DeNA(★2対3☆)巨人 =リーグ戦9回戦(2024.06.25)・HARD OFF ECOスタジアム新潟=
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巨人
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DeNA
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勝利投手:山﨑 伊織(6勝1敗0S)
(セーブ:バルドナード(1勝2敗9S))
敗戦投手:中川 虎大(1勝1敗0S)
  DAZN
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◆巨人は同点で迎えた7回表、山崎伊の適時二塁打で勝ち越しに成功する。そのまま迎えた9回には、代打・長野が通算1500安打となる適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・山崎伊が8回1失点の快投で今季6勝目。敗れたDeNAは、最終回に1点差まで迫るも、反撃は及ばなかった。

◆今季5勝の巨人山崎伊織は、4月9日平和リース(鹿児島)○、同23日ひたちなか○、5月14日富山○と、地方球場で3戦3勝。今日行われる新潟では22年5月10日に登板して敗れているが、2年ぶりの同球場で白星を飾れるか。1シーズンに地方球場で4勝すると17年辛島(楽天)以来で、セ・リーグでは13年内海(巨人)以来。辛島は○○●○○と途中に黒星を挟んでいたが内海は○○○-○で4勝負けなし。山崎伊が勝てば、内海以来11年ぶりの地方球場シーズン4連勝になる。

◆/彼のジエンゴは恒例行事\阿部監督してやったり送りバントで山﨑伊織は勝算あり右中間を破る勝ち越しタイムリー???プロ野球(2024/6/25)??DeNA×巨人??Live on DAZN #DAZNプロ野球 pic.twitter.com/R75WRmHxwY

◆巨人山崎伊織投手(25)が"ご当地"で腕を振った。4月に鹿児島、ひたちなか、5月に富山、この日は新潟のマウンドに背番号19が上がった。ここまでの地方での3戦は3戦全勝も「入りがとても大事になってくると思うので、初回から先頭から全力で行ける準備をしていきたい」と立ち上がりから飛ばした。ベースのコーナーを丁寧についた。カットボール、シュートの打者の手元で動く小さい変化を操った。4回までは無安打完全投球で滑り出した。1点リードの5回、先頭の牧に三塁線を破られて無死二塁。1死後に宮崎に中前適時打を許した。少し悔しそうに顔をゆがめたが動じない強さがある。こん身のガッツポーズはマウンド後方の二塁ベース上で決めた。7回1死二塁、中川虎の134キロフォークを右中間にはじき返した。門脇が犠打でつないだ得点機を自身の打撃で"援護"して貴重な追加点を奪った。盛り上がる三塁側ベンチに向かって両拳を突き上げた。リードして迎えた7回のマウンドにも当然のように向かった。7試合連続クオリティースタートを決め、文字通り先発陣の屋台骨を担っている。交流戦楽天戦から中13日での登板だった。少し早めの"夏休み"を「休む時は休んで、体もしっかり治療してもらって、気持ち入れて練習した。休んだ分、しっかりそれをピッチングにつなげたい」と有効に活用した。山崎伊が新潟で投げて、打って、走った。【為田聡史】

◆巨人長野久義外野手(39)が、プロ通算1500安打を達成した。1点リードの9回1死二塁の場面で、代打で登場。DeNA坂本から中前適時打で貴重な追加点をもたらした。一塁ベース上では、大城卓から記念ボードを受け取り、スタンドに向けて掲げた。09年ドラフト1位で社会人のホンダから入団し、今季でプロ15年目。初安打は10年3月27日ヤクルト戦(東京ドーム)で李恵践からの中前打だった。12年にシーズン173安打で盟友の坂本勇人とそろって最多安打のタイトルを獲得した。今季は主に勝負どころでの代打の切り札としての役割を担ってきた。21日のヤクルト戦でも9回に代打で2点適時二塁打を放ち、大台に王手をかけていた。試合後は「新潟で決められて良かったです。本当にプロに入った頃には1500本も打てると思っていなかったんですけど、よかったです。支えてもらっている球団の方だったり、ファンの皆さんに感謝したいです。内海コーチに東京ドームで放送がある度に言われていたので、プレッシャーをかけられていたので、なんとかリーチから一発で決められてよかったです。とりあえず1501本目をね、目指して頑張ります」と話した。通算1500安打=長野(巨人) 25日のDeNA9回戦(新潟)の9回、坂本から中安打を放って達成。プロ野球138人目。初安打は10年3月27日のヤクルト2回戦(東京ドーム)で李恵践から。39歳6カ月で達成は、09年山崎武(楽天)40歳8カ月、09年緒方(広島)40歳5カ月に次ぐ史上3位の年長記録。

