1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 0 | 0 | ||
ロッテ | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0X | 4 | 6 | 1 | 0 | ||
勝利投手:小島 和哉(5勝6敗0S) 敗戦投手:エスピノーザ(6勝4敗0S) |
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◆ロッテが降雨コールド勝ち。ロッテは1点を追う2回裏、上田の適時二塁打で同点とする。さらに高部の適時二塁打と小川の犠飛で3点を奪い、この回逆転に成功した。投げては、先発・小島が7回3失点8奪三振の力投で今季5勝目。敗れたオリックスは、打線が4回以降は無安打と振るわなかった。
◆ロッテ藤原恭大外野手(24)が今季初めて1軍に合流した。開幕直前の3月10日のオープン戦(ソフトバンク戦)で右膝に自打球が直撃。右膝蓋(しつがい)骨骨折と診断され、長期離脱を余儀なくされた。開幕から約3カ月で、ファンも待ち望んだ1軍合流に「2軍にはない緊張感もあるので、また違う感じはしますけど、やっと帰ってきたなっていう感じです」と話した。ファームでは打率3割5分1厘と好調をキープ。「1軍とまた違うのでどうなるかわかんないですけど、2軍でやってきたことをしっかり出せれば」と意気込んだ。「結構出遅れたんですけど、ここからスタートなんで、なんとか頑張っていきたい」と力を込めた。
◆"美爆音"でマリンを沸かせた。この日は「ALL FOR CHIBA FES」が開催され、習志野高校吹奏楽部が来場した。大粒の雨が降る中、演奏しながら、鴎や「M」のマークのフォーメーションを披露。名物のレッツゴー習志野を演奏するなど、"美爆音"で試合前の球場を大いに盛り上げた。試合中はホーム外野応援指定席に設置する特別パフォーマンスエリアでマリーンズの応援に特別参加する。
◆元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(87)が始球式を行った。始球式の前には「プロ野球はもちろん、Jリーグ、Bリーグ、トップリーグの選手たちは夢と希望と感動を与えるために毎日一生懸命努力しています。ファンの皆さんもスポーツをする、見る、支えるの立場で日本のスポーツ文化を高めてくださっています。スポーツを愛するみなさん、選手たちと一緒にスポーツを通じて日本を元気に、もっと元気な国にしていきましょう!」と呼びかけた。始球式ではジャパンラグビーリーグワンの玉塚元一理事長(62)がバッターボックスに、Bリーグ島田慎二チェアマン(53)がキャッチャー役になった。川淵氏は大雨の中ほぼノーバウンドで投球した。「中学校までは野球少年でしたので、始球式は一生の間に1度はやってみたいなと思っていたのですが、今まで全く機会が無くて。今日初めてZOZOマリンで始球式をできたということは僕にとってすごく感激ものでした! 今日のためにシャドーピッチングもしましたし、相当努力をしてきました。本番直前の練習で何球か投げたら結構ボールが伸びたので『今日は大丈夫だな』という感じがあったので僕としては、準備がしっかりと整えられたことがとてもハッピーでした。とにかく今日はノーバウンドで投げたいと思っていたので、念願かなって今日は大満足でした!」とコメントした。
◆オリックスが7回途中の降雨コールドゲームで敗れると、三塁側ベンチ裏まで怒号が響いた。「絶対おかしい! そんなん納得せえへんやん!!」。声の主は水本ヘッドコーチ。降雨コールドで試合を終わらせた判断に関して、審判に詰め寄っていた。そこに中嶋監督も加わった。「俺らはな、30人のな、生活かかっとるんじゃこら」。結果は結果。仕方ないと分かっていても、文句を言いたくなる1点差の惜敗だった。大阪でのナイターゲームから一夜明け、千葉に移動しての試合。開始前から大雨だった。ロッテ球団の判断でプレーボールはまず30分遅れ。その後、さらに10分遅れとアナウンスされた。開始してからは降りしきる雨の中で続けられたが、7回裏ロッテの攻撃中に雨脚が強くなり中断。27分後に、審判団が降雨コールドを宣言した。そしてオリックス側が猛抗議。プレーボールは40分待ったのに、中断からコールドゲーム宣言に関しては目安である30分を待たずに判断するのはおかしい、との内容だ。これに責任審判の敷田審判が説明した。「雨をご覧になりましたかね? ちょっと(続行可能の)見込みとか考えて。やる見込みがあるなら当然、それ以上待ちますし、今日は見込みもない。雨量も考えて判断しました」中嶋監督はしばらく時間を置いて、報道陣の前に姿を見せた。「最初のスタートは何やったの?」などとイライラを隠せなかったが、その後は「そんなん言っても、終わってもうたらしょうがないけど。もう切り替えて明日行くしかない」と冷静に話した。痛い敗戦で借金は5となった。【大池和幸】▽オリックス・エスピノーザ(2回の4失点が響いて4敗目)「天候の問題は確かにあったが、その中でできることをやろうとした。粘り強く投げることはできた」
