争いが、チーム得点力増の相乗効果を生む。「打点は自分1人じゃどうこうできない。そこはチームに感謝したいです。打点もそうですけど、後ろにあんなすごいバッターがいるので。今は打点より、つなぐ意識のほうが強いかなと思います」。栗原は口元を引き締める。終盤8、9回に打線は計8得点を挙げ、今季6度目の2ケタ得点と爆発した。大差をつけても、攻撃の手は緩めない。小久保監督も「点差は関係ない。チームの決めごとなので。チームの決めごとをやっています」とサラリ。交流戦を挟んだ6月は17勝5敗1分け。主砲柳田の不在も全く感じさせない快進撃を続ける。いよいよシーズンも折り返し。強力打線はさらに破壊力を増して、夏本番に突入する。【佐竹英治】近藤(8回無死一塁から左翼線へ適時二塁打を放ち)「うまくフェアゾーンに入れることができました。(代走の)理貢(緒方)がホームまでよく走ってくれました」野村勇(9回代打で中前適時打)「とにかく積極的に思い切ってスイングをしようと思った。1軍に合流してチャンスをもらって、結果を出すことができてよかった」

◆ソフトバンク・モイネロが日本ハム打線を6回5安打無失点に抑え、5勝目を挙げた。立ち上がりから制球に苦しんだが、要所を締めてホームを死守。150キロ超の直球に自慢のカーブなどを交え、7三振を奪った。以下は小久保監督の主な一問一答。-打線は効果的に得点した小久保監督 大味にはなりましたけどね。-正木が2戦連続で打点小久保監督 だいぶ自分の(打撃の)形が見つかったみたいで。打席での迷いというか、ファーム(2軍)でやってきた自分の作ってきたものを出せている気がします。このまま行ってほしいですね。-先発モイネロは要所をしっかり締めた小久保監督 やっぱり、全部の球がいいのでね。だからファウルも多くなるんですけどね。前に飛ばずにどうしても球数が増えてしまう。でも、昨年まで(セットアッパーとして)8回をやっていた投手。先発に回って球数を少なくしろっていう注文はつけられないので。試合をつくってくれるだけで十分です。-6月は17勝小久保監督 そうですか。あと3カ月頑張ります。

◆日本ハムが今季初の5連敗で、ついに貯金がなくなった。首位ソフトバンクとの3連戦は投打で圧倒され、攻守でミスも出て痛恨の3連敗。新庄監督は「レベルの違いが感じられた。ファンに楽しい試合を見せられなくて歯がゆい」と振り返った。6月は6勝14敗3分けで最大9あった貯金も吐き出した。指揮官は「次(2日ロッテ戦から)開幕戦スタートで、よろしくお願いします」と7月からのリスタートを強調した。○...先発加藤貴が連続イニング無四球を史上単独4位の54回2/3まで伸ばすも、結果的に5回2/3で8安打2四球2失点で6敗目を喫した。4回に元同僚の近藤へ、5月4日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来8試合ぶりの四球を与えた。複数与四球は昨年8月1日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来21試合ぶりで、エスコンフィールドでは初となった。「流れを引き寄せられないままマウンドを降りてしまい申し訳ない。辛抱強く投げ切りたいと思っていましたが悔しい」と話した。

◆ソフトバンクが終盤の猛攻で突き放し3連勝とした。2―0の八回に近藤の適時二塁打や広瀬の2点打など打者一巡で5点を奪い、九回には3点を加えた。6回無失点のモイネロが5勝目。日本ハムは5連敗で勝率5割に戻った。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
48203 0.706
(↑0.005)
-
(-)
72316
(+10)
173
(+3)
50
(+1)
50
(+1)
0.263
(↑0.002
2.210
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
35306 0.538
(↑0.007)
11.5
(-)
72235
(+7)
245
(-)
34
(+1)
31
(-)
0.249
(↑0.003)
3.120
(↑0.05)
3
(-)
日本ハム
33335 0.500
(↓0.008)
14
(↓1)
72240
(+3)
236
(+10)
38
(+1)
53
(+1)
0.246
(-)
2.870
(↓0.07)
4
(1↑)
楽天
33362 0.478
(↑0.008)
15.5
(-)
72232
(+2)
283
(+1)
29
(-)
50
(+1)
0.241
(-)
3.660
(↑0.04)
5
(1↓)
ORIX
33382 0.465
(↓0.006)
16.5
(↓1)
70220
(-)
227
(+7)
27
(-)
30
(-)
0.242
(↓0.001)
2.800
(↓0.07)
6
(-)
西武
23471 0.329
(↓0.004)
26
(↓1)
72160
(+1)
245
(+2)
31
(-)
38
(+3)
0.203
(↑0.001)
3.070
(↑0.01)