◆DeNAが今季巨人戦5連敗を喫した。巨人先発山崎伊を攻略しきれず、昨年からの対戦成績は1勝7敗と相性の悪い右腕にまたもやられた。4回まで完全投球に封じられた打線は、1点を追う5回、先頭・牧のチーム初安打となる二塁打からチャンスを作り、1死二塁から宮崎が中前適時打で同点に追い付いた。しかし6、7、8回と無安打に封じられた。2点を追う9回、バルドナードから先頭の代打桑原が左前打で出塁すると、1死から度会が左前打でつなぎ、オースティンが左前適時打で1点差に詰め寄る。なおも1死二、三塁。しかし牧が空振り三振に倒れ、筒香も左飛に倒れ、今季初のサヨナラ勝ちのチャンスを生かせなかった。投げては先発・浜口が3回まで無失点投球を披露するも、4回に先頭ヘルナンデスへの四球から出塁を許し、1死一塁から大城卓の右越え適時二塁打で先制を許した。6回4安打1失点の投球に「全体の内容としては良かったと思います。イニングの先頭を抑えられた時は自分のボールを投げられましたが、逆に出塁させてしまった時は苦しい投球になってしまいました。次回登板までにもっと精度を上げられるよう取り組みたいと思います」と前を向いた。同点の7回から登板した中川虎だったが、1死二塁から投手・山崎伊に右中間への適時二塁打を打たれて勝ち越し点を献上。これが決勝点となった。9回には4番手・坂本が1死二塁から代打長野に通算1500安打となる中前適時打を浴びて、追加点を献上。3位と4位の直接対決で敗れ、貯金0でBクラス転落となった。年に1度の新潟開催で、地元出身の南場オーナーもかけつけた一戦だったが、バウアーが先発して敗れた昨年に続いて2連敗。開催した直近5試合で4敗目となり、新潟のDeNAファンに勝利を届けることはできなかった。

◆巨人阿部慎之助監督(49)が、坂本勇人内野手(35)を抹消することを明かした。2試合連続スタメンから外れ出場なし。22日ヤクルト戦(東京ドーム)では3三振に終わっていた。DeNA戦後、出番のなかった坂本について阿部監督は「1回リフレッシュさせるんで、身も心も。本当は最短10日で戻ってきてほしいんだけど、もう1回やり直していい状態で」と2軍再調整の理由を説明。26日に抹消する。ここまで打率2割3分4厘にとどまっていた。ただ、まだ前半戦。チームがヤマ場を迎える前だからこそ「9月だったらもう終わるからね。もう1回自分の体だったり心を見直す。技術もそうだし、そういう時間に充ててくれと言った。本人とさっきも話して、試合前も話したんだけど、別にネガティブなあれじゃない。8月、9月いなきゃ終わるんで。そのために本人と話し合った結果なんで、決してネガティブにこちら側は捉えてないです」と復活に期待を込めた。

