日本ハム(★1対7☆)ソフトバンク =リーグ戦9回戦(2024.06.29)・エスコンフィールド北海道=
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ソフトバンク
0013300007901
日本ハム
0000001001610
勝利投手:大津 亮介(6勝3敗0S)
敗戦投手:伊藤 大海(6勝2敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】近藤 健介(13号・5回表3ラン)

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◆ソフトバンクは3回表、川瀬の適時打で1点を先制する。続く4回に正木の適時二塁打などで3点を追加すると、5回には近藤の3ランが飛び出し、相手を突き放した。投げては、先発・大津が7回1失点8奪三振の力投で今季6勝目。敗れた日本ハムは、投打ともに精彩を欠いた。

◆日本ハム伊藤大海はここまで6勝1敗だが、打撃で貢献しているのが女房役の田宮裕涼。伊藤先発試合の田宮は12試合で41打数17安打、7打点、打率4割1分5厘。2安打以上が6度、猛打賞は3度あり、開幕戦の3月29日ロッテ戦、6月12日中日戦では決勝打をマークしている。今日も田宮のバットで伊藤に白星をプレゼントできるか。

◆日本ハムの球団公式チア「ファイターズガール」が今季初めて、青空の下で、きつねダンスを披露した。この日は、2度目のルーフオープンデー。前回、屋根を開放した22日は、あいにくの曇り空だったが、今回は、青い空が広がる好天に恵まれた。スタンドは、白をベースにした日本ハムのホームユニホームを着た観客が多く、真っ青なファイターズガールのコスチューム、陽光に反射し白く輝くユニホーム姿の観衆、北海道らしい爽やかな青空という"サンドイッチ"。球場から上空へと、鮮やかなファイターズカラーが広がっていた。また「ポリーDAY」と題し、マスコットのポリーも登場。桃色のTシャツを着てファイターズガールと一緒にきつねダンスを舞い踊った。試合後の「ポリーLIVE」では、ファイターズガールがポリーになりきって特別コスチュームを着て盛り上げる。注目だ。

◆日本ハムの球団公式チア「ファイターズガール」がポリーになった。この日は「ポリーDAY」。3回表終了後、ファイターズガールもポリーになりきって特別コスチュームを着て「ぽ、ぽ、ぽ、ポリー~」という歌に合わせ、マスコットのポリーと一緒に、かわいらしく踊っていた。

◆エスコンフィールドに"ハムの化身"が表れた。その名も「グレイエス・ムタ」。試合前「6番・指名打者」と紹介されるとベンチ前に仁王立ち。頬を真っ黒に染め、サングラスをかけた風貌で"やってやるぜ"といわんばかりの表情だ。2回2死での第1打席は、ソフトバンク先発大津の初球、143キロのカットボールを起用に右前へ運んだ。よーく見ると、背中には背番号99「REYES」。そう、フランミル・レイエス外野手(28)だ。この日はルーフオープンデー。北海道の陽光がグラウンドに差し込んでいたため、おそらく、強い日差しを避けたかったのだろう。アイブラックを頬いっぱいに塗りたくり"悪の化身"と呼ばれるペイントレスラー、グレート・ムタばりの、変身ぶりだった。

◆ソフトバンクが鮮やかに追加点を奪った。2回に川瀬の適時内野安打で先制。この得点が12球団最速300得点だった。1-0の4回1死で近藤が右前打。続く柳町も右前打で1死一、二塁となり、7番正木が中越え2点適時二塁打。正木は送球間に三塁を陥れた。1死三塁で8番広瀬が中犠飛を放って4点目。リーグ首位打者の近藤から柳町-正木-広瀬の「慶応トリオ」が一挙3得点を呼んだ。正木は「このチャンスでは絶対に結果を出そうと打席に入りました。その強い気持ちと、気合で打つことができました」とコメントした。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(30)が2試合連発となる13号3ランを放った。これで打率とともに本塁打でもリーグ単独トップ。打点はトップ山川に3打点差に迫る46打点とし、3冠が射程に入った。4-0の5回2死一、二塁で、伊藤の内角スライダーを右翼の日本ハムブルペンまで運んだ。近藤は月間7本目。リードを7点に広げる貴重な3ランとなった。第1打席は左翼越え二塁打、第2打席は右前打を放っており、あとは三塁打が出ればサイクル安打達成。球界屈指の好打者は、手が付けられない状態になっている。

