ロッテ(☆10対2★)楽天 =リーグ戦10回戦(2024.06.25)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:西野 勇士(5勝5敗0S)
敗戦投手:内 星龍(3勝5敗0S)

本塁打
【ロッテ】角中 勝也(2号・3回裏2ラン)

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◆ロッテは初回、ソトの適時打で2点を先制する。その後は、3回裏に角中の2ランと中村奨の適時二塁打で3点を奪うと、5-2で迎えた7回には4本の適時打で一挙5点を加え、相手を突き放した。投げては、先発・西野が6回途中2失点と試合をつくり今季5勝目。敗れた楽天は、投打に精彩を欠いた。

◆楽天岸孝之投手(39)が26日ロッテ戦(ZOZOマリン)で先発する。開幕から先発ローテーションを守り続けるも、9日の中日戦(バンテリンドーム)で5回3失点で今季6敗目を喫すると、翌10日に出場選手登録を抹消。2軍では長時間の投げ込みを行うなど「今までの自分自身のことだったり、いろいろ考えることができた」と足元を見つめた。通算160勝のベテランは「結局は結果なので。今の自分には期待したい」と力を込めた。

◆ロッテ中村奨吾内野手(32)が、史上319人目となる通算1000安打を達成した。「6番三塁」で先発出場。4-0の3回裏2死一塁で右中間に適時二塁打を放った。節目の記録達成に、詰めかけたファンからは大きな拍手が送られた。かねて「早く打って、みんなに喜んでもらいたい」と語っていた選手会長が、本拠地で大台に到達した。通算1000安打=中村奨(ロッテ) 25日の楽天10回戦(ZOZOマリン)の3回、内から右中間二塁打を放って達成。プロ野球319人目。初安打は15年4月8日のオリックス2回戦(京セラドーム大阪)で松葉から。

◆/らしいバッティング\ツーベースで決めた中村奨吾が通算1000本安打達成?#プロ野球(2024/6/25)??ロッテ×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #chibalotte pic.twitter.com/Zcg7rC6ayd

◆勢いに乗る若き右腕が出ばなをくじかれた。楽天内星龍投手(22)がロッテ打線に痛打を浴び、6回9安打5失点で降板した。1回、先頭の岡に初球を二塁打、角中の二ゴロがリクエストによって判定が覆るなどもあり、1死二、三塁のピンチを背負った。ソトにはカウント1-1から内角高めを狙って詰まらせるも、打球は右翼線にポトリ。歯がゆい形で2点を失った。内は3回にも2ランを含む4安打で3失点。中盤以降は完全に立ち直るも、打線が6回まで西野、横山の前に2点に封じられる展開で、序盤の失点が重く響いた。カードの初戦を任されるのは自身初。「日本生命セ・パ交流戦」では3戦2勝と優勝に貢献し、今江監督からは「こちらの見方もちょっと変わってきた。今日あたりビシッといってくれれば、また成長した姿が、またもう一段階上に行けるきっかけになる」と期待されていただけに、悔しいマウンドとなった。高卒3年目の昨季に1軍デビュー。今季から先発転向し、「中継ぎでのピンチの場面が生きている」と、開幕から先発ローテを守ってきた。6回を投げ終えると、ベンチで青山投手コーチと言葉を交わしながら、マウンドをじっと見つめていた。期待に応えられなかったこの思いを、必ずこの先のマウンドにつなげる。【黒須亮】

◆楽天がロッテに大敗した。先発した内星龍投手(22)が3回までに5点を失う苦しい展開。中盤以降は立ち直ったが、6回5失点と試合を作れなかった。2番手弓削も一挙5点を失った。2ケタ失点は5月22日ソフトバンク戦(みずほペイペイ)以来となった。内は悔しいマウンドを振り返り「キャッチャー(太田)とも真っすぐで低めにいこうと話してたんですけど、それを狙い打ちされたというか。そこで切り替えればよかったんですけど、ズルズル引きずってしまっていたので...。個人競技じゃないので、チームに申し訳ない気持ちがあります」と悔しさをにじませた。打線はロッテ先発西野から鈴木大が2本の適時打を放つも、得点はこの2点のみ。全体で5安打にとどまり、終始元気がなかった。今江敏晃監督(40)は「終始、今日は向こうに流れがあった。(先発の)内はまだまだこれからの選手なので、これをしっかり生かしてほしい。何とか6回まで投げたのは収穫」と話した。翌26日の同戦は岸孝之投手(39)が、3勝目をかけて9日の中日戦(バンテリンドーム)以来となる先発マウンドに上がる。

