ソフトバンク(6対6)ロッテ =リーグ戦12回戦(2024.06.23)・みずほPayPayドーム福岡=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ロッテ】ソト(7号・9回表3ラン)
【ソフトバンク】近藤 健介(11号・4回裏2ラン)

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◆ロッテは2点を追う9回表、ソトの3ランが飛び出し、逆転に成功する。対するソフトバンクはその裏、1死三塁から代打・中村晃の内野ゴロに相手失策が絡み、試合を振り出しに戻した。その後は延長戦に突入するも、両軍の救援陣が相手に得点を許さず、4時間1分の熱戦は規定により引き分けに終わった。

◆/信じる者は救われる\幾度も見た逆方向のポール際ソトが逆転3ランホームラン?プロ野球(2024/6/23)??ソフトバンク×ロッテ??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #chibalotte pic.twitter.com/u4ODn33RoA

◆ソフトバンクがあと1死で勝ち越しを許した。5-3。2点差の場面で9回、守護神のロベルト・オスナ投手(29)を投入。2死一、二塁。ロッテ4番ソトにまさかの逆転3ランを被弾した。カウント1ストライクから投じた2球目。外角156キロ直球を右翼ホームラン席へ運ばれた。オスナは今季19セーブを挙げていた。

◆ソフトバンクは今季3度目の引き分けとなった。チームは交流戦が明け、リーグ再開となるカードで2勝1分け。2位日本ハムとも今季最大の10ゲーム差とした。6月時点で2位チームと10ゲーム差以上は、リーグでは83年の西武以来。球団では南海時代の65年以来の快挙となった。

◆2戦ぶりに先発出場のソフトバンク佐藤直樹外野手(25)には喜びと悔しさが交錯する延長ドローとなった。3-3の同点の7回裏2死一、二塁。メルセデスから中越えの勝ち越し2点適時二塁打。「2打席結果を出せず、いいところで回って来い、と思っていた。強い気持ちで打つことができたと思います」。笑顔でガッツポースを決めたものの、9回裏サヨナラ好機には中飛。延長12回無死一塁では送りバントを失敗。けん制でも刺されるなど好機をつぶした。「(バントを)きちんと決めておけば上位打線で点が入ったと思う。しっかり練習したい」と反省顔だった。ソフトバンク・モイネロ(先発も6回114球を投げ3失点で降板)「コントロールが安定せず、ボールが荒れてしまった。球数が多くなったが、最低限の仕事はできたと思います」ソフトバンク今宮(初回無死二塁から右翼線へ同点タイムリー二塁打を放ち)「打ったのはまっすぐ。とにかくつないで行く意識だけでした。先制を許した直後に同点に追いつくタイムリーとなってよかった」

◆ロッテが引き分けで同一カード3連敗は阻止した。2点を追う9回2死一、二塁でソトが逆転3ランを放ったが、直後に追いつかれた。吉井理人監督(59)は「ああいう本塁打だったんで勝たなければいけない試合だった」と厳しい表情だった。9回1死三塁、一ゴロの本塁送球を捕手佐藤都志也が落球。捕球していればアウトのタイミングだっただけに、「しっかり芯で捕ってたらあんなことにはならない。ああいうプレーはしっかりできるように、プロなのでやってもらいたい」と促した。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(30)が11号2ラン&二塁打で奮起した。同点の4回1死一塁からメルセデスの直球を中堅左のテラス席に運び去った。「(初回の)1打席目でチャンスを生かすことができなかったので、この打席ではという気持ちでした。しっかりと自分の打撃ができました」。初回は同点とし、なおも1死一、三塁の場面で二ゴロ併殺打に倒れただけに雪辱の1発だった。さらに逆転を許した直後の9回裏には先頭で左翼線二塁打。延長ドローに持ち込んだだけに、存在感が光った。試合前には交流戦・優秀選手賞の表彰も受けた。

◆ソフトバンクは今季3度目の引き分けとなった。チームは交流戦が明け、リーグ再開となるカードで2勝1分け。2位日本ハムとも今季最大の10ゲーム差とした。6月時点で2位チームと10ゲーム差以上は、リーグでは83年の西武以来。球団では南海時代の65年以来の快挙となった。以下は小久保裕紀監督(52)の一問一答。-まずは同点ってところで9回は近藤に代走を小久保監督 まだスライディングができないので。(捻挫した右の)手がまだね。-近藤は2ランを含め、9回も先頭で二塁打小久保監督 初回(1死一塁)のゲッツーがすごく悔しかったみたいで。その後しっかり打って。でも、佐藤直樹があのタイミング(7回に一時勝ち越し打)で打ったら勝つんですけどね。バント失敗して、けん制死で印象悪く終わった。あいつらしいですね(苦笑い)。-広瀬は好プレーもあり、ミスもあった小久保監督 (6回の守備で)焦ってファーストだけ取りにいこうと思ったら抜けたと思うので。まあ、まあ、負けなくて良かったですね。3つ勝つのは難しいですからね。-2位日本ハムとは10ゲーム差小久保監督 関係ないでしょ。だってまだ6月ですよ。9月に聞いてください。