◆/To the triple crown\近藤健介が13号3ランホームラン<現在>打率:1位本塁打:1位打点:2位(トップと3差)?プロ野球(2024/6/29)??日本ハム×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/KwfFlkW3b2

◆日本ハムが今季ワーストとなる4連敗を喫した。0-1の4回1死から、先発の伊藤大海投手(26)が3連打を浴び2失点。1死三塁からソフトバンク広瀬の中犠飛で、4点目を献上した。5回には2死まで取った後に、栗原の打球を左翼水谷が捕球できず2死二塁。続く山川に死球を与え2死一、二塁とされ、近藤に右越え3ランを浴び、7点目を許した。伊藤は6回103球を投げ、自己最多7失点(自責は4)で2敗目を喫した。

◆日本ハムの連敗ストップは加藤貴之投手(32)に託された。29日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)に先発。完封勝利を挙げた5月25日楽天戦後、登板4戦中3試合で本塁打を浴びており「失投もあると思う。打たれないように頑張りたい」。前回登板後は新庄監督にコースが高かったと指摘されており「そこはしっかりと自分の中で映像を確認したり、できたと思う」と修正して臨む。

◆ソフトバンク川瀬晃内野手(26)が1カ月ぶりのスタメン起用に応えた。前日28日に死球を受けた今宮に代わり「2番遊撃」で先発。0-0の3回2死二塁で先制&決勝の適時内野安打を放つなどマルチ安打の活躍だ。「何とか積極的にスイングを仕掛けて先制点を、と集中しました」。初回はゴロを2度、華麗にさばき、攻守で存在感。小久保監督も「今日は晃。(今宮の)アクシデントの後にああいうプレーをしてくれると非常に心強い」とねぎらった。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(32)が29日、日本ハム9回戦(エスコンフィールド)を欠場した。前日28日の同8回戦で背中に死球を受けていた。この日はベンチ入りも出場はなく、小久保裕紀監督(52)は「明日も使うつもりはないです。大事というか、まともに当たってるので。骨は大丈夫そうですけど」と説明した。

◆日本ハムが今季初の4連敗(1分けを挟む)を喫した。0-4の5回2死無走者の守備で、ソフトバンク栗原の打球を左翼水谷が落球(記録は失策)。ミスから2死一、二塁とピンチが広がり、先発の伊藤大海投手(26)が近藤に右越え13号3ランを浴びた。首位ソフトバンクに連敗し、最大「9」あった貯金もついに「1」となった。試合後の新庄剛志監督(52)の主な一問一答は以下の通り。新庄監督 ...何か?-昨日に続いて守備が乱れたが、8回の守備からは28日にミスして交代させていた福田光、細川の二遊間コンビを出場させてリベンジ機会を与えた新庄監督 水野君がケガして、このチャンスをどう生かしてくれるかという期待を込めて(28日は2人を起用した)。1個目(28日の試合の3回)のダブルプレー(が取れなかったこと)はいいとして、その次(5回)に、もっと思い切って取り返すんだっていう気持ちでやってほしかったところで大事に行き過ぎて(細川の)トスが浮いてしまったっていうところがね、ちょっと寂しかったというかね...。でも今日、また(送り出した)。ミスしっぱなしじゃね、モヤモヤが取れないと思うんで。1回守らせることによって、また変わってくると思うんで。まあしかし、(今日のソフトバンク先発)大津君の真っすぐと変化球の腕の振り、ね。変化球の方が腕を振っているような感じがして。ああいうピッチャーに対しては、やっぱり八木コーチもそこら辺は選手に伝えていると思うんですけど、やっぱり遅いボール、変化球と真っすぐをしっかり(狙う)、追い込まれるまでは。どっちか張って、勇気を持っていかないとなかなかね、打てないので。それにやられましたね。-近藤は手が付けられない状態新庄監督 ね(笑い)。いやもうタイミングの取り方も、バットの軌道も(素晴らしい)。アウトコースは逆方向にしっかり打てるし、最後(5回)のホームランなんかはピタッと1回止まってね。でも、これがず~っと行くわけではないと思うし。-先発伊藤の投球内容は新庄監督 ま、ランナーがたまってからの向こうの集中力にやられた。しかし、よう打ちますね、ランナーたまってから。若い子、新しい子が出てきて、それで結果を出す。ウチも前半は、そういう形で出た選手が活躍してくれて、いい形で勝っていたんですけど、今はちょっと打てなかったら伝染するチームというか。それが続くとね、勝ちにつながらないので。誰かがね...待ってばかっしじゃいけないんですけど、グラウンドでプレーするのは選手なので。そういう時は選手同士がみんなで話し合って、攻略法というのをつかんでいかないと。まあでも今は貯金1。もうもう開幕(笑い)。ロッテとの開幕戦で1勝したっていう気持ちで。そこから、という気持ちで。まだね、下を向かずに。負けが続く時期は、そんな続かないと信じているので。-昨季までと比べれば、この状態でもまだ貯金がある新庄監督 去年とは違うんですよね、今年の気持ちっていうのは。ここからが、選手がどう成長していくのかというのを楽しみにはしていますけどね。-伊藤は6回103球で交代となったが、そのタイミングは球数や中継ぎ陣の疲労も考慮して新庄監督 そう。次は中7(日)っていうところで(6回も続投した)。ずいぶん休んでいるんで、その前もね。で、中継ぎの投手も意外と、みんな投げているので、もう1回行かせました。-スタメンマスクの田宮は6回の守備からベンチへ下げた。途中交代の理由は新庄監督 彼は、ちょっと疲れてますね。打てるボールを空振りして...まあまあ疲れる時期でしょうけどね。-打撃では少し粘りがなくなってきている新庄監督 ちょっとね。まあ、シーズンを通して(プレーしたことがない)。今年が1年目みたいなものなので、その辺は僕が考えながら起用していきたいなと思います。-28日に先発した山崎は今日、出場選手登録を抹消した新庄監督 ちょっとね、スピードガンとかじゃなくて、真っすぐの腕の振りに疲れが出ているというか、なんか鈍いという印象を持ったので、1回飛ばして。それで最初の頃の山崎君に戻ってもらえたらいいかなと。-今後の先発ローテも変わってくる新庄監督 はい。変更します。-山崎には最短登録可能な10日後には戻ってきてもらう予定新庄監督 ですね、はい。前半、飛ばしていたのでね。そういうところはピッチングコーチと話をしながら、じゃあ休ませようかって。