◆楽天鈴木大地内野手(34)が、3試合連続の打点をマークした。「5番一塁」で先発出場。5点をリードされた4回2死三塁で、ロッテ西野の低めのスライダーに食らいつき、バットを折りながら三塁への適時内野安打とした。これで22日の日本ハム戦から3試合連続の打点。勝負どころでの一打が際立つが、「悪くないと思うけど、巡り合わせもある。また明日、自分のベストパフォーマンスを出せるように」と大敗に厳しい表情だった。この一打にとどまらず、4点を追う6回1死一、三塁では「こうやって打ちたいっていう打球」と一、二塁間を鋭く破る適時打を放った。打線が5安打に抑えられる中で気を吐いた。26日の同戦はベテラン右腕の岸孝之投手(39)が、9日の中日戦以来の先発。「悔しさは忘れちゃいけないけど、また明日も試合があるので。明日は岸さんが久しぶりに投げるので、いい援護ができるように」と前を向いた。

◆ロッテが投打で危なげなく楽天に快勝した。好調の岡大海外野手(32)が、快挙達成に「あと1本」届かなかった。3安打の活躍で本塁打が出ればサイクル達成だったが、8回の最終打席は遊ゴロ併殺打に倒れた。吉井理人監督(59)は「去年かな、サイクルのチャンスをすっかり忘れててバントさせてしまったので。今日こそは打ってほしいなと思ったんですけど、詰まってましたね」と振り返った。好リレーで楽天の反撃を断った。先発の西野勇士投手(33)から6回2死一、三塁でマウンドを託された横山陸人投手(22)は三ゴロでピンチを切り抜けると、7回に2死を奪ったところで左腕・坂本光士郎投手(29)に交代。小郷を3球三振に仕留めた。指揮官は「(横山は)良かったですね。左バッター抑えるのはうまいんですけど、明日のこと考えるとちょうど1イニングっていう感じで終わった方がいいのかなと。坂本もランナーなしの左バッターでちょうど良い経験になるなと思って、代えました」と継投の意図を説明した。カード初戦の勝利は6カードぶりとなった。吉井監督は「どこで勝っても一緒なんですけど、やっぱりカード頭を勝つと、みんな気分が良いと思う。あんまり関係はないと思うけど、明日からも頑張ってくれるんじゃないかなと思います」と、うなずいた。ロッテが本拠地で、勢いをつけた。

◆ロッテの中村奨吾内野手(32)が本拠地のファンの前で、節目の記録に到達した。4点リードの3回2死一塁。カウント1-2から楽天の先発・内のスライダーを捉え右中間への適時二塁打にした。通算1000安打をタイムリーで決め、ZOZOマリンに詰めかけたロッテファンから大歓声を受けた。「こうしてみんなが喜んでくれてすごいうれしい気持ちですし、まだまだこれから頑張らないといけない」と気を引き締めた。プロ10年目。「試合に出させてもらっている試合数とか考えると遅いなと思いますね。もっと早く達成できる数字だったかなと思います」と語るものの、日々の練習では誰よりも早くグラウンドに出て、バッティング練習をする選手会長の姿がある。吉井監督は「彼の努力の積み重ねだと思うので、今後もしっかり打ってほしい」と称賛しつつ、さらなる活躍を期待した。お立ち台では「ファンの方々もすごい声援をいただいて、苦しい時でもその声援が力になってますし、何とか期待に応えないといけないなって思いでやっている」と明かし、「温かいご声援いただいたらもっともっと頑張れると思うので、またこれからもよろしくお願いします」と呼びかけた。ファンと共に、まだまだ安打を積み重ねていく。【星夏穂】通算1000安打=中村奨(ロッテ) 25日の楽天10回戦(ZOZOマリン)の3回、内から右中間二塁打を放って達成。プロ野球319人目。初安打は15年4月8日のオリックス2回戦(京セラドーム大阪)で松葉から。

◆ロッテ・中森俊介投手(22)が26日の楽天戦に先発する。中13日での登板を前にキャッチボールやチューブトレーニングを行い「前回登板では球数が多くなってしまったことが良くなかった。初回から全力で1人ずつ1イニングずつ抑えられるように頑張ります」と力を込めた。兵庫・明石商高から入団4年目の右腕。今季初先発だった前回12日のDeNA戦では六回途中102球で4安打2失点(勝ち負け付かず)だった。「ゾーンの中で勝負できているときはいいときで、前回の終盤は四球を連続で出してしまったり、ボールがかさんでしまった。しっかりとゾーンの中で勝負できるように心がけてやってきました」とキャッチボールやブルペン投球で意識するなど修正してきた。

◆ロッテ・角中勝也外野手(37)が「2番・左翼」で出場し、三回に2号2ランを放った。「1打席目は技術とスピードをこの打席はパワーを見せました(笑)」三回は岡が中前打で出塁すると、角中が楽天先発・内の初球、低めの134キロのスプリットを完璧に捉えて右翼席へ運んだ。一回には全力疾走で一塁ベースを駆け抜け、リプレー検証の末に二塁への内野安打を記録。6月15日の中日戦以来のスタメンで存在感を発揮した。