◆巨人坂本勇人内野手(35)がファームで再調整することが25日、決まった。26日に出場選手登録を抹消される。23日ヤクルト戦(東京ドーム)に続き、この日のDeNA戦(新潟)も2戦連続でスタメンから外れ、出番はなかった。阿部監督は「もう1回自分の体だったり心を見直す。技術もそうだし、そういう時間に充ててくれと言った」と説明した。坂本は「リフレッシュとか言っている場合じゃないし。しっかりね、ちゃんと良くなるように」と話した。ここ10試合は36打数4安打で打率1割1分1厘に沈んでいた。坂本の再調整は新人時代の07年7月と9月以来となる。シーズンが大詰めを迎える前だからこそ「本人とも話して別にネガティブじゃない。8月、9月にいなきゃ終わるんで。そのために本人と話し合った結果なので」と指揮官は復活に期待を込めた。

◆DeNAは終盤の反撃も届かず、今季巨人戦5連敗に沈んだ。先発山崎伊に8回2安打で1得点に抑えられ、昨年からの対戦成績は1勝7敗。9回には1点差で1死二、三塁とするも、牧と筒香が倒れて今季初のサヨナラ勝ちはならず。年に1度の新潟開催も昨年から2連敗となり、三浦監督は「最後追い上げたことは次につながるかなと。9回の形を相手の先発投手から作れるように」と前を向いた。▽DeNA南場オーナー(地元・新潟開催の試合を見届け)「最後まで白熱した展開となりました。ふるさと新潟でしばらく勝利をお見せできていないことは悔しいです。まだまだ混戦のシーズンは続きますが、実りの秋に良い報告ができるよう、全力で頑張ります」

◆巨人大城卓三捕手(31)が2戦連続の適時打を放った。4回1死一塁、DeNA浜口のスライダーを右越えに先制適時二塁打。「伊織も頑張っていたし、とにかく先制できて良かったです」と振り返った。23日ヤクルト戦から2戦連続で「5番一塁」でスタメン出場。不慣れな守備位置だが「とにかくチームが勝つために何でもやれることはやりたい」と話した。

◆巨人山崎伊織投手(25)が、また"ご当地"で躍動した。4月に鹿児島、ひたちなか、5月に富山、この日は新潟のマウンドに上がった。DeNA打線を8回2安打1失点に封じる好投でチームトップタイの6勝目をマーク。「火曜日に負けたらちょっと嫌な気持ちになると思うんで、いい週の入りができたんじゃないかなと思います」と勝ち頭が誇示した。こん身のガッツポーズはマウンド後方の二塁ベース上で決めた。同点に追いつかれた7回1死二塁、中川虎の134キロフォークを右中間にはじき返した。門脇が犠打でつないだ得点機を自身の適時二塁打で"援護"して再びリードを奪った。「少し浮いてきた変化球だったんで、うまく打てたんじゃないかなと思います」と盛り上がる三塁側ベンチに向かって両拳を突き上げた。7試合連続クオリティースタートで抜群の安定感を発揮し、先発陣の屋台骨を担っている。交流戦楽天戦から"小休止"をはさみ、中13日での登板だった。セ・リーグでは13年内海以来11年ぶりの地方球場4戦4勝。「朝、ストレッチしていたら内海さんがすごいうれしそうに『勝ったら俺に並ぶで』って言ってきてくださったんで。すごい方と並べてすごいうれしいです」。山崎伊が新潟で投げて、打って、勝った。【為田聡史】