◆日本ハムが首位ソフトバンクに完敗し、1分けを挟んで今季初の4連敗。全体的に精彩を欠く試合が続き、最大9あった貯金も1となった。新庄監督は「誰かがね...待ってばっかしじゃいけないんですけど、グラウンドでプレーするのは選手なので。でも、貯金1。ロッテとの開幕戦で1勝して、そこからという気持ちで。負けが続く時期は、そんな続かないと信じている」と話した。

◆連敗ストッパーでもソフトバンクの勢いを止めることはできなかった。日本ハム伊藤大海投手(26)が、6回8安打、自己ワーストの7失点(自責4)で2敗目を喫した。前回、前々回とチームの連敗を3で止めていたローテの柱でも、悪い流れを断ち切れず。連敗は今季ワーストの4に伸び、最大9あった貯金は1となった。晴れ渡る青空の下、腕を振ったが、どんよりムードは振り払えなかった。前回登板した22日楽天戦以来のルーフオープンデー。曇天の下で6勝目を挙げてから1週間、晴天の今回は自己ワースト7失点。「ボールも悪かったわけではないけど、いい流れをを持ってこれなかったのが、もったいなかった」と複雑な心境を口にした。3回2死二塁、昨季まで12打数6安打されていた川瀬に適時内野安打を許し先制点を献上。4回1死から近藤、柳町、正木の3連打などで4失点した。5回は2死まで取った後、栗原の打球を左翼水谷が失策で走者を背負い、死球を挟んで近藤に3ランを浴びた。「あそこをカバーしてあげられなかったのが今日、一番悔しいところ」と振り返った。今季初めて首位ソフトバンクと対した。登板前に「このままだと他のチームも首位を追わなくなる。面白くない展開になってしまうのは避けたい」と危機感を見せていたが、完敗。13ゲーム差に開いた。「本当に切り替えて、もう1回同じことはできないので、勉強し直して臨みたい」と反省した。ローテーションに大幅な変更がなければ、7月12日からの3連戦で再び対戦する可能性もある。「近藤さんみたいにじっくり来るバッターもいれば、柳町選手、正木選手みたいに早いカウントでガンガン仕掛けるところもある。あらためてファーストストライクの取り方を、もう1回詰めていきたい」。自身の投球を見つめなおし、リベンジにつなげる。【永野高輔】