◆ロッテ小島和哉投手が復活した。自身3連敗中だったが、土砂降りの雨の中、7回3失点と力投。激しい雨に打たれながら3回までに4安打で3点を奪われたが、4回以降は調子を上げて1人の走者も許さなかった。「もう1回立ち返って、真っすぐ行った方がいいんじゃないって感じだったので。あとは(佐藤)都志也のリードに引っ張ってもらいました」と原点に立ち返って、直球主体の投球にした。4日の巨人戦で2回0/3を12安打11失点とプロ6年目で初の2ケタ失点し、そこから3連敗と調子が上がらなかった。現状を打破するためにトレーニングコーチと相談し、前回から調整法を変えた。「今週はランニングの量も、ウエートのメニューも全部、僕が今までやってきた調整法とは全く違うことをやっていて。中6以上空くときは結構やりこむんですけど、この際だいぶ落としてケアも強制的にして、良かった」と振り返った。チームはこれで3連勝。復活した左腕は「こんな1試合で今までの分がちゃらになるわけじゃない。でもほんの少しでも、半歩でも前には進めたと思うので、必ずこれを良い方向にもっていけるように次の登板が大事だと思うので頑張りたい」と力を込めた。【星夏穂】▽ロッテ藤原(今季初出場で初安打、守備でもフェンスに激突しながらダイビングキャッチ)「最初のヒットを打つまでは緊張するので、最初の試合で1本打てて、気持ちが楽になる。(守備は)グラウンドコンディションは良くなかったけど、とにかく思い切りいこうと勇気を持って突っ込みました」
◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】ZOZOマリンでのロッテ-オリックス戦は雨中の激闘。習志野高吹奏楽部の応援もありロッテ打線が奮起し序盤でリード! オリックスも杉本裕太郎に好守が飛び出し粘るも、雨は止むことなく7回途中降雨コールドゲームでロッテが勝利しました。
◆ホームタウン・千葉の魅力を届けるイベント「ALL FOR CHIBA FES」が開催され、「美爆音」で知られる習志野高の吹奏楽部が来場した。大粒の雨の中、試合前にはグラウンドで隊列を組みながら「レッツゴー習志野」や球団歌「WE LOVE MARINES」の演奏を披露。試合中は外野席から選手たちの応援歌を、ド迫力の演奏で盛り上げた。
◆七回裏2死降雨コールドゲームでロッテが3連勝。0―1の二回に上田の適時二塁打、高部の2点二塁打などで4点を奪って逆転した。小島は7回3失点で完投し、1カ月ぶりの5勝目。オリックスはエスピノーザが二回に崩れた。
◆ロッテの小島が7回3失点で1カ月ぶりの白星を挙げた。強い雨の中の登板で三回までは4安打で3点を奪われたが、四回以降は調子を上げて一人の走者も出さなかった。「雨が降っていたからこそ、力まず丁寧にという意識がいつも以上に出た」と振り返った。前回までの3試合で計22失点と精彩を欠き、今回も不安を抱きながらのマウンドだったという。待望の5勝目に「1試合で今までの分がちゃらになるわけではない。必ずこれをいい方向に持っていけるようにしたい」と語気を強めた。
◆オリックスには後味が悪い幕切れだった。雨で約40分遅れて始まった試合が七回の守備中にコールドゲームとなって1点差負け。中嶋監督は「勝手に遅らせておいて。で、これか」と憤った。試合終了後のベンチ裏では納得のいかないコーチ陣の怒声も響いた。ただ、1―4の三回に森の適時二塁打などで2点返した後、四回以降は一人の走者も出せず、監督も「取り返せなかったということだけ」と認めた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
46 | 20 | 3 | 0.697 (↑0.005) | - (-) |
74 | 299 (+5) | 169 (+1) | 48 (+1) | 49 (+1) |
0.261 (-) | 2.220 (↑0.01) |
2 (-) |
ロッテ |
34 | 29 | 6 | 0.540 (↑0.008) | 10.5 (-) |
74 | 225 (+4) | 240 (+3) | 31 (-) | 30 (+1) |
0.247 (-) | 3.180 (-) |
3 (-) |
日本ハム |
33 | 31 | 5 | 0.516 (↓0.008) | 12 (↓1) |
74 | 236 (+1) | 219 (+5) | 37 (+1) | 52 (-) |
0.247 (-) | 2.780 (↓0.02) |
4 (-) |
楽天 |
32 | 35 | 2 | 0.478 (↓0.007) | 14.5 (↓1) |
74 | 228 (-) | 278 (+4) | 28 (-) | 49 (+1) |
0.241 (↓0.001) | 3.710 (↑0.01) |
5 (-) |
ORIX |
32 | 37 | 2 | 0.464 (↓0.007) | 15.5 (↓1) |
72 | 215 (+3) | 217 (+4) | 26 (-) | 29 (-) |
0.244 (↓0.001) | 2.730 (↓0.03) |
6 (-) |
西武 |
22 | 46 | 1 | 0.324 (↑0.011) | 25 (-) |
74 | 155 (+4) | 241 (-) | 30 (+1) | 33 (+1) |
0.201 (-) | 3.100 (↑0.04) |
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