◆巨人長野久義外野手(39)がプロ15年目で通算1500安打を達成した。新潟でのDeNA戦。1点リードの9回1死二塁で代打で登場し、中前適時打で貴重な追加点をもたらした。一塁ベース上では、大城卓から記念ボードを受け取った。先発の山崎伊は8回2安打1失点と好投。7回には自ら勝ち越しの適時打を放ち、地方球場は今季4連勝で13年内海に並んだ。チームは貯金1とし、順位は一気に2位タイに浮上した。16年前の晩秋のことだった。「少し自然に触れてこい」。社会人野球ホンダの当時監督だった安藤強氏(現巨人2軍ヘッドコーチ)は、長野の胸中を悟り自腹で熊本行きの航空券を手渡した。「チョーさんが気落ちしているように見えてね。少し自然に触れてこい、と。あのときは外にも出せないような状況だったから」。08年10月のドラフト会議。ロッテから指名を受けた直後だった。2年前の日大卒業時、日本ハムの指名を辞退し同社入社。巨人以外は2度目も辞さない姿勢を見せていた中で、強行指名を受けた長野に気持ちの整理をつけさせたかった。当時ホンダに九州出身で熊本・阿蘇にゆかりのある同僚の「坂本」がいた。その家族とも仲が良く「2人で阿蘇に行って、少し気持ちが晴れれば」と長野に促した小旅行。このときから"サカチョー"だった。監督就任1年目の07年3月、沖縄・石垣島キャンプで入社間もない長野の打撃に目を奪われた。打線では3番起用。「なんでもできちゃうから」とほぼノーサインで、自由に打たせた。「バントをやらせなかったことが、今となっては私の反省点」と頭をかくほど信頼しきっていた。阿蘇での空気に触れ帰ってきた長野は誕生日前日の12月5日、23歳最後の日に残留を表明。もう1年待って巨人入りの道を選んだから、今がある。プロ15年。新潟の地で通算1500安打を放ち、長野は言った。「プロに入った頃には1500本も打てると思っていなかった。新潟で決められて良かったです」。今季、東京ドームでは試合前に記録達成目前を告知するアナウンスが流れ続けていた。「内海さんに東京ドームで放送がある度に言われていた。プレッシャーをかけられていたので、なんとかリーチから一発で決められてよかったです。とりあえず1501本目を目指して頑張ります」。浮き沈みの激しい境遇を経て、たどり着いた節目だった。【栗田成芳】通算1500安打=長野(巨人) 25日のDeNA9回戦(新潟)の9回、坂本から中安打を放って達成。プロ野球138人目。初安打は10年3月27日のヤクルト2回戦(東京ドーム)で李恵践から。39歳6カ月で達成は、09年山崎武(楽天)40歳8カ月、09年緒方(広島)40歳5カ月に次ぐ史上3位の年長記録。

◆巨人長野久義外野手(39)がプロ15年目で通算1500安打を達成した。新潟でのDeNA戦。1点リードの9回1死二塁で代打で登場し、中前適時打で貴重な追加点をもたらした。一塁ベース上では、大城卓から記念ボードを受け取った。先発の山崎伊は8回2安打1失点と好投。7回には自ら勝ち越しの適時打を放ち、地方球場は今季4連勝で13年内海に並んだ。チームは貯金1とし、順位は一気に2位タイに浮上した。巨人浅野翔吾外野手(19)は言う。「僕は長野さんのような人になりたいんです」と最敬礼する。4月だった。「逆方向にどうやって飛ばしたらいいですか?」と尋ねると、突然のお願いにも、長野は奥から自らのタブレットを持ってきた。長野の過去の映像を再生しながら"特別授業"で細かな感覚、技術を助言された。濃密な教えを受け「僕みたいな何の実績もない人にも親切に声をかけ、多くのことを教えてくださる」と感謝する。昨年7月8日DeNA戦の右翼守備デビューで人工芝に足を取られ、ずっこけた翌日も声をかけられた。その長野の手には1足のスパイクがあった。「歯のスパイクはしっかりしているからいいよ。俺のやつをあげるよ。もし合えば使って」。サイズが26・5センチで同じだったこともあり、プレゼントされた。以降も5足をもらった。浅野は今、「CHONO」と刺しゅうされたスパイクを着用する。オフにはバットも贈られた。「若い時は難しいバットを使った方がいいよ。簡単なバットは年を取ってからでも使えるから」と偉大な打者に成長するための金言を添えて。今、若武者は87センチ、900グラムのバットで打撃技術を磨く。チーム最年長の背番号7。偉大な功績を積み重ねつつ、次代を担う若手にも大きな影響を与えている。【巨人担当=上田悠太】

