中日(★1対5☆)DeNA =リーグ戦9回戦(2024.06.28)・バンテリンドーム=
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DeNA
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中日
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勝利投手:ジャクソン(4勝5敗0S)
敗戦投手:髙橋 宏斗(4勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】京田 陽太(1号・7回表ソロ)

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◆DeNAは0-0で迎えた4回表、佐野の適時二塁打で先制する。続く5回に京田の適時打などで3点を加えると、7回には京田のソロでリードを広げた。投げては、先発・ジャクソンが7回1失点8奪三振の力投で今季4勝目。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆中日は高橋宏斗が先発。今季の同投手は8試合先発して4勝0敗、防御率0・49。55イニングを投げて被打率1割8分8厘の好成績で、走者を背負った場面で78打数11安打の被打率1割4分1厘。さらに得点圏では40打数4安打の被打率1割と、ピンチに動じない投球で黒星を喫していない。開幕から無傷の5連勝となれば、中日では14年山井(7連勝)以来10年ぶりとなるが、今日も安定した投球を見せて連勝を伸ばすか。

◆/古巣相手に強烈な一撃\ポール際へ打球が伸びた京田陽太が今季第1号ホームラン?プロ野球(2024/6/28)??中日×DeNA??Live on DAZN #DAZNプロ野球 pic.twitter.com/P6W5SmyQgg

◆DeNA京田陽太内野手(30)が古巣への恩返し弾を決めた。4点リードの7回先頭、中日祖父江の内角フォークをすくい上げた。中日ファンが陣取る右翼席へ一直線。「自分のスイングで力強く捉えることができました。先頭だったので何とか出塁することを心がけ、良い形で追加点を奪うことができうれしいです」と振り返った。プロ入りから6年過ごしたバンテリンドームで、これが古巣からの初ホームランとなった。京田は1年目の17年に中日で新人王を獲得するなど、主力として活躍したが、22年オフに砂田とトレードでDeNAに加入していた。16日西武戦(ベルーナドーム)以来、6試合ぶりにスタメンに名を連ねた男が、昨年5月5日ヤクルト戦(神宮)以来、約1年2カ月ぶりのアーチでリードを広げた。

◆中日は3安打1得点で連敗を喫し、借金は今季ワーストタイの6となった。4番には初めてカリステを据え、3番細川、5番板山のクリーンアップに変更した。それでも得点力不足の解消には至らない。1962年以来の9試合連続2得点以下となり、56年の球団ワーストまであと2に迫る。立浪和義監督(54)は「ここ10試合、平均1点くらいしか取れていない。何か変えていかないとというところで。細川も率が悪いわけではないが3番で積極的に、ということで変えてみた。結果は出なかったが、クリーンアップはしばらくこれで続けていきたい」と声を振り絞った。開幕4連勝中だった先発・高橋宏も誤算だった。4回、佐野の適時二塁打で先制を許すと5回に追加点を奪われる。先頭宮崎に二塁打を許し、山本のバントを処理した板山の送球を三塁福永がそらして、まず1点(記録は三塁失策)。さらに京田の適時打と桑原の犠飛でこの回3点を失った。「宏斗は先に点は取られましたが守備で足を引っ張った部分もある。あのミスは大きかった」と指揮官。今季ワーストとなる6回4失点で初黒星を喫した右腕は「自分がするべき仕事ができず悔しいです...」と唇をかんだ。

◆DeNA京田陽太内野3030)が恩返し弾で名古屋のファンに感謝を示した。4点リードの7回先頭、中日祖父江の内角フォークをすくい上げた。舞い上がった打球は中日ファンが陣取る右翼席へ。プロ入りから6年過ごしたバンテリンドームで4年ぶり、古巣からは初ホームランでリードを広げた。「相手がどこであれ、やることは変わらないですが、今まで応援してくださっていた名古屋のファンの皆さまの前で打てたのは良かったです」と感謝の言葉を口にした。1号ソロを含む今季初猛打賞で連勝に導いた。加入2年目の今季、この日は6試合ぶり21試合目のスタメン。中日時代には経験のない三塁や一塁の守備固めに、代打など幅広い役割を器用にこなす。「与えられたところでなんとか結果をというところ。良い準備ができたので良かった」と打席が少ない中でも欠かさない準備が結実した。昨季、打席では球を引きつけて出塁率アップを意識する反動で打球速度が低下。投手の今永より遅いというデータを見せられた。「ここ数年、自分の打撃を見失っていた時期もあった」とキャンプではポイントを前へ戻し、17年の"新人王フォルム"を取り戻すべく練習から強い打球を心がけた。安定した守備や打撃でいぶし銀の働きを見せる京田が、古巣相手に輝きを放った。【小早川宗一郎】▽DeNA三浦監督(京田について)「久しぶりのスタメンで結果を出してくれましたし、安心して見ていられる守備力が元々ありますから。いい働きをしてくれたと思います」▽DeNA度会(4回1死、同学年の中日高橋宏からチーム初安打の左前打、先制のホームを踏むなどマルチ安打)「宏斗は同い年でものすごい投手。彼もフレンドリーで僕も人見知りしないので話すようになって。初対戦でしたけど楽しかったです」▽DeNAジャクソン(7回3安打1失点8奪三振で4勝目)「序盤で野手が点を取ってくれて楽になりました。ロッカーもいい雰囲気なのでこの勢いを継続して行きたいです」