◆ソフトバンク大津亮介投手(25)が、7回5安打1失点で6勝目を手にした。多彩な変化球と150キロの直球を武器に凡打の山を築く。2回は4番マルティネス、5番田宮を連続三振に仕留め、8奪三振は自己最多9個に迫る力投だった。「今日は本当にコントロールよく、質よく、力強く投げられたと思います」。先発としては初対戦の日本ハム打線を手玉にとった。6回終了時点で78球だった。プロ初完封&完投も射程圏内だったが、7回につかまった。1死からマルティネスに左中間二塁打、続く清水に左翼への適時二塁打を浴びた。その後のピンチはこらえ、7-1の8回からは救援陣にマウンドを託した。103球で仕事を終え「そこは反省して、次に生かしたいなと思います」と前を向いた。小久保監督は「今日はもう点差もあったので、あそこ(7回終了)で代えました」と振り返った。12日ヤクルト戦では5回7失点でKOされた。「絶対に抑えるという強い気持ちを持ちながら投げたい」と話す右腕が悔しさを糧に自身2連勝。防御率も2・19と安定感抜群。若き先発ローテーションの柱が奮闘している。【只松憲】

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が試合後に、山崎福也投手(31)の出場選手登録を抹消した意図を明かした。「ちょっとね、スピードガンとかじゃなくて、真っすぐの腕の振りに疲れが出ているというか、なんか鈍いという印象を持ったので、1回飛ばして。それで最初の頃の山崎君に戻ってもらえたらいいかなと」と話した。山崎は投打で活躍して6勝目を挙げた5月30日阪神戦(甲子園)以降、4試合連続で勝ち星が付いていない状況。28日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)では5回5安打5失点(自責4)で3敗目。今季はここまで13試合登板で6勝3敗、防御率2・86、チームトップの85イニングを投げている。新庄監督は最短抹消期間となる10日間を目安に、1軍に同行しながら調整する山崎を再び先発ローテに復帰させる考え。「前半、飛ばしていたのでね。そういうところはピッチングコーチと話をしながら、じゃあ休ませようかって」と今回の"リフレッシュ抹消"に至った経緯を説明した。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(30)が2戦連続となる13号を放ち、リーグ本塁打キング争いの単独トップに立った。4点リードの5回2死一、二塁で日本ハム伊藤のスライダーを右翼ポール際に運ぶダメ押し3ラン。打率&本塁打でトップに立ち、打点も49打点の同僚、山川穂高内野手(32)に3差。「3冠王」も視野に入った。チームは12球団最速で今季300得点を突破し、8カード連続勝ち越しを決めて貯金は今季最多の27。快進撃は止まらない。懐に食い込むように入ってきたボールを捉えると、近藤はバットを高々と掲げて右翼ポール際に飛び込む打球を見つめた。2戦連続13号3ランを放ち、山川を抜き去ってリーグ本塁打争いの単独トップに立った。4点リードの5回2死一、二塁。130キロの伊藤のスライダーに体が反応した。「2度とできないようなうまい打撃ができた。どうやって打ったのか覚えてないような感じです。2アウトからのチャンスだったので本当に最高の結果になりました」。ダメ押しの1発を、珍しく自画自賛した。驚異的な打撃でチームをけん引している。この日は1打席目に左翼越え二塁打、2打席目は右前打と3安打猛打賞。これで6月は71打数29安打、打率4割8厘。7本塁打、22打点。まさに「ミスタージューン」と呼んでいい活躍ぶりだ。打率&本塁打の「2冠」に加え、この日の3ランで打点も46に伸ばし、49打点のトップ山川に3差と迫った。まだシーズンは折り返していないが「3冠王」もちらつき始めた。「本当に数字がついてくれば一番いいですし、そこはまだ意識するところじゃない。山川さんが本調子になったら、あっという間に突き放されると思うので。それまでにしっかり打っておきたいなと思いますね」とニヤリ。12日のヤクルト戦の右手負傷からDHでの出場が続くが「だいぶよくなっていますし、守備にもそろそろつきたいと思う。順調に来ている」と、7月戦線に向けて気持ちを引き締めた。川瀬の先制打から計7得点。12球団最速で今季300得点を突破した。「投高打低」と言われる今季のプロ野球だが、ホークスは6年ぶりの600得点超えのペースで着実に戦果を上げている。これでチームは8カード連続勝ち越しで、貯金は今季最多の27に。2位ロッテの敗戦で、ゲーム差は11・5に開いた。北の大地で、まさに梅雨知らずの快進撃だ。【佐竹英治】