◆巨人・門脇誠内野手(23)が「8番・遊撃」で2試合ぶりに先発する。坂本勇人内野手(35)は2戦連続ベンチスタート。阿部監督は23日の試合後「体調も考慮して外しているんだけど、(坂本)本人も内容が良くないのは知っているはずなので週明けもちょっと分からない。ヘッドコーチと相談して決めます」と話していた。

◆毎年一度のDeNAの新潟での主催試合。試合前に、球場外周の特設グッズショップには、新潟在住の謎のマスクマン、スーパー・ササダンゴ・マシンが参戦し、サイン会を実施した。球団マスコット「DB.スターマン」とタッグを組んだオリジナルイラストのTシャツやフェイスタオル、ベイスターズロゴのベルトを巻いた限定カラーのプラモデルなどコラボグッズも販売され大好評。新潟限定グッズも並んだグッズショップは、早くから多くのファンが列をつくる盛況ぶりだった。

◆巨人・山崎伊織投手(25)が勝ち越しの適時二塁打を放った。1|1の七回1死二塁。DeNA2番手の中川が投じた変化球を捉え、右中間にはじき返した。今季4度目の地方球場での登板だが、ここまで3戦3勝と抜群の相性を誇る。野手顔負けの打撃センスを誇る右腕が、今季4打点目となる自援護打で新潟のファンを沸かせた。

◆DeNA・浜口遥大投手(29)が先発。今季2勝目こそ逃したが、6回4安打1失点、2四球7奪三振の力投を見せ「全体の内容としては良かった。イニングの先頭を抑えられたときは自分のボールを投げられたが、出塁させてしまったときは苦しい投球になってしまった。次回までにもっと精度を上げられるよう取り組みたい」と振り返った。一回を三者凡退に抑える立ち上がり。三回は3者連続三振のマークした。四回に先頭ヘルナンデスの四球から、大城に右越え適時二塁打を浴びたが、後続を打ち取り最少失点で抑えた。

◆無念の仲間の分まで、中軸のバットが火を吹いた。DeNAが毎年一度、南場オーナーの故郷である新潟で行う恒例の主催試合。1点を追う五回に4番牧の二塁打、6番宮崎の適時打で追いつく同点劇を見せ、新潟に詰めかけたベイスターズファンを大きく沸かせた。四回まで無安打と完全に封じ込められていた巨人・山崎伊に対し、五回先頭の牧がカウント1―1からの3球目、甘く入ったフォークボールを捉え、鋭い打球で三塁線を破った。続く筒香は三振に倒れたが、1死二塁から今度は宮崎がフォークボールを鮮やかに右中間へ運んだ。左太もも裏の肉離れから復帰後初安打が同点打となり「(先発の)浜口が頑張っていたので、同点に追いつくことができてよかった」とうなずいた。DeNAは新潟出身の内野手、知野が残念ながら今年も1軍の公式戦で故郷に凱旋(がいせん)することができなかった。試合前、地元メディアの取材に対し三浦監督は「競争の世界ですから。でも頑張ってくれているし、1軍に定着できるようにと期待している」と語っていた。知野の家族からは恒例の差し入れとして、今年はおにぎりとイチゴも届く中、知野と同学年の牧が好機を演出し、オフに知野と自主トレをともにする宮崎がきっちりと貴重な得点につなげた。

◆DeNAが毎年一度、南場オーナーの故郷でもある新潟で行う恒例の主催試合。観客数は2万4135人と発表され、同じカードで来日1年目のバウアーが先発した昨年5月9日(2万1883人)を上回った。