◆DeNA度会隆輝外野手(21)が中日高橋宏斗投手(21)との同学年対決を楽しんだ。試合前まで無傷の4連勝で防御率0・49と圧倒的な成績を残していた高橋宏と、プロ入り前から数えても初対戦。第1打席は一ゴロも、4回1死からチーム初安打となる左前打を放つと、佐野の適時二塁打で先制のホームを踏んだ。5回は中飛も3打数1安打だった。度会は「宏斗は同い年でものすごいピッチャー。今回が初めての対戦となりましたけど、本当に楽しかったですし、ワクワクした戦いができました。また今度戦える機会があったら、また楽しみたいです」と目を輝かせた。プロ入り前は面識がなかったが「彼もすごいフレンドリーなので、自分も人見知りしないので、気さくに話しかけました」と、同学年つながりと持ち前のコミュニケーション力ですぐに仲良くなった。27日巨人戦で1軍再昇格からの連続試合安打は9試合でストップも、再びマルチ安打で存在感を示した。直近7安打はいずれもレフト方向と逆方向への流し打ちが目立つ。「来ている球を無理やり打たないようになりました。コースに逆らわないバッティングができている。ただ流すだけではなく引っ張るときは引っ張ったり、全ての方向に打てるように準備をしていきたい」と持ち前のバットコントロールで全方向に安打を量産していく。

◆DeNA打線が牙城を崩した。中日先発は試合前時点で55回を投げて防御率0・49の高橋宏。安定感抜群の右腕から先制打を放ったのは、5日以来の3番に入った佐野だ。中堅フェンス直撃の適時二塁打に「後ろにつなぐ気持ちでいった結果、良いスイングで捉えられた。度会の走塁のおかげでタイムリーになった」と声を弾ませた。打線は角度と球威のある直球に押され、四回1死まで無安打に抑えられた。突破口を開いたのは、ドラフト1位・度会(ENEOS)だった。チーム初安打となる左前打を放ち、続く佐野は低めに沈み切らないスプリットを強振。一塁走者の度会は思い切りのいい走塁で一気に生還した。弾みをつけた打線は1-0の五回に3安打を集め、相手の失策にも乗じて一挙3得点。今季初対戦だった高橋宏から主導権を握った。三浦監督は「真っすぐも変化球も全部がいい。何とか点を取れるように」と勝負を見据えていた。その言葉通り、五回はバント安打に犠打、そして犠飛を絡めて難敵を攻略した。試合前時点のチームの犠打数はリーグ最少の27。持ち前の長打力を生かした攻撃がDeNAのスタイルだが、この日は手堅い攻めで得点を重ねた。(鈴木智紘)

◆DeNAは大技小技で効果的に得点した。四回に佐野の適時二塁打で先制し、五回はバントを絡めて京田の適時打などで3点を加えた。京田は七回にもソロ本塁打。ジャクソンは4勝目。中日は五回の失策が響いた。高橋宏は初黒星。

◆16日以来の先発出場となった京田が、1号ソロを含む3安打2打点で勝利に貢献した。五回に好相性の高橋宏から初球を捉えて右前適時打を放つと、七回には右越えの一発。九回の左前打で今季初の猛打賞(1試合3安打以上)を記録した。2022年まで6年間在籍した中日相手に躍動し「今まで応援してくださっていた名古屋のファンの皆さんの前で打てたのは良かった」と明るい表情を浮かべた。

◆DeNAは28日、中日9回戦(バンテリンドーム)に5-1で快勝した。ドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が、チーム初安打を含む2安打で打線を牽引(けんいん)。試合前時点で防御率0・49と安定感を誇った中日先発の高橋宏斗投手(21)の攻略に一役買った。3位のチームは2位阪神にゲーム差なしと肉薄、首位広島とは3ゲーム差とした。突破口を切り開いたのは、波に乗る度会だった。DeNA打線は高橋宏の角度と球威のある直球に押され、四回1死まで無安打。初対決に燃えていたルーキーはチーム初安打で流れを引き寄せ、力強く拳を握った。「ものすごいピッチャー。本当にワクワクした戦いができました」1打席目は初球打ちで一ゴロに倒れたが、2打席目は2球目の直球を捉えて三遊間を破った。外角高めの152キロに振り負けず「しっかりと打てた」。続く佐野の右中間フェンスに当たる適時二塁打で一塁から一気に生還した。高橋宏は試合前時点で55回を投げて防御率0・49。抜群の安定感を誇った右腕の牙城を崩すべく、打線は束になった。1-0の五回は関根がバント安打、ジャクソンが犠打、そして桑原が犠飛と役割を果たし、相手の失策も絡んで3点を奪った。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
36284 0.563
(↓0.008)
-
(-)
75203
(+2)
159
(+3)
30
(+1)
38
(-)
0.237
(↓0.001)
2.050
(↓0.01)
2
(-)
阪神
34325 0.515
(-)
3
(↑0.5)
72199
(-)
188
(-)
28
(-)
22
(-)
0.220
(-)
2.130
(-)
3
(-)
DeNA
35331 0.515
(↑0.008)
3
(↑1)
74237
(+5)
238
(+1)
42
(+1)
37
(-)
0.250
(-)
3.080
(↑0.03)
4
(-)
巨人
34335 0.507
(↑0.007)
3.5
(↑1)
71201
(+3)
191
(+2)
37
(+1)
36
(-)
0.234
(↑0.001)
2.490
(↑0.01)
5
(-)
中日
30366 0.455
(↓0.007)
7
(-)
71167
(+1)
228
(+5)
30
(-)
24
(-)
0.230
(↓0.002)
2.710
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
29374 0.439
(-)
8
(↑0.5)
73245
(-)
242
(-)
50
(-)
33
(-)
0.235
(-)
3.250
(-)