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が復調への手応えを感じ取った。7回の第4打席で日本ハム斎藤の153キロ直球を右中間にはじき返す二塁打。「あれはいい感じで打てたと思います。打球もスイングも。今までになかったので。だから今日は明るく帰れます」。5月22日のオリックス戦以来ノーアーチ。打撃絶好調の近藤に本塁打数を抜かれたが「山川もスゲえな、と言われるように早くなりたい」と笑顔で話した。

◆日本ハム清水優心捕手(28)が今季初打点を挙げた。6回の守備から途中出場し、7回1死二塁で大津の低めチェンジアップを捉え、左中間へ適時二塁打を放った。今季出場9試合目での初適時打がチーム唯一の得点となり「少ないチャンスになってくると思うので、自分の存在感を出していけたら。今しんどいですけど、こういうのを乗り越えて先があると思う」。捕手としても4イニング無失点で3投手をリードした。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(30)が2戦連続となる13号を放ち、リーグ本塁打キング争いの単独トップに立った。4点リードの5回2死一、二塁で日本ハム伊藤のスライダーを右翼ポール際に運ぶダメ押し3ラン。打率&本塁打でトップに立ち、打点も49打点の同僚、山川穂高内野手(32)に3差。「3冠王」も視野に入った。チームは12球団最速で今季300得点を突破し、8カード連続勝ち越しを決めて貯金は今季最多の27。快進撃は止まらない。小久保監督の一問一答は以下の通り。-序盤から日本ハム伊藤を攻略した小久保監督 うん。まあ、今日はヒカル(川瀬)でしょ。今宮が出るのがちょっと厳しかったんで。(初回の万波の三遊間への)難しい打球の処理も一発目からですし。(先制の)タイムリー打もね。レギュラーで出ている選手がいなくなって、しっかり次に行ける選手がいるっていうのは心強いですね。-今宮の状態は小久保監督 明日も使うつもりはないです。大事を取っていうか、まともに(死球が)当たっているんで。骨は大丈夫そうですけど、明日は使わないです。-先発大津も好投小久保監督 そうですね。今日は点差もあったのであそこで代えました。-正木も2安打2打点と結果を出した小久保監督 まあまあ、毎日出ているよね。近藤が守れるようになるまではチャンスですから。

◆ソフトバンクが大勝した。三回に川瀬が先制打を放ち、四回は正木の2点二塁打などで3点を加え、五回は近藤の13号3ランで突き放した。大津が多彩な変化球を駆使し、6勝目。伊藤の乱調が響いた日本ハムは今季ワーストの4連敗。

◆日本ハムの伊藤は8三振を奪いながら、6回を自己ワーストの7失点(自責点4)で2敗目を喫した。三回に先制され、四回は3連打と犠飛で3失点。五回は2死から味方の失策と死球で一、二塁を背負い、近藤にこの日3安打目となる3ランを浴びた。ソフトバンク打線に力負けし「悔しい思いでいっぱい」と肩を落とした。チームは1分けを挟み、今季初の4連敗。それでも新庄監督は「負けは続かないと信じている」と冷静に話した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
47203 0.701
(↑0.004)
-
(-)
73306
(+7)
170
(+1)
49
(+1)
49
(-)
0.261
(-)
2.200
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
34306 0.531
(↓0.009)
11.5
(↓1)
73228
(+3)
245
(+5)
33
(+2)
31
(+1)
0.246
(↓0.001)
3.170
(↑0.01)
3
(-)
日本ハム
33325 0.508
(↓0.008)
13
(↓1)
73237
(+1)
226
(+7)
37
(-)
52
(-)
0.246
(↓0.001)
2.800
(↓0.02)
4
(1↑)
ORIX
33372 0.471
(↑0.007)
15.5
(-)
71220
(+5)
220
(+3)
27
(+1)
30
(+1)
0.243
(↓0.001)
2.730
(-)
5
(1↓)
楽天
32362 0.471
(↓0.008)
15.5
(↓1)
73230
(+2)
282
(+4)
29
(+1)
49
(-)
0.241
(-)
3.700
(↑0.01)
6
(-)
西武
23461 0.333
(↑0.009)
25
(-)
73159
(+4)
243
(+2)
31
(+1)
35
(+2)
0.202
(↑0.001)
3.080
(↑0.02)