◆DeNAは年に一度、南場オーナーの故郷でもある新潟で行われる主催試合で惜敗。オーナーの御前試合を飾れず、勝率5割に逆戻りで4位に転落した。昨季7戦1勝5敗、今季も5月14日の前回対戦で白星を献上した天敵、山崎伊を打ち崩せず、七回にはその山崎伊に決勝打まで許した。三浦監督は試合前に「年に1回の公式戦ですから、きょうしか見られないファンの方もたくさんいらっしゃる。いいプレーを見せ、勝利を届けて一緒に喜びを分かち合いたい」と語っていたが、バウアーが先発した昨年の2万1883人を上回る2万4135人が来場したハードオフ新潟で、2009年以降は通算19試合で6勝13敗となった。

◆巨人・長野が史上138人目の通算1500安打を達成した。2-1の九回1死二塁から代打で登場し、貴重な追加点となる中前適時打。選手会長の大城卓から記念ボードを受け取り、塁上で掲げた。39歳6カ月での到達となり、高橋由伸の36歳3カ月を上回る球団最年長での達成となった。

◆DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が九回の第4打席に左前打を放ち、11日の1軍復帰から継続する自己最長の連続試合安打を「9」に伸ばした。黄金ルーキーにとって初の新潟での1軍公式戦。九回に左腕、バルドナードの155キロ直球を鮮やかにはじき返した。

◆巨人・長野久義外野手(39)が通算1500安打を達成した。2-1の九回1死二塁で代打で登場し、中前適時打を放って節目の記録に到達した。記念ボードは選手会長の大城卓が一塁まで運んだ。

◆巨人・阿部慎之助監督(45)は試合後、2試合連続で先発を外れていた坂本勇人内野手(35)を登録抹消することを明かした。「大城と一緒で1回身も心もリフレッシュさせる。本当は最短10日で戻ってきてほしいけど、 もう1回やり直して」指揮官は試合前に坂本と試合前に話したといい、「もう1回自分の体だったり心を見直す。技術もそうだし、そういう時間に当ててくれと言った。8月、9月で(坂本が)いなきゃ終わるので。そのために本人と話し合った結果なので、決してネガティブにこちら側は捉えていないです」と語った。

◆DeNAは追い上げ届かず2ー3で敗戦。9回裏、牧秀悟を慰めるDeNAの三浦大輔監督 =新潟県ハードオフエコスタジアム(撮影・今野顕)

◆巨人がDeNAと入れ替わって2位タイに浮上した。山崎伊が8回2安打1失点の好投で6勝目を挙げた。打線は1―1の七回に山崎伊の適時二塁打で勝ち越し、九回は代打長野の適時打で加点した。DeNAは反撃が及ばなかった。

◆DeNAは年に一度、南場オーナーの故郷でもある新潟で行われる主催試合で惜敗。オーナーの御前試合を飾れず、勝率5割に逆戻りで4位に転落した。南場オーナーは「最後まで白熱した展開となりました。応援ありがとうございました。ふるさと新潟でしばらく勝利をお見せできていないことは悔しいです。まだまだ混戦のシーズンは続きますが、実りの秋に良い報告ができるよう、全力で頑張ります」とコメントした。バウアーが先発した昨年の2万1883人を上回る2万4135人が来場したハードオフ新潟で、2009年以降は通算19試合で6勝13敗となった。

◆出場選手登録を抹消されることが決まった巨人・坂本勇人内野手(35)は試合後、「リフレッシュとか言っている場合じゃない。しっかり、良くなるように」と危機感を口にした。6月は打率・159、1本塁打、4打点。この日は出番がなく2試合連続でベンチを温めた。今季通算も打率・234、4本塁打、18打点と低迷している。阿部監督は試合後、「大城と一緒で1回身も心もリフレッシュさせる。本当は最短10日で戻ってきてほしいけど、 もう1回やり直して」とファームで調整させることを明かした。指揮官は試合前に坂本と試合前に話したといい、「もう1回自分の体だったり心を見直す。技術もそうだし、そういう時間に当ててくれと言った。8月、9月で(坂本が)いなきゃ終わるので。そのために本人と話し合った結果なので、決してネガティブにこちら側は捉えていないです」と説明していた。