◆今季でプロ10年目を迎えたロッテ・中村奨吾内野手(32)が、史上319人目の通算1000安打を達成した。「都志也(佐藤)がしっかり走ってくれたおかげでタイムリーとなったので、感謝したいです。1000安打に関しては、支えてくださった方々に感謝して、またここから日々精進していきたいです」4-0の三回の2打席目。2死一塁から楽天先発、内の高めのスライダーを一閃。右中間への打球に一走・佐藤が一気にホームインして適時二塁打となった。悠々と二塁ベースに到達すると右手を上げて喜んだ。チームでは前回1000安打を達成した荻野から記念のボードを手渡され、グータッチして祝福された。

◆プロ10年目にして節目に到達した。ロッテ・中村奨が、史上319人目となる通算1000安打を達成。三回2死一塁で右中間へ適時二塁打を放った。「(一走の佐藤)都志也がしっかり走ってくれたおかげでタイムリーとなったので、感謝したいです。1000本安打に関しては、支えてくださった方々に感謝して、またここから日々精進していきたいです」カウント1-2から楽天先発・内の高めスライダーを一閃。二塁ベースに到達すると、球団では前回2022年に1000安打を達成した荻野から記念ボードを手渡され、グータッチを交わして祝福された。奈良・天理高、早大を経て2015年にドラフト1位で入団。初安打はプロ初スタメン出場を果たした15年4月8日のオリックス戦(京セラ)で記録した。月日が経ち、今年でプロ10年目。昨年オフに吉井監督から「体の負担を減らして打撃に集中してほしい」と注文され、昨季ゴールデングラブ賞を獲得した二塁手から三塁手に転向。選手会長を務める背番号8は「今年は勝負の年」と位置付ける。試合前時点で59試合に出場し、打率・219、1本塁打、9打点。なかなか結果を残せずに苦しむ姿もあるが、試合前練習ではロングティーや誰よりも早く球場に姿を現してティー打撃をこなす姿がある。積み重ねた努力の先に区切りの一本があった。

◆ロッテ・岡大海外野手(32)が「1番・右翼」で出場し、サイクル安打に王手をかけた。一回は右中間へ二塁打を記録。三回は中前打、七回は中越えの三塁打を放った。残すは本塁打のみ。この試合を含め6試合連続でマルチ安打を記録し、直近5試合では打率・591(22打数13安打)と背番号25が絶好調だ。

◆ロッテが15安打で今季最多タイの10点を挙げて大勝した。一回にソトの2点打で先制。三回に角中の2ランなどで3点を追加し、七回には集中打で一挙5点を加えた。西野が5回2/3を2失点で5勝目。楽天は内が序盤に崩れた。

◆プロ10年目で節目の記録に到達した。ロッテ・中村奨吾内野手(32)が、残り1本に迫っていた通算1000安打を達成。2安打3打点で今季最多に並ぶ10得点での大勝に貢献し、お立ち台ではにかんだ。「もっと早く決めたかったけど、マリンで達成できてよかった。ファンの方にはすごい声援をいただいて、苦しい時でも力になっている」4-0の三回2死一塁で甘いスライダーを逃さず、右中間へ適時二塁打を放った。区切りの一本をマークすると、先輩の荻野から記念ボードを手渡され、グータッチで祝福された。七回にも右前へ2点打を放ち、1001安打目も記録した。奈良・天理高、早大を経て2015年にドラフト1位で入団。1年目から100試合以上に出場し、18年から4年間連続で全試合出場を果たした。10年目の今季は打率・225と苦しむが、不調の要因を下半身の弱さだと分析。試合前練習では誰よりも早く球場に姿を現し、ロングティー打撃に励むなどバットを振り込む。これでチームは再び2位に浮上。「なかなかうまくいかないことの方が多いが、サポートしてくださる方に恩返しというか、喜んでいただけるように結果として出していきたい」。もがき苦しんでいた時もある。それでも積み重ねた努力が笑顔に変えた。(森祥太郎)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
44193 0.698
(↑0.004)
-
(-)
77288
(+7)
164
(+2)
46
(-)
48
(+1)
0.262
(↑0.001)
2.240
(-)
2
(1↑)
ロッテ
32296 0.525
(↑0.008)
11
(-)
76217
(+10)
236
(+2)
29
(+1)
28
(-)
0.246
(↑0.002
3.210
(↑0.04)
3
(1↓)
日本ハム
33304 0.524
(↓0.008)
11
(↓1)
76233
(-)
212
(+1)
36
(-)
51
(-)
0.248
(↓0.001)
2.820
(↑0.02)
4
(-)
楽天
32332 0.492
(↓0.008)
13
(↓1)
76227
(+2)
270
(+10)
28
(-)
48
(-)
0.242
(↓0.002)
3.710
(↓0.1)
5
(-)
ORIX
31352 0.470
(↓0.007)
14.5
(↓1)
75208
(+2)
207
(+7)
24
(-)
29
(-)
0.244
(↓0.002)
2.700
(↓0.04)
6
(-)
西武
21460 0.313
(↑0.01)
25
(-)
76149
(+1)
239
(-)
29
(-)
32
(+1)
0.202
(↑0.001)
3.190
(↑0.05)