◆ソフトバンクが歴史的な独走状態に入った。9回に守護神ロベルト・オスナ投手(29)が逆転3ランを浴びるも、その直後の攻撃で追いついて今季3度目の引き分け。敗れた2位日本ハムに10ゲーム差をつけた。6月までの2桁ゲーム差は球団では、南海時代の65年以来、59年ぶり。球界でも過去6度でいずれもリーグ優勝を果たしている。V確率100%! 小久保ホークスの優勝はもう決まり!?勝ちゲームが一転するも、ホークスは執念のドローに持ち込んだ。試合後、小久保裕紀監督(52)は淡々とした表情で振り返った。 「負けなくて良かったですね。よく追いついた」1点を追う最終回。先頭の5番近藤が二塁打で出塁する。犠打を挟み1死三塁と一打同点の場面。代打中村晃の一ゴロの間に、三塁走者の川村はホームへ突っ込んだ。クロスプレーのタイミングは完全に「アウト」だった。万事休すか...。観客からも「あ~」とため息が漏れたが、ロッテの捕手佐藤が落球。土壇場で試合を振り出しに戻した。あと1死でカード3連勝だった。2点リードの9回2死一、二塁。この回からマウンドに上がった守護神オスナがソトに逆転3ランを浴びた。カウント1ストライクからの2球目。外角156キロ直球を右翼ホームランテラス席へ運ばれた。勝利目前での被弾も、指揮官は「あいつでやられたらしょうがないです」。ベンチでは冷静沈着。次の一手に頭を巡らせた。延長戦に突入すると、10回からヘルナンデス-藤井-長谷川の3投手が無失点リレー。今季3度目の引き分けとし、この日敗れた2位日本ハムと今季最大の10ゲーム差とした。6月までに2位と2桁ゲーム差以上はリーグでは83年西武以来。球団では南海時代だった65年以来59年ぶり2度目だ。球界でも7度目の快挙で、過去6度はいずれもリーグ優勝と吉兆データが残る。リーグ戦再開後は2勝1分けの好スタート。貯金24をキープし、4年ぶりのV奪還へ視界が良好過ぎる。ただ、小久保監督に慢心はない。「関係ないでしょ。だってまだ6月ですよ」と言った。気持ちを引き締め、歴史的な首位独走ロードを突き進む。【佐藤究】ソフトバンクが2位日本ハムに10ゲーム差をつけた。6月までに2位と2桁ゲーム差は、22年ヤクルト以来7度目で、パ・リーグでは83年西武以来41年ぶり。球団では南海時代の65年以来、59年ぶり2度目となった。過去6度はそれまでにリーグ優勝を経験した監督が率いており、新人監督としてはもちろん、V経験のない監督では初めて6月に2桁ゲーム差をつけた。過去6度はすべて優勝しているが、今年の小久保監督はどうか。ソフトバンク・オスナ(9回2死から逆転3ランを献上)「悪いボールじゃなかったと思うんですけど、相手(ロッテ・ソト)がうまく対応してホームランになった。結果としてはすごく残念です」

◆終盤に点を取り合い、延長十二回で引き分けた。ロッテは3―5の九回2死からソトの7号3ランで逆転。ソフトバンクは直後に近藤の二塁打を起点に攻め、失策で追い付いた。ソフトバンクはオスナ、ロッテは益田がセーブ失敗。

◆ロッテは3―5の九回2死一、二塁からソトが起死回生の逆転3ランを放った。ただ、その裏に拙守が絡んで追い付かれ、延長十二回で引き分け。吉井監督は「ああいうホームランがあったので、勝たないといけない試合」と悔しさをにじませた。九回1死三塁から代打中村晃の一ゴロを上田が本塁に送球。捕手の佐藤が三塁走者にタッチした際に、グラブから球がこぼれた。「しっかりとアウトを取れるプレー。しっかりと捕っていたら、ああいうことにならない」と監督は苦言を呈した。

◆ソフトバンクは抑えが崩れても負けなかった。5―3の九回2死からオスナが3ランを浴びたが、直後に同点として引き分け。小久保監督は「あいつでやられたらしょうがないし、今日は別にやられていない。よく追い付いた」と淡々と話し、2位日本ハムとのゲーム差を10に広げた。四回に2ランを放った近藤の二塁打をきっかけに失策で試合を振り出しに戻した。来日3年目で自己ワーストの3失点を喫したオスナは外角の厳しい速球を痛打されたとあって「体の調子はむしろいい。結果が出なかったことは残念」と悲壮感はなかった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
43193 0.694
(-)
-
(-)
78281
(+6)
162
(+6)
46
(+1)
47
(-)
0.261
(↓0.001)
2.240
(↓0.01)
2
(-)
日本ハム
33294 0.532
(↓0.009)
10
(↓0.5)
77233
(+2)
211
(+6)
36
(-)
51
(-)
0.249
(-)
2.840
(↓0.05)
3
(-)
ロッテ
31296 0.517
(-)
11
(-)
77207
(+6)
234
(+6)
28
(+1)
28
(+1)
0.244
(-)
3.250
(↓0.01)
4
(-)
楽天
32322 0.500
(↑0.008)
12
(↑0.5)
77225
(+6)
260
(+2)
28
(+1)
48
(-)
0.244
(↑0.001)
3.610
(↑0.04)
5
(-)
ORIX
31342 0.477
(↑0.008)
13.5
(↑0.5)
76206
(+4)
200
(+1)
24
(+1)
29
(-)
0.246
(-)
2.660
(↑0.03)
6
(-)
西武
20460 0.303
(↓0.005)
25
(↓0.5)
77148
(+1)
239
(+4)
29
(-)
31
(+1)
0.201
(↓0.001)
3.240
(-)