◆巨人・長野が史上138人目の通算1500安打を達成。初安打は2010年3月27日のヤクルト戦(東京ドーム)で李恵践(イ・ヘチョン)から放った単打。39歳6カ月での到達は09年の楽天・山崎武司の40歳8カ月、同年の広島・緒方孝市の40歳5カ月に次ぐ年長3番目。

◆DeNAは、九回に1点差まで追い上げるも惜敗。南場智子オーナー(62)の故郷、新潟で年に一度の主催試合を飾れず、巨人戦5連敗で勝率5割に逆戻りし4位に転落。三浦大輔監督(50)は「追い上げたことは次につながる。ああいう形を相手の先発からつくれるようにしていかないといけない」と前を向いた。昨季から8戦1勝6敗と苦しむ〝天敵〟山崎伊に、この日も8回2安打1失点と好投を許すと、同点の七回にはその山崎伊に決勝打まで許し、またも白星を献上。指揮官は「うまく攻められた」と唇をかんだ。来日1年目のバウアーが先発した昨年の2万1883人を上回る、2万4135人が来場したハードオフ新潟で手痛い黒星。2009年以降は通算19試合で6勝13敗と苦戦が続く。(浜浦日向)先発し6回1失点のDeNA・浜口 「全体の内容としては良かった。次回登板までにもっと精度を上げられるよう取り組みたい」九回に左前打を放ち1軍復帰後9試合連続安打のDeNA・度会 「クワ(桑原)さんが執念の一本でつないでくれたので、自分があそこで流れを止めるわけにはいかなかった。気持ちで打った」

◆故郷での主催試合を観戦したDeNA・南場オーナーは「最後まで白熱した展開となりました。応援ありがとうございました。ふるさと新潟でしばらく勝利をお見せできていないことは悔しいです」とコメント。今後の戦いへ「まだまだ混戦のシーズンは続きますが、実りの秋に良い報告ができるよう、全力で頑張ります」と語った。

◆DeNA・宮崎が1点を追う五回、1死二塁で迎えた第2打席に右中間へ適時打を放った。左太もも裏の肉離れから21日に1軍復帰後、3試合目での初安打が貴重な同点打となり「(先発の)浜口が頑張っていたので、同点に追いつくことができてよかった」とうなずいた。一回には三塁守備で三遊間へのゴロを好捕するなど、攻守で元気な姿を見せた。

◆バットを短く持った巨人・山崎伊織投手(25)が決勝点をたたき出した。1-1の七回1死二塁。中川虎に追い込まれながらも5球目の落ちる球を右中間へ。勝ち越しの適時二塁打とし、何度もベンチに向かって両手でガッツポーズを繰り出した。「何とか前に飛ばそうと思っていた。少し浮いてきた変化球をうまく打てた」兵庫・明石商高時代は左打者として1番打者を務め、プロでは2021年に6打点を挙げた。今季は「最近、打てないんですよ」と漏らすこともあったが、前日24日にジャイアンツ球場で行ったフリー打撃では豪快な柵越えを連発。戸郷が「えぐい」と感嘆の声を上げるほどだった。今季放った4安打は全て適時打で、得点圏打率・400(4打点)と野手顔負けの勝負強さ。阿部監督は「自分で何とかしようというのが見える」と称賛した。投げては8回1失点で6勝目を挙げた。七回の筒香に対してこの日最速タイの152キロを投じるなど球威は最後まで落ちず、制球も安定。今季、地方球場では4戦4勝だ。地方球場の4連勝は内海哲也(現巨人投手コーチ)が2013年にマークして以来。山崎伊は「(この日)朝、ストレッチをしていたら内海さんがうれしそうに、『勝ったら俺に並ぶで』と言ってくださった。すごい方と並べてうれしい」と胸を張った。(原田優介)

◆2試合連続で欠場した巨人・坂本勇人内野手(35)が26日に出場選手登録を外れることが25日、決まった。6月は打率・159、1本塁打、4打点。阿部監督は「(5月の)大城卓と一緒で、もう一回、体、心を見直す。本人と話し合った結果で、決してネガティブに捉えていない」と説明した。しかし、坂本は「リフレッシュと言っている場合じゃない。しっかり良くなるように」と硬い表情だった。

◆プロ15年目の巨人・長野久義外野手(39)が25日、DeNA9回戦(ハードオフ新潟)の九回に代打で中前適時打を放ち、プロ野球史上138人目の通算1500安打を達成した。39歳6カ月での到達は年長3番目。長野は球界屈指の人格者でもある。長野と日大野球部の同期で、ホンダでもチームメートだった川戸洋平さん(40)は「必要なものはとことんやる性格だったし、とにかく後輩の面倒見がよかった」と回想。公式戦でミスをした後輩が監督に叱責されて落ち込む姿を見ると、その日のうちに食事に誘い出していたという。日大では1年生が当番制で担当する道具の片づけや風呂掃除などの班が一緒で、4年時は寮で同部屋。社会人時代を含め「長野のことを嫌いっていう人間は誰一人いなかった」と明かした。巨人でチーム最年長(39歳)となった今も、壁にぶつかった後輩に必ず声を掛け、食事に連れていくこともたびたびある。2年目の萩尾や大城卓らがファーム落ちすることが決まった際、2人きりで話を聞いたり、LINEや電話で「早く上がってこいよ」と激励したり、何かと気に掛ける。常に周囲に慕われる長野の偉業を、多くの人が心から喜んでいるに違いない。(巨人担当・樋口航)

◆頭に入れておいた方がいい。巨人・山崎伊には改めて、こう伝えたいね。ピッチング自体は、ストレートも変化球も文句なしだった。ところが、八回限りで交代。すると九回、バルドナードが3安打で1点を失い、失策もからんで1死二、三塁と、一打逆転サヨナラのピンチを招いた。九回まで投げ切らないで、リリーフに託しているようでは、勝ち星がつく保証はない。エモトが口酸っぱく、「ピッチャーたるもの、先発完投」と訴え続けてきたのは、まさにコレなんだ。もちろん、選手起用の権限は監督が握っている。それは承知の上で、「最後まで行くぞ」という空気感を、もっと出してもらいたい。交代したら何が起こるかわからないことを、常に意識してもらいたい。なにしろもう、完投できる感覚は備えているわけだから。いまや間違いなく、山崎伊と戸郷が投手陣の両輪。2人が先発した試合は何が何でもモノにしないと、貯金は増えない。その自覚も強く持って、簡単にはマウンドを明け渡さないことだ。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
34274 0.557
(↑0.007)
-
(-)
78192
(+3)
152
(-)
27
(-)
38
(-)
0.238
(↑0.001)
2.100
(↑0.04)
2
(-)
阪神
33324 0.508
(↓0.008)
3
(↓1)
74190
(-)
186
(+1)
28
(-)
22
(+1)
0.218
(↓0.001)
2.170
(↑0.02)
2
(2↑)
巨人
33325 0.508
(↑0.008)
3
(-)
73194
(+3)
184
(+2)
34
(-)
36
(+1)
0.232
(-)
2.470
(-)
4
(1↓)
DeNA
33331 0.500
(↓0.008)
3.5
(↓1)
76227
(+2)
233
(+3)
38
(-)
37
(-)
0.249
(↓0.001)
3.110
(↑0.01)
5
(-)
中日
30345 0.469
(↑0.009)
5.5
(-)
74164
(+1)
214
(-)
29
(-)
23
(+1)
0.231
(-)
2.660
(↑0.04)
6
(1↓)
ヤクルト
29354 0.453
(↓0.007)
6.5
(↓1)
75241
(-)
233
(+3)
50
(-)
33
(-)
0.236
(↓0.002)
3.230
(